恭介が学校に行っていないある日、真子は司に誘われて和甘味の店に来ていた。
人気のぜんざいを注文して舌鼓を打つ真子に司はのろけた。
「―――というわけなのよ」
甘味を味わっている小一時間、司はずっと進とののろけ話に花を咲かせた。
司は進との関係を協会関係者には極力隠していたので、こんな話をして余韻に浸れるのが真子くらいしかいなかったのだ。
そんな自慢話ににやける司を見て、真子はあることを決意した。
協会からの呼び出しで学校を抜け出した恭介は、開斗と共に事件を解決した。
なんてことはない相手だった。式神憑依を使うまでもなく容易に倒した帰り道、恭介は開斗にあることを言われた。
「お前にだけは言っておこうと思う。俺、高校を出たら千早と結婚する」
驚いた恭介はあっけにとられた顔をしてしまった。だが少し考えて恭介は冷静になる。二人が付き合っているのは知っているし、結婚してもなんらおかしくはないと。
「どうして僕にだけそのことを?」
「なんでだろうな……なし崩しで俺達が付き合っているのはみんなにバレてるけれど、なんとなく俺達だけの秘密にしておきたいと思ってさ」
「そうなんだ……」
開斗の話を聞いて恭介はふと思った。真子との関係はこのままでいいのかと。
射精管理の名目で初めてえっちをしたあの日から、実質真子とは恋人関係にあったと言って過言ではない。だがあくまで恭介は真子に管理されているだけなのだ。逢瀬や普段の態度で好き合っているのは互いの認識通りとはいえ、一度も真子にプロポーズなどしたことが無い。
今の開斗のように、彼に真子との関係を自信をもって告白できるかと言えばそれは出来ない。だがこのままじゃいけない。そう恭介は思った。
「僕は……」
「真子さんとのことか? お前たちあれだけいちゃついているんだ、もう結婚しているようなもんだろ」
「それはそうだけどね。同棲しているし」
「俺が結婚するときはお前と真子さんに仲人でも頼むか」
開斗は冗談めかしていうが、恭介は内心で仲人といわれてもと思う。
「その前に僕が真子さんと結婚しないとそんなこと出来ないよ」
「それもそうか」
真子との結婚。雑談の中で湧いたこととはいえ、恭介はある決意を固めた。
その日の晩、夕食を終えて恭介は真子に面と向かた。
じっと見つめてくる恭介の目線に「そろそろ溜まって来たのかな?」と真子は思う。
だがその答えは違う。
「真子さん……大事な話があります」
「……」
真子は黙って頷く。
「今すぐじゃなくていいです。僕と……結婚してくれませんか?」
「え……!?」
急にプロポーズされて真子も驚く。
「僕達……えっちなことをしたりしていますけれど、思えば一度も告白とかしたことが無いですし。本当なら恋人からかもしれないですが、それだと今の関係は恋人じゃないって否定するみたいで嫌ですし」
「だから結婚なの?」
「はい。もしかして嫌ですか? 恋人だと思っているのは僕だけだったのなら謝ります」
「そんなことは無いよ。むしろ恋人だと思ってくれていて嬉しいわ」
「よかった」
真子の答えに恭介は胸をなでおろす。もし否定していたらどれほどショックをうけていたのかと真子も思うが、それよりも面と向かってプロポーズしてきた恭介に対して、真子も先日決めたあることを決行しようと覚悟を決める。
「流石に高校卒業までは出来ないけれど……今日からでもしていいわよ」
「ありがとうございます。でもそれってどういう意味ですか?」
「取りあえずお風呂に入りましょう。続きは上がってからね」
真子の指示に恭介は小首を傾げたが、言われるがまま二人で風呂に入る。相変わらず二人で入るとドキドキしておちんちんからえっちなお汁が溢れてしまうが真子は淡々と洗い流すだけで抜いてはくれない。
体を清め、湯船で温まった二人はそのまま水気を拭った後、裸で真子のベッドの上に移動した。裸で正座して二人は向き合う。
「ちょっと畏まっちゃうけれど……恭介君のプロポーズ、喜んで受けるわ」
「こちらこそ」
互いにお辞儀をしてなんだか気恥ずかしくなる。
異様な雰囲気になり少し言葉が詰まるが、真子は続きを述べる。
「それでね……法的にはまだ結婚できないけれど、内縁ならそんなことは関係ないわ。だから今日は二人だけの結婚初夜にしましょう」
「それってどういう意味ですか?」
「皆まで言わせる気?」
真子の態度に恭介も気付く。
「もしかして、挿入れていいんですか」
「うん……だって夫婦だもん。キミの射精管理はお姉さんの役目だって前にも言ったわよね。でも夫婦になるなら射精管理だけじゃなくて本番のえっちもするわ。この前から決めていたのよ……もし恭介君がまだわたしに愛の告白をしていないことに気付いてくれたら、挿入を許そうかなって」
「……真子さん!」
挿入してもいいという許しに興奮して恭介は真子に飛びつく。ガチガチになったおちんちんを太ももに擦りつけ、大きなおっぱいに顔を埋める。
普段なら自重してと戒めるところだが、今日はしょうがないかと真子もやさしく恭介の頭を撫でる。自分で言い出したこととはいえこれから処女を散らすという宣言に真子も余裕はない。押し倒されて雰囲気にのまれる。
「わたしも初めてだけれど、まずは準備しないと」
「そうれふね」
真子に言われて恭介が右手を茂みに当てると、うっすらと真子の秘部は濡れていた。でもいつもの素股と違って挿入である。もっともっと濡らさないとと思い恭介は顔を動かす。
「もっとれふか?」
