今回も超展開です。
<二十六>
更衣室脇のベンチに一夏が座っていた。
ISスーツの上からスポーツジャージを羽織って、ペットボトルを片手に頬杖をついて何事か考え込む素振りだ。
――シャルルのことでも考えているのか。
同性ゆえに連帯感や親近感を抱いているのだろう。
通りかかった箒は彼の前に立ち、悩ましげに顔を曇らせていた幼なじみに目を落とした。
「なあ、箒」
「どうした」
声をかけるまでもなく足音で気づかれていた。以前よりも親密さがました証拠だと思い、箒の頬が緩む。表面上は普段通り素っ気なく応じた。
「お前さ。シャルルのこと、どう思ってる?」
――友達のことを質問しつつ、実は自分が……という流れだろうか。この場合。
腹を割って話ができる女友達の立ち位置を確保したのだ。箒は小さな一歩を実感した。
「いいやつだ。まず飾ることがない。紳士的すぎてつまらんかもしれんが、あの立ち居振る舞いに好感を抱かないやつがいるだろうか」
――私も嘘がうまくなったな。シャルルには絶対何かあるんだ。たとえば……一夏の貞操とか……なんて、私もバカだな。先日図書館で借りたギムナジウムものを意識してしまっているな……。
一夏が神妙な顔でうなずいた。
「そうなんだ。さっきちらっと聞いたんだけどさ。シャルのやつ、今まで女と付き合ったことがないって言うんだよ。でさ。男子トイレに行ってさ。俺は見ちまったんだ……」
一夏はペットボトルを股に挟んで両手で顔を覆った。
「――負けた。戦わずしてあいつに負けたんだ。同じ土俵にすらあがっちゃいない」
悩みを打ち明けてくれるのか、と一夏の隣に腰掛ける。
「経験が違うからな」
「そうじゃない。シャルは……可愛い顔してビッグなんだよ。俺なんか比べものにならないくらいビッグYなんだよ。大艦巨砲で砲艦外交かよ! ……おっとフランスだからYじゃないか」
一夏のダジャレが理解できず首をかしげた。
「いたいた。織斑くん。織斑先生が探してましたよ。実習の前に顔を出すよう言われていたじゃないですかっ」
小走りになって駆け込んできた真耶が両手の人差し指を額に寄せた。ISスーツを着用しており、普段隠れているプロポーションが露わになっていた。
「ぷんぷん……鬼……うっ」
真耶があわてて立ち上がった一夏の手をとる。真耶の手に触れた瞬間、彼の顔はだらしなくゆるみきった。
――私と反応が違う。くそぅ……色気とおっぱいか。そうか、そうなんだなっ!
<二十七>
「や、やめてください。山田先生、誰か来たら……」
誰もいないシャワー室に連れ込まれ、一夏は困惑していた。
彼の前で
「誰も来ませんよ。今日からここは男子シャワー室です。デュノアくんは今ごろ織斑先生と一緒だからしばらく来れませんよ」
「千冬姉が呼んでたのって俺なんじゃ」
「違いますよ。私……織斑くんとふたりきりになりたくて篠ノ之さんには嘘をついちゃいました。教師失格ですね」
真耶が上目遣いではにかみ、舌をだした。
「俺とふたりきりだなんて……それもこんなところで。いいんですか」
「奥まってて誰も来ない場所じゃないとだめなんです」
「だめ?」
「元はといえば織斑くんが悪いんですよ? 私にあんなことをしたくせに、何にも知らないつもりで振る舞うなんて」
真耶は両手を首の後ろに伸ばして、ISスーツの拘束を緩める。胸元に親指を差し入れ、生地を中央に寄せた。
黒いISスーツから白く豊かな乳房がこぼれる。
次に一夏の股間をさすり、腰に手を回して締め付けを緩める。下半身用のISスーツに皺が寄ると一気に引き下ろした。
「私の前でだけは隠さないでください。こんなに大きくして……ほかの生徒にも私にしたようなことをするつもりだったんじゃ」
「いや、そんなつもりは」
あいまいに答える一夏。
