<十六>
時刻は夜八時をまわっている。
入浴を終えて明日の準備にいそしんだり、寸暇を趣味に当てたりと時間の使い方は十人十色だった。
箒といえば、通学カバンに予習を終えたテキストをしまい、寝る前のちょっとした楽しみに興じていた。
「あの……箒さん?」
箒は一夏の声を無視する。
――美しい。……この刃紋……八重桜のようだ……ああ……。
居合い用の刀を見つめて熱い吐息を漏らす。
「箒さん。来客があったので出てもいいか……いえ、いいですか?」
一夏が頼みもしないのに言い直す。
クラス代表決定戦の後、脳を揺らされたせいか箒を見ると気後れするようになってしまった。まさかビンタで気絶するとは……何より惜しいのはそのときの記憶がすっぽりと抜け落ちていることだ。
「って聞いてないか」
一夏は軽く笑って応対に向かう。
――聞いているぞ。しっかりとな。
刃を鞘におさめ、ベッドの下に収納する。
朝練に備えて寝床に就こうかと考えていた矢先、一夏が女を連れて戻ってきた。
先日転入したという留学生である。
物珍しそうにキョロキョロとしたあげく、箒を見つけてにんまりと笑った。
「あなたが一夏の……幼なじみ?」
「そうだが。貴様は」
「凰鈴音。そんであたしも幼なじみ。というわけだから、部屋変わって」
――はあ? この女藪から棒に何をのたまうつもりだ?
「わかんなかった? もう一度言うね。篠ノ之さん、今日は別の部屋で寝てくんない?」
「ふざけるなっ! なぜ私がそのようなことをしなくてはならない!?」
箒と鈴音は互いの言い分を譲らない。
「今日からあたしもここで暮らすから」
――ええい! 話が通じないではないか!
箒は血走った目を一夏に突きつけると、彼は柱の陰に隠れてしまった。
――強情女が……一夏と一つ屋根の下に置いておけるわけがないだろう!
「一夏の部屋でもあるんだしっ問題ないじゃんっ」
――問題大ありなんだ!
「あたし、もう一夏と一緒に寝たことあるんだ」
頭痛薬を取り出した一夏に向かって、鈴音が跳ねるながら振り返った。
「でしょ? 一夏」
一夏は首を縦に振りかけて固まり、あわてて横に振りなおす。
口に手を当てて早口でしゃべった。
「弾もいた。弾はこの前写真見せたよな。弾の家にお泊まりしたときのことを言ってるんだ。確かに鈴と眠ったのは事実だけど……箒さんが考えているようなことは一切やってない。本当だって」
「五反田? いたっけ?」
しれっと答えた鈴音。
箒はわなわなと肩をふるわせ、膝を屈してしまった。
鈴音は敗北だと受け取ったが実際は違った。箒の灰色の脳細胞がフル回転していたのである。
<十七>
一夏、鈴音十三歳。中学になって初めての春休みだった。
共通の友人である五反田弾の妹が私立の有名女子中学に合格した。
先日「可愛い」と有名な制服が届いたとメールが届き、ふたりは冷やかしとお祝いのために五反田食堂へ向かった。
その後、五反田兄妹を加えた四人で一日中遊びまわり、夜はお泊まり会の流れになった。
弾の部屋に一夏、蘭の部屋に鈴音という部屋割だ。
夜九時。蘭が一足先に眠ってしまう。一夏と弾はひとりになった鈴音をかわいそうに思ったのか、彼女を自分たちの部屋に招いた。
十時少し前、ゲームで盛り上がっていると、弾の母親が彼らに声をかける。
「鈴ちゃんごめんねえ。……ほら、汗くさいんだから、男どもはお風呂入りなっ」
一夏と弾は風呂場へとせき立てられた。
ひとりになった鈴はすでに入浴を終えていたこともあり、大きなあくびをした。ふと一夏用の布団が目に入った。
キョロキョロと部屋を見回し、掛け布団の端をめくる。
「一夏の布団だ……寝ちゃえ」
睡魔に負けてそのまま寝入ってしまった。
一夏たちが部屋に戻ってきたとき、石けんの爽やかなにおいのなかに、ほんのり甘ったるいにおいが混ざっていた。
