毎回超展開です。
<三十一>
箒は焦りを隠そうと不機嫌そうにまなじりをつり上げ、廊下を頬杖をつきながら眺めていた。
視線の先には鈴音とセシリアが布仏本音の言葉に耳を傾けていた。
本音が語ったのは、一年生の間でまことしやかに流れているうわさだった。
『学年別トーナメントの優勝者は織斑一夏と交際できる』
「そ、それは本当ですの!?」
「う、ウソついていないでしょうね!?」
両肩をつかまれた本音は頭が前後に激しく揺れている。
「ほんとだよ~間違いないよ~」
教室中が黄色い声で満たされた。
級友たちがあからさまに色めき立つ。声をあげなかったのは箒とラウラくらいだ。
盛り上がっているうちに一夏とシャルルが姿を現す。
――て、て、手をつないでいるだとう……!?
箒はかねてから抱いていた懸念で心が揺れた。一夏とシャルルの仲がよすぎるのだ。
一夏は鈴音たちが取り乱す姿に首をかしげ、話の内容を聞き出そうとした。
鈴音とセシリアがとぼけた。
ふたりが一緒に廊下に飛び出すと、後を追うようにラウラが席を立つ。
――あいつらには釘を刺しておかないとまずいな。
皆がそそくさと着席するなか、箒は机を離れた。
「さっきの話は本当か?」
ラウラ・ボーデヴィッヒが鈴音の背中に向けて言い放った。
「……本当よ」
「本当ですわ」
ラウラが鼻を鳴らす。用が済んだと言わんばかりに踵を返したが、鈴音がつぶやいた言葉を耳にして足を止めた。
「ははーん。あんたも一夏をねらってるんでしょ。そうなんでしょ」
――何だって? そうだったのか!?
ラウラは鈴音を鋭くにらみつけた。
「ああ。狙っているぞ。……もっとも、頭がお花畑な貴様らとは目的が少しだけ違うが」
「はあ? なんつった、今」
ラウラが口の端をつり上げ、ニヒルな笑みを浮かべる。
「優勝すれば交際できるって? ばかばかしいにもほどがある。貴様ら、トーナメントまで待つつもりか? ルールを作って守ろうとはな……あっははははは……」
「どこに笑う理由がありますの」
セシリアの目がとげとげしい。
「ルールは破るためにある。もしも私なら……みんなが噂で浮かれている今夜を狙う。奇襲だ。寝込みを襲ってヤツを……織斑一夏をモノにする」
「え!?」
「まあっ!」
絶句するふたりを見て満足したのか、ラウラはニタニタと笑った。
「恋愛はヤルかヤラレルか。せいぜいがんばるんだな……」
そう締めくくってラウラは自席へ戻っていった。
ラウラは箒とすれ違いざま独りごちる。
「……これで二名脱落だ」
残された鈴音とセシリアはしばらく互いに見つめ合っていたが、次第にわざとらしく笑い声を立て始めた。
<三十二>
「ここが一夏さんのお部屋……」
セシリアが一夏の部屋に着いた。先を行く鈴音が足早にそれでいて忍び足で進んでいく。
闇に目が慣れておらず、不安ゆえに慎重な足取りのセシリアとは対照的だ。
鈴音はマグカップや張り紙の配置まで暗記していた。
不思議に思いながらも後に従う。
セシリアはいざ
シャルルを追い払うまではよかった。
一夏の現在の同居人、シャルル・デュノアは今ごろ箒たちと一緒に教科書を広げているはずだ。
IS理論について指導を受けたい、と適当な理由をでっちあげてシャルルを部屋から引き離した。
真面目な箒ならシャルルの指導をむげに断ることはないに違いない……という打算が念頭にあったからだ。
一夏は最近十時前には眠りにつく。
しばらく箒と同じ生活習慣で過ごしてきたせいか早寝早起きが身についていたのである。
一夏の無防備な寝顔を目の当たりにして、セシリアはうろたえてしまった。
鈴音の意見を仰ごうと闇にならした瞳を向ける。
「あ……あの、鈴さん?」
