※この作品はR-18です。

酔っぱらいに絡まれた。   作:むーざんむーざん

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前話とは連続性はありません。
前話と同時に考えていた話の再構成なので、同じような場面があります。


酔っぱらいに絡まれた。Ver.平塚静

 なんでこんなことになったのだろうか。比企谷八幡は自問する。

 金曜日の夜の塾が終わり、小腹が空いたので身体に悪いと思いつつも教えてもらったラーメン屋に寄ろうと思ったのが間違いだったのだと思う。一人でラーメン屋に行くのは男の特権だよなあと思いつつ入ったその店には、グデングデンに酔っ払った見覚えのある女性がいた。

 今日は学校に休みをとっていたはずだが、なぜこんなところに? 困惑していると扱いに困っていた店の人に知り合いとバレて世話を頼まれた。

 

「ううぅ、ひ、ひきがや、か」

「さあ、帰りますよ。先生」

 なんだかんだ言って格好を付けたがりな平塚先生がここまで醜態を晒したことは八幡の記憶にはいままでない。……多分。なぜこんなに酔っ払っているのかは、平塚静の持っているめでたい色の紙袋でわかった。今日は大安だったことを思うと、休んだ理由を察することができた。おそらく今日は知り合いかだれかの結婚式であり、そこでいろいろと面白く無いことがあったのだろう。何も言わないのがいいと八幡は判断した。

 

 

 

 そして八幡は平塚静の肩を持ちつつ、タクシーに乗りなんとか住所を先生から聞き出し、家に向かっていた。

 

「先生。もう着きますよ」

「ほん、とにすまん。……あ、あのもう後は一人でいけるから」

「ダメですよ。さっきも転びかけたじゃないですか」

 さっきから比企谷の手を振りほどこうとする平塚を宥め連れて歩く。タクシーから降りたそこはさほど高級でも無いが安くもないマンション。一人暮らしするには結構贅沢だとは思うが、持ってる車を考えれば妥当なところか。そんな下世話なことを考える。

 

「も、もう一人でいけるからっ」

「ダメですったら」

 八幡はフラフラと千鳥足で先に行こうとする平塚を止める。

 

「う、うう、本当に、も、もういいから」

 エレベーターに乗り、目的の階層にたどりつくと八幡の手を振りほどし、駆けだした。千鳥足の上、なぜか走り方が不自然だったため、八幡が歩いてでも追いつける速度だったが。

「どうしたんですか。先生」

「いいか、ら。もう、か、かえって、くれ」

 家の前についたが、鍵を取り出すのにも時間をかかっていた。なんとかガチャリっとドアを開け慌てて玄関に入ったがそこで脚がもつれこけてしまった。

 

「だ、大丈夫ですか」

 八幡がかけよった瞬間。

 

「あっ、あああっ」

 悲痛な声が上がる。

 

 

 ちょろっちょろろろろっ

 

 

 水音。そして、転けた平塚の下半身から床へとゆっくり広がる液体。暖かなそれはほんのりと湯気を空中に漂わせ、臭いを八幡の鼻へととどける。嗅ぎ慣れたその臭いは……。

 

 

「うっ、み、みないでくれぇ。比企谷……た、たのむぅ」

 顔を手で覆い、倒れたまま涙声で懇願する平塚を比企谷八幡はしばらく呆然と見ていた。

 

※※※

 

「先生、コーヒー入れましたよ」

 大きめのシャツとショーツだけの目のやり場に困る服装で、ソファーに膝を丸めて座り、携帯の時計の秒カウントを目でぼんやりと追っていた静は、差し出されたコーヒーを受け取る。

「熱っ」

「ああ、気をつけてくださいね」

 

 玄関先ですすり泣く静を、比企谷はとりあえずシャワーを浴びに行くようにさせ、後片付けをしていたのだ。

 シャワーを浴び頭が少しはっきりしたのか、風呂から上がってからソファーで膝を抱えて丸まり、ずっと沈黙を保っている。

 比企谷としては非常に目のやり場にこまる格好なのでどうにかしてほしかったが言うわけにもいかなかった。

 

 少し口をつけて、コトッとガラスのリビングテーブルにコーヒーカップを置き、平塚が八幡を見る。

 

 口がゆっくりと開き……。

「……誰にも……」

「誰にもいいませんよ」

 言い終える前に答える。というか自分でも忘れたい。比企谷は心底そう思っていた。

「…………」

「……………………」

 

