今回は煉獄と査逆のお二人です(^^)
※あくまでもこの作品は番外編です。
–––最近、あのヒトの様子がゐつも以上におかしゐ。
ある日の天地の裁判所、ベンガディラン図書館副館長という字面だけ見れば名誉な位置にいる鬼と死神のハーフである煉獄京は奇行を繰り返すベンガディラン図書館館長に数日間悩まされていた。非常に迷惑なことである。
とは言うのも、本来はいらぬ心配なのだが今回ばかりは避けては通れそうになかったからこそ困っている。
珍しく件の上司であるベンガディラン図書館館長の月見里査逆が飲み会をやろうと人数を募り、いつもの面子が集まることになった。
思った以上に集まったメンバーが少ないことに憤慨してしまい、酒を次から次へと飲み継ぎ飲み継いだ結果、酒に飲まれてしまった。 仕方ないので煉獄は彼女を麒麟亭の自身の部屋に連れてベッドに寝かした。
その間に何度か吐き、寝て、吐きを繰り返しはしたが、それ以外のアクションはほとんどない。
–––あの月見里査逆がただ酔い潰れただけという事実が煉獄にはとても信じられなかった。
警戒して三時間近く経ったが、本当に酔い潰れただけにも思われる。 煉獄は心の中で冷や汗をかきながら、絶対に何か裏があると疑い続ける。
疑い続ける反面、煉獄は男としての性欲を抑えるのにも必死であった。
この日に限って、白いパーカーに黒いTシャツを着ており、ホットパンツで生脚が曝け出された査逆が自分のベッドの上で横になっているのだ。
酔いもあり、赤面で全身から汗も流れている。 このシチュエーションで勃起しなければ男ではない。
(って! 俺には亜逗子ちゃんがゐるんだ! なんでこんな女に欲情しなきゃならなゐんだ、しっかりしろ俺!)
一度振られ、二度振られ、三度目の告白の返事を待っている意中の相手がいるのだ。 こんなところで手を出してしまえば煉獄自身が煉獄を許すことができない。
しかし、体は正直なのも事実。 股間の肉棒は天に向かって反り立ってしまっている。
「ん、むぅ.....」
「ッ!!?」
寝返り。
寝言。
寝息。
査逆の行動全てが煉獄の性欲を掻き立て、制欲を妨げてしまう。
以前、亜逗子に体を預け身を委ね、一つになったことがフラッシュバックしてしまう。 あの時は強引というか、嫉妬心から半ば襲う形になってしまった。 悪いことをしてしまったと思うと同時に気持ちよかったのも事実。
矛盾した思いとこの時間が早く終わってしまえばいいという焦りが煉獄を囃し立てる。
「むにゃむにゃ、えへへ〜」
「.....一応聞くけど、査逆さん寝てるんだよな?」
「どっちだと思う?」
狸寝入りしてやがった。
予想はしてたといえばしていたが、あまり当たって欲しくない予想であった。 何故ならこの人–––
「お、もしかして勃ってる? もしかしてウチの寝姿見て勃起しちゃった感じ? へへ、嬉しいなぁ」
「触んじゃねゑ!!」
–––自分から来る人だから。
嫌な予感は的中した、まさかとは思うがこの人最初からこれが狙いだったんじゃ? と本来なら考えもしない答えに至る煉獄。
「もしかして溜まってる? 亜逗子とヤって以来ヤってない感じ、あ、でもウチの初めては坊ちゃんに捧げるって決めてるから挿れるまでねー」
「展開が早すぎてつゐてゐけねゑよ、てか脱ぐな脱ぐな脱ぐな!!」
パーカーを一枚脱いだ査逆のTシャツは汗で蒸れており、少しでも動けば下着が見えてしまいそうな状態だ。
相当パーカーが分厚かったのか、酔いが回っているのかわからないが全体的に色っぽく見えてしまう。
左右それぞれ違う色の瞳は煉獄を見つめており、ホットパンツのチャックにも既に手をかけてしまっている。