「鈴?」
すると背後にいた弾が部屋をのぞきこみ、「ははーん」と笑って顔を戻した。
「鈴のやつ眠っちまったんか。しゃーねえなあ。俺、蘭の部屋で寝るから。あとよろしく」
「はあ? なんでそんなふうになるんだよ。鈴と……その、その、ふたりっきりだなんて」
「いーじゃねえか。俺が鈴だったら一夏とふたりっきりのほうがうれしいよ。いいからさあ、俺の言うこと聞けって、たまには」
一夏は焦った。
「頼むって。やっぱりふたりきりとかまずいだろう。何かあったら」
「あ、何かするんだ。一夏でもそう思うんだな」
「よせって。それにさ。妹の部屋に寝るっていうけど、起きたらむさいアニキが部屋にいたら驚くって」
「確かに。一理ある。一夏はかしこいな」
「だろ?」
弾は頭をかいて思案していたが、ぱっと顔を明るくした。
「ま、いいか。鈴だし。俺も一緒に寝てやんよ。つか、寝よ。ねむてーんだよ」
弾は眠気で頭が働いていないらしく、いい加減に対応した。
「ありがとな、弾」
彼の後ろで一夏はほっと胸をなで下ろしていた。
<十八>
夜の十二時。一夏は浅い眠りから目覚めた。腹の上に何かが乗っている気がしたのだ。
――まさか金縛り?
と思ったが、手足が動く。
顎を引くと、黒い頭がうごめいた。鈴音がのしかかっていたのである。
「起きろ……起きろって……りーん」
小声になって肩をゆする。だが、深く寝入ってしまったのか反応がない。
仕方なく一夏は腰を引き、身体を抜こうとする。寝返りを打とうとした鈴音の手がひっかかり、ズボンが膝までずり下がってしまった。
「やべっ。最悪……」
一夏はあわててズボンを直そうとするが、鈴音の身体がじゃまでうまくいかない。
鈴音は一夏を抱き枕だと思っているのだろうか。はた迷惑なことに手足を絡めてきたのである。
――鈴……やめろって……そこは。
鈴音の小さな手が股間に触れる。寝ぼけているとわかっているので、乱暴に払いのけることができない。
困惑する間に彼の股間は激しく勃起していった。
――嘘だろ……鈴で興奮するなんて……おれ、何やってんだ。
一夏は鈴を妹のように感じていた。武人にしてどちらかといえば兄のようであった篠ノ之箒とは違い、凰鈴音は小柄で年相応にかわいらしかったのだ。
初めて女として意識した。
――少しだけ……少しだけ……。
身動きを止め、鈴音のなすがままにさせる。布の摩擦が亀頭に伝わるのがたまらなく心地よい。
――眠ってんだし、い、いいよな。
一夏は青い炎をともした。悪いことをしているんだ……罪悪感と好奇心がふくれあがって胸がドキドキする。身体をずらして鈴音に抱きつくと、寝ぼけていた彼女も抱き返した。
――うわっ……鈴っていいにおいがするんだな。
もっとかぎたい。と考えたとき、一夏は鈴音の首に吸い付いていた。
「……ンン……」
鈴音がくすぐったげに身もだえ、艶めかしく足を絡めた。
一夏は幼い女のにおいを求めて、彼女の寝間着のボタンを外していき、胸に舌を這わせる。鼻孔一杯に甘酸っぱいにおいを染み渡らせた。
「あっ……んん……」
鈴音が静かに鼻を鳴らす。
――感じてるのかな。
一夏はつたない知識を繰る。弾たちとアダルトビデオやポルノ動画を観賞したことがあったとはいえ、女を抱いたことは一度もなかった。
鈴音の腕を差し上げて、上衣を脱がせる。服の脱がせ方は酔っ払って帰宅した姉を介抱する際に覚えたものだ。毛ひとつないきれいな腋に鼻を差し込んだ。鈴音の寝汗のにおいを貪るうちに、たまらなく興奮する。
乳首とおぼしき微かな膨らみを見つけ、思わず凝視してしまった。
――ブラをつけないんだ。
一夏は舌を伸ばし、乳房の頂きを求めて顔を近づけた。が、不意に視線を感じて身をこわばらせた。
「一夏?」
――マズイ!