寝返りを打つ一夏を見たとき、鈴音の興奮と欲望のスイッチが入ったようだ。
「ねえ。セシリアは男の人のアレ……見たことある?」
セシリアは目を見開いて固まってしまった。
一度の過ちとはいえ、強引に処女を奪われていたのだ。例の一件以来、一夏は彼女を抱こうとはしなかった。
普段の一夏とあのときの彼は別人だと、セシリアは頑なに思い込もうとしていた。
「ふうん。ないんだ。あたしはあるわよ」
「……なんですって」
「処女じゃないもん。まあ、セシリアはそういう経験なさそうだって思ってたけど、これでわかった」
セシリアはいぶかしんだ。
「どういうことですの」
「シャワー浴びてないじゃん。夜這いするけどえっちするつもりはなかったんだなって」
認識の違いだろう。セシリアは夜這いしたと皆が思い込めばそれでよかった。
夜間、一夏の部屋に忍び込んだという実績さえあれば、他の女生徒に心理的優位に立てると考えていた。
だが、鈴音はセシリアが考えている以上にヤル気満々だった。
彼女は手早く寝間着を脱ぎ捨て、全裸になった。
「アンタはそこで見てなさいよ」
言い捨てるや一夏から掛け布団を奪って四つん這いになる。
セシリアは小ぶりな尻の谷間に透明な把手のような出っ張りを見つけた。
不思議に思って手を伸ばすと、鈴音が身をよじって艶めいた声をあげる。
「……それ、抜いていいのは一夏だけなんだから」
「鈴さん? どういう意味ですの」
セシリアが
「一夏……起きなさいよ……んん……」
鈴音が唇を吸いながら慣れた手つきで一夏の股間をさする。
悩ましげにうめいた彼の吐息が微かに荒くなっていった。
物欲しげに唇が開くと、鈴音はすぐさま白い歯や歯茎を舌でチロチロと触れていく。
「はあ……いい……」
健康的でなめらかな肌を露出したまま、自ら秘所に手を入れゆっくりと陰唇や
セシリアの耳にもクチュクチュ……という粘ついた音が聞こえてくるほどだ。
「鈴さんっ……何をするつもりですの。そんな……汚いモノ」
かつてシャワー室で強引に秘所を貫いた肉棒が
鈴音は竿にそっと指を沿えると戯れるかのように上下に揺すった。鈴口に唾液を垂らして、舌先で先走った粘液をすくいとる。
肉棒の裏側を舐め、すっぽりと喉の奥までくわえこむ。
ビクリ、と一夏の肩が揺れた。
唇をすぼめてジュボジュボ……と音を立てて吸い付くと、彼が悩ましげにうなった。
「くっ……」
「もういいかな」
髪をかきあげ、身を起こして肉棒をまたぐ。
「セシリア……近くに来て。よく見なさいよ」
セシリアの眼前で腰を落とした。
肉棒がヒクヒクと震え、華奢な鈴音の蜜壷に埋もれていった。
「アアッ……! やっぱりすごいっ……」
座り込みながら口走り、鈴音は腹を波打たせる。
「子宮に当たってる……いきそう……」
鈴音は前後に動かして恥骨を押しつけ、徐々に本格的に動き始めた。
「いいっ! 一夏、一夏、一夏あっ……ほしいよっ……」
高まっていく鈴音に合わせているのだろうか。
一夏が悩ましげに鼻を鳴らし、歯を食いしばって頭を左右に振る。
「うあっ……」
鈴音は髪を振り乱して背筋を弓なりにのけぞらせた。
「あっあっあっ……好きっ好きっ……あたし一夏がだいしゅきっなのお……だからあ……奥にほしいよっ……
こわばったセシリアの視線が鈴音を燃え上がらせる。
だが、一夏は射精にいたる直前、苦しみ悶えながら寝言を口にした。
「や……やめてくれえ……シャル……俺っシャルでいっちまうよ……嫌だっ! くそっいっちまう……うわああああ!」
肉棒から精を暴発させると同時に鈴音の平手打ちが飛んだ。
<三十三>
一夏は頬を打たれた衝撃で目を覚ました。ずっと悪夢を見ていたせいか、ぐっしょりと寝汗をかいている。
――ええっと、何がどうなってるんだ?
