雪×花
主×花
雪×主
※雪子覚醒話です。
先の魂入れ替わりでパルスの同調を確認した悠と雪子が、陽介にイタズラ!
悠と雪子、そして陽介と千枝の心と身体が互いに入れ替わってしまった事件から三日。
ペルソナの再召喚によって陽介と千枝は元に戻ったが、何故かその精神パルスが完全に同調してしまった悠と雪子は元に戻れなかった。
しかし、そこは二人の飄々とした性格が幸いし、逆にその夜は悠肉体の雪子と千枝が、そして雪子肉体の悠が陽介と奇妙な逢瀬を楽しんだ。
と言って、もちろん互いに陽介や千枝にバレることは全くなく、二人は悠に雪子に成りきってパートナーの身体を貪った。
そして互いに数奇な満足感を得た後、悠と雪子は再びテレビの中の世界で精神統一を図り、無事元通りの心と身体に戻ったのであった。
* * * * *
思いがけない経験をした悠と雪子。
二人は逆にそれが刺激になり、互いのパートナーに対する妙な悪戯心が生まれ始めていた。
そして、珍しく雪子の方から悠に誘いの電話を入れた。
「鳴上君、あとどのくらいこっちにいられるの?」
「今日を入れて、四日かな」
「じゃあ、一日くらい私にくれてもいいわよね?」
いつになく積極的な雪子。
「ま、まあな……。」
「じゃ、今日は空いてる?」
「ああ。今日は陽介も研修で遠出するって言ってたしな」
「フフフ……。実はそれ聞いてたんで電話したんだ。花村君の研修って午後からよね? できればそれまでに、早めに会いたいんだけど……」
「わ、分かった。ならすぐ支度して行くよ」
「ありがとう、鳴上君!」
何か企んでいることが明白な雪子の様子だったが、今回のことで雪子への興味もかなり沸いていた悠としては逆に大きな期待感をも覚えた。
二人は、陽介が出発するであろう一時間前に、駅前の喫茶店で待ち合わせることにした。
カランコロン♪
悠が喫茶店の扉を開けると、一番奥の席に待機している雪子が見えた。
雪子の方へ歩を進める悠。
「あ、鳴上君!」
「ゴメンな、待たしちゃって」
「ううん! 私も今来たとこ」
いかにも新鮮な恋人同士かのような会話を交わしつつ、悠が雪子の向かい側に座る。
「……で? 何をするつもりなんだ?」
悠がニヤリと口角を上げながら雪子に問う。
「あ……、やっぱり、なんかしようとしてたって分かっちゃってた?」
「当然だ。ペルソナ発動力が同調したくらいだからな」
「……そうよね」
少し恥ずかしそうに、紅茶のカップをクルクルとスプーンでかき混ぜる雪子。
「……こないだ私と鳴上君が入れ替わった時、私、2回ほど花村君としちゃったじゃない? ま、身体は鳴上君だったわけだけど……」
「ああ、そうだな」
「その時感じたんだけど、その……、怒んないで聞いてね?」
「……何だ?」
若干身を乗り出す悠。
「その……、花村君って、なんかいじめたくなるのよね。か、かわいいって言うか……」
照れながら話す雪子に、悠が優しく笑いかける。
「それは言えるな。かわい過ぎていじめたくなる」
「でしょ!? でしょ!? ……それでいて、あの、アソコが……、その……、物凄く綺麗で……、私今まで、あんなの見たことなくって……」
ガタッ!
