終業式。高校生には年に三回やってくるそれの中でも三学期の終業式は少々特別と言える。約一年間過ごしたクラスに行く最後の日であり、次に学校に来る時は別の学年、別のクラスなど全員が強制的な変化を与えられることになる強制イベント。たった二週間の休みを挟むだけで関係は変質し、解消し、リセットしうる、無慈悲な行事。まあ、俺には変質したり解消される関係も今までなかったのだが。
「せんぱい、なにぶつぶつ言っているんですか?」
「……いや、なんでも」
そんな強制イベントの日に、今日も今日とて生徒会の手伝いをしている俺。こんなに働いているのに、俺の内申には変化を与えないと考えると……いや、別に内申目当てで手伝っているわけじゃないからどうでもいいんだが。
今年度の書類を改めてまとめてファイリングしていく。城廻先輩もいろいろやっていたようだし、一色が生徒会長に就任してからの約三カ月ちょっとの間にも独自の企画を打ち出したししていたので思った以上に量が多い。思えば奉仕部に入らなければ、一色の手伝いをしていなければ、ここにまとめてある企画の何割が俺の記憶に残っていただろうか。
「一色」
「はい?」
「ありがとな」
そう考えると、自然と感謝の言葉が出てきた。一人の時も「楽しい」という感覚はあったが、世界に色はなかった。奉仕部で、あの三人の空間で世界は徐々に色づいていき、そして一色と過ごした時間で鮮やかに輝いていった。
だから、これは素直な俺の気持ちなのだろう。
「…………」
なんも反応ねえなと思って一色の方を見ると、ポカンと口を開けたアホ面を晒して固まっている一色と目があった。なーにそのアホ面、かわいいけど。
「ハッ、まさか突然デレて私の好感度を上げようっていう作戦ですか? すみませんすでに振り切れてるので上げるのはちょっと無理ですごめんなさい」
なんか久しぶりに聞いたなそれ。しかもよくよく聞くとお前すっごい恥ずかしいこと言ってるからね? 顔真っ赤だし。
「別に、思ったことを言っただけだよ」
「……そういうこと真顔で言わないでくださいよ……」
なにかぽしょぽしょ言っていた一色はファイリングされた資料を本棚に直し始める。
「手伝おうか?」
「い、いえ。大丈夫です」
いや、その資料一冊一冊が結構重いし、直す場所の高めだからふらふらしてるお前危なっかしいんだが。
「んしょっ! んしょっ! ……あっ!?」
「おいっ!」
一番上の棚に資料を収めるために足をかけた脚立の上でバランスを崩した一色が目に入ったとたん、身体が勝手に動いていた。
――――ッ!!!
「っつ……」
「いたた……せんぱい、大丈夫ですか!?」
なんとか一色が床に落ちる前に身体を滑り込ませたことで、一色に怪我はなさそうだ。つうかこいつかるっ。一瞬衝撃で多少は痛かったが、別に俺の方も怪我はしていなそうだ。
「まったく、あんまり無茶すんなよ? 怪我されたら心配になるから」
「は、はい……すみません……」
何だこのかわいい反応。顔真っ赤じゃねえか……って、今更ながらこれなんか後ろから抱きかかえてるみたいでくそ恥ずかしい。
後……この位置だとなんか普段は視界の関係上あんまり目の行かない一色の足が一望できて絶景……いやなんでもない八幡別にやましいこと考えてないもん。
「……せんぱい……その、私の足見すぎです」
ハッ、女子ってやつはどうしてこんなに男の視線に敏感なのか。ひょっとして女子には弾道予測線ならぬ視線予測線が見えているのではないだろうか。見えないから予測線を予測できない! 助けてキリト君!
しかし、これは割と不可抗力なわけで、比企谷八幡ほどの国語力と理性を利用すれば適当なことを言って一色を煙に巻くことも容易なのだ。さあ八幡、やっておしまい!
「いや、その、綺麗だったからつい目がいった……」
「ぁぅ……そ、そうですか……」
八幡君、屋上行こうか! 全然煙に巻くどころかド直球だったよね! なにやってんの!? 一色も「ぁぅ……」ってドン引き……してない!?