「先生がきちんと処理をします……他の女の子で性欲を発散するなんてことが絶対に起こらないようにしてあげます」
一夏の肉棒に触れ、ゆっくりと脈打つ幹をこする。
愛らしくぷっくりとした唇を鈴口に押し当て、期待と興奮で先走った汁をすくった。
「う……アァ……」
一夏の手が真耶の頭に置かれ、最初のうちはサラサラとした手触りを楽しんでいた。
真耶がおそるおそる口を開くと、亀頭を含んで舌の上で転がした。
唾液でくるまれるたびに、口腔内の熱さが伝わってくる。
鼻息が恥毛をくすぐり、一夏はたちまち快感に押し流された。
真耶の髪をなでていた手のひらに力をこめ、頭をつかんだ。
主導権を握っていたはずの真耶は目を見開く。
一夏は気持ちよさにうっとりしながら、舌で柔らかくくるまれていた肉棒を絶頂に導こうと、腰を動かした。
「山田先生っ……」
亀頭を喉の奥まで差し込む。真耶の目尻に涙が浮かんだが、一夏は気づかない。
「先生……先生……俺っ!」
ジュポジュポ……と強制的に奏でられた淫靡な効果音。
腰を揺すりながら身体の奥からふくれあがった快感に身を任せる。
ありったけの精を、勢いよく真耶の口内に弾けさせた。
「ウウゥ……あ、ンン……ゲホッゲホッ」
「飲んでくれ」
最後の一滴まで絞り出し、真耶に飲み干すように頼む。亀頭を含んだまま喉を鳴らす真耶を見て、一夏はようやく力を抜いた。
真耶の後ろから肩を抱き、身体で背中を押す。タイルにこぼれた白濁液を指差し、耳元で穏やかにささやきかけた。
「まだ残ってます。きちんと処理してくれるんだろ」
真耶が腰をよじって逃れようとする。
「嫌です……織斑くん……やめてっ」
一夏は真耶を仰向けに倒した。腹の上に乗り、豊満な乳房で肉棒をはさんだ。
硬くなった亀頭を頑なに閉じた口に突きつけ、唇をこじあけようとする。
一夏は興奮で息を弾ませ、柔らかい乳房を肉棒を挟むようにしてもてあそんだ。
「先生。俺のをこすってくれ……早く」
「嫌です……」
一夏はかがみ込んで乳房を交互に吸う。乳首を舌で転がし、唇でつまんで吸い上げる。
「嫌あ……嫌です……織斑くっ……んん」
うわずったような甘い声に一夏は肉棒を余計に硬くさせた。
「先生の口で処理してくれ」
一夏は腰をすすめた真耶の頬に肉棒を押しつけ、鈴口ににじむ粘液をこすりつけた。
「でないと俺……箒やセシリアを」
「織斑くん。まさか」
あいまいに笑った一夏から何かを感じ取ったのか、真耶は覚悟を決めた。
差し出された肉棒に唾液を垂らし、口を開けて再び侵入を許した。
舌先でチロチロと鈴口に刺激を加え、先走った粘液をすする。熱い息を吹きかけるたびに、一夏があえいだ。
温かく濡れた口の感触にうっとりとする。
一夏は先ほどよりも積極的な舌の蠢きに感動して、早くも射精感がこみ上げてきた。
腰を前後に揺すり、快感を増幅させようとした。
「出したい……先生っ……今度は全部飲んでくれっ……」
子種を放出しようと力を緩めた矢先、突然の声に驚いて動きを止めてしまった。
<二十八>
「先客がいるんだ。一夏かな?」
シャルル・デュノアの声だ。
一夏はあわてて肉棒を引き抜いたが、敏感になるあまり精液の噴出を止められなかった。
白濁液が真耶の顔を汚す。
ふたりともシャワー室の前でうろうろするシャルルのほうが気になって拭き取るどころではなかった。
「あれ? なんだろうこの匂い」
――匂いだって……あっ!
一夏はシャワーの勢いを強めた。
真耶の顔にこびりついた精液を洗い流そうとした。
だが、突然の熱い湯を向けられた真耶がびっくりして声をあげてしまった。
「きゃっ」
「え? その声、一夏じゃないよね」
一夏は無言で真耶に謝り、うかつな行動をしたことを目を伏せて詫びた。
「一夏、いるんでしょ?」
シャルルの手がシャワーカーテンの裾をつかんだ。
――もうダメだ!
