アリアが持ってきた神聖結晶を使い新たなる仲間を召喚する事になった。
アリア曰わく現在竜族は二つの派閥に分かれているそうだ。 一つは竜族の姫を中心とした人間との共存を望む穏健派。 もう一つは大長老と呼ばれるドラゴンメイジをトップとした人類制圧を望む過激派だ。
今回襲撃を開始した過激派に対抗すべく戦力増強をするため、アリアはありったけの神聖結晶 計10個を持ってきたのだ。
「それでは王子、 アイギス様お願いします。」
アンナが首から下げていたアイギス様の御神体(?)である神聖結晶の首飾りを俺の前に下ろした。 そこからアイギス様の姿が現れる。
俺は手にした五つの神聖結晶をアイギス様の前に並べる。
「願いなさい人の子よ! あなた達の覚悟と想いを。 魔を討つ心を掲げなさい。」
五つの神聖結晶が光出すと白い光を放ち出した。
光が収まった後そこにいたのは一目で海賊と分かる女性だった。 手にしているのはログレス王国では資料でしかみたことのない長銃だった。
「よろしく王子様。 私はアネリア。よろしくね」
妖艶に笑う女性はアネリアというらしい。
彼女の話を聞くと彼女は元は異国の姫だったという。 ログレス王国が魔物の襲撃を受けたのと同じ頃彼女の国も魔物による襲撃を受けたらしい。
妹と二人逃げたらしいのだが道中妹ともはぐれてしまったらしい。そのまま彼女は船で逃げたものの海で魔物に襲われたところをミネルバと名乗る海賊に救われ しばらくの間彼女のもとで魔物を倒す為の力をつけていたらしい。 そして独り立ちをして仲間を探していたときにアイギス様によって召喚されたらしい。
「そんなわけだからさ、王子に協力させて貰うわね」
「こっちこそ よろしく頼む。」
残りの神聖結晶もう一度召喚する事になった。
五つの神聖結晶が浮き上がり光を放つ………が、
「これは………?」
アンナが呟くのも無理は無いだろう。 神聖結晶が黒い光を放ち出したのだ。黒と言っても完全な黒ではなく金色の光も混じっている。
「人の子よ 此度の召喚は今までにない力を感じます。 とても強力な仲間が来てくれるはずですよ。」
光が収まるとそこにいたのは
「て、天使………? 」
漆黒の翼と同色の長い髪を持った ボンッ キュ ボンッ な天使だった。
「私の封印を解いてくださったのは貴方ですか?」
鈴の音色のように綺麗な声が響く。 って封印!?
「はい。私はソフィー。元々は神に使える天使の一員でした。 しかしかの千年戦争の時に仲間の天使達数人と共に天界の、神の命を破った為、私達は堕天して封印されてしまいました。」
「その神の命と言うのはいったい?」
ケイティに聞かれたソフィーは答える。
「千年戦争への、人間への介入を一切禁じると言うものでした。 天界では地上への干渉は一切禁止されているのです。 ですが、私達、 私とクロエ、エルン、ニエルは倒れていく人間を見ていることが出来ずに人間側に加勢したのです。 その後魔物の軍勢には勝ちましたが、命を破った私達は堕天し二度と天界に戻れなくなった後封印されてしまいました。」
「だったら、 ずっと俺達と一緒にいればいい。 神だろうが何だろうが仲間の為なら倒してやるよ」
「王子………」
ソフィーが涙目になったところでソーマちゃんから冷静な突っ込みが入る。
「一応アイギス様も女神ですよ」
「一応ではなく本物ですが……」
あの……ソーマちゃん?君が一番失礼だよ? 一応って…アイギス様が突っ込みに回ったじゃないか。
「まあ、 アネリア、ソフィーこれからよろしくな」
「堕天使ソフィー 御身の前に」
「姫海賊アネリア 御身の前に」
「なにしてんの二人とも?」
「「何故かこうしないといけない気が…」」
別に俺至高の御方じゃない……って俺もなに言ってるんだ…
こうして新たなる仲間が増えた。 余談だがアネリアの銃は魔銃の類らしく弾が銃内で自動生成されるらしい。
筆者はソフィーを持ってないのでせめてこちらでは使いたかったのです