主×花
※悠君が陽介のアヌスを拡張する話第2弾です。
稲羽市で冬の休暇を楽しんでいる悠。
3日前、陽介にバルーンタイプのアナルプラグを装着させたわけだが、今夜の悠は次のステップを狙っていた。
仕事終わりの陽介を、商店街脇の豚カツ屋で悠は上ヒレをつまみつつ待ち構える。
因みにこの豚カツ屋、ごく普通の店構えにごく普通の店員と、見かけは何のへんてつもないのだが、時折、不可解な女装客や明らかにゲイチックな二人連れ客が訪れる。
最近、その空気に気付いた陽介が、今夜の待ち合わせ場所にここを選んだのだが、果たしてこの日も怪しげな客が蔓延っていた
デカい女!と思えばそのスネにはモーレツな剛毛が見え隠れしており、しかし何故かその連れは女性。
その隣では、ムッチリ体型の男に細身でサングラスの男がオネエ言葉で自慢のレシピを次々と説明している。
この3年で性なる世界にはかなり精通してきた悠だったが、同性倒錯はまだ初心者だ。
興味深く周囲を眺めながら、生ビールをグイッと飲み干す。
と、陽介がいつもの調子で店に入ってきた。
「よお! おまたせ、悠!」
勢い良く悠の正面に座る陽介。
「……で、どうよ、この店?」
「ああ。とても面白いな」
ニヤッとする悠。
「ク~~~ッ! そう言ってくれると思ったぜ! ……いや、俺もさ、最初は全然気付かなかったんだけど、通ってる内に妙な空気を感じ始めたのよね」
ほどなくして、陽介にも生中が。
乾杯する二人。
「……カーッ! うめぇ!! やっぱ、仕事終わりの一杯は最高だな!」
「2杯くらいにしとけよ」
「え? 何で?」
真顔で悠に問う陽介。
「お前も分かっているだろうが、アルコール摂取量がある一定の量を超えると、途端に反応が鈍くなる」
「……ああ、勃ちが悪くなるって話ね」
「そうだ。俺とお前は偶然同じようなレベルで、どうも2杯くらいがリミットのようだ」
「そうだな。こないだ泥酔状態でやろうとした時、お互い全然ダメだったもんな!」
笑いながら、とりあえず2杯目を注文する陽介。
「……でもさ。お前、女相当食ってんだろ? 酔わしてそのままやっちゃうってパターンじゃねーわけ?」
「酒の勢いってのは逆にない。いける時は飲まなくてもいける」
悠の目がギラッと光る。
「はいはいはい、ごちそうさん! お前はすげーよ」
「……でも、お前とは別なんだ、陽介。必要以上に飲んだら楽しめなくなるけど、少し飲んでたくらいが感度がいい。今夜は俺を貪ってくれ」
「お、珍しく受け体制なのね! よーっし、じゃ、いっちょやるか!」
店を出る悠と陽介、寒空の中寄り添いつつ、陽介の家へと向かう。
「……で、どうだ? だいぶ拡がってきたか?」
徐に陽介にストレートな質問をぶつける悠。
「あ、ああ……、まあな。何か、恥ずかしいんだけど……、拡がった分やっぱ快感が増してきたかも。……あ、そうだ、最初に入れてくれたあの五段のヤツ、あれまた貸してくんねーかな? ちょっと入れたいかな~って」
「えっ!?」
突如動揺の表情となる悠。
「五段くびれのプラグ……、あれはお前が持ってるんじゃないのか?」
「え? 俺、持ってねーよ? あん時、お前が持って帰ったんじゃねーの?」
悠の顔から血の気が引く。
「……え? まさか、持って帰って……ない?」
「……そのまさかだ」
悠の応えに言葉を失い、一歩後ずさりする陽介。
冷や汗をかきながら見つめ合う二人。
「……でも、あれから三日経っている。おじさんが見つけていれば、とっくに俺に説教してくれてるはずだ。それがないとなると……」
「まだ見つかってないんだよ! ソファーの下とかに隠れてて……。と思いたいけど、まさか菜々……」
「陽介!!」
悠の取り乱した叫びに、思わずビクンと肩をすくめる陽介。
「菜々子はまだだ……、まだなんだ……。ちょっと待っててくれ! いっぺん戻ってくる!」
「わ、分かった! ……早くしろよ!」
駆け出す悠。
それを見送る陽介は、一抹の不安を抱えつつ呟いた。
「菜々子ちゃんはまだって……、つまり、そゆこと?」
* * * * *
堂島家に戻った悠は、バタバタと靴を脱ぎすてて中に入り、まずはリビングへ走った。
そして、這いつくばるようにソファーの下を覗き込む。
ない!
