主×花
花×主
※サプリ実験を繰り返す二人のお話です。
「……んん、はふはふ」
「あーっふ、ちゅっ……」
シックスナインの形で重なり合う悠と陽介。
互いに相手の肉棒を貪り、いやらしい音を部屋中に響かせる。
そして迎えた絶頂の時。
「んは! イイイイイイ……クッ!!」
「……む、俺も……もう……!!」
二人同時に相手の口中へと白濁弾を発射!
そして、そのラブミルクを互いに飲み干す。
「……あー、ごっそうさん!!」
「ん……、んむむ……」
ゴクリとひと呑みした陽介と違い、悠は喉につっかえたのか多少手間取り気味。
「……どした?」
「あ……、んん! ……っかはあ。……いや、何だかいつもより濃度高めだったな、それに量も……」
「お! マジで!? ……いや実はさ、ちょっと精液の量を増やしてみたくて、ここ一週間ほどサプリ飲んでんだ」
「サプリ? ……そんなのが効くのか?」
「ああ。たまたま本で読んだんだけどさ、精子を増やしたり活性化させたりするんだって」
陽介は、そう言いながらソファーに置いてあった自分の鞄から何やら取り出す。
「コレコレ。ユウヒのエミノス錠!」
黄色い錠剤の入ったビンを、陽介が自慢げに悠に見せる。
「……え? それって胃腸薬じゃないのか?」
「そうなんだけど、ココに入ってる成分が精子をじゃんじゃん作ってくれるらしいぜ?」
「ふむ……。そう言えば、こないだも天城に何やらサプリを飲まされたっけ……」
悠、何かを思い立ったのか、ベッドの横に置いてあったスマホをいじる。
「……ん、なるほど」
「どうかした?」
陽介、再びベッドに戻って悠にすり寄る。
「アルギニンとセレン……、この成分が主に精子に関わるようだな」
「へぇ~。……でも確かに効くぜぇ? 飲んで五日目くらいから明らかに量が増えてきた」
なおも素早いタッチで何やら検索をかける悠。
「……ふむ。これもいいようだが、精子と言えばやはり亜鉛だな」
「亜鉛?」
「亜鉛が精子生成の大きく役立つらしい。……俺もやってみるかな」
「おお、いいねぇ! お前のドバドバ精子、呑んでみて~」
陽介が目を潤ませる。
「よし! 来週までにお互い色々と試してみよう!」
悠の眼がギラリと光る。
こういう時の悠は、決して手加減をしない……。
* * * * *
翌週、悠のダイヤモンド・ポールから激出したラブミルクは、濃度・量ともに陽介の上をいった。
「すげぇな! おい!! ……何飲んだんだ?」
「これだ。……DHGの亜鉛サプリ。それにビタミンC」
「ビタミン? 亜鉛だけじゃねーのか?」
「亜鉛ってのは非常に吸収力が弱く、それだけ飲んでいても10%ほどしか吸収しないらしい。しかし、ビタミンを併用すると格段に吸収力がアップするのだ。特にC!」
「へぇ~」
感心しながら、陽介は悠が持参したDHGサプリ袋をマジマジと見る。
「……お! 亜鉛含有量15mgか! いや、俺も亜鉛試そうと思って大林製薬のを買ってみたんだ。そっちは8mgだったんだよな」
「俺もそれは見た。ほぼ倍の含有量……、これは迷わず決めたな。……しかし、今日のお前のも、相変わらず多かったぞ?」
「エミノス錠と併用したからな。こっちも相乗効果あんのかもしれねー。……よし! もうちょっと調べてみよっと。来週は俺の方が濃厚になるぜぇ?」
ニヤリと笑う陽介。
「俺も負けるつもりはない」
対する悠も大真面目だ。
* * * * *
翌週、陽介は予告通り凄まじい濃密さを誇るジュースを放出した。
もちろん、悠もそれに勝るとも劣らぬ結果を出してきた。
「……なかなかの飲みごたえだった」
「だろ? 今回はな~、コレを試してみたぜ!」
そう言いながら陽介が取り出したのは、DHGのマカサプリだった。
「マカか! なるほどな」
「単純に、男性力向上って感じで調べたらコレが良さそうだったんだ。今回は、量が増えたっつーよりドロドロになったって感じだな」
「うむ。かなり喉に引っ掛かる感じだったぞ」
「出る瞬間の感覚もすっげー圧力感ある。……これはアタリだな!」
次に、悠が今週のアイテムを鞄から取り出す。
「俺はコレを試してみた」
「……ウミチチEX?」
「牡蠣サプリだ」
「カキって……、ああ! 海のミルクって言われる牡蠣ね! そんなサプリもあるんだ」
「うむ。それぞれの含有量が凄いわけじゃないが、亜鉛の他にもアルギニンやセレンが当然のように入っている。……まあ、天然のものに近い方が効果があるような気もしてな」
「なるほどな~。これも試してみたい感じだな~」
そう言いながら、悠の持ってきた牡蠣サプリの袋を開けて中を見る陽介。
「おお! 黒いソフトカプセルか! なんか見た目から効きそうだな~」
* * * * *
その後も、毎週様々なサプリを実験し、悠と陽介の精子は大量生産の一途をだどっていった。
そして今週は、なんと悠が陽介の口中で抜かずの二発目を噴出した!
「うっぷ! ……あっ、がっ」
少し咳き込みながら、陽介が悠の練乳ちゃんを大事に飲み込む。
「……ビビッたぜ。続けて二回だなんて!」
「いや、俺もこれは予想外だった。よほど相性が良かったのだろうな」
「どれどれ? 早く見せてくれよ!」
焦る陽介を抑えつつ、悠が鞄から取り出したのは容器に英語が並ぶ海外製品だった。
「……え? これって……」
「NEWというメーカーが出しているMオブジェチンクという製品だ。吸収力の良い亜鉛がなんと30mgも入っている!」
「さ……30mg!?」
「ああ。今まで25mgはあったが30は初めてだ。……だが、秘訣はこれだけではない」
「え?」
「陽介、お前が最初に飲んでたヤツ、覚えてるか?」
「あ、ああ! エミノス錠か?」
「そうだ。あのエミノス錠をこのMオブジェチンクと併用して飲めば、効果絶大だったんだ!」
興奮して語る悠。
「ゲッ! そんな飲み合わせがあったなんて……。俺は今回、マカと亜鉛サプリを併用してみたけど、なんか吐き気がする感じだな」
「それは危険だな。亜鉛の摂り過ぎは中毒症状を起こしかねない。あくまで亜鉛ベースでその吸収を助けるサプリを併用することが大切だ」
真顔で力説する悠。
「なるほど……。よし! 俺も絶妙な組み合わせを発見してやるぜ!!」
* * * * *
翌週以後も、国内外あらゆるサプリを実験し、悠と陽介は精液の濃度、量、そして飛距離までを厳密に研究し続けた。
同じ試みをしても、二人して別の結果が出ることも多く、個人差や相性もかなり影響することが改めて分かった。
今後も、日々様々なサプリが悠と陽介の体内で暴れ回ることだろう。
彼ら二人が、日本有数の精子研究の権威として認められる日も、そう遠くはないかもしれない……。
(了)