 二人の沈黙が続く。

 

「あ、あの俺そろそろ帰りますから……」

 身体を翻して、帰ろうとする八幡の腕が捕られる。

「えっ?」

 ソファーから身を乗り出した静が、とても冷たい目で八幡を見ていた。

 

「……信用できん」

「えっ?」

 

 ぐいっと腕が引っ張られ、八幡は引き倒される。

「うわっ」

「お、お前も恥ずかしいところを見せろ」

「ちょ、ちょっと先生!?」

 鬼気迫る形相で、乗りかかってきた。

 

「先生。ま、まだ酔っ払ってますよね」

「酔ってない!」

 明らかに酔っ払いのセリフで平塚静は八幡へと襲いかかる。ソファーとガラステーブルの間の隙間に引きつりこまれる。。

 

「危ない、危ないですよ」

 力づくで暴れれば男女の差もあり逃げられるが、下に組み敷かれた八幡からテーブルの上のコーヒーカップが揺れるのが見えた。まだ熱いコーヒーが暴れて落ちてきたら火傷してしまう。

 満足に動けない八幡の上に静はのしかかり、服を剥ぎ始める。

 

「だ、だめです。先生!」

 ずるっと八幡のズボンが下着ごと脱がされ、外気にさらされる。

 

 ゴクッと生唾を飲み込む音。

 

「こっ、これが……」

 平塚静の手が伸びる。

「ちょっちょっと、先生、そこはだ、だめですよっ」

 

「……動画で見たのより……大きい気がする」

 まるで初めて触るかのような粗雑さで静の手が無遠慮にチンポをいじる。

 

「ちょっ、先生。いたっ!」

 むんずっと平塚の手が八幡のチンポを握る。

 

「す、すまん。慣れていなくて、こ、こうか?」

「いっ、いや、そういうっ、ことじゃなくてっ、あうっ」

 八幡の抗議は虚しく響き、静の手はチンポをいじり続けると、持ち主の意思に関わらず肉体が正直な反応を返す。

 その結果。

「あっ、やばっ、やばいです」

「わっ、わわっ」

 平塚先生の慌てる声が聴こえる。

「えっ、こ、こんなにおっきくなるものなのか」

 

 最近まじめに塾で勉強していてオナニーをしていなかったのがアダになった。乱暴な手つきだが、それでも女性特有のしっとりと綺麗な手でいじられて無反応でいられるほど比企谷八幡の男は死んでいない。

 

 

 パシャッと写真アプリの音が八幡の耳に入る。

「なんで写真を撮ってるんですか!」

「いや、保険だよ保険。こうして撮っておけば」

 だめだ。完全にこの人は脳にアルコールが回っている。八幡が身体を押しのけようと力を込める

 

「いいからっ比企谷はじっとしてろ」

「むがっ」

 お尻で顔が潰される。鼻先に感じる柔らかな女性用下着の感触。先ほどの小水の匂いはまったくせず、風呂あがりのいい香り。だがそれ以上に女性特有の濃厚な臭いが、比企谷の鼻をふさぐ。ショーツ越しに当たっている部分を意識してしまったらもう遅かった。股間へと血が一層流れていく。

 

「ま、まだ硬くなるのか!?」

「むぐっ、むがーっ」

 抗議の声は押しつぶされる。

 

「……舐めたりするんだよな」

 八幡の耳に不穏な言葉が聞こえたかと思うと、チンポの先にぬるりっと生温かく柔らかな感触が走る。

「んぐっ!!」

「ううっ、苦いが……」

 涙目になりながらも静は舌をチンポに這わす。

 一度なめたら勢いがついたのか、たどたどしい刺激が八幡を刺激する。

 

 れろっ、あむっ、ちゅぱっ

 

 両手も使った力加減も技術も無いそれは、童貞に効果バツグンだった。

 

「んぐぅーーーっ」

 くぐもった抗議が静のお尻から上がるが効果は無い。

 

「わっ!」

 

 びゅくっ、びゅるっ、びゅるるるるっ、びゅくんっ

 

 空中高く数日溜まった男子高校生の欲望が舞い、周囲に飛び散る。

 

「こんなに……すごいものなのか」

 静は顔にかかったそれを指で掬い、口に運ぶ。

「ん。……やはり美味しいものではないな」

 

