ハイスクールD×D 日常謳歌のファントム 番外編 作:二重世界
「どう、ギャーくん。そろそろ『もう限界です。お願いですからイカさせてください」って言う気になった?」
小猫ちゃんが僕のアソコを刺激しながら、いつもの無表情からは想像できないほど恍惚とした表情を浮かべています。
あれから二十分、そろそろ限界です……。というか、意思が朦朧としてきました……。必死に耐えましたが、さすがにこれ以上の我慢は無理です。
「……もう……限界です。お願いンッ!」
僕がリタイアしようとしたところで何かに口を塞がれました。
いきなりのことで一瞬分からなかったけど、すぐに僕の口を塞いだ何かの正体に気付きました。小猫ちゃんの唇です。
小猫ちゃんはキスで僕の発言を止めたのです。
「ぶはっ」
一時間か十時間か、体感時間ではそれぐらい長く感じられたけど実際は一分ぐらいだろう。小猫ちゃんはいつも以上に激しく僕の口内をくまなく犯してから口を離しました。
そして、そのまま腰を上げて限界まで大きくなっている僕のアソコに自分の秘部を当てて、いつでも挿れられる態勢になります。
どうやら小猫ちゃんも僕と一緒で限界みたいですね。思っていたよりも早かったですが、もしかして最近先輩とヤる回数が減っていて溜まっているのでしょうか?
これはもしかしたら僕が反撃するチャンスかもしれません。そう思った僕は何か作戦を考えようとしましたが、その時部屋の中に僕と小猫ちゃん以外の人物がいることに気付きました。
その人物はいつから部屋に居たのかは知りませんが、僕達の様子をカメラで撮影しています。しかもテレビを撮る時とかに使う本格的なヤツです。
表情は普通ですが、やっていることは完璧な不審者です。僕は一瞬どうするか迷いましたが、意を決して不審者に話かけます。
「……何をやっているんですか、先輩」
「……ん? ああ、俺のことは気にしなくていいから続けてくれ」
「気にしないなんて無理に決まっているじゃないですか!?」
不審者――もとい霧識先輩は僕の叫びを無視して手で続けろと促してきます。
……先輩、もう帰ってきていたんですか。漫画とかなら第三者が入ってきたら萎えて中断したりするんですが、この二人はそんなに甘くありません。むしろ興奮します。
チャンスが一転して更なるピンチになって僕が顔を青くしていると、一瞬遅れて不審者の存在に気付いた小猫ちゃんが蕩けた顔のまま先輩に向かって質問します。
「霧識先輩、いつ帰ってきたんですか?」
「たった今だ。そしたら面白い状況だったので撮影している」
「参加しますか?」
参加しないでください、お願いします!
僕はそう言おうと思ったが、小猫ちゃんが僕の行動を先読みして
口の中に指を突っ込んで掻き回してきました。
相変わらずのドSです。く、苦しい……。
「参加したいのは山々だが今は無理だ」
心の底から残念そうにする先輩に小猫ちゃんが怪訝そうにしながら質問します。
「どうしてですか?」
「実はヒュドラの毒を食らってな。解毒剤はちゃんと飲んだんだが、まだ手足が痺れている。だから今からとある施設で精密検査を受けることになっているんだ」
とある施設? 何か気になる言い方ですね。グリゴリの研究所じゃないんですか?
気にはなりましたが小猫ちゃんに口を塞がれているせいで聞くことは出来ませんでした。まぁ、そこまで気にするほどのことでもないから良いですけど。
……って僕、意外と冷静ですね。こういう状況にも慣れてきたということですか。嫌な話です。
「だったら早く検査に行ってください。先輩に死なれると嫌です……。ヤるのは帰ってきてからで大丈夫です」
「安心しろ。命の危機はない。それにこの俺が小猫を残して死ぬわけがないだろ?」
良い雰囲気になっているところ悪いですが、本当に早く検査に行ってください。
そろそろ限界です。心無しか小猫ちゃんの口の中を掻き回す指の力も強くなっていますし。
その後、先輩は自分のメイドを呼んで(先輩が指を鳴らすと一瞬で現れたけど、どこに居たのでしょうか?)、撮影を引き継ぐと検査に向かいました。
先輩が部屋から退出する時にメイドさんに向かって「お前まで参加するなよ」と言うと、メイドさんは笑顔で頷いていましたけど、あれはどういう意味なんでしょうか?
いつものことですが、やっぱり嫌な予感しかしません。
「じゃあ、先輩もいなくなったし、そろそろ再開しようか」
「うっ……!」
先輩がいなくなると同時に小猫ちゃんが口から指を離して恍惚とした不意討ちで腰を下ろすと、一気に僕のモノが小猫ちゃんの中に収まりました。
あまりにいきなりのことで予想していなかったせいで、快楽に耐えられず射精してしまった。
「あんっ……、挿れただけでイくとか、そんなに私の中が気持ち良かったの?」
「べ、別にそんなこと……」
気持ち良さそうに喘ぎ声を上げながら訪ねてくる小猫ちゃんに、僕は恥ずかしくなって顔を逸らしながら答える。そんな僕の反応に満足したのか小猫ちゃんは更に顔を恍惚とさせる。
隣で撮影しているメイドさんも段々と興奮した表情になる。ただ小猫ちゃんと見ているものが違うような気はするけど。
「……そ、それより見られているんだけど……」
「だから? よくあることだし、気にすることでもないでしょ?」
「この後、先輩とヤるんだよね?」
「大丈夫。先輩とヤる時はどんなに疲れていても興奮するから」
無駄だとは分かりつつも説得しようとするが、やっぱり無理だった。
うん、今回は諦めて、次回からどうにかする方法を考えよう。
そろそろ本編の方も書こうと思っています。
次回はヴェネラナとグレイフィア、もしくはセラフォルーとガブリエルになります。