ある夏の日の事、協会も事務所も仕事がないため恭介は机に向かっていた。
完全オフの日が続くときくらいは遠出で遊びに行きたいと思っていたのに袖にする恭介に真子はむくれていた。
頬を膨らませてぷんすかとコミカルに怒る真子は可愛らしく恭介もつい流されそうになる。でもそろそろ宿題を片付けないと村八分になると脅したのは夏休み初日の真子の方なので恭介はぐっとこらえる。
カリカリと机に向かう事一時間、そろそろ真子がしびれを切らす。
「ねぇ恭介君」
「なんですか?」
「遠出は我慢するけど、そろそろ息抜きしましょうよ」
「僕はまだ大丈夫ですよ。息抜きと言っても真子さんが暇を持てあましているだけですよね」
「それはそうだけど……」
恭介は相変わらずそつなく返す。真子の方を見ようともしないがこれは見てしまったら我慢出来そうにないからである。この日の真子は腕まくりしたロングTシャツに薄手の通気性の良いストレッチパンツと長そでながら夏向きのラフな格好をしている。クーラーで冷やされているため乾いているが、それが逆に衣服に適度な艶を与えていた。
肉欲に素直になれば抱き付いて頬ずりしたいのだが恭介は我慢していた。
真子はそのそっけなさすぎる態度からそれを察しており、しばらくは定期的に声をかけるだけに留める。
そのまま再び一時間、次第に恭介の手は遅くなる。
「(ん……)」
恭介は難問にぶつかったのか、それとも我慢の限界なのか頭をかく。
思考能力が落ちて勉強に集中できなくなってきてる。
その弱り目を真子は狙う。
「そんなに根を詰めすぎるのも毒だよ。はい、これ呑んでよ」
真子は氷入りの麦茶を渡した。
なんてことはない麦茶だが真子は渡す際に軽く頭をなれる。
火照った頭に麦茶をもって冷たくなった真子の手はひんやりとして気持ちいい。
その刺激は一服の清涼剤を通り越しある種の麻薬となる。
冷たくてすべすべして柔らかい。
その刺激は押さえつけていた魔獣を起こす。
「ありがとうございます」
「いいから。早く終わらせちゃおうよ」
「―――ですが、僕も少し息抜きしたくなってきました」
「それって?」
ナウゲットアチャンスと真子は心の中で似たような意味の言葉を叫ぶ。
ついに来たと心臓をドキドキと高鳴らせて振り向くと、そこには憂いに満ちた目をした恭介がいる。
辛抱たまらないといった様子で瞳で肢体をなで回すその視線は何故か淫らに思えて真子も興奮してしまう。恭介も興奮しているようでムクムクと股間を張らす。
「……」
「だ、だめじゃない。こんなに大きくして」
どんどん大きくなるイチモツに真子はお姉さんとして戒めの言葉を投げる。
でも今日は実を言えば先に誘った身としては強くは注意しない。半ズボンとパンツを脱がして久しぶりの肉棒を露わにした。
真子は溜まっていた。ここ数日はいつもの夜の日課が出来なかったので精処理をしていなかったから。ガチガチのペニスを加えると真子は舌を転がしてカリ首をなぞる。我慢汁と汗が混じったいやらしいお汁が溢れ出し苦みが口に広がる。
それをごっくんと飲み込むと、口をすぼめながら引き抜いて唾液に濡れたペニスをブルんと震わせた。
「真子さん……あん!」
「気持ちよかった? でもまだ出しちゃダメよ。今日はこっちで出してもらうんだから。ほら、そのまま立ってて」
真子は射精しないように注意するとストレッチパンツを脱いで下半身を露出させた。火照った太ももは熱くうっすらと汗ばむ。真子は尻を向けるとガチガチに熱く硬くなったペニスを太ももで挟んで亀頭を陰核に当ててキスをする。押し寄せる肉の快楽は射精へと導く。
「あ! で! でちゃう!」
「我慢しなさい。これくらいで射精しちゃったらすぐに欲望に負ける痴漢魔みたいになっちゃうんだから」
「だからっへ……ろくもひさひさで!」
恭介はだんだん呂律が回らなくなる。気持ちいいのももちろんだが久々のすまたの刺激は強いからだ。真子がえっちなことを出来ないでいたという事は恭介もまた同じである。数日とはいえ我慢したことで感度は増しているのだ。