思わず立ち上がりそうになった悠、できるだけ平静を装って雪子に応える。
「そ、そうか……。天城もそう感じたのか……。いや、実は俺、アイツのアレに一目惚れしたんだ」
「ひ、一目惚れって……」
少々照れる悠。
「お、おかしな話だよな。モノに一目惚れだなんて……。でも、ホントにそうだったんだ。もちろん、俺は陽介を愛している。そして、ある意味それ以上に陽介のモノが愛おしいんだ」
一気に捲し立てた悠をジッと見つめていた雪子が、ニコリとしてそっと呟く。
「……分かる。分かるよ、鳴上君」
「ホントか!? 天城!」
「うん。だって花村君のアソコって、比べるものが思いつかないほど綺麗だったんだもの」
「そうか……。俺がおかしいわけじゃなかったんだ……」
ホッとして座り直す悠。
何者にも動じない印象の悠とて、やはり陽ペニへの一目惚れには若干後ろめたさがあったのか、雪子の言葉を聞いて救われた気がした。
陽介を愛していることは、間違いない事実なのだが……。
「……で、今日なんだけどさ、ちょっと花村君で遊んでみたいな~って……」
雪子がようやく本題を切り出す。
「陽介で……、遊ぶ?」
「うん。……あ! もちろん、鳴上君が許してくれたらだけど」
「内容にもよるが、多分、概ね問題ない」
先般の入れ替わりで雪子の本性を肌で感じ取った悠としては、愛する陽介が対象とは言え、雪子がすることなら許せると確信できた。
「……えっとね」
雪子が、ニヤリとしながら悠に耳打ちする……。
* * * * *
駅へ向かって走る陽介。
「やっべ! また寝坊しちまったよ!」
必死でホームへ駆け込んでいき、何とか予定の列車へと飛び乗った陽介。
「ふぅ……、間に合った……」
額の汗を拭う。
その背後には、変装を施した悠と雪子が。
そう。
雪子の悪巧みとは、悠と二人で陽介に電車内痴漢をすることだったのだ。
長い髪を上部で束ねて帽子で隠し、サングラスにマスク姿の雪子が、摺り足で陽介に近付いてピッタリと背中にくっつく。
強い香水の匂いに、陽介がチラリと首を後ろへ向ける。
「(い、いやにくっついてくんな、この女……。まあ、満員電車の役得ってとこか。ヘヘッ)」
列車の揺れで、雪子の胸が陽介の背中に押しつけられる。
「(お、ラッキー)」
思わずニヤつく陽介。
と同時に、雪子は陽介の臀部をわざとらしくさすり始める。
「(な……!! も、もしかして、痴女!?)」
焦る陽介。
しかし、ここで逃げるのは何か勿体ない気がする。
「(どど、どーしよ!? このまま好きにさせてていーのか?)」
明らかに戸惑っている陽介の顔を見てほくそ笑みながら、雪子はその手を陽介の前へと移動させ、躊躇なくズボンの上から陽ペニをギュッと握った。
「(ええっ!? ええーーーっ!?)」
一度鷲掴みにした後、雪子は一旦手の力を緩めて、陽ペニの輪郭に合わせて指を這わせ始める。
途端に反応し、硬化を始める陽ペニ。
「(ちょ、ちょっと待ってくれよ……。どーする? 俺! ど、どーするよ!?)」
焦る陽介を尻目に、雪子は迷わずズボンのジッパーを下ろす。
そしてすかさずその中へ指を潜り込ませ、今度はパンツの上から陽ペニを揉みしだく!
「(おいおい! マジかよ!?)」
雪子の指遣いでさらに硬化が進む陽ペニ。
興奮が隠せない陽介は、漏れそうになる声を堪えつつ、周囲の様子を窺う。
幸い、位置的に車両の端であったため、陽介の局部はうまく壁側に向いている。
しかし、これ以上続けられたら……。
焦る心とは裏腹に、陽ペニの膨張加減はもはや収まりのつかぬほどになってきた。
雪子はクイッと首を動かしたかと思うと、陽ペニをパンツから取り出さんと掴み上げた。
「(や、やばいってそりゃいくら何でも……!!)」
と、その雪子の動きに呼応するように一人の男性の背中が、列車の僅かな揺れとともに陽介の右側を塞いだ。
もちろん、変装した悠である。
長髪のウィグが顔を半分以上隠し、裾いっぱいまであるロングコートを羽織ったその姿はいかにも怪しげだったが、これで陽介の前と左が車内の壁、そして右側が悠の背中の壁となり、背後から襲う雪子の陽ペニ攻撃は完全に周囲から死角に入った。
打合せ通りにハコを作った雪子と悠。
そして、徐に雪子がパンツから陽ペニを露出させる!
「(マ……、マジか!? ちょ、誰かに見られたらコーゼンワイセツ罪じゃねーの!?)」
周囲を気にする陽介。
しかし、雪子と悠のポジショニングに狂いはない。
陽ペニを右手でしごき始める雪子。
肩越しにチラリと見えるそのフォルムは、やはり美しい!
「……あ」
思わず感嘆の声を漏す雪子。
マスクでその声は制御され、陽介の耳元にしか届かないが、逆に妖艶さを増し、陽介を刺激した。
「(こ、この女、コーフンしてる? 俺のモンしごいて? ……やっぱ痴女って、攻めてコーフンするもんなのか???)」
サングラスを通して見る陽ペニは、また今までにない色彩美を生んで雪子の目を釘付けにした。
艶やかな亀頭が、そして滑らかな肉棒本体が、サングラスの遮光効果とミックスされてまたとない造形美を醸し出し、時折窓から挿し込む外の光が虹のように陽ペニの上を踊り過ぎる。
「あふ……、ああ……」
完全に入ってしまった雪子。
その美しき斜塔を凝視しながら左手は自らの股間へ。
そして、しごく右手に力が漲る。
「(あ……、た、たまんねー!! イッちゃいそうだ!)」
ブルブルと足を震わせる陽介。
そして、悠もまた横からそのスウィートプレイスを覗き見る。
雪子同様、こういう場所で初めて見る陽ペニのまた違った美しさに感動し、悠の心臓もドキドキと高鳴り股間が膨れ上がる。
しかし、当然悠はこの状態を想定していたので、自らのダイヤモンド・ポールは予め上向きでに収納し、キツめのボクサーブリーフで固定していた。
よって、勃起しても外からは膨らみがほぼ分からず、ブリーフを飛び出してグイグイと上部に伸びている状態なので問題ないが、若干痛みは伴う。
だが、こうしておかねば、悠のダイヤモンドの力だけに、万一公然の場で衣服を突き破って飛び出しでもしたらそれこそ大問題だ。
そうこうしている内に、いよいよ陽ペニのボルテージはMAXに近付いていた。
「(ヤバいヤバいヤバい……、イクイクイク~~~!!)」
その瞬間、雪子はサッと右手を陽ペニから放し、すかさず別の手が陽ペニを握った。
「(……え!?)」
それは悠の左手だった!