落ちてないということは、誰かが拾っている!
と、そこに菜々子がやって来た。
「あれ? お兄ちゃん、帰ってきたの? 今日は陽介お兄ちゃんとこに泊まるんじゃなかったの?」
「あ、いや! そうなんだけどね……、ちょっと、忘れ物してね……、あ、いや!」
珍しくかなり動揺している悠。
「……あ! もしかしてアレ? こないだ、今お兄ちゃんがいる辺りに落ちてた黒いやつ……」
青ざめる悠。
しまった!
やはり菜々子に拾われていたのだ!
なんということだ!
菜々子にはまだ、早すぎる……!!
「な……、菜々子。それ、どうしたのかな?」
「ああ、なんか変な置き物かなんかかなあと思って、あそこの上に……」
菜々子が書棚の上を指さす。
そこには、三日前陽介の中にインしていた黒いアナルプラグが、まるで旅先で買った記念の彫像物のように鎮座ましましていた。
「な……、菜々子。あれは置き物じゃないんだ……」
「え~? じゃあ何なの?」
「……いや、その……。とりあえず、借り物なんで、返さなくちゃいけないんだ!」
悠は、そういって黒き物体Xを書棚から掴み取った。
「あ、お兄ちゃんのじゃなかったんだね……。ゴメン、なんかヌルヌルしてたから洗っちゃったけど……」
「えっ!?」
菜々子の言葉にさらに動揺する悠。
一瞬の沈黙……。
そして、悠は黒き物体Xをそそくさと鞄に詰め、菜々子に優しく微笑みかける。
「あと5年くらいしたら、菜々子にも良さが分かるものだよ。だから、今はまだ覚えておかなくていいからね」
「うん、分かった。またその時に教えてね!」
ニッコリ笑う菜々子。
天使の微笑みに若干の罪悪感を抱いた悠だったが、とにかくこの場をやり過ごすことが今は最も重要だ。
「じゃ、行ってくる」
「うん! 陽介お兄ちゃんにもよろしくね!」
「ああ」
堂島家を逃げるように飛び出した悠、あまりに無邪気な菜々子の態度に気がとがめながらも、一方では数年後の菜々子の姿をチラリと想像してみたりもした……。
* * * * *
陽介宅へと辿り着く悠。
「おお! 待ってたぜ! ……で、どうだった?」
玄関から陽介の部屋へと歩を進めつつ、悠が先程のやり取りを陽介に説明。
「……お、おい! 大丈夫なのか!? まあ、菜々子ちゃんには分からないとは思うけど……」
「まあ大丈夫だろう。洗われたと聞いた時はさすがにドキッとしたが……」
「悠……。分かってるだろうな? 菜々子ちゃんはみんなの天使なんだからな」
「だが、成熟期の発毛が天使の羽根をもぐこともある……」
「何だそれ? ……まあいいや」
陽介の部屋に入る二人。
既に陽介がエアコンで部屋を暖めていたので、二人はすぐさま臨戦態勢に入るべく薄着に。
悠はサテン地の黒いシャツに、今日は真っ赤なシルクのボクサーブリーフ。
陽介は、長めのロンTにオレンジのビキニパンツ。
そう、悠にパイパン化されてしまってから、陽介は逆にビキニの虜となってしまったのだ。
ビキニラインの中心に浮かぶ陽ペニのシルエットは、やはり美しい。
既に半勃ちとなっているため、その隆起の立体感がパンツ生地のオレンジに絶妙な陰影をもたらしている。
「あのバルーン式のやつ、すっげー変な気分になるな。なんかこう、ハラん中がドンドコドンドコいってるような……」
「今夜は、もっとドンドコいうことになるかもしれんぞ?」
ニヤリと笑う悠。
「えっ……、ちょっと待って、まだ別のがあるワケ?」
若干の冷や汗とともに悠に問う陽介。
「あのバルーンは、所詮シリコンが電動で膨らむだけなので、それほど絶大な効果はない。次はダブルバルーンを使ってみたいところだが、それは次回に取っておこう」
「次回って……、じゃ、今夜は?」
「穴が拡がり切らない内に、このタイミングでこそ最高の快感を得られるプレイをしよう」
悠は、そう言って鞄からシャンプーをひとボトル取り出した。
「……シャンプー? どうすんの? それ」
「当然……、こうするのさ!」
言うやいなや、悠は陽介のビキニパンツに手をかけ、下にズラすと陽ペニがピンッと反動で飛び出した。
「ああ……」
思わず感嘆の溜め息を漏らした悠は、そのまま陽ペニを咥え込む。
唇を優しく本体に沿わせながら、口中ではその舌先で裏筋をつつく。
「おう……、おおっ」
陽介は悠の口撃によって次第に全身の力を失くしていき、ソファーの上に崩れ落ちた。
すかさず悠は陽介を腹這いの姿勢にし、シャンプーをその少し開き気味のアヌスに突き刺した!