「でも、射精したってことは気持よかったのか。そうか、ふふ、気持よかったのか」

 平塚静は嬉しそうに笑い、立ち上がる。

 

 

 最初の目的を忘れて満足笑みを浮かべる静。その後ろに、ゆらりっと比企谷が立つ。

 

「先生」

「えっ?」

「俺だって男ですから……もう我慢できませんよ」

 

 ただでさえ風呂あがりの薄着の女性と二人でいたところでの、凶行。

 シャツ一枚、ショーツ一枚でのしかかられ、チンポをいじられ射精させられるという行動。通常の男子高校生の数倍は強固な理性リミットを持つ比企谷だがこれで暴走しないほど比企谷八幡は男を辞めてなかった。

 

「えっ、いや、ちょ、ちょっとまってくれ」

 後ずさる静を比企谷が追い詰める。

 ぐいっと八幡は静の両手を掴み、ソファーに押し倒す。

 

「きゃっ」

 いつのも様子からは想像もつかない可愛らしい悲鳴。

 

「ちょっ、ちょっとまて。比企谷ッ!私達は教師と生徒なんだぞっ」

「先生が、今っ、それをっ、いいますかっ!?」

 比企谷の手が、静のシャツを剥く。 

「ひゃああっ」

 シャツの上からでも分かっていたが、平塚静のほどよい大きさの胸は興奮でピンっと立っていた。

「ううっ、やめてぇ」

 八幡の手がぎゅっと胸をつかむ。

 ふにゅんっと指が柔らかな肉に沈む。

「柔らかい……」

 一度はずみがついたらその手の動きは止まらない。

 のしかかり両手を使って、乱暴に胸を揉みしだく。

「ふぁああっ」

 甘い声が漏れ、それに合わせて八幡の手が動く。揉む。

 

 コリッ、むにゅっ、ぐにゅっんっ

 

 一心不乱に若さに任せての動きから張り付きそうな弾力を遊ぶように、ねっとりと味わうように、男子高校生の知識を総動員して動かす。

 

「やめっ、そこ、……よわぃっ。……んっ」

 ビクンッと静の身体が跳ね、顔がひときわ上気する。

 

「はぁっ、はぁっはぁっ」

 どちらのものとつかない荒い息が響く。

 

 ぐったりとする静から

 

 八幡が静の下着に手をかける。

 もう平塚静は抵抗しない。お尻を軽く上げて、八幡のショーツを抜き取りをスムーズにする。

 

 クロッチの部分がしっとりと濡れたショーツを脚から引き抜き、八幡はグイッと手に力を入れて、静の両足を開く。

 

 目の前に飛び込んだ初めて間近でみる女性器に喉を鳴らす。鼻息がかかるほどに顔を近づける。

「うっ、み、みないでぇ」

「綺麗ですよ。先生」

 静の顔がボッと真っ赤に染まる。

 

「いいですよね」

 その言葉に、静は両手で顔を抑えたままこくんっと小さく頷いた。

 

 ぬちゅりっ

 

 チンポがマンコに触れ、ゆっくりと沈み込んでいく。

 

 キツいっ。

 キュッと異物を押し出すような抵抗を感じながら、八幡は奥へとチンポを進めていく。

 

「んっ、いたっ」

「えっ? ま、まさか」

「わ、悪かったな……は、初めてなんだよ」

「でも、血は……」

 出ていない。

「昔、じ、自分で……。くっ、いいだろっそんなことは」

 

 性的興奮ではない羞恥に顔を染める静。ぎゅっと八幡が静を抱きしめる。

 

 可愛い。

 頬を赤らめる平塚静は、まるで同い年のいや年下の少女にすら見えた。

 それでいて、柔らかく、いい香りのする『女』の身体。

 

「責任……取りますから」

「えっ?」

 

「だから……いいですよね」

「えっ、なにがっ。ちょっ、ちょっと。ひゃんっ」

 

 意味を確認する前に八幡の腰の動きが早くなる。

 

 ぬちゅんっ、にゅるんっ、グチュンッグチュンッグチュンッ

 

「んっ、ふぁっ、ひ、ひきがやっ」

 

「んっ、い、いたっ」

「すみません。でも、っ止まれないです」

 

 グリっと八幡はチンポを深く静の胎に打ち込む。

 

 ずんっ

 子宮の入り口にチンポがめり込み、静の女性を呼び覚ます。

 