寝込みを襲っているのだ。鈴音に軽蔑されてしまう。一夏はいてもたってもいられなくなって不意に浮かんだ言葉を口走った。
「好きだ」
「……え?」
鈴音は寝ぼけ眼を何度もこすった。夢のなかでしか一夏が口にすることのなかった言葉を聞いて、気が動転してしまった。リアルな夢なのだ……と頬をつねる。
「ちょっ一夏」
布団にくるまった弾の姿を一瞥し、彼が寝息を立てていることを確かめる。一夏はすかさず幼なじみと唇を重ねた。熱く甘い息を弾ませながら、舌先で歯をこじあけようとした。
「んん……あ」
鈴音が唇を薄く開けた瞬間、一夏は舌を滑り込ませて唾液を味わうと、たちまち股間がはりさけそうになった。
下着を脱ぎ捨て、肉棒を鈴音のふとももにおしつける。
軽く驚いて目を見開いた彼女は、すぐ恥ずかしげに笑った。
「鈴……好きなんだ」
彼女の手を股間に導く。
鈴音は熱くたぎった肉棒を物珍しげに眺め、「夢なんだからべつにいいよね……」とつぶやいてから、毎晩頭の中で繰り返し実行したことを実践する。
鈴音は一夏を大股開きにさせて、腹ばいになって股間に顔を埋めた。つややかな髪が肩から流れて内ももをくすぐる。
肉棒を傷つけないよう手を添えた鈴音は、舌を伸ばして先端で鈴口を転がした。唾液で手が汚れるのもかまわず、亀頭に舌を這わせる。竿から睾丸へと降りて、蟻の門渡りを指でさする。
「うう……」
肉棒の裏側をなめあげ、再び先端に達すると大きく口を開けた。
小さな唇は膨張しきった肉棒を飲み込み、喉の奥まで滑らせていった。
亀頭が舌の根元にまで達する。むせかえりそうになる寸前で動きを止め、今度は顔をあげる。
「うああああっ」
一夏はシーツをつかんでこみ上げる射精感を必死にこらえた。
単調な上下運動ながら唾液と口腔、舌のザラザラの何もかもの刺激が強すぎた。ずっぽりとくわえ込まれた肉棒がにわかに膨らんだとき、鈴音が肉棒から口を離した。
「あたしのこと、好き?」
一夏は悩ましげに鼻を鳴らした。
「……ああ」
「いいよ。一夏がしたいこと。していいよ」
鈴音はショーツを脱ぎ捨て、陰部を晒した。そのまま肉棒で処女を貫かれるかと思いきや彼は鈴音がそうしたように陰部に顔を埋めてきたのだ。
「汚いから、そこっ」
鈴音が一夏の頭を押しのけようとする。柔らかいものが陰唇に触れると、背筋がゾクリとした。
一夏は蜜をすすり、肉襞を一本ずつのばす。舌先ではじくようになめ、膣口に浅く埋める。
「やだっ、ね、はやくしてっ」
だが、言うことを聞いて早く致せば、彼女を傷つけてしまうのは間違いない。
しばらく愛撫を続けていた。が、一夏にはまだ不安が残っていた。
――鈴を傷つけたくない……。
いくら肉襞に唾液をこすりつけても十分な気がしなかった。
潤滑液になるものを探して暗闇の中を見回す。
――あった。
弾が大学生の親戚からお年玉としてもらったというTEN○Aとオイルローションだ。オイルローションは一オンスあたり数百円もする高級品ながら気前よくくれたらしい。
しかし、TE○GAは使い捨てタイプである。オイルローションは使われることなく机の引出の奥に眠っていた。
「一夏?」
「待ってろ。滑りやすくするから」
夜目ながら鈴音は不安げに顔を曇らす。
「信じろ……な?」
「……あ……」
鈴音の唇をふさぎ、小ぶりな歯を舌でつつく。互いの目を見つめ合って、つたないながら舌を絡め合う。二人の口のなかはミントの香りが残っていた。
