主×りせ
花×千枝
完×直
※雪子の企画で行われる「除夜の鐘プレイ」とは!?
雪子の変態力がエスカレートしてきた。
先般、天城屋旅館で男子会をしていた悠、陽介、完二のもとへ飛び込んで『眼鏡男子論』を語り、その原動力がやはり『性欲』であることを証明してみせた。
そして2018年大晦日の夜、雪子は天城屋に全員を集結させた。
「来たぞ」
「お~さぶ! 何何? うまいもんでも食わしてくれんの?」
「天城先輩に限ってそれはないッスよ、花村先輩」
男性陣は悠、陽介、完二の三人。
「いやー、年末年始だけは寮脱出できて良かった~!」
「初詣行くんでしょ!? 雪子センパイ、着付けお願い~」
「僕はまた何か事件でもあったのかと……」
女性陣は千枝、りせ、直斗の三人。
それぞれの思いを持って集まった六人。
貸し切りの大広間の中央に雪子が立つ。
「去年から今年にかけて、特に色んなことがあったわよね。何とか切り抜けてここまで来たけど、私たちはもっとパワーアップする必要があるんじゃないかと思って」
「去年から今年……、そうだなあ」
陽介が顎に手を遣り、物思いに耽る。
「……やはり、足立さんの裁判が印象的でしたね。そして、その後の戦いで僕らはまた進化した」
直斗が引き締まった表情で言い切る。
「で、で、今年はついにペルソナでいいことまで出来るようになったし!」
りせがはしゃいだ様子で答える。
「そうね。これもみんな鳴上君のおかげ……」
「いや。俺の方こそみんなに助けられた。……これは、俺たち全員の力だ」
雪子に続いて悠が力強く言い放つ。
「……で、雪子。パワーアップって?」
「まさか、天城先輩の手料理まみれなんてことじゃあ……」
千枝に続いて発した完二の言葉に、全員が緊張の糸を走らせる。
「フフ……、そうじゃないわ。全員であることに挑戦したいの。これをクリアすれば、きっと私たちの力はまた一つ階段を昇る!」
ギュッと拳を握り締める雪子。
そして、スーッと息を吸ったかと思うと、ギラリとした目つきで叫ぶ。
「それはズバリ……、除夜の鐘プレイよ!!」
雪子の一言に、全員がギョッとした顔つきで固まる。
いや、もちろん悠だけは澄まし顔でわずかに口元を上げていた。
「あ……あのさ、それってどういうことなのか……な?」
陽介が恐る恐る雪子に尋ねる。
「言葉の通りよ。ここで三組に分かれてもらって、男子が女子に対して、除夜の鐘に合わせて……突くのよ」
「……面白い! で、組合せは?」
既にノリノリの悠。
「それは私が独断で決めます。花村君と千枝、完二君と直斗君、そして鳴上君とりせちゃんよ」
「悠センパイと!? マジで!?」
「あー、やっぱそうよねー」
「ちょ……、ちょっと待って下さい!」
りせ、千枝、直斗の女性陣がそれぞれの反応。
一方、陽介と完二は半ば諦めムード。
もちろん悠は、既に臨戦態勢だ。
「……で、ルールは?」
片手でりせを抱き寄せながら、悠が雪子に問う。
「8時から、このモニターでとあるお寺の中継を流します。初夜の鐘とともに三組同時に挿入してもらい、あとは鐘の音と同じタイミングで108回突いて、最後の108回目で男子は射精するのよ」
と、陽介が真顔で手を挙げる。
「ちょ……、ちょっと待ったーーーっ!! それってつまり、新年迎えるまでヤリ続けるってこと?」
「そうよ」
涼しい顔で答える雪子。
「マ……マジかよ」
「そ……そんなことがホントに……」
愕然とする完二と直斗。
「私のパートナーは悠センパイだから、余裕よねーーーっ!」
「あー、何かあたしが一番不利?」
明るいりせと、暗い千枝。
「オイ里中! それどーいう意味だよ!」
とりあえず千枝に突っ込む陽介。
「だって、そんな長い時間したことないじゃん」
「……そ、そりゃそーだけどよ……」
「いや、時間だけじゃないっしょ。108回目のピストンで発射しなきゃなんねーんでしょ? そんな厳しい調整は……」
「完二君。私たちはみんな、あの厳しい浣腸日本一決定戦を潜り抜けてきた猛者揃いよ。このくらい出来なくてどうするの?」
「……ま、確かに……」
「みんな御託を並べてるヒマはないぞ。あと10分だ」
悠は既にりせの背後から両手を潜り込ませ、絶頂アイドルの乳房を揉みしだいている。
「……あ、……ああん!」
「……しょーがねー、やるか。……あ、でも、天城は何するんだ?」
「私は審判よ」
「ちょ……! それズリーんじゃねーんスか!?」
「……何?」
ギロリと完二を睨みつける雪子。
「い……いえ。何でもありません……」
結局、雪子の仰天企画に乗ってしまった格好の六人。
8時の初夜の鐘を待ちながら、各自前戯に励む。
時間がないこともあり、三組全てシックスナインプレイを中心とした性感高め合いを実行。
そして、初夜の鐘の準備がモニターに映し出されると、悠、陽介、完二の三人はそれぞれ正常位で相手の膣口に照準を合わせて構える。
3秒前……、2秒前……1秒前……、挿入!!