「–––ねぇ、ウチともヤろ」
「–––ッッ!!」
瞬間、煉獄を支えていた最後の理性が解き放たれた。
査逆の両肩を掴み、ベットに押し倒す。
「え、っと、煉獄、君.....?」
「査逆さん、悪ゐ、酔ってるせゐか我慢できそうにもねゑや.....」
「.....いいよ、ウチが誘ったみたいなもんだし、ね」
「.....あぁ」
煉獄はゆっくりと査逆の口に顔を近づける、最初はキスから入るつもりだった。 査逆も煉獄の行為を受け止めるかのようにニッコリと微笑み、舌を出す。
「ん、んぅ、ぅ、はっ、ぁ!」
「はっ、ん、く、ちゅぱ.....」
くちゅくちゅと絡まる舌はやがてお互いの口の中へと侵入する。 査逆の方が一枚上手で彼女の方が先に到達し、煉獄の舌を優しく撫で回す。
よく見れば彼女はまだまだ余裕とばかりに微笑んでいるようにも見えた。
挑発を受けて買わない煉獄ではない。
男性ならではの大きな口で査逆の口を覆いこみ、より舌を査逆の中にまで伸ばす。 煉獄が上にいることによってより優位に進めることができた。
舌を絡めあい、互いに熱を共有し合ったところで査逆がゆっくりと煉獄の舌を外す、それを合図に煉獄が一旦査逆の口から離れる。
お互いの舌から唾液が糸のように引き合い、やがて千切れる。
「煉獄君って意外に強引よね、ウチとしては嬉しいけど」
「まだまだっすよ、こんなんお互ゐに満足できなゐでしょ? やるならとことんやりましょうよ」
踏み込むことに時間のかかるヘタレの煉獄だが、一度やってしまえば後先は気にしないタイプである。
シャツを脱いで戦闘や日々の蔵書整理で鍛え上げた肉体を査逆の前に露わにする。
「.....思ってたより凄い」
「こう見ゑて戦闘は専門なんでね、一応同期たちの間じゃかなり上の方だったんだぜ」
「生意気、ウチに一度も勝ったことないくせに」
「–––ベットの上じゃ、意外にあんたが従順だってことに驚ゐてっけどな」
舌なめずりをし、煉獄は査逆のホットパンツに手をかける。 チャックをゆっくりと下ろし、パンツの中に順に人差し指、中指とクリトリスを探るようにしてゆっくりと摩る。
親指は絹製のパンツの上から人差し指と中指で挟むようにして、パンツの感触とともに濡れた股間を一緒に擦る。
「.....ん」
「めっちゃ濡れてんじゃん」
「だ、だって」
–––ヤバゐ、この人ベットの上だとめっちゃ可愛ゐ。
普段とのギャップも相まってか、そんな些細なことでも興奮してしまう。 二人の距離は次第に近づいていき、煉獄の勃起した性器はズボン越しでもわかるくらいにまで大きくなっていた。
それは査逆のちょうど太ももあたりに当たっていたようで査逆自身もそのことに気がついていた。
「ふふふ、そろそろ攻守交代する? 煉獄君も気持ち良くなりたいでしょ?」
「そうしたゐのは山々なんですがね、こんな受け身な査逆さんも珍しゐのでもう少し堪能したゐんですよね。 抜くのは一人でもできますし」
「いじわる」
「普段のあんたと比べりゃ百倍マシだよ」
こうした会話を交わしている間もくちゅくちゅと煉獄の指の動きは止まらない。 思った以上の手慣れた動きに査逆自身も予想外だったようで余裕がなくなってきている。
本当は自分がある程度気持ち良くなったところで攻めに回るつもりだったが、煉獄が技巧派すぎて気持ち良さが癖になってしまった。
査逆自身もたまには従順になるのも悪くない、と心のどこかで考えてしまっている。
「ん、はっ、ゃん」
「そろそろ胸もゐきます? 触れるほどのサイズがあるかはわかんなゐですけど」