一夏の頭に今まで真耶とおよんだ情事がよぎった。理性のたがが外れて、何度も真耶を襲ってしまった。彼女が口外しないでいてくれたからこそ、一夏は学園生活を送ることができたのだ。
もう終わりだ。
機転を利かそうにも何も思いつかない。
シャワーカーテンの裾からシャルルが手を差し込んできたのを見た瞬間、一夏はいてもたってもいられなくなった。
「開けるよ。別に男同士だからいいよね」
「待て!」
一夏はシャルルの手首を強くつかんでいた。
「一夏?」
とシャルルが首をかしげ、動きを止める。
だが、一夏はパニックに陥ってしまい、次の行動に出られない。
――俺はバカだ。
一夏は両目を閉じてしまった。
IS学園の男子生徒、担任教師と淫行――という新聞記事が脳裏をよぎる。
「ちょっと一夏! 何をするんだ! 僕は」
シャルルの困惑した声におそるおそる目を開けると、彼の巨大な一物が鎮座していた。そして竿の半ばまでもが、真耶の口内に収まっていたのである。
シャルルの抗議がむなしく響く。
「一夏! やめて! やめてくっ……ああ……やだ、やめてよ! 冗談にしたって……」
ジュポジュポ……と真耶の頭が動くたびに唇から白く濁った唾液がこぼれ落ちる。
「やめて……アア……一夏ぁ……」
大人の女の温かく濡れた口の中で幹を震わせながら、徐々にうっとりとした喘ぎがまざった。
真耶は夢中になって巨根を丸く締め付けた。
生温かい唾液を亀頭や幹に絡みつけ、頬がへこむほど思い切り吸い上げる。
「アアッ……!」
シャルルが鼻を鳴らし、腰を突き出した。
「いくっ……僕っいやだ、いやだっ……一夏の口でいっちゃうっ! いっちゃうよおおおお!」
シャルルが立ったまま背中をのけぞらせ、勢いよく精を放った。
暴発した大量の精液が喉を直撃する。
卑猥な音を立てて吸引を続けていた真耶は、その精液を余すことなく飲み込もうとする。途中で我慢しきれず顔を背けて巨根を口から引き抜いてえづいた。
――俺、シャルの手をつかんで。
あわてて手を離す。
一夏は呆然として、うめくようにシャルルの名をつぶやいてしまった。
「シャル……」
「うあああ……い、一夏……僕、なんてことを!」
――あれ? シャルのやつ、さっきから変なことを言ってないか?
一夏はシャルルの腕をつかんでしまい、存在を知らせていた。彼は本来三人いるはずの密室に、二人しかいないと思い込んでいるのだ。
今の状況をシャルルの立場で考え、真っ青になって口を押さえた。
――俺がシャルルのアレを……。
シャルルは一度尻餅をつき、うろたえながらシャワー室から逃げ出していた。
「待ってくれ! 誤解なんだ!」
シャルルの背中が消えた途端、一夏は膝を突いてくずおれてしまった。
――そうだ! 先生! 山田先生は……。
達成感に浸っていた真耶は一夏に向かって目を輝かせながら艶然とほほえむ。
――はめられた……?