ていうか、この状況はやばい。非常にYABAI。早々に戦線離脱しないとただでさえ最近一色に対して効果を発揮しない理性が即霧散しかねない。
「い、一色! そろそろ起きて作業再開しよ……」
「せんぱい!」
あの、一色さん? なんで俺の腕を掴んでるの? 掴んでるだけならともかくなんで掴んだ手を自分の足に近づけるの? あの……あの……。
「せんぱい……ダメ……ですか……?」
あ、その表情はダメ、反則。彼女にそんな顔されたらあらがえるわけないじゃん。
爆発四散した理性の先に眠っていた欲望が俺を完全に支配した。
* * *
「んんっ、せん、ぱっ、それ……んっ、やばいっ、です……っ」
外腿から手を伸ばし、指先で触れるか触れないかの微妙な距離感で触れる。ゆっくり大きく円を描きながら内腿に向けて手を這わせていくと、一色の声と震えがどんどん大きくなる。どうやら内腿の方が感じるらしい。
「ひぅ……せんぱい、のっ、はくっ、触り、かたぁっ、ひんっ、すごく、えっち、ですっ、ひぁ……ん……」
いや、どう考えてもお前の感度の方がエロい。こないだも思ったが、こいつどこ触ってもびくびく震えるじゃん。まじで全身性感帯なんじゃないのか?
下の方に手を滑らせて、膝やその裏をさわさわ撫ぜる。くすぐったいような微妙な快感を与えられて、一色は身体をくねらせた。その仕草があまりにも艶めかしく、俺の欲望をさらにかきたてる。
「ぁぅ……せんぱぃ、きもちっ、きもちいぃ、ですぅっ、はんっ、んんっ……」
手のひら全体を使ってさするように撫ぜた後に、また指先だけでふわっと愛撫する。一色白い肌は桃色に色づいて、少し汗ばみ始めていた。
「ひぐっ、りょうっ、てぇっ、ぁっ、ぁっ、ダメ、ダメ、です……ぅ……」
片手だけでその柔らかい感触を味わうのは物足りなく、もう片方の手も太腿に這わせる。単純快感二倍。相乗効果で未知数の快感を一色に与え、責め立てる。
「せっ、ぱぃっ、ひっ、ぁんっ、ま、待って、待ってくりゃ、さ……きはっ……」
八幡知ってるよ。こういう時の一色ちゃんの「ダメ」「待って」は「もっとして」って意味だもんね。その証拠に足に持っていくために俺の腕を掴んだ小さな手は、服を掴んだまま全く抵抗してこない。
「くんっ、ぁん、ふぁっ、にゃっ、ぁっ、ぁぁっ、んんっ……」
…………。
いや……。
これは、やばい。声もエロいし、その声を出すまいと口元を押さえる仕草もエロかわいい。若干涙目でいやいやと身体を震わせる様子は俺の嗜虐心を煽るのに十分すぎる。
それに、この間家でこいつの首から上をいじめたときとは違い、視点が下の方に向いているので、その……割と発育している双子島とかが目に入って、まだ触ったことのない未開の地への欲望が募る。あと、一色が身体をくねらせる度に甘ったるい香りが鼻腔を突いて肺を満たす。酸素を欲して空気を吸い込めば吸い込むほど、甘い香りが肺に充満して、くらくらしてくる。
「ぁぅっ、せんぱいっ、くびっ、ちゅぅちゅぅ吸ったらっ、~~っ、変な気分になりますっ」
くらくらする香りを求めて一色の首に吸いつく。まるで、彼女の血を吸う吸血鬼になったような錯覚を覚えて、劣情がさらに高まる。汗ばんで赤みを帯びた肌に下を這わすと、甘ったるい味と香りが今度は消化器官を浸食する。何だよこの甘さ。あんなのこの汗って花の香りを移した砂糖水なんじゃないの?