「いくらなんでも、そ、こまで、小さくない、し!」
むにむに、と煉獄は小さいと乏した査逆の胸の位置を正確に把握し揉み始める。
「んっ、やっ、ぁん!」
ブラの上からでも煉獄の手の動きはダイレクトに伝わる、否、ブラがあるからこそ生地の感触も相まって感覚もダイレクトになっているのかもしれない。
「ブラ、外してゐゐ?」
「変態」
「自覚してる」
ぬちぁ、と股を弄ってた方の手をゆっくりとパンツの中から外す。 ヌメヌメとした愛液が糸を張り、キラキラと僅かな光に反射して煌めいている。
その濡れたままの手で査逆の背中に手を回し、ブラのホックを外していく。
露わになった乳房は亜逗子や麻稚ほどの大きさではないが、小さいわけでもない。 乳首は立っており、乳輪から内側は真っ赤に彼女の頬の色と同じくらい火照っていた。
「.....」
「.....は、恥ずかしいな。 よく亜逗子は大丈夫だったよ、ね」
「大胆だからな、亜逗子ちゃん」
その煉獄の表情を見て、査逆はムッとする。
そして、勢いよくむくりと起き上がる。
「どうしたんだ?」
「別に、そろそろウチが攻撃してもいいかなと思ったから。 酔いも醒めたし」
「.....ゑー」
「そんな露骨に嫌な顔しなくてもいいじゃん?」
「せっかく優位に立ってたんだから、もう少しくらゐ優越感を味わゐたかったんだよ」
「–––ウチがそんな甘いことさせると思って?」
そう言うなり、査逆の行動は早かった。 煉獄の手を払いのけ華奢な両手で煉獄を押し倒したかと思えば、彼のズボンのチャックに手をかけてジーッと下に下ろした。 洗練された手慣れた動きだった、無駄が一切ない。
「うひょー、生で見るとすっごい勃ってる。 舐めとこ」
–––ビクン!っと査逆が煉獄の勃起した性器の先っぽを軽く舐めただけで薄い汁が溢れ出し、性器全体が大きく膨らんだ。
「煉獄君ってズルいよね」
「ん、だよ、突然.....ちょ、そこはッ」
査逆は止まることなく亀頭部を舐め続ける。 溜まっていた愛液が少しずつ、隙間から漏れ出すようにして流れ出す。
無色透明な愛液を査逆は丁寧に舌を出して舐め続ける。 全てを己の中に全てを残すことなく査逆の中に吸い尽くすように全体を咥える時もあった。
「っは、煉獄君に何年も想ってもらえる亜逗子がウチは羨ましいよ」
「ん、ア?」
「煉獄君ってばさ、んく、うちのことはひたすら避けるんだもん、ウチだって誰かにあんな風に想ってもらいたいの、先生、だって、くちゅ」
「.....」
「ウチが、必死にアプローチしても、煉獄君は振り向いてくれない。 だったら、こうするしか、ないじゃん?」
ガシッと査逆は煉獄の勃起して大きくなった性器を鷲掴みにする。
「ちょ–––」
「大丈夫、煉獄君だけじゃない。 ウチも一緒に気持ち良くなるから」
ちょいちょい、と空いた手で査逆が自身のGスポットである場所を指し示す。 そこに手を寄越せとのことなのだろう。
「.....査逆さ」
「さんはやだ。 呼び捨てかちゃん付けにして」
「.....査逆、ゐゐんですか?」
彼女は何も応えない。
しかし、首だけは縦に動いた。
先ほどとは違い恐る恐る、といった様子で査逆の股間に手を伸ばす。
体制が安定しない中、手探りの状態でパンツの中に人差し指と中指を挿れることに成功する。 彼女がわずかに喘ぎ声を上げたのがその証拠だ。
「–––煉獄君、大好き」
–––彼女の本音にも近いその言葉と共に二人は一緒のタイミングで絶頂へと達することになった。
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