彼女と目が合ったとき、一夏は怒りで肉棒がそそり立つのを感じ取った。
<二十九>
「ああ……そこは違いますっ」
真耶は組み伏せられて四つん這いになった。
自ら臀部をつかみ、左右に広げ、毛に覆われた陰唇と蕾を露わにする。
真耶は一夏の熱い視線と息を感じただけで、今にも気をやりそうなほど顔を赤らめ、下腹を波打たせていた。
尻肉の谷間に顔を埋めた一夏が舌先で蕾をくすぐると、悩ましげに腰をよじった。
「違います……違いますぅ……あう……!」
襞をなぞるように濡らし、ヒクヒクと開閉を繰り返す粘膜にヌルッと潜り込ませる。
真耶がうめいた。
肛門で舌先を締め付ける。
一夏は舌を出し入れし、なめらかな粘膜を十分に味わってから顔を離した。
陰唇は愛撫の必要がないほど湿っている。
右手を唾液で濡らし、二本の指を膣内に挿入した。
菊蕾に唾液をしみこませ、舌をうごめかせる。
指を小刻みに動かして肉襞を擦り、左手の手のひらで陰核に微妙な圧迫を加える。
「おかしくなっちゃいますよお……織斑くん……先生……」
真耶が声をあげ、ガクガクと腰を跳ね上げて悶えた。
指先をキュッと締め上げてきた。
収縮する筋肉を軽く押すと、奥から蜜汁があふれ出た。
「アア……」
真耶は鼻を鳴らして背中を震わせる。
絶頂寸前なのだろう。指を引き抜き、一夏は肉棒をつかんで膣口に押し当てた。
「生は嫌あ……」
逃げようとする真耶の腰をつかみ、一夏は亀頭を半ば埋める。
「シャルが誤解しただろ……なんてことをしてくれたんだ!」
「ま、待って! 生でなんて」
制止に耳を貸さず、一気に奥まで貫いた。途端に真耶の反応が変わる。
「ああッ……すごいっ……」
後背位で肉棒を押し込むと、コリコリとした子宮の入り口にあたった。
真耶が尻を突き出してじんわりと広がる快感を受け止めた。
いやがる口とは裏腹に淫らに乱れる。
十代の一物を味わおうと、何度も肉襞を締め付ける。
――すげえ……何回やっても気持ちいいな……。
一夏は真耶の両手首をつかんで小刻みに股間を打ちつけた。
「ンン……あっあっあっ……ハア……あっあっあっ……いやっ抜いてっ……」
腰をよじって膣内の肉棒をふるわせる。真耶が腹に力を入れると、キュッキュッと肉襞が締まった。
「先生……こんなに締め付けたら……俺……」
腰を押しつけ、一番奥に鈴口をあてがい、子宮口を何度もたたく。
「俺っ……いきそう」
「いやあああっ! 今すぐ抜いてっ……いやっやだあああ」
――こんなに気持ちいいのに我慢なんて……。
心地よい摩擦に浸りながら、一夏は大きな快感に身を委ねた。
「くっ……!」
「嫌ですっ嫌ですっ……妊娠なんていやっ……ああーッ!」
ありったけの精液を子宮に流し込む。
――もっとやりたい……先生え……先生。
一夏の肉棒は萎えることを知らず、最後の一滴を絞り出してなお硬さを保っていた。
「二本目いきます」
蜜汁と精液でドロドロの膣内をかきまわす。
「いやあ……抜いてください……」
先ほどよりも抵抗が弱っている。
一夏は真耶が自分を受け入れてくれたのだと都合よく解釈し、今度は臀部をわしづかみにして一方的に突き入れた。
「もう堪忍……いくぅ……いくっいくっいくっ……」
感じすぎたのか、真耶は涙やよだれで顔をぐちゃぐちゃにしながらうめいた。
名残惜しげにキュッキュッと膣内が収縮する。
「うっ……」
再び射精が始まった。
既に三度絶頂に達していたせいか、亀頭が敏感になっていた。
うっとりとした余韻に浸りながら腰を動かして白濁液を流し込む。
何度も射精するうちに真耶は時折うめくだけで反応が薄れていった。
――びっくりするくらい出たな。ああ、たまんねえ……。
一夏が満足して肉棒を引き抜くと、陰唇からとめどめなく精液があふれ出す。
連絡用にと携帯していた端末を取り出し、ごろりと横たわった真耶の艶姿を何十枚も写真に収めていった。
<三十>
「そ、その、ですね。困ります……こんな場所で……」
山田先生はプリンらしい。
教師を押し倒した一夏に、箒は冷ややかな視線を送る。彼女の並外れた視力は幼なじみの股間を捉えて放さなかった。
――などと、何度もやっておけば落ち着いた対応ができると思うのだがな。
一夏の股間は燃え上がるように激しくおっ立っていた。身体も固まっているが、男性のシンボルも固まっている。
サポーターを身につけてなお若さを主張していた。
箒はめざとくシャルルの下半身に注目する。
――確かに……ああ……一夏は正しかった。わ、私は何を考えているんだ!
箒は目を閉じて何度も首を振った。
シャルル・デュノアは可愛い顔に似合わず、一夏が言うところの超弩級だった。
箒は邪念を振り払おうとする。が、できない。彼女の想像の翼はさらに広がり、一夏とシャルルを交えたものに変わっていった。
――いかんな。デュノアが本当は女だったら悶々としなくて済んだのかもな。……男同士なんて不健全だ。
(終)
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