五感の全てが一色に浸食される。世界が全て一色で塗りつぶされてしまったようだ。
けれど、まだ足りない。今日は途中で終われそうになかった。
「ひぅっ、せんぱぃ、そこは……」
「だめ……か?」
膝まで這わせていた手を上げていき、スカートの中に伸ばそうとすると、一色が声を上げる。そこには若干の不安がにじみ出ていて、やりすぎただろうかとこちらも不安になってしまう。
「ダメ……じゃないですけど、あの、優しくして、ください、ね……はぅんっ」
無理。そんなかわいくお願いされちゃったら優しくなんて無理。けど、がんばる。八幡がんばってやさしくする。
割れモノに触るようにゆっくりとスカートの中に手を伸ばして、女の子の秘密を守る布に指先を触れさせる。
――――ぐちゅっ。
「いろは、濡れてるぞ?」
「ぁ……そんなこと、言っちゃダメ、ですよぉ……ひぅぅぅぅっ!?」
ゆっくりと触り心地のいい生地越しに秘所をなぞる。まだ何者も受け入れていないそこは、きゅっと閉じられたかのようにまっすぐな筋を作っていた。その筋に合わせて指を上下になぞる。
「これっ、ふぁっ、んっ、すごっ、ひぎっ、自分で、するっ、よりっ……」
ほう……。
これはいいことを聞いた。
「いろは、自分でやるんだ?」
「ひゃっ、待ってせんぱいっ、今のなし! なしでひゃんっ」
耳元で声をかけてやると面白いくらい身体が跳ねる。かわいいからなしにするわけないよね。もっといじめてやろう。
「いろははやっぱりえっちな子だな」
「違いますっ、いろは、んんんっ、えっちな子じゃ……はぁんっ」
筋をさすりながら、耳のふちを軽く舐めてやる。いつもより格段に敏感になっているらしい肌はさらに甘さを増しているように感じる。
「えっちな子じゃない、か……」
「ふぇ……?」
秘部から手を離すと一色はなんとも間抜けな声を上げる。ギギギと首をひねってこちらに向ける表情は、いろんな感情が入り混じって今にも泣きそうだった。かわいい。
「えっちな子じゃないならこれ以上やられたらいやだろう?」
「ぇ……ぁの……」
「さ、仕事の続きするか!」
「せんぱい!」
立ちあがろうとする俺の袖を一色が掴み、離してくれない。真っ赤になった顔で、何か言いたそうに口をパクパクさせる。口の中で粘性の高い唾液が糸を引いているのが垣間見えて、エロい。
「……さい……」
「ん? なんだって?」
「もっと、えっちなこと、してください……」
「けど、えっちな子じゃないんだろ?」
「~~~~~~っ。いいですから! えっちな子でいいですからぁっ! もっとえっちなことしてくださ、ひぁぁっ!?」
まあ、最初っからやめるつもりなんてありませんでしたけどね。再び彼女の秘所に手を伸ばし、さっきよりも少し強めに指を押し込んでみる。ショーツの中で大陰唇がわずかに口を開け、俺の指を受け入れてくる。
「いろは、自分でしてる時はどんなふうにやってるんだ?」
「そ、それは……」
ぶっちゃけ俺自身経験がないので世界規模の蜘蛛の巣さんから得た知識でやってみているのだが、やはり勝手が分からない。一色には気持ちよくなって欲しいし、彼女がいつもやっているやり方を聞くのは別に間違ってないな。決して慌てふためいて赤くなる一色を見たいための意地悪じゃないんだ。
「その……あそこの……入口のところを……あと、胸も……その……ぁぅ……」
くっそかわいいけど、恥ずかしさで泣きそうになっているのでそろそろ許してあげよう。
愛液でぐしょぐしょになっているショーツを横にずらして直接指で秘部に触れる。ショーツ越しには感じられなかったぷにぷにとした感触をひとしきり楽しむと大陰唇を掻きわけて、膣口に指をあてがう。
