近衛司の眠れない午前二時
式神協会副局長、近衛司は多忙を極める。生来の目つきの悪さから周囲に避けられ気味であり、たまに遊びに誘われても多忙故に都合がつかない。この日も楽しみにしていたコンパにも行けずに一人肩を落としていた。
初めての合コンはいつになるかと気落ちしながら、帰りにいつものアレをコンビニで買うと彼女は家路につく。夕食は既に済ませており、後は身を清めて眠るだけである。
部屋の鍵を閉めてスーツを脱ぐと、艶やかな肢体が露わになる。豊満な胸は局長も目を輝かせるほどであり、正直彼の目線を不快に思わないと言えばうそになる。だがそんないやらしい目つきもこれからの時間では彼女のオカズである。
「よし……」
司は買い求めた極太魚肉ソーセージを取り出すと、半分だけ袋を開ける。ピンク色のソーセージは彼女の指二本よりも太い。ショーツとブラを脱いで一糸まとわぬ姿になると、司はソーセージとピンク色のおもちゃをもってバスルームに向かう。トイレと浴槽が一緒になったユニットバスの便座に座ると、司はソーセージを歯を立てないように咥える。
「ん……んふ……」
口の中に広がる魚と塩の味は完全に魚肉ソーセージのそれである。司は皮を剥いていない方を豊満な谷間で挟み、一心不乱に嘗め回す。谷間に感じる異物感と口の中を支配する肉の塊は彼女のいやらしい妄想を加速させる。朧げな理想の男子の一物をしゃぶって喜ばせているという設定でのオナニーは彼女のよくするプレイである。
「ちゅぱ……こっちも……」
司は一度ソーセージを手放すと、電動のおもちゃのスイッチを入れて自らを苛める。片手で乳首をこねくりながら、谷間やクリトリスに震える基部を当てる。ブルブルという刺激は彼女の敏感な部分を刺激して肉壺を潤わせる。肌は火照って熱くなり、その熱でメガネが曇る。はあはあとか細く息をしながら司は刺激を求める。全身が温まったところで、司は一度おもちゃの電源を落とし、肉壺の入り口に差し込んで絆創膏で固定した。
「んぐ……」
再びソーセージを手に持った司はおもちゃの電源を入れる。Gスポットへの刺激は腰をがくがくと震わせる。その状態で司はソーセージを肉棒代わりに貪る。想像の中ではイケメン二人による同時攻めである。上下のお口は異物でふさがり、唾液と溶けだした油分でふやけるソーセージはまるで射精を我慢してびくびくとする肉棒である。先端に舌を這わせるとふやけた魚肉の形成痕が広がり、まるで亀頭の隙間のようになる。
「どう、ひもちひひ?」
司は妄想の中にいる。貪るそれは彼女にとっては肉棒である。亀頭がわかれて尿道が広がった肉棒は今にも射精しそうである。チロチロと隙間を舐め回した後、司は一気に口をつぼめて息を吸う。バキュームフェラのつもりである。
「ずずず」
吸い込む息は下品な音を立て、圧力に耐えきれなくなったソーセージはついに折れる。先端がふやけてぽきりと折れたところで司は現実に引き戻される。
「あ~あ……今日はここまでか……」
司は千切れたソーセージをつまみ、残念そうな顔を浮かべる。だがこの時点でまだ電動のおもちゃは肉壺にセット済である。姿勢を変えたことで刺激の感覚が変わり、その当たり所は司に不意打ちをかける。
「あん!」
いつもより奥に食い込んだおもちゃは司の処女膜に触れる。エッチなことに興味心身でも男遊びなど経験のない箱入り娘である。当然男と寝たこともない。薄い膜はバイブのようなおもちゃでも破ったことは無いし、式神使いとしての修業でも無事である。おもちゃに振るわされる膜は司を刺激する。
「あっ! あっ!」
腰を抜かした司はそのまま天を仰ぎながら、快楽の赴くままにおもちゃを動かす。コードを引いたり基部を押し込んだりとおもちゃを肉壺の中で前後させる。溢れる蜜は白濁しおもちゃをべとべとにする。
司の妄想では身長190センチはある大柄の、まるでドラゴンとでも言うべきたくましい男性が自分を案じるか弱いささやきをしながら先端を出したり入れたりしている。左手での愛撫は彼のそれであり、濡れた指先でつねるのは彼の唇である。男性に乳首をしゃぶられる妄想をしながら濡れる指先で乳首をつねり、男性に挿入されるところを妄想しながらおもちゃを動かす。
左右の乳首は充分に弄り回され、ついに指先は口に向かう。ちゅぱちゅぱと音を立てながら指を舌で絡める。おもちゃの動きも激しくなり、キスをしながらの膣内射精という妄想の設定はクライマックスを迎える。
「ん! んふぅ!」
射精の代わりに司は失禁し、床を汁で濡らした。全裸のまま放心した司は仰向けに脱力し、重力に引かれる谷間は左右に広がる。汗と愛液の蒸発した匂いは司自身もいやらしい匂いと認識して脳内麻薬を増加させる。こんなはしたない姿を見られたらオオカミに食べられるのは必然であり、それは彼女には二回戦のオカズである。
腰を浮かしM字に足を広げると、司は濡れた指先で性器を激しく愛撫する。当然妄想する彼は先ほどの男性であり、左手を上の口でしゃぶりながら右手を下の口にしゃぶらせる。妄想の中ではディープキスをしながらの正常位である。
妄想でしか男を知らないがゆえに彼女にとって男は限界はない。司の腰が立たなくなるまで真夜中の自慰は続く。眠れない午前二時、お肌に悪いとはわかっていても多忙な昨今は止められない副局長の欲求発散の日々は続く。