シャルルを探したが、腰にまたがる鈴音と彼女を凝視したセシリアがいるだけだ。
「うあ……」
身をよじった瞬間、射精で萎えた肉棒がつるりと陰唇から滑り出る。
鈴音は膣から精液があふれ出るのもかまわずに怒った。
「あっあああアンタっ。どういうこと!? まさかデュノアと……」
――俺、そんなこと口走ったのか!?
どうやら悪夢で口にしたセリフをうっかり寝言として声に出してしまったようだ。
一夏は額に手を添えて目を伏せた。
男子シャワー室での一件以来、シャルルが夜ごと夢に出てくるようになった。しかも、誤解を解こうとシャルルに近寄ると毎回困惑した素振りを見せる。
「俺はホモじゃねえ……」
つぶやきながら腹にまたがった鈴音をにらみ返す。情交で汗ばんだ肢体は月明かりに照らされて白く美しく輝いている。
一夏は素早くシャツを脱ぎ捨て、日頃の訓練で絞り込まれた肉体をさらした。
「俺はホモじゃないんだっ!」
「嘘つくんじゃ……きゃっ」
――ノーマルだっ!
鈴音を抱きすくめて、強引に唇を奪った。
セシリアが身をすくませた。熱さとおびえが同居した視線を感じるだけで、鈴音の肌の感触と相まって下半身に力が宿る。
肉棒が肌に触れると、鈴音は察してそっと指を這わせてきた。時折、セシリアを一瞥して優越感に浸った。
鈴音はベッドの上で四つん這いになって尻を高く突き上げた。
「一夏、いつものしていいよっ」
初体験してから転校するまで毎日のようにしていたこと。
「あ、アンタのために準備してきたんだからねっ」
「……ああ。わかってる」
一夏は尻の谷間に手を添えた。
菊蕾をふさいでいたプラグを引き抜くと、ぽっかりと穴が空いている。
一夏は谷間に顔を埋めて菊蕾の内部でクネクネと舌を蠢かせた。陰唇から精液がぽたりと落ちる。
オイルローションをなじませた指を肛門に差し入れる。まるで膣内のようにヌルッとした感触だ。
もう一方の手で鈴音の膣に指を差し込み、天井をこすった。
「あんっ……! すごっ……い、いっちゃうっ……!」
鈴音はガクガクと背中を激しく震わせて絶頂に達した。
二穴の締め付けが強まり、一夏の指を外に押し出す。準備の言葉通り、汚れの付着はなかった。
一夏は鈴音に覆い被さって耳元でささやいた。
「言えよ。俺にどうしてほしいか言うんだ」
「入れてよぉ……入れて。あたしのお尻に入れて……早く入れなさいよ!」
顔を上げ、手早くゴムを装着すると、物欲しげにヒクヒクと蠢く菊蕾に亀頭をあてがった。
位置を定めてゆっくりと体重をかけていく。
「いい……一夏がはいってくるううう……!」
中は温かく、気持ちよく肉棒を包み込んでいた。膣のように肉襞が蠢くことはないものの、ローションで滑りがよくなっている。
一夏が股間を押しつけると、鈴音が苦しげにうめく。奥まで届き、ゆっくりと腰を引く。
「アア……お尻が気持ちいいよお……」
鈴音は喘ぎながらシーツによだれを垂らした。
熱く甘い吐息を漏らし、思い人と肛交する悦びが胸を満たす。
強すぎる快楽を貪るあまり、セシリアの存在は眼中になくなっていた。
一夏は律動を弱め、鈴音の太ももに手をかけて身体を持ち上げる。
「よっと」
背面座位になり、結合部をセシリアに見せつける。
肉棒が深く埋もれるたびに、精液の残りが陰唇からこぼれ落ちるのだ。
「ああああっ……アアッ……アッアッアッ……イクウ……お尻でいっちゃう……いっちゃうのお!」
激しく叫んだあと、鈴音はぐったりとして一夏の胸にもたれかかった。
元々感じやすいせいか、肛交の刺激が強すぎたようだ。
徐々に律動を弱めながらあたりをみやる。
――仲間外れはかわいそうだよな……。
股間に指を這わせモゾモゾと身じろぎするセシリア。
クラス代表決定戦後の情事が一夏の目蓋に浮かぶ。
セシリアの白い尻と膣の感触を思い出していきり立った。
――そうだった。