数回真子は腰を動かしてジャストフィットするポジションを探る。亀頭が美味い具合におまんこをなで回す様にセットアップが完了すると後は動いてほしいと強請る。
「はい、よく我慢できました。あとはこのまま……ね!」
「はい!!!」
ようやく下されたOKサインに恭介は勇む。
太もものポジションを崩さないように気をつけながらガシガシと腰を振り始める。
真子の股は汗ばんで、溢れる愛液とあわせてぬるぬると蜜で溢れる。恭介の我慢汁もそこに加わりトロトロとなった股は
「ん! んあ! あ!」
「で!」
「我慢しなくていいから。出してもいいからもっとおねがい!」
「はひ!」
ぬるぬるみつみつあつあつきつきつと攻める真子の股は気持ちがいい。膣内を知らない恭介とはいえもしかしたら今までで一番の快楽かもしれない。そう心の中でつぶやく。
真子の要求は出してもいいからもっと突けという事で、ならば射精の我慢はいらない。今日は何度でも出せそうだから一回くらいは大丈夫だと恭介も侮る。
「あ゙!」
濁った喘ぎ声をあげて恭介は一度目の射精を迎えた。
勢いよく飛び散るいのちの精は綺麗なアーチを描いて床に飛び散る。白濁した前衛アートは真子の肢体を白く汚したという征服感を恭介に与えて興奮の一滴となる。
まだまだ射精は可能だといきり立つ恭介に真子は更に膣を濡らした。
太もものなかでピクピクと蠢き硬くなっていくその動きは愛おしい。
「はあ……はあ……すごくいっぱい出たね。でもまだまだイケるでしょ?」
「はい!」
熱くてトロトロの太ももに白いオイルまで加わりいよいよ性交は佳境を迎える。
息抜きと言う建前は火が付いた二人にはもう意識の外である。限界まで求め合い果てること以外に頭にない。
再びすこすことすまたを再開するとまず真子が果てる。
執拗に擦られるクリちゃんの刺激と肉棒の熱さに我慢できなかったのだ。
「ん!」
気持ちよさのあまりおしっこを漏らした真子は恭介の白いアートを黄金水のアートで上書く。後で掃除が面倒なほどに汚れてしまうが今は気にするのは無粋なのはあきらかで、二人は気にも留めない。
これまで尻をわしづかみにして揉んでいた恭介は腰に手を廻してストロークを早める。下腹が真子の尻にパンパンと当たって卑猥な音を立てて耳からくるその刺激は二人を快楽の座に導く。
気持ちいいのは当然なので二人は喘ぎ声をあげるが多くは語らない。女性楽器のメロディが鳴り響きついにフィナーレを迎える。
挟み込むふともも以上に今の恭介には尻を叩く下腹の感触の方が気持ちが良かった。パンと叩くたびに亀頭が膨らんでいきそれが真子の陰核をなでる。
「あ! あひ! ふひ!」
「でる!」
下腹の気持ちよさと亀頭の気持ちよさは次第にシンクロして二つの快楽をリンクさせついにそれは重なる。
真子の絶頂と恭介の射精も重なり溢れる白いいのちの精は先ほど以上に大量に放たれた。大量過ぎて収まらない暴れん棒はブルんと股をなでて太もものロックから抜け出して真子の背中まで白く染め上げる。イメージだけではなく実際に白く染まった真子の姿は艶やかで、恭介は辛抱たまらない。
顔にまで精液が付いて白化粧をした真子は恭介の眼を見る。
肉欲に捕らわれた彼の眼を見てそろそろ手綱を取るべきかと気付いた真子はお姉さんとしての責務に戻る。
「真子さん!」
「ちょっとタイム」
恭介は「なんで?」と言いたそうに小首を傾げたのだが客観的にいえば当然だった。気持ちよすぎて溺れた恭介はこれ以上襲えば婦女暴行になる。これは二人の誓を破るといってもいい。
「落ち着いて」
しばらく静止させられたことで冷静になった恭介は我に帰る。
白濁した真子の様子に冷静さを取り戻すと彼女に謝る。
「ごめんんなさん。今日は歯止めが聞かなくて」
「わかればいいのよ。いくら同意の元でもやり過ぎは良くないんだから」
「はい」
この後二人は軽く汗を流してから次の戦いを始めた。
この日はもう宿題どころではないが二人の交わりには関係ないことだった。