~IS学園・アリーナ~
「さあ、暴れるか」
金色のISを纏った大輔が一歩前に踏み出す。すると武者のようなISがビームを放つ。
「無駄だ……」
左手にマウントされた盾で防ぎ、意にも介さずゆっくりと一夏と鈴に近づく
「大丈夫か?二人とも」
「はい…それより大輔さん、そのIS…」
「こいつは俺の専用機、金色夜叉だ」
「アンタ…ISが使えるの?」
「そうだが、それがなにか?」
「なにかって、二人目の男性装者なんて聞いてないわよ!」
「秘密にしていたからな。今始めてばらした」
あっけらかんと言う大輔。それに唖然とする鈴である
「詳しい話はあとだ。今は奴らを倒すぞ」
「奴らって、アンタあれの正体わかってるの?!」
「ああ…恐らく…あの2機は俺の古巣が送り込んだISだろう…目的も大体察しがつく」
「目的って?」
「織斑とその機体だろうな…ただ、もう1機の方はわからんがな」
頭をかきながら説明する大輔
「さてとやるとするか…」
武者と騎士に向き直ると右手に光が集まり、日本刀のような近接ブレードが現れる。
「やるって、アンタ一人で戦うつもり?!」
「そのつもりだが?」
「無茶よ!2機相手なんて」
「お前らはこれまでの戦闘でエネルギーが心許ないからな……だが、手伝うと言うのなら1機任せるぞ…」
「…それでいいのよ」
「それに一夏は守られるだけは嫌だろうしな」
「………っ!」
「故に俺はこう言おう…やれるな!一夏!!」
「はい!!」
笑みを見せると同時にビームが放たれ、それを散開して回避する
「お前たちは騎士型をやれ…俺は武者型をやる」
「了解です!」
「任せなさい!!」
そう言うと左右に分かれる3機。大輔は武者型に向かって距離を詰める。武者型はビーム砲を向け、槍を構える一方、騎士型も向かってくる鈴と一夏に警戒しランスと両肩のガトリングを向けた。
「さて、蹴散らすか!!」
笑みを見せ、瞬時加速で一気に懐に飛び込む大輔。そのまま右手のブレードで斬り上げるが武者型も上手く槍の柄で受け止める。しかし、
「反応はよし…だが、切れ味を見誤ったな!」
そのまま力を込め、一気に振りぬき防御に使った槍ごと切り裂く。これにより頭部バイザーが破損し、中身の機械が丸見えとなった
「無人機だと!?まあいい、このまま押し切る!!」
そう言うと連続で斬りつけるが一向に倒れる様子はない。すると肩部のビーム砲にエネルギーが集まる。
「(さすがに無人機、ビームをこの距離で撃つか!!)ならば!!」
即座に蹴りを叩き込み、距離を離すと平突きで頭部を貫く。しかし、それでもチャージを止めない。故に
「ぜぇりゃああ!!」
そのまま一気に横に振りぬき、左の砲塔を切り裂くと一回転し、そのまま右の砲塔も切り裂く。そしてダメ押しに左手で腰に携行していた対IS用サブマシンガンを構え、1マガジン撃ちきって離れた。これにより制御部分を損傷した機体はそのまま自由落下。地面に激突すると爆発、炎上した。
「ふむ、少しやりすぎたか…」
呟くと地面に降り立つ
~一方騎士型対一夏・鈴組~
一夏に向けてガトリングを放つ騎士型だが、一夏はそれに反応しかわしていく。そうして出来た隙をついて鈴が衝撃砲を叩き込むものの、意外と堅牢なのかなかなか堕ちないようだ。
「鈴、俺に考えがある!!」
「なによ、ろくでもないことじゃないでしょうね?」
攻めあぐねていると鈴に一夏が通信を送る
「大丈夫。大輔さんに教わったことを実践してみるだけさ」
「ならいいけど…」
心配そうに言う鈴を他所に一夏は一気に加速して騎士型に突っ込んでいく。当然騎士型はガトリングを放つのだが、一夏はそれを最小の動きで避けていく。
「(さっきから見ていてあいつは機械的な動きしかしなかった。なら!!)」
そして距離が十分詰まった瞬間に零落白夜を起動、それと同時に瞬時加速を使用し、その勢いを刀身に乗せ一気にぶった切ったのだ
「(なんか、見ないうちに前より無茶するようになってない?)」
内心ため息をつきながら鈴はその様子を見ていたのであった
今回の無人ISスペックデータ
武者型…堅牢で高火力型だが、素早い反応も出来る
武装
肩部ビーム砲
対IS用機甲槍
騎士型…武者型よりはやわらかいものの十分堅牢。
武装
肩部ガトリング砲
対IS用ランス