「んっ、それっ、はぅっ、きもち、いぃ、です、ひんっ、んんっ……」
軽く振動させるように膣口を刺激すると、びくっびくっと一色の身体が跳ねる。なにこの反応、こんなに跳ねるの始めてみたんだけど、そんなに気持ちいいのだろうか。
膣からあふれ出した愛液で俺の指はべちょべちょになり、滑りがよくなった膣口に与える刺激も大きくなる。一色はすでに声を抑えることも忘れて快感に身をゆだねていた。目は焦点が合わず、口はだらしなく開いている。
「ぁ……ぁん、ぁっ、ぁっ、ふあっ!? せ、せんぱい!?」
「ん? だっていつもは胸も一緒に触るんだろ?」
右手で膣口を刺激して、左手で制服越しに乳房に触れる。制服とブラ越しだが、驚くほど柔らかい感触に一瞬言葉を失うほどだった。
「ぃや、そうで、ひくっ、けど……なんか、し、げきがぁっ、強く……て、はぅっ」
そりゃそうだろう。自分で触れるのと他人が触れるのは全然違う。自分で触れる時は自分の意思なのだからある程度心の準備もできるが、他人に触れられるときはどんな動きをしてくるのか分からないのだから。自分で脇腹をつついたときはなんでもなくても他人に脇腹をつつかれたら変な声が出るのと同じようなものである。
「はぅっ、ふぁっ、せんぱぃっ、せんぱぃっ、っくふっ、ひぇっ……」
まあ、一色がかわいいから刺激が強かろうがやめないんですけどね。ごめんね一色、がんばったけど、やっぱりえっちな一色(相手に爆発寸前の欲望)には勝てなかったよ……。
「まっ、ふぃっ、はぁ……んっ、はふっ、はんっ、んっ、んんっ……」
玉のように乳房を転がし、膣口を今度はなぞるように刺激する。膣内に指を入れてみたくなる衝動に幾度となく駆られるが、処女は膣内は痛いと聞くし、今は控えておいた方がいいだろう。一色にあんまり負担かけられないしね!
「ひぐっ、ぁふっ、んぃぃっ、せんぱ、も、きちゃい、ます、から、ぁっ、ぁっ……」
だいぶ触り方にも慣れてきて弄るスピードを上げると、一色の声がさらに高くなる。……きちゃう、というのはイクということだろうか。
「イッていいぞ?」
「せんぱぃっ、ひぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁくっ、ぁっ、ぁっぁっ……」
なぞる指の動きを速め、マシュマロのような胸を少し強めに揉みこむと一色の喘ぎの感覚がどんどん狭まっていく。口元からはたらっと許容量を超えた唾液があふれ出ていた。その光景が実にエロティカルで、さらに俺を興奮させる。
すでに振り切れた欲望のままに、先ほどから左手に感じていた小さなしこりをつまむ。
「っきっはぁぁぁ~~~~~~~~~っ」
その瞬間、一色の身体は大きく跳ねあがり、背筋はこれでもかというくらい反り返る。口から洩れる、というよりもはやさらけ出された嬌声は、途中から音を失っていた。膣口に触れた右手にはじんわりと温かい熱が伝わってくる。
やがて、一色の身体が力なく俺に預けられた。
* * *
「大丈夫か?」
一色をソファに横にならせて、額を撫でてやる。絶頂を迎えた一色は一瞬気絶したかのようにぐったりしていたが、朦朧としつつも俺の声には反応する。反応するのだが――
「……ふぇ? しぇんぱぃ……?」
――ろれつが回っていないのか“せんぱい”ってちゃんと言えてないし、なんだ「ふぇ?」ってかわいすぎてもだえるからやめて。
というか、もう今の一色直視できないんだけど。肌は桃色に染まっているし、荒い呼吸も艶めかしい。トロンとした目はまるで誘っているかのようで、せっかく少し取り戻した理性をすぐに投げ捨ててしまいそうだ。あと、この匂い。強烈な女の甘ったるい匂いだけでかなりやばい。
