~IS学園・アリーナ~
アリーナに到着した時には既に決着がついていた。VTシステムの袈裟斬りを弾き、居合いによる一閃で切り捨てた一夏の姿があったのだ
「(俺の出る幕はなかったようだが…なんだ?この不安は?)」
嫌な予感を感じつつ一夏のもとへ駆け寄る大輔
「なんとかなったようだな…ボーデヴィッヒも無事なようだな」
一夏の抱きかかえているラウラの様子を見て、一安心する大輔。
「はい、何とか大丈夫みたいです。ところで、大輔さんはなんでここに?」
「嫌な予感がしていたんだが、そこにこの騒動だ。対処が必要かと思ってな」
「そうなんですか…」
「それより一夏、そいつを連れて行くといい。お前も疲れているだろうしな」
笑みを見せる大輔。だが、嫌な予感はまだしていた。
『聞こえる皆?ちょっとした問題が起きた』
圭司から通信が入る
「何事だ?」
問いかける大輔
『未確認の反応が5つ、そこに向かってる。警戒を………』
突然、通信にジャミングが入る
「おい?!チッ、面倒なことになった…一夏!皆を連れてここから離れろ!!今の状況では戦闘は無理だ」
「わ、わかりました」
「1人で対処するつもりですか?!無茶です!!」
声をあげる箒であったが大輔は手で制する
「大丈夫だ……だが、きついのは確かだな。急いで、他の教員を呼んできてくれ」
自身のIS、金色夜叉を展開する大輔
「わかりました……」
そう言うとアリーナの出口に向かう箒たち。三人を見送りながら、大輔は空をにらむ
「来るか……」
アリーナのシールドがビームによって破壊される。その先には前回と同じ、騎士型が4体とそして見たことない紅い機体がたたずんでいた。その機体は。紅のボディに金色のラインがあしらわれているフルスキンの機体であった。
『久しぶりね、108。今は、紫藤大輔でしたっけ?』
紅い機体から音声が発信される
「まさかお前が出てくるとはな…01!」
笑みを浮かべる大輔
『VTシステムと織斑一夏。両方渡してもらうわ』
「渡すわけはないだろう?」
そう言いライフルを展開し、刀を構える大輔。
『そう、なら仕方ないわね』
腕を振り上げると騎士型がガトリングを向ける
『同胞を討つのは忍びないけど…組織の為には消えてもらうわ!!』
腕を振り下ろすと同時に2機の騎士型がビームによって撃ち抜かれた。
「俺もここにいるんだけど?」
そこには白いフルスキンの機体を纏った圭司がいた
「間に合ったか……一夏たちは?」
「とっくに非難済みさ」
「そうか…これで心置きなくやれる!!」
そう言いライフルからビームを連射する大輔。01はそれを最小の軌道で避けていくが騎士型は直撃し破壊される
「やはり、強いか…ならば、接近戦で!!」
瞬時加速で突撃する大輔。それに続いて圭司もライフルを連射しけん制する。しかし01はビームを最小の軌道で避けながら、瞬時加速で上昇し避ける。
『今日はこいつらに任せるとするわ。ここでは面白くないもの』
そう言い加速して立ち去る01。
「チッ、引き際がいいな…まあ良い、阻めただけでもよしとしよう…奴は全くやる気がなかったようだしな」
そのうしろ姿を見送り呟く大輔であった。