「(え!? 何!? ちょ……、お、男!?)」
素早く陽ペニをしごき上げていく、悠のゴールデン・レフトアーム!
もはやイキかけだっただけに、その感覚を陽介は止めることができない!
「(そ……、そんな……!! 男だぞ!? おい!! ……て言うかお前らグル!? ……あ、でもなんかイイ! 俺を掴む圧力が、スピードが、すっげー理想的でたまらねー!!)」
悠の神アームが、最後のひとしごき!!
「(イ…………!!)」
ついに天国に昇りつめた陽介。
車両の壁に向かって白濁液が飛び散る!!
茫然自失の陽介。
そして、悠は左手をゆっくりと陽ペニから放し、そこに垂れ落ちて付着したミルクをペロリとひと舐め。
雪子は、なおもビクンビクンと動き続けている陽ペニを凝視したまま、どうやら静かに自らも頂上へ達していたようだ。
ミッションを完遂した雪子と悠は、スッと陽介から離れる。
そして我に返った陽介は、慌てて露出した肉棒を鞄で隠し、自分が放出した液体がダラリと垂れ下がる壁を覆うように立ち直した。
「(……ヤッベ! 誰にも見られなかったよな!? ……アイツらは!? ちっくしょ、もうどこにもいねーじゃんか! ……それより、どうすんだこの始末? 今動いたらベッタリ壁についてんぞ……。こりゃあもう、着いたらダッシュで降りちまうしかねぇな……)」
フル回転で頭を働かせる陽介。
一方で、勃起が治まらない自らの股間に目を遣り、一つ溜め息をつく。
「はぁ~……、俺って……」
* * * * *
次の駅で即下車した雪子と悠。
変装を解き、互いに目を合わせて思わず吹き出す二人。
「プーーーーーッ!!」
ホームのベンチに座る悠。
そして、雪子が腰をかがめてその悠を覗き込む。
「うまくいったわね」
「……ああ。しかし、どうしたかな、あの後」
「う~ん、多分すっごく困ってる!」
いたずらな笑みを浮かべる雪子。
悠も、少し複雑ながらも困った顔の陽介を想像すると、逆に興奮してニヤリとしてしまう。
「……あれ? 鳴上君のも、かなり硬くなってるんじゃない?」
悠の股間を見て、雪子が舌なめずりしながら問う。
「……あ、ああ。まあそりゃ」
無言で悠の前に跪き、雪子は手早い動作でそのダイヤモンドを取り出して口中へ。
「お、おい! いくら誰もいないからって、真っ昼間だぞ!?」
しかし、スイッチの入った雪子を止めることはできない。
悠のダイヤモンドを、美しき唇と右手で激しく、そしていやらしく刺激する。
そして、悠はなす術なくそのまま果てた。
まだビクビクと蠢く悠ポールから口を離し、雪子はニヤリとした表情で舌なめずりをする。
雪子は間違いなくこの日、覚醒した。
* * * * *
その夜、研修を終えた陽介が帰路に就く。
「今日のこと、明日悠に言うべきかなあ。いやいや! やっぱ言わない方がいいかな……、だって最後が男だったもんなあ。ありゃキッツいよな~、でもイッちゃったのは事実だし……。いや! あれはそれまでの痴女が良かったからだ。俺は男は悠だけって決めてるし、アイツもそう思ってくれてるはず! そうか、痴女に遭って気持ちイイ珍し体験をしたってだけ言えばいいんだ! だよな? だよな? ……でも俺、嘘つくの苦手だしな~。何か隠してるだろとか一瞬で言われそう。……あ~ もう、どうしよ!! …………でも、最後の指遣い、やったら気持ち良かったな。ありゃ何なんだ?」
考えても考えても結論が出ない陽介。
とりあえず、今日の車両の端っこには二度と近寄らないことだけ、決めた。
(了)