※この作品はR-18です。

夜叉、見参!!   作:K-daisuke

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武人と装者

~IS学園~

クラス代表が一夏に決まった。それは問題ない。むしろ勝者なのだから当然ともいえる。だが、セシリアと箒の二人が火花を散らすこの状況に、圭司は苦笑いを浮かべていた。

 

「なんで二人はここまで仲が悪いんだい?」

 

「それが俺にもわからなくて・・・・・・」

 

一夏も苦笑いで答える。さすが朴念仁といったところか。やはり、女の子の気持ちには疎いようだ

 

「……まったく、一夏君は鈍いね……」

 

「…何か言いました?」

 

「いや?なにも…」

 

あきれながらも笑みを見せる圭司

 

「ところであなたは誰ですの?一夏さんと親しいようですけれど……」

 

「ああ、俺は紫藤圭司。技術関連の方を今まで一夏君を指導してたんだ」

 

「そうでしたの……通りで一夏さんの動きがよかったはずですわ」

 

「まあ、戦闘関連は兄貴と箒ちゃんのおかげだけどね」

 

「そうでしたの……箒さんのおかげですの……」

 

ちょっと暗い感じで声を出すセシリア

 

「……ところで、うちの兄貴が来てないんだけど、箒ちゃん何か知らないかな?」

 

「いえ、私は何も……」

 

「そうか…どこでなにしてるんだか?」

 

そのころ大輔はと言うと・・・

 

「受付ってどこか知ってる?」

 

「まあ知ってはいるが……(待たせてるんだがな)」

 

なんだか知らない少女に絡まれていた

 

~時は少しさかのぼり、IS学園敷地内~

「う~む、少し遅れてしまったか」

 

アリーナへと小走りで向かう大輔。自身の仕事が長引いてしまった為であった。

 

「ちょっといい?」

 

「なんのようだ?」

 

ツインテールの少女に話しかけられ、静かな口調で答える大輔

 

「なによ、その態度」

 

「ああ、すまん。少し急いでいたものでな」

 

「まあいいわ。ねえあんた、受付ってどこか知ってる?」

 

「まあ、知ってはいるが…」

 

頭をかきながら答える大輔

 

「なによ?はっきりいいなさいよ」

 

「なにぶん、俺もここに赴任して短いんでな…地理をまだ覚え切れてはいなくてな…確か、アリーナの向こうが本校舎だったはずだから…丁度いいアリーナ付近までなら案内しよう。俺はアリーナに用があるんでな」

 

「そ、ならお言葉に甘えさせてもらうわ」

 

「そうか、じゃあ行こうかお嬢さん」

 

「お嬢さんじゃないわ。私は凰鈴音よ」

 

「俺は紫藤大輔だ。技術職員をやってる。よろしくな」

 

「こちらこそよろしく!」

 

そう言い、握手すると鈴を案内する大輔であった

 

~IS学園・アリーナゲート~

アリーナのゲートまで歩いてきた二人。ここまでに色々と話をしていた。

 

「1年で代表候補とは努力家なんだな…」

 

「そっちだって2ヶ月で資格を取るなんて凄いわよ」

 

「そうか?……と、ここがアリーナのゲートだ。この裏が本校舎になる」

 

「案内してくれてありがとね」

 

「なんの、俺も用があっただけだ。それにこれくらいのこと造作もない」

 

「そ、じゃあここでお別れね」

 

「ああ、じゃあな…」

 

そう言い鈴音と分かれる大輔。と、そこへ一夏と箒がやってくる

 

「あ、大輔さん!遅かったですね」

 

「ああ、すまない…仕事が長引いてな」

 

「いえ、そういうことなら構いませんよ。でも、大輔さんの指導がない分、箒に絞られましたよ…」

 

「フッ、そうか……篠ノ之、ありがとな」

 

「いえ、当然のことをしたまでです」

 

「まあな…クラス対抗戦も近いからな……」

 

その後も他愛もない談笑をしながら歩いていく三人。その様子を見ていた視線には気づかなかった

 

「一夏…誰なのよ、あの女…」

 

鈴音であった

 

 

 

 

 

 

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