「あぐっ!!」
チューチューとシャンプー液を陽介の中へと注入していく悠。
ボトル半分くらいまで一気に注入したところでスポッと抜き出し、その下でピクピクと蠢く陽ペニに目を遣ってニタリ。
「……うわっ! 何だコレ!? なんかグルグル変な音鳴ってるぞ!? ホントに大丈夫なのか!?」
姿勢を変え、肛門を手で押さえながら陽介が焦る。
「陽介! 我慢しろよ! 絶対出しちゃダメだぞ!!」
悠は、そう陽介に念を押しながら、愛しの陽ペニの威力で既に硬化した自らのダイヤモンドポールにゴムを被せた。
「ダ、ダメだ! 悠! ハラん中で稲妻が轟きまくっているぞ! ……漏れる!!」
「行くぞ」
悠はマイポールをバックから陽介のアヌスへ入れ込むと、下半身はそのまま動かさず、ロンTを捲り上げて陽介の背中を舐め回す。
その間、陽介の直腸内では雷鳴が轟き続け、激痛と快感が混じり合う超・感覚を実感していた。
「うあ……、ガッ……ク、うんにゃ~、ハッ! ……あうあう!」
「お前にゴムなど使いたくはないが、シャンプー液は亀頭の粘膜を傷つける可能性が高いらしい。ここは……」
悠は、自らの硬い分身をグッと陽介の奥へと突っ込んだ。
「陽介……、我慢だ。我慢だぞ!」
さらに陽介に念押しした悠は、陽介の中のマイポールを徐々にピストンし始めた。
「あ、ああああ~! だ、だん……だん」
声にならない声を上げ続ける陽介。
陽介の痛みはハンパではなかった。
浣腸の痛みとはまた違う鈍痛、しかし、直腸に直接突き刺さるような感覚は今までにない鋭痛も交えてくる。
もう今にも漏らしてしまいそうだが、出口は悠のダイヤモンドポールで塞がれている。
そして、その固きモノは逆に奥へ奥へと突いてくるのだ!
「……立て! 陽介」
「え……、ええええ~!?」
悠とつながったままの陽介はフラつきながら立ち上がり、ソファーの背もたれ、テーブルの縁と、色々なものに手を沿わせながら徐々に移動する。
「お前の行きたいところは……、あそこだろ」
「わ……、分かってんなら、早く、早く行かせてくれ! た、頼む! 悠……」
しかし、悠は容赦なくピストン運動を続ける。
悠の突きが、陽介の歩を一歩ずつ進める。
「ダメ……ダメ……、出る出る出る出る~~~~っ!!」
涙を浮かべながら、ガクガクと足を前へ出していく陽介。
激痛と快感が交互に訪れる中、陽介は便意のみの男となっていく。
しかし、この激痛と快感のハーモニーが実に心地良い!
悠のピストンとともに一歩ずつ進む二人は、やがて部屋を出て、トイレの前へとやって来た。
「も……、もうすぐ……!!」
恍惚と苦悶が混じり合った微妙な表情の陽介が、トイレのドアへと震える手を伸ばす。
ドアノブを捻り、天国への扉が開かれた。
悠がここで最後のひと突き!
「ウッ……!!」
陽介の中で果てた悠。
そして、まだ硬いままのダイヤモンドを抜き取ると、陽介を優しく天国へと誘った。
「5分後だ」
悠の言葉を理解出来ないまま、陽介はようやく辿り着いたオアシスに腰を下ろし、一つ溜め息をついた。
と、次の瞬間!