なんなの? もうこのまま最後まで致しちゃうよ? 襲っちゃうよ? めちゃくちゃに……はすでにしている気がするけど。
「しぇんぱぃ……」
そんな考えが顔に出ていたのか、一色は俺の手を取ると自分の頬に擦りつけてくる。柔らかい頬の感触だけで俺の興奮が再び昂ぶらせられる。
「いぃですよ、しぇんぱぃ。……しましょ?」
あぁ、ほんとにこいつは。
こんなこと言われたら、やらないなんて選択肢ないじゃないか。
ズボンとトランクスをおろして一色のショーツを片足だけ脱がす。顔を真っ赤にしながらも嫌がる様子はない。というか、イッた後だからか一色のおまんこぐちょぐちょで……エロい。なんでこんなエロいものが身体についてるんだよ。人類エロすぎでしょ。
「あ、あの……あんまり見られると……」
「あ、あぁ、すまん……」
呼吸を整えて怒張を秘部にあてがう。一色は一瞬びくっと身体をこわばらせたが、恐る恐る竿に手を伸ばしてくる。
「これが……せんぱいの……」
「怖いか?」
正直、ぐちゅぐちゅの恥丘と一色の小さな手で触られる刺激だけで果ててしまいそうなくらい気持ちいいし、一色が怖がることはしたくない。しかし、一色は被りを振って微笑みかけてくる。
「大丈夫です。少し怖いですけど、せんぱいが一緒なら、大丈夫」
本当にこいつは言葉だけで俺を喜ばせてくるから手に負えない。そんなところもかわいいわけだが。
「深呼吸してみろ。少しはやりやすくなるだろ」
「は、はい……」
頬を撫でながら一色が少し落ち着くまで待つ。そして、深く息が吸い込まれた瞬間に腰にぐっと力を込めた。ぐにゅっと圧迫感を感じながら一色の膣内に肉棒を押し進める。少し入ったところで先端がつっかえる感覚。きっとこれが処女膜ってやつだろう。ゆっくりやっても余計に痛くなるだけだろうと考え、一気に腰を打ちつけた。
「ひぐっ……ぁっ、~~~~っ」
苦しそうな声を必死に抑える一色の唇を奪う。まるで酸素を求めるように唇とついばみ返してきた。
「ぁむっ、ちゅむっ、んっ、れろっ、んりゅっ、ぁっ、んちゅっ……」
駄々っ子のように俺の首に腕を回して、必死に俺の唇をついばみ、舌をからめてくる一色がかわいくて仕方なかった。
「れるっ、ぁんっ……ぷはっ……せんぱい、全部、入りましたか……?」
「あぁ、よく頑張ったな」
抱き込むように頭を撫でてやるとえへへとだらしなく笑う。額には玉のような汗が浮かんでいるが、表情に苦しさはもうない。
「痛くないか?」
「ん~、ちょっと、ひりひりしますけど、そんなに痛くないです。それに……せんぱいと一つに、なれたことが、うれし、くて、痛みとか、吹き飛んじゃいます」
だからうれしくなっちゃうようなこと言うなって。欲望のままめちゃくちゃにしちゃいたくなるから。
ていうか、膣内やばい。さっきから凹凸のある壁がぎゅうぎゅう締め付けてくるし、ざわざわ蠢いてきて、全然動いてないのに刺激が強すぎる。こんなの長く持つわけないじゃん。
「せんぱぃ、動いて、いいですよ?」
「……っ」
もう限界だった。
生物の本能のままに腰を何度も打ちつけた。
「ぁっ、はくっ、ひぅ……せんぱぃ、きもち、いいよぉ……」
テクニックも何もないストローク。それでも一色は初めてとは思えないほど感じてくれているようだった。声には苦悶の色はなく、純粋に快感を享受している。破瓜の痛みには個人差があると言うが、どうやら一色はほとんど痛みを感じない部類のようだった。
「ふあっ、あっ、あぁっ、あくっ、せん、ぱっ、おくっ、おくがっ……」
「奥が気持ちいいのか?」
意地悪に聞いてやるとぁぅぁぅ言いながらいやいやとかぶりを振る。亀頭を膣奥の壁に思いっきり突きつけると、一色は嬌声を大きくしながらブリッジのように背を反らせた。その声が、俺をさらに官能の沼へ引きずり込む。