「ひぅっ」

 甘い声が漏れる。 

「いま、なにかっ」

 自分の身体で自分の知らないことが起きていることに混乱する。

 スイッチが切り替わったかのように、快感が強くなる。

 

「や、やだっ。おかしくなる。おかしくなるからやめてくれっ」

「無理ですよっ!」

 

 ギシギシっとソファーが激しく揺れる。

 

 パンッパンッパンッパンッパンッパンッ

 

「先生っ」

「んっ」

 ぎゅっとお互いに抱きしめる。

 

 ビュクッビュクッ、びゅくんっ、びゅくんっ

 

「んぁっ、ふぅ」

「あっ、ああっ」

 

 びゅく、びゅくっとチンポが静の奥に精液を叩きつける。

 二人は、お互いの身体が融け合い、一つになる感覚を味わっていた。

 

 

 

「うう、出し過ぎだ……」

 初めて使った自分のマンコから垂れるとろーりと精液をティッシュで拭き取りながら静は脳内で今日は比較的安全な日であることを確認していた。

 八幡はそんな静にゆっくりと近づく。

 

「先生」

 八幡が静を見つめる。

「へっ?」

「もう一回いいですか」

「ふぇっ!?」

 返事を待たずに八幡がまたのしかかった。

 

「や、やだぁっ。ひゃうっ」

 その夜、二人の声が途絶えることはなかった。

 

※※※

 

 なんてことをしてしまったんだーーーーっ!!!!

 

 酒が抜け、性欲が発散され正気に戻った平塚静と比企谷八幡は、ベッドの上で取り返しの付かないことをしてしまったと身悶えをしていた。

 あれからベッドに移動して、何度も何度も絡み合い、太陽が昇り始めたあたりで体力と精力が尽きたのだ。

 

 どちらともなく、身体を起こし、見つめ合う。

 

「あの先生……」

「比企谷……」

 声が重なる。

 見つめ合い。沈黙。

「……先生からどうぞ」

「う、うむ」

 

「比企谷。……昨日のことはお互い忘れよう」

 いつもの。教師の顔を取り戻して静は言う。

「それだけですか」

「……ああ、それだけだ」

 視線を合わさずに、静はそう言い切る。

 

 

「じゃあ、俺から言えるのは、一つです。責任を取る……じゃなくて……」

 八幡が顔を真赤にする。

「お、俺と付き合ってください!!」

 

 かぁっと言った方と言われた方の体温が上がる。

 静が八幡の方を向くと、いつになく真剣な表情でこちらを見ていた。

 

 八幡のストレートな告白に、いつもの彼を知る静はその決意の重さを知った。だが……。

「お、お前は学生だし、私は教師だ。それに……」

 

 それに……の後の言葉を八幡は先読みする。

「年齢差なんて、いまさらですよ」

 八幡がぎゅっと静の身体を抱き寄せる。

 

「比企谷……わ、私はそうとう面倒くさいぞ」

 静はぶつぶつと呟く。

「俺の方が面倒ですよ」

「……確かにそうかもしれん」

「ちょっと否定して欲しかったです」

「否定したら大事な個性が失われてしまうだろう。まあ無くして欲しい個性ではあるが」

 二人にいつもの軽口が戻ってきた。

 

「卒業まで……」

「えっ?」

「卒業までは待つ」

 八幡は黙って聞く。

 

「卒業しても気持ちが変わらなかったら、またいまのを……頼む」

「はい」

 顔を真赤にする平塚静に、八幡はそう頷いた。そして心の中に一つの気持ちを固めた。

 

「あと……もしうまく言っても。……専業主夫とか絶対させんからな」

「……やっぱりダメですか」

「当たり前だ。バカ」

 ぽんっと軽く頭を叩かれる。

 その仕草とその口調はいつもの平塚静だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ところで、卒業までは、もうこういうのはなしですかね」

「……どうしても我慢できなくなったら……来てもいいぞ」

「それでいいんですか」

「いいんだよ。……だって寂しいじゃないか」

「ですよね」

「そうだな……」

 

 …………。

 

「お腹が空いたな」

「ご飯どうしましょう」

「一緒に作ろうか」

「はい」

 二人は仲良く裸でベッドから降り、キッチンに立つ。

 その二人の動きはまるで数年来付き合った夫婦のような息の合い方だった。




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