鈴音が一夏の首に手を回し、対面座位で抱き合う。恥骨を肉棒にこすりつけ、小刻みに動いて
一夏はオイルローションを手に取り、サラサラした感触に驚きながら鈴音の下腹部へと指を差し入れた。
「ちょっと冷たいかも」
一夏はくすぐったがる鈴音の膣にローションを垂らす。指先を使ってなじませていく。
細かな襞がヒクヒクと震えた。
身体を横たえた鈴音は、股を開いてキスをせがんだ。何度も唾液を交換しあったあと、彼の目を見つめてゆっくりとうなずいた。
一夏は膝をついて股間を進めた。肉棒の先端を膣口に押し当て、ゆっくりと体重をかけていった。
ローションのおかげだろうか、肉棒があっさりと吸い込まれていった。
ふたりは深くつながりあったまま、互いの手を重ねる。
涙を浮かべた鈴音を気遣いつつ肉襞の感触を楽しむ。
「あ……ンン……変……変なのぉ」
「大丈夫か?」
「ああっ……初めてなのにぃ……変なのよぉ」
根元まで入った肉棒をキュッときつく締め付けてきた。
恥骨同士を小刻みにすりつけると、膣内の摩擦とぬくもりが高まる。鈴音の背中がのけぞり、明らかに甘い声に変わった。
「ふにゃああああああっ」
ピンと張っていた足を折り曲げ、一夏の背後に回す。腰の位置でがっちりと身体を固定した。
「……もっと……動いていいからっ……一夏が好きっ……しゅきなのお……」
「鈴っ!」
一夏は挿入したまま腰を振り続けた。
鈴音の足が絡みついて抜くことはできなかったが、股間を交差しながらの密着感がたまらなく心地よかった。
大量の蜜とローションが絡み合い、抑えていたはずの射精感が再びこみあげる。
「い、イク……鈴っ……イキそうだ」
「いいよ……
膣内の収縮が活発になり、鈴音が弓なりに身を反らせ、ガクガクと腰を跳ね上げる。
ふたりの勢いは止まらなかった。
股間を動かしながら快感がふくれあがる。
「くっ……!」
一夏は肉棒を深く挿入し、子宮に押しつけながら大量の精液を勢いよくほとばしらせた。
ドクンドクンと脈打つ。鈴音は狂おしく腰を跳ね上げ、初めて男と交わったにもかかわらず激しく痙攣した。
「一夏で……一夏のせーえきで……いっひゃったぁ……」
一夏の背中に爪を立て、身もだえる。
「いっひゃう……また、おかしくなっちゃう……」
一夏の肉棒は射精しながらも硬さを保っていた。ヒクヒクと収縮を続ける膣が精液を最後の一滴まで絞りだそうとした。
鈴音は弱々しくうめきながら絡めた足の力だけは抜かなかった。
<十九>
一夏と鈴音はうっとりと快感の余韻に浸っている。
「……エッチって、すごかったんだ……」
力尽きたように足を投げ出し、ぐったりと四肢を投げ出す。
一夏は繋がったまま鈴音を抱きかかえ、互いの上下を入れ替える。
ふたりは軽くキスをした。
仰向けになっていた一夏は彼女の頭越しに影がゆらめくのに気づいた。
「だ、弾」
あれだけ声を出したのだ。当然目を覚ますだろう。
「おーまーえーらー」
「ご、五反田っ……あの、これは、そのっ」
鈴音の声がうわずった。
だが秘所を隠すにしても力が抜けてしまい、動けない。
「ずっりーよ。一夏ばっか楽しんで……俺だってさあ」
「すまん」
弾は一夏の謝罪を聞いてはいなかった。弱々しく声を絞り出す。
「俺だってさあ……鈴のこと好きなのにさあ……そんなのってねえよお」
「今なんつって」
「好きなんだって。鈴のことが」
――嘘だろ……? 弾が……?