ピューピュー!!シャーシャー!!と勢い良い天然の吹奏楽が狭い室内で奏でられた。
5分後、脱力の塊と化した陽介は狭い室内でグッタリとしていたが、その表情は幸せそのものという感じであった。
そこへ再び悠がやって来る。
軟体動物のようになった陽介を四つん這いにさせると、その菊門はまるで蟹のようにブクブクと泡を吹いていた。
悠は、そんな陽介を持ち上げて肩に抱え、隣の浴室へと移動する。
「……え? ……ふ、あ……」
浴室の洗い場で再び四つん這いになる、意識朦朧の陽介。
悠は徐にリドカインゼリーを手にし、陽介のアヌスへと顔を近付ける。
「洗浄だ」
シャワーの湯で陽介のアヌスをサッと流すと、悠は右手の中指にゼリーを塗りたくり、陽介のアヌス周りを優しくなぞった。
「……あ! ああああ」
再び覚醒した陽介。
そして悠は、その中指を既にぬめりのある陽アヌに挿入した。
「おお! ゆ、悠……、今度は、何?」
「これは軽い局所麻酔を含んだゼリーだ。本来は快感を損なうので使いたくはないが、今日は初めてなので……」
「は、はじめて……?」
悠は、一旦指を抜き、次に右手の人差し指と薬指もゼリーで包み、再度陽アヌにゆっくりと挿入した。
「ああ、あうっ!」
得も言われぬ快感で、陽介が顔を上げて喘ぐ。
しばらく三本指を陽介の肛門内で泳がせた後、悠は再び指を抜き、右手親指の付け根、そして小指の付け根にゼリーを塗布し、親指と小指を内側へ折り曲げたまま陽アヌへと挿入を試みた。
「……む!」
二種のプラグで少し拡がった陽アヌだが、シャンプー液浣腸によってさらに内括約筋も緩くなっている。
さすがに慎重に五本の指を入れていく悠、額には若干の汗が。
「あああ、あがあがあがあが……!!」
麻酔効果が施されているとは言え、五本指の感覚はプラグを遥かに上回る。
そして、ついに悠の右拳が陽介の中に収まった!
「わわお!!」
肛門内を傷付けぬよう、ゆっくりゆっくりと陽アヌ内の右指を一本一本折り畳んでいく悠。
そして、ついに拳が固く握られた!
「な……なんぎゃうやうや……、あう!!」
まさに初めての快感続きに、陽介の意識ははもはや天空へと飛び上がっていた。
悠は、陽アヌの中の右拳を微妙に緩めたり握ったりしながら、左手は陽ペニをしごき始めた。
中と外のダブル攻撃で、陽介はもう声も出ない。
さらに悠の右拳が陽アヌ内で蠢く!
そして、完全硬化した陽ペニをシュインシュイン!
「……ぁぁぁぁああああ! あああ!!」
浴室内に響き渡る陽介の声!
同時に飛び散る白濁のホットミルク!
ゆっくりと陽介の中から右拳を抜く悠。
抜かれた穴はヒクヒクと痙攣し、そこから泡がポタリポタリと落ちていく。
放心状態の陽介をバスチェアーに座らせた悠は、陽介の身体をギュッと抱き締めてキス。
「……ごめんな。痛かったろ」
「……いや。当たり前だけど、こんなの初めてだ……。何回も意識飛んでった気がする。……お前はやっぱり、すげぇ……」
そう言って、今度は陽介から悠に口づけ。
と、そのまま疲労困憊の陽介は、悠の胸の中でスヤスヤと眠りの世界へと落ちていった……。
* * * * *
翌朝、悠は一旦堂島家に戻り、午後には東京へ帰るべく八十稲羽駅で汽車を待っていた。
傍らには陽介。
「いいのか? みんなに挨拶していかなくて……」
「ああ。今回はお前だけのために来たんだ。だから……いい」
悠の言葉に、陽介は照れ隠しのように持っていた袋を慌てて悠に手渡す。
「あ、ああ! これお土産な!」
陽介からお菓子の入った紙袋を手渡された悠は、逆に陽介にも袋を渡す。
「ん? これは?」
「医療用のダブルバルーンだ。よく説明書を読んで試しておいてくれ」
涼しい顔の悠に、陽介は少々呆れ顔。
「い、医療用って……。お前、昨日もそうだったけど、何でそんな専門的なモン手に入れられんの?」
「ああ。医療用って言っても、この辺はルートがあって誰でも手に入れられるんだ。問題ない」
「はあ……。俺、だんだん変態の道にハマッていってる感じがする。……まあ、でも、気持ち……いいから、な」
照れた顔の陽介。
と、そこへ汽車がやってくる。
乗り込む悠。
座席に座り、窓越しに陽介と会話する。
「じゃーな。今度は出来るだけ俺の方から行けるようにすっからさ!」
「無理するなよ。でも……、ありがとう」
「へっ。次はもっと穴が拡がってるだろーな」
照れ笑いしながら、悠に貰った袋を眺める陽介。
汽車が発車。
そして悠が一言。
「陽介。……穴は、もう一つあるぞ」
悠の笑顔とともに走り去っていく汽車。
そして、陽介が激しく疑問形の表情で立ち尽くす。
「もう一つの穴? 何だそれ?????」
次の道がさらなる深みであることに、陽介はまだ気付いていない……。
(了)