※この作品はR-18です。

千年戦争アイギス ー英雄王の末裔ー   作:UMAの風

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魔物襲撃

「どうしたんだ、親父?」

 

国王であるアーサーペンドラゴン二十世に呼ばれ彼のいる王室へと入った。

 

「おお、来たか。  お前ももうすぐ20だ。そろそろ国務に慣れて貰おうと思ってな。」

 

「お、おう…」

 

曲がりなりにも王族である以上避けては通れない事だ。母親は俺がまだ子供の頃に流行病で亡くなった。そのような訳もあり王家の血を引くのは今や俺と親父しかいない。

 

つまり必然的に次期国王は俺になるのだ。  正直俺は国王には向いていないと思う。  俺は親父程できた人間でもないし、頭もよくない。…ケイティの講義からも逃げ回ってるしな。

 

「まあ、いきなり言っても、まあ無理だろう。だから        入ってくれ」

 

「失礼します。」

 

入っていたのは銀髪の女性だった。年は俺と同じか少し高い位だ。

 

!!

 

「失礼いたします。 私は政務官のアンナで御座います。以後お見知りおきを」

 

 

確か彼女とは以前にあったことがある。

 

そうだ、あれは母親の葬儀の時だ。 ずっと泣いていた俺に付き添ってくれて励ましてくれた彼女だ。

 

「彼女は暫くの間お前に付き添って国務のイロハを教えてくれる。 しっかりと覚えろよ!!」

 

はっはっはっ と笑いながらバシッバシッと俺の肩を叩いてくる。

 

 

まあ、やれるだけはやってみるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし俺が国務を学ぶことは無かった。

 

 

 

その日の晩、寝室で剣の手入れをしている時だった。

 

ドーーーンと物凄い轟音と衝撃にみまわれたのだ。

 

「何だ!?」

 

慌てて腰のベルトに鞘と剣を装備すると部屋から出る。

 

!!

 

窓から外を見ると、

 

「あれはゴブリン!?」

 

千年戦争の壁画に描かれていたのと瓜二つの魔物の群れが王国兵士と戦っているのだ。

 

いや、ゴブリンだけではない。  別の場所では狼型の魔物   またある場所ではスライム型の魔物。 さらには、

 

グワァァァァァァ!!!!

 

一際高い塔の上で咆哮を上げているのは深紅の鱗を持つ龍だった。

 

何が起こったのか全く頭がついて行かなかったがぼさっと突っ立っている暇もない。

 

手短な窓から宙にカラダを投げ出すと、

 

「うらぁぁぁ!!!!」

 

腰の剣を引き抜き兵士達と戦っているゴブリンを一閃する。

 

「何が起きたんだ!!」

 

側にいた兵士のひとりに問いかける。

 

「我々も分かりません。急に城門から多数の魔物が侵入してきたのです!」

 

「中にはオーガか複数確認されて彼らに城門を破壊されたのです!!」

 

別の兵士の話だとオーガもいるらしい。  これじゃあまるで千年戦争の再来じゃあないか。

 

「王子!無事ですか!?」

 

後ろから駆けてきたのはユリアンと彼の部下の兵士達だった。

 

後ろの兵士の中にはソーマちゃんやヒーラーのアリサ  キュテリもいる。

 

「ソーマ アリサ キュテリ  城の裏に隠し通路が有るのは知ってるな。  王子を連れて先に逃げろ!!」

 

 

「ユリアン達は!?」

 

「俺達は国王の下へ行く。  魔物ごときには遅れはとらねぇよ。      隠し通路から南に行ったところに訓練に使う砦がある。そこで落ち合おう。」

 

「なら私も残った方が」

 

そう言ったのはヒーラーのアリサだ。

 

「いや、砦には避難してきた奴がくる。 ならヒーラーのお前が必要だろ。」

 

流石はユリアン。そこまで見据えていたなんて。

 

 

「行け、王子!!  後で会おうぜ!!      行くぞお前ら!!」

 

「「「「おおぉ!!」」」」

 

それぞれが剣を抜き魔物へと突撃していった。

 

「行きましょう王子」

 

ソーマちゃんに手を引かれ裏門へと向かう。 途中アンナを連れたケイティと合流した。

 

「ご無事出したか王子。」

 

ケイティの握るレイピアは血に塗れている。 ここに来るまでに魔物と戦闘になったのだろう。

 

「話は後だ。 まずは砦まで撤退だ!!」

 

 

 

 

 

 

 

薄暗い森の中にある砦にたどり着くとソーマちゃんが高台に上がり見張りに立つ。 キュテリも身軽な動きを生かし高台からいつでも攻撃できるように構える。

 

 

しかしその日砦には魔物の襲撃は無かった。   そしてユリアン達が来ることも無かった…




ガチャユニット 誰をだそうかね…




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