一夏は驚きを隠せなかった。友人の好きな人を奪ってしまったのだ。欲望に負けて、彼の目の前で処女を散らし、ありとあらゆる初めてを物にしたのである。
「一夏。後生だ。初めてを俺にくれよ」
「え?」
弾の様子がおかしい。
「一生のお願いだ。鈴もいいよな」
「五反田っ……あんたっ言ってることわかってる? おかしいわよ」
弾は背を向けるや棚から五センチ角の包みを取り、鈴音が動けないのをよいことに下着を脱ぎ捨てた。布団の脇に転がっていたオイルローションの容器をつかみ取り、数滴を手に取る。
「悪イ、初めて、もらうわ」
「待て待て待てっ! 落ち着け弾!」
逸物にコンドームを装着した弾は鈴音の尻の前に膝をつき、オイルローションを彼女の尻の谷間に塗りつけた。
「ひゃっ……あたしっ!?」
「ごめんな。本当にごめん」
弾は謝罪の言葉を何度も口にしながら、鈴音の蕾をゆっくりともみほぐす。
元より腰が抜けて動けない彼女は、尻に力を入れることができない。
弾は膨張しきった肉棒を無防備な尻にあてがい、そのまま侵入を果たした。
「いやっ、やだっ、やめてよお……やだったら、いやいやいや……」
口とは裏腹によだれを垂らしながら、腸壁で弾の肉棒をこすりあげる。
「抜いてよ! やだよっ! やめなさいよっ! 一夏も何か言ってよ!!」
だが、一夏は叱責を聞くどころではなかった。
鈴音が声を荒げるたびに下腹がヒクヒクと波打ち、膣口に伝わった刺激が肉棒への締め付けを強める。
肉壁一枚で隔てた尻穴から弾の感触までわかってしまう。
「アアッ……いや、やだ、やだあああっ……」
鈴音がガクガクと悶える。
「いやだっ……いく、またいっちゃう……一夏っ助けてよおっ……!」
一足早く絶頂に至った弾が体重を預けてきた。一夏は仰向けのまま腰を突き上げ、子宮内に大量の子種を流し込んでいった。
<二十>
一夏はあたふたとして言い争いの行く末を見守っていた。しきりに背後を振り返るなど挙動不審である。
「だから、一夏はあんたと再会する前からあたしのものだったって言ってんでしょ」
箒は神妙にうなずいたあと、説明をしようと試みる。
「つまりこういうことか?」
――私の名推理を聞かせてあげようではないか!
鈴音を手招きしてから耳打ちする。
はじめはしたり顔で話を聞いていた彼女の顔が赤くなり、後半になると青ざめていった。
「はあ? ばっかじゃないの!? あんた、あたしの話を聞いてたの!?」
箒は大まじめな顔でうなずいた。
「どうして一夏と弾がケツを掘りあわなきゃいけないのよっ!」
「断片的な情報をつなぎ合わせた結果だ」
箒は一夏の証言が必要だと思い、彼の姿を探した。
だが、どこにもいない。
――逃げた……。一夏が逃げたぞ!
バタン、と廊下とドアが乱暴に閉まる。聞き慣れた足音が遠のいていき、「助けて先生っ!」という悲鳴じみた声がした。
(終)
※T○NGAについて
箒が何らかの手段で「みんな!エスパーだよ!」の再放送を視聴していたという設定です。
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