携帯端末のデータフォルダに写真が残っていたのだ。流出させるつもりはなかったが、いつか使えるかもしれないと思って保存したままにしてあった。
一夏は身をよじって枕元の端末に手を伸ばした。
「セシリア……来いよ」
液晶画面に映った写真を見せつけると、彼女の顔が明らかに凍りついた。
「い……一夏さん」
「俺の言うことを聞け。わかるよな?」
「……何をさせるつもりですの」
言いながらセシリアはベッドに腰掛ける。背中を丸めて恐怖を隠そうともしない。
一夏は敵意を向けられて内心びくつきながらも、余裕を装った。
「鈴、起きろ……な」
セシリアに見せた態度とは打って変わって優しく髪を撫でた。
「ンン……あ、あたし気をやって」
一夏は目覚めのキスと言わんばかりに口づけ、鈴音も応じて舌を絡めた。
「あ、セシリア……」
口を離し、唾液を滴らせたまま鈴音が振り向く。だが、太ももを抱えられていて動けない。
一夏が腰を埋めると、軽く顔をのけぞらせる。
鈴音に腕をあげるように言い、湿った腋の産毛に吸い付いた。濃厚な甘ったるい体臭が胸を見たし、突き上げに合わせて腰を動かし始める。
グチュグチュ……と腸液とローションが押し出され、シーツにしみをつくった。
鈴音の喘ぎ声をBGM代わりに、世間話をするかのように質問する。
「セシリアはクリームパイが好きか?」
「も、もちろんですわ。嫌いな女の子はいません」
セシリアは質問の意図をつかみかね、無難な答えを選んだつもりだった。
「じゃ、舐めてくれ。セシリアの大好きな
一夏は意地悪な笑みを浮かべ、鈴音の太ももを身体に引き寄せた。
大量に発射したおかげで膣内には未だ精液が残留している。
<三十四>
涙を浮かべながらも鈴音の陰唇にチロチロと舌を這わせる美少女に、一夏の心は躍った。
高貴な姫君が黙したまま、鈴音の陰部に顔を埋めて膣内射精後の精液を飲み干しているのだ。
――もっといじめてやりてえ……。
だからこそ気づかなかった。
セシリアが万が一の逃走経路を確保していたことや、肛交に夢中になるあまりこの部屋のもうひとりの住人が戻ってきているという事実を見落としたのだ。
「クリームパイとは言い得て妙だね。一夏」
――誰だ!
見なくともわかった。華奢な金髪と巨根の組み合わせは一人しかいない。
「シャ……シャルル」
シャルルはセシリアの肩をたたいて顔を離すよう言った。
セシリアは貴公子の胸のなかで泣きながらしゃくり上げた。
シャルルが頭を撫でてあやしながら、いつになく強い声音で言った。
「無理強いはよくない」
一夏はシャルルの逆鱗に触れたと察して青ざめる。
――調子に乗りすぎた……。
解せないのはシャルルの肉棒が硬く脈打っていることだろうか。
――ま、まさか。悪夢が正夢に……。
シャルルの侵入を許したが最後、壊れてしまうだろう。
貞操の危機を感じて、一夏は強引に話を逸らそうと試みた。
「シャルルっ……シャルは女の子と付き合った経験がないんだよなっ」
「そうだよ」
「じゃあさ、その……セックスの経験はあるか?」
シャルルは戸惑ったようにはにかんだ。
悪夢から逃れたいあまり、一夏はとっさに思いついた言葉を口にしてしまった。
「シャルのアレを感じたいんだ」
「なに馬鹿なこと言ってんのよ! アンタは!」
鈴音がつながったまま抗議する。
一夏の意図をくみ取ったのか、シャルルがうなずいた。
「……わかった。でも、ひとつ条件がある」
「言ってくれ。最大限譲歩するつもりだ」
「今後、彼女に酷いことをするのはよしてくれ。もし不満があるなら僕が言うことを聞くよ」
「お、おう」
シャルルはセシリアの額に軽く口づけした。
一夏が胸をなで下ろすと、急にシャルルがしおらしくなった。
「一夏が言うなら僕、がんばるから」
シャルルも虚勢を張っていたのだが、一夏はもじもじする動きに目が行った。
――今の仕草、どう見ても女の子なんだが……。
