窓に朝日が差し込むIS学園1025室、午前6時。そこに澄んでいる一夏は目を擦りながら目を覚ました。
「んん・・・・・・・・朝か。」
一夏はいつものように箒たちとの訓練で起こされることがあるためその時間に起きることが習慣になっていた。
「さて、今日も箒たちと朝練だから支度を・・・・・・・・・」
支度をしようとした一夏の目の前に大きな人参状のボックスが目の前にあった。そこボックスには「叩いてください」とプレートが付けられていた。
「・・・・・・・・・叩くか。」
一夏はベッドから起き上がると人参状のボックスを軽く叩いた。するとボックスから圧縮された蒸気が噴出し開きマリのあの人が姿を表した。
「あははー!やっほー、いっくーん!みんなのアイドルの束さんだよー!」
「ははは・・・・・・またですか。」
束の行動に一夏は苦笑いをする。
「む~、反応が薄いよ、いっくん。」
「いや、急にこんなことされてどう反応したらいいのか分かんないですって。それよりなんで俺の部屋に?」
その言葉をも待ってたかのように束は上機嫌になる。
「うんうん、その言葉を待ってたんだよ!実はいっくんに束さんの実験に協力してもらいたいんだよ!」
「お断りします!束さんの実験ってなんだかんだ言って危なそうですから!」
「そ~んないっくんには―――――」
束は懐をゴソゴソと探る。その光景を一夏は直視できず目を反らす。
「――――強硬手段!」
束は懐にいていた瓶の線を取り出すと栓を開け、一夏の口に強引に突っ込む。
「んぐぅ!」
一夏の口の中に謎の液体が注がれるが一夏は飲まいと喉元で液体を止め抗う。
「ぐぉおおおおおお!」
「ん~、いっくん抗うねー。そんな時は!」
束は一夏の腰に手を添えると一気に自分の方へ引き寄せ一夏の身体を反らせる。
「ごぉ!」
一夏は自分の胸板に当たる束の胸の感触に一瞬気を緩めてしまい液体を飲んでしまう。
「はぁ!しまった!」
束は一夏を解放する。開放された一夏はベッドに倒れる。一夏は徐々に意識が朦朧となる。
「たば・・・・・・・・ね・・・・さん・・・・・・なに・・・・・・を・・・・・!」
「ふふふ~、それは掟からのお楽しみだよ。それとコレを置いてくから。効果は一日だけだから安心してね。じゃあバイビ-!」
束は箱をビークルに変形させ窓から去って行った。
一人部屋に取り残された一夏の体は煙を上げていた。
それからしばらく時間が経って箒達が一夏の部屋の前にまで来ていた。
「何故こうなるのだ。」
乱暴な口調でいう箒。
「まあ皆さん考えることが同じようですわね。」
諦めているセシリア。
「てかあいついつもこの時間なら起きて無くない?」
「そうだね。」
一夏のことを気にする鈴にシャルロットが相槌を打つ。
「全く、我が嫁なのに寝坊とは関心せんな。」
ちょっと違った言葉を言っているラウラ。
五人は一夏の部屋の前に来ると一斉にノックをした。
「おい!こんな大勢で叩いたら迷惑だろ!」
「皆さん私に譲ってくださいまし!」
「なんでアンタに譲んのよ!」
「まあまあ皆落ち着いて。ここは僕が代表して・・・・」
「シャルロット、抜け駆けは許さないぞ。」
一同小声で話すが一向に反応がないことに疑問を抱く。
「・・・・・・反応がないな。」
「・・・・・・ええ。」
「・・・・・・こんな状況で置きないのは余程寝ているか・・・」
「・・・・・・何かされているか・・・・・・・だな。」
一同ISのセンサーを起動させる。
「ISの反応は白式だけですわね。」
「ということは一夏だけか・・・」
「ISを所持していない工作員だね。」
「進入口は二箇所。おそらく窓からだろうな。」
「1,2,3のタイミングで突入するぞ。」
ラウラの言葉に一同頷いた。
「ではいくぞ。1・・・・・・・2・・・・・・・3!」
ラウラの合図と同時に一同一夏の部屋に突入する。
ラウラたちは辺りを見渡すが工作員の姿は見られなかった。
「敵影の姿はない。一夏は何処だ?」
箒達は辺りを見渡すと一夏が着ていたと思われる服に何かが盛っていた。それはモゴモゴト動いていた。その服の隣には子供用の服サイズのIS学園の制服があった。
「子供サイズの・・・・・・制服?」
シャルロットはそれが気になったがすぐ隣の一夏の服でうごめいているものも気になった。
「なにかしら?」
鈴は一夏の机にあったペンを手に取ると一夏の服の中を覗いた。すると鈴は信じられないものを見た。
「み、皆!コレ見て!」
鈴が声を上げたため一堂服の中を覗き込むとそこには五歳児くらいの子供がいた。鈴はその子供の顔を見ようと子供を抱きかかえる。
「・・・・・・なあ皆、この子どこかで見た感じがしないか?」
「奇遇ですわね。わたくしも同じこと思ってましたわ。」
「でもまさかね。」
「でもこんなこと出来そうなの・・・・・・・」
「篠ノ之博士しかいないな。」
一同思い当たる節があった。そんな時子供が目を覚ました。
「ん~・・・・あれ?皆なんで・・・・・てかなんで俺鈴に抱きかかえられているんだ?それになんかみんな大きく見える。」
「・・・・・・・・一夏、あんた自分の姿見て見なさい。」
そう言うと鈴は一夏を洗面台にまで持っていくと一夏の姿を鏡に映した。
だぼだぼの服を着ている子供。日本人、男性。
「・・・・・・・・・・・・へ?」
間抜けな声の後に来る――――
「ぬぁんだこりゃああああああああああああああああああああああ!」
子供の悲鳴であった。
出だしこんな感じで頑張ります。
後ネタ被りしそうですけどツッコミ入れないで。