「「「はうっ!!」」」
同時に喘ぐりせ、千枝、そして直斗の三人。
その後、鐘の音に合わせて1ピストン、1ピストンと、これ以上ない程のスローテンポで三組が突き合っていく。
「これって……、余程集中してないと……、萎えちまう!」
「ホントッスね! ……結構……、キツいッス!」
陽介、完二が早速焦りを感じ始める。
「……だがこれは……絶好の……精神修行だ! さ……、さすがは天城……だな!」
りせへのベル・ピストンを続けながら、悠は雪子にウィンクを投げつける。
それを受け、雪子もニヤリと女教皇の微笑み。
引き続き行われる三人のスロー・ピストン。
しかし、鐘の音にタイミングを合わせなければならないため、大幅な体位の変更は出来ない。
少しずつ、少しずつ変化をつけ、興奮が冷めぬように工夫を凝らす三組の男女。
その奇妙な状景を、雪子がジッと見つめ続ける。
9時を過ぎ、鐘はようやく30回を越した。
1ピストンしてから次のピストンまで約2分。
そのつなぎを、三組の男女はそれぞれのテクニックを駆使して乗り切っていく。
しかし、さすがに持久力がもたなくなってきた。
「ダ……ダメだ。スローテンポが……こんなにつれーとは……!」
弱音を吐き始めた陽介。
「花村、頑張って!」
襷掛けの体勢から、千枝は陽介の乳首を巧みに刺激する。
「マ……マジでキツいな……! 集中力が……切れそうだぜ」
完二もまた、顔色が変わり始めている。
「巽君! まだまだいけますよ!」
碁盤攻めの体勢で突かれる直斗が、キュッと膣圧力を高めて締め上げる。
そんな中、やはり悠はダイヤモンドの硬さを一切失うことなく、りせを一定の間隔で突き続ける。
今はソファーを利用して鳴門の体勢、鐘の音に合わせてりせの身体ごと上下に動かす!
「ああ! ……あはん!!」
10時を過ぎ、鐘の音は60回を越してきた。
何とか持ちこたえている三組だが、次第に表情に生気がなくなってきた。
「ちょっと……マズいわね」
ここで気合いを入れるため、雪子は三組の真ん中に入って徐に着物を脱ぎ始めた。
「ゆ……、雪……子?」
目の前にいた千枝が、思わず雪子に視線を送る。
「みんな……、私を……見て!」
そう言いながら、雪子は愛用のブラック・バイブでオナニーを始めた!
「おおお!」
「うおっ!」
「むむむ!」
悠、陽介、完二の三人は雪子のその妖艶なオナニー・ショーに忽ち興奮し、それぞれの硬度を保ち続けた。
そしてさらに、夜は更けていく。
11時を過ぎ、鐘の音は90回に達した。
あと少しだ!
三人はラストスパートと言わんばかりに、様々な体位でパートナーを突き続ける。
この頃になると、さすが全員要領が掴めてきたのか、一打一打の鐘の音の狭間で巧みに体位変更をしていた。
さらに、それぞれに小技を織り交ぜて興奮度を保つ。
要は鐘の音に合わせてピストンすればいいわけなので、その間、ピストン以外は何をしてもいいのである。
陽介は、千枝に頼んでアナルプラグを操作してもらう。
完二は、直斗のフェラや手コキを絶妙なタイミングで取り入れていく。
そして悠は……。
いや、悠は相変わらずアクロバティックな体位変化だけでそのダイヤモンドを維持していた。
さらに雪子のオナニー・ショーも功を奏し、六人の興奮度はマックス直前を微妙に推移していく!
そしていよいよ107回目の鐘の音が響き、最後の一打が目の前に迫った!
緊張する六人。
特に男性陣三人は、次の1ピストンで確実に射精しなければならないのだ。
タイミングを計りながら、その精神力でオーガズムへと近付けていく!
3秒前……、2秒前……1秒前……、発射!!
108回目の除夜の鐘とともに、悠、陽介、完二が最後のピストンを突き込み、見事全員が射精を果たした!!
「あ……ああ、ちょ、天城……、もう、いいんだよな!?」
陽介が雪子に懇願する。
「……いいわよ、もう激しく動いても」
雪子のこの言葉に、男性陣三人はこれまでの4時間を全て叩きつけるようなスペシャル高速ピストンでパートナーを攻める!
「あああああ! あん! あん! あんんんんっ!!」
「い……ふあっ! はっ! はっ! はあ~~ん!!」
「あひあひあひあひあひ! あっはっはーーっ!!」
千枝、直斗、りせが究極のスローセックスを終わらせるラストシャウト!!
全裸、そして途方もない疲労感とともに新年を迎えた特捜隊の面々。
しかし、この除夜の鐘プレイをクリアしたことで、またさらに全員の変態力が桁外れにアップしたことは間違いない。
満足そうな雪子に向けて、悠が静かにサムズアップ。
この二人が、2019年の新・変態特捜隊をリードしていくと言うのだろうか……。
(了)