顔を恥丘に持ってきた恭介は舌で陰核と膣を舐める。入り口に舌を指して愛液と唾液を混ぜて、その隠微な汁を纏った舌で勃起したクリトリスを舐る。
いつもより興奮しているからか、真子も恭介の攻めに耐えられず喘ぐ。あんあんと大きな声で鳴いてそれが部屋に響いた。
「んあ!」
そのままクンニリングでイかされた真子は粘り気のある愛液を膣から漏らした。
恭介の顔はべとべとになり、メスの匂いに頭がフットーする。
「そろそろいいわ」
「はい」
真子は股を開けて陰唇を指で広げ、いやらしいポーズで恭介を誘う。ヒクヒクと蠢く真子のおまんこ、夢にまで見た花園に恭介もドキドキがとまらない。
先端が我慢汁で濡れた勃起ちんぽの先を花園に宛がうと、そのまま恭介はゆっくりと差し込んだ
一寸挿入するだけでドキドキして射精しそうである。
「痛くないですか?」
「大丈夫。肥後芋茎とかを使った時も痛くなかったし、わたしの場合は痛くないのかもね」
「だったらこのまま……」
真子も痛くないと知ると、恭介は抑えていた欲望に任せて肉棒を深く挿し込んだ。夢にまで見た肉壺に根元まで挿し込む。異次元のようにグネグネとした真子の膣内は夢で見た以上に気持ちが良い。初めての挿入に緊張していなければこの一突きで射精していたであろう。
「んあん!」
「真子さん!」
恭介はそのまま抜いて、挿して、抜いた。
腰を引けばバキュームのように膣壁が絡みついて竿からいのちの精を搾らんとし、突けば曲がりくねった膣壁があの手この手で竿を刺激する。
挿入したばかりだというのにもう射精しそうだ。恭介も我慢したが、それも虚しい努力になる。
「射精る!」
深く挿した恭介はそのまま真子の膣内に射精した。白濁液が肉棒から勢いよくあふれ出て真子の子宮にまで届く。断面図にするならばずっぽりと真子の膣内に恭介のおちんちんが占拠して、子宮はいのちの精で溢れる。
あまりの気持ちよさにまた夢ではないかと頬をつねる恭介の背中を真子は軽く爪でひっかく。
「痛い!」
「ほら、夢じゃないわ。それに今日は初夜なんだから……恭介君が満足するまでキミの思うがまましましょう」
いつもの射精管理ならあの手この手で真子が恭介をイかせることが多いが、流石に真子も初めての生えっちである。余裕なんてない。
それにされるがまま挿入されるだけで気持ちよくて幸せな気持ちに溢れている。この快感をこのまま味わいたいとも真子は思っていた。
「このまま抜かずに行きます!」
恭介は依然として固いおちんちんを抜かず、そのまままた真子の肢体に挑む。ドキドキしっぱなしの胸を真子の豊満な胸に押し当てて唇を重ねる。ドキドキが限界を超えて、竿を動かしていないのにも関わらず二度目の射精をして、真子は膣内に詰め込まれた精液におなかが張る。
重なっているだけで脳が蕩けてしまう。
恭介は腰を小刻みに動かしながら真子の体をべたべたと触る。触ったところが溶けて一つになる様に二人は錯覚し、全身で互いの体を求め合った。
全身が熱くて脳内麻薬がドバドバと溢れるのが体感で二人にもわかる。幸せな気持ちと快感が同時に押し寄せてきて脳の処理が追い付かない。
恭介は「開斗も」と、真子も「司も」と初めてのえっちでこのように友も酔ったのだろうとふと思う。だがこの気持ちよさと幸福感の前に他人のことなど詮索できない。
「真子さん……」
「恭介君……」
互いに名前を呼び合い、陶酔はいよいよ最終段階になる。
魂まで重なるようなエクスタシーは恭介の射精と共に訪れる。
「射精る!」
「絶頂く!」
声を合わせた二人はシンクロしていた。
射精と同時に絶頂し、二人はパートナーの快感も共鳴して感じていた。
男女の絶頂を同時に受けた二人は気持ちよさに気を失う。体中は汗やら何やらでべとべとだがそれもまた趣になる。時間すら忘れた二人はつながったまま抱き合い、たまにどちらかが起きたらそのまま抜かずのえっちを再開して果てるまで重なり合い、果てるとともに気をやる。白濁液は膣からあふれてベッドは汚れているが、些細なことを二人は気にしていない。
二人の初夜は翌晩、涙も涎も愛液までも乾くまで続いた。
その間に何度二人は果てただろうか。数えていないが今後同じようなことをするには入念な準備が必要なほどに二人は果てていた。
我に返って水を飲む二人の体が激しいえっちに疲れてあちこちが痛い。
でもそれ以上に快感に酔う二人には名誉の痛みと言っていい。
「ついに許しちゃったね。次はわたしの両親に挨拶しにいこうか?」
「あの……その……」
「どうしたの? いきなり両親は緊張するかな」
「そうじゃないんです。今まで僕の射精管理をしてくれていましたけれど、今後はそっちの方はどうなるのかなって」
「そのことね。当然、今まで通りよ。キミの射精管理はお姉さん……いいえ、あなたのお嫁さんの役目だもん」
「!!!」
真子の言葉に興奮し、水を飲んで一息ついたばかりだというのにまた恭介はその体に挑んだ。
この調子でえっちを続けること三日三晩、学校を休み協会の依頼も無視し続けて、ゴーストを使って烏丸にお怒りの通信を受けるまで二人は互いを求め合う。
近い将来、二人は結婚し子供を授かるだろう。
だがこれからも、そして結婚してからも。
恭介の竿が枯れるまでお姉さんの射精管理は続いていく。
ここのところこちらの更新がなかったですが今回で〆にします。
今後も番外編はネタが出来たら更新しますが、とりあえず初めての生えっちでフィナーレです。