~IS学園・アリーナ~
「終わったようだな……」
一夏の隣に降り立つ大輔。その顔は笑みを見せていた
「なかなかいい一撃を放つじゃないか一夏。特訓の成果が出てるな」
「ありがとうございます。…それより、色々と聞きたいんですけど……」
「ああ、話してはやる…が、教師陣へ先に説明しないといけないようだ…」
アリーナの方を見ると千冬が立っていた
「あはは…そうみたいですね…」
苦笑しながらも答える一夏だった
「だから、あとでお前の部屋でな」
「はい!!」
~某所・研究施設~
「ふうむ、やはり無人機ではこの程度ですか……ですが、よいデータが取れました」
腕組みをしながら一人の男が笑みを浮かべていた。その視線の先には大輔たちの戦闘の映像が映っていた。どうやら無人機からのデータのようだ
「しかし、108のIS…やはり、試作1号機でしたか…どおりで見つからなかったわけです。ですが、面白くなってきました・・・奴等がいれば実戦データが取れますし、そうすれば無人機の量産と独立稼動にも役立つでしょう…見逃したのは正解でしたね」
笑みを浮かべ、部屋を後にする男であった。
~再び、IS学園~
千冬による説教のあと現在、大輔は生徒会室にいた。それは、とある人物に今回のことを説明する為だ
「失礼します」
「どうぞ、入って」
コンコンとノックすると入る大輔。その視線の先には水色の髪の少女がいた
「今回のことについて説明してもらえるかしら?」
「…大体は掴んでいるくせによく言うな……」
「あら、気づいてたの。政府の護衛役さん」
「そこまで気づいていたか。さすがは更識の当主だな、更識盾無」
笑みを見せる大輔
「あなたこそよく知ってるじゃない、紫藤大輔さん」
「これでも裏の情報には詳しいんでな…で、何を説明して欲しいんだ?」
「今回の襲撃犯となぜISが使えるのか…これについて説明して欲しいわね」
「襲撃犯についてはあとから現れたほうしかわからんが、いいか?」
「ええ、構わないわ」
「襲撃犯は恐らく企業連合の試用兵器だ…」
「へえ…なぜ、試用だとわかるのかしら?」
扇子で口元を隠しながら問いかける
「簡単だ…これまで存在していなかった兵器…そして、うちの弟が、敵がデータを送受信していた痕跡を見つけたことからな」
「それなら納得がいくわ。次になぜISを使えるのかについては?」
「人体実験…その結果によるナノマシンへの過剰適合が原因とされている」
「人体実験…ですって?!」
「…幼いころからナノマシンを過剰に投与され続けていたからな…それによってナノマシンが細胞と融合しちまった…故にISが使えるし、身体能力や傷の治り等が常人以上になっちまったのさ」
苦笑しながらも淡々と話す大輔。盾無はそれを無言で聞いていた
「別に何も考える必要はない……そうだろ?」
「そうね……」
扇子を閉じる盾無。
「さて、俺は約束があるんでな…失礼させてもらう…」
そう言い立ち去る大輔であった
「(人体実験…この情報はまずいわね)」
大輔の残した情報に考えをめぐらす盾無であった
~IS学園・一夏の部屋~
一夏の部屋にやってきた大輔であったが、そこには箒と鈴にセシリアも来ていた
「(これはめんどくさいことになりそうだな)」
内心、そんなことを考えている大輔であった