「今日から龍司はアカメの下で働いてもらう」
なんてナジェの指令があったわけで………………
「「「「「「龍司(君)おかわり」」」」」」
コック扱いですよちくしょう。
てか、レオーネ姐さんやナジェのそれは何処に行くんだ。
胸か!?胸なのか!?
なんて悲しいツッコミをしながら俺はご飯をよそう。
一時的に上