貴公子が無垢な少女のように顔を赤らめる。
「ご、ゴムはつけさせてね。あと、キスはしないから」
「いいぜ」
よくないでしょ、と鈴音が毒突く。会話の流れからして一夏はシャルルの餌食になることを選んだのである。
手早くコンドームを装着したシャルルが迫った。
「じゃあ遠慮なく」
シャルルが鈴音の膣口に巨根を押し当てる。腰を進め、凶悪な幹を打ち込んできたのである。
はじめ鈴音は何が起こったのかわからなかった。
てっきりセシリアの指が入ってきたのかと思ったがそうではなかった。
シャルルの柔らかな金髪が胸に当たり、鈴音は図らずもあえいでいた。
「ンン……ひっぎいいいいい……そうかっ……ヤラレルのはあたしかっ……」
シャルルが途中で侵入を止め、小ぶりな乳首を舌で転がす。甘い肌のにおいに陶然としながら執拗に愛撫した。
腋の下に顔を埋めて、鼻を鳴らしてジットリとした汗の匂いをかぐ。
鈴音は膣の圧迫に耐えながら、シャルルの丁寧な舌使いに戸惑いを覚えていた。
「あぅ……くすぐったい」
しなやかなふくらはぎに手をかけ、足裏に舌を這わせだした。
指の股に舌を差し込み、唾液でなじませると喘いでいるのかつま先を丸めてきた。
もう片方の足も念入りに舐め終わると、再び巨根を埋めていった。
「アアッ……ひっ……ウウウウ」
蜜汁が泉のように噴き出して滑りがよくなっている。ヌルッと奥まで達した。
キュッキュッと巨根をきつく締め付けると、シャルルが艶然と表情で告げた。
「凰さんの
締まりがよく、ぬくもりと収縮は実に心地よい。華奢な身体は壊れそうで、千冬のときとは違った背徳感がある。
肛門に一夏を受け入れているせいだろうか。少しでも動くと彼の肉棒の存在を感じた。
シャルルはグリグリと恥毛をすりつけるように小刻みに動いた。彼は千冬の教えを忠実に実行していた。
「あうう……、嘘よう……嘘よう……一夏じゃないのに……気持ちいいなんてっ」
鈴音がいやいやと顔を振る。かつてないほど陰唇が広がり、単調な摩擦音がつづいた。
シャルルが背筋を震わせ、物欲しげに目を合わせた。
「ごめんっ……僕、イキそう」
膣内の締まりを強めると、シャルルは弓なりにのけぞって荒い息を吐いた。
「い……入れたばっかじゃないっ……もっとがんばり……アンっなさいよおっ」
「ごめん……早くてゴメンっ」
謝りながら子宮口をグリグリと圧迫する。
鈴音も子宮の奥からほとばしる快感に飲み込まれつつあった。
新たな愛液を大量に分泌し、股間をこすりつけるように身もだえ続けた。
程なくして端正な顔を甘い刺激でゆがめ、うっとりとしながら絶頂に達してしまった。
「ああああっ……アアッ……アッアッアッ……!」
「い、いく……!」
シャルルの身体が急に崩れ落ちる。
鈴音はガクンガクンと狂おしい痙攣をはじめ、膣内の収縮も最高潮になった。
膣を圧迫していた巨根を外におしだそうと蠢いた。
二人がぐったりとして動かなくなったあと、今度は一夏が再び抽挿を始めた。
<三十五>
騒ぎを聞きつけ第三アリーナに向かう最中、箒はチラと一夏を見やった。
――などと、仮説を立ててみたはいいが。これでは凰の一人勝ちではないか。
彼はシャルルの手首をつかんで共に走る。
――デュノアもデュノアだ。さも当然のように……まるで少女のようではないか。
観客席へのゲートに出る。突然の爆発に驚いて視線を向けると、煙を切り裂くように影が飛び出してきた。
一夏が叫ぶ。
「鈴! セシリア!」
鈴音とセシリアの動きはどこかぎこちなかった。ドイツ製第三世代ISを前にして攻めあぐねているように思えたからだ。
――ふたりの動きが悪いぞ。いったい何が……。
箒の思考は突然の爆発で遮られた。
(終)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
何かありましたら感想欄や一言にメッセージをくださいませ。