「はぅ、しぇんぱぃっ、んんっ、もっと、もっとっ、ひぁっ」
男根は蠢く膣壁に激しく責め立てられ、頭は一色の嬌声でいっぱいになり、もう何も考えられなくなる。生徒会室にはひたすら腰打ちつける音とぐちゅ、ずちゅっといういやらしい水音、そして一色の嬌声がこだましていた。
「くっ……いろは、俺、もう……」
初めてでは持った方なのではないだろうか。肉棒は破裂寸前なほど張り詰めているし、腰回りにあるもやもやが早く解放してくれと暴れまわっていた。
「は……んっ、ひぅ、いいですよ、せんぱぃっ、きてぇっ……」
一色の言葉がトリガーとなり、ストロークが早まる。水音はさらに音を増し、それがさらに腰の動きを促す。
「ひんっ、ぁっ、ぁっ、はぅっ、せんぱいっ、せんぱぃっ……」
「いろはっ、いろはっ……」
もう口からは互いの名前しか出なかった。せり上がってくる射精感を早く開放したいと思う自分とまだこの快感を味わっていたいと思う自分がせめぎ合い、思考力を奪っていく。
しかし、何度も打ちつけた肉棒は快感をの許容量を超えて、決壊した。
「くっ、も……出るっ!」
「せんぱっ、ぁっ、ぁっぁっ、ああああぁぁっ!!」
最奥に打ちつけた瞬間起こった精の放流に一色の身体は強張り、びくっびくっと何度も跳ねる。膣内は俺の精を絞りつくそうとざわざわとせわしなく蠢いていた。
自慰行為などでは感じえない長い射精感と幸福感からようやく解放され、精の象徴を引き抜くと、一色は虚ろな目をしながら「んっ」と甘い声をあげる。
「いろは……」
かわいいその唇に軽く口づけをする。ついばむでも舌をからませるでもないただの口づけが、今は心地よかった。
「せんぱい……大好きです」
一色の身体を優しく抱きしめ、俺はゆっくりと、今ある幸せと噛みしめるのだった。
* * *
「……ふむ……」
さて、どうしたものか。
意識朦朧の一色を介抱してようやくある程度復帰したところで完全下校時刻になってしまった。いや、帰るのはいいんだけど……。
「作業終わってませんね……」
「あぁ……」
まあ、作業途中におっぱじめちゃったからねっ!
「これは明日に持ち越しかな~」
「よし、がんばれ」
「せんぱいもですよ!」
ですよねー。
まあ実際責任の一端は俺に無きにしも非ずなのだが、春休み一日目から登校が約束されるとかついてない。いや、自業自得なんだけど。
「せんぱい元気出して! 明日もかわいい彼女と一緒にいられますよ~」
「あー、かわいいかわいい」
「適当っ!?」
一色といられること自体はそりゃ元気は出るんだが、学校だとなんかなー。
「ほ、ほらせんぱい! 終わったらデートもできますから!」
必死に俺を説得しようとする一色がかわいくてつい頭を撫でてしまう。そうなに焦らなくても俺は一色と一緒にいたいのだから断ることはないのにな。
「ま、そういうことなら明日さっさと終わらせて遊ぶか」
「! はいっ!」
一緒に過ごせる時間を仕事に邪魔されるのは少々癪だが、一緒にいるきっかけになるし、そんなに悪くは思っていない自分もいるのである。
まあ、目下の問題は――
「せんぱい……腰がだるいです」
「俺もだ……」
この腰のだるさで家に帰りつけるだろうかという心配だろうか。
お久しぶりです
いろはすがエロはすすぎてR-18の魔の手から逃げられませんでした
しかし、微エロとエロでだいぶ勝手が違ってびっくり
主に書けば書くほど精神力が削られてしまいました
R-18ネタはときたまでいいや
ところでゴムとピルならどっちの方が(読み手的に)いいのかしら?
今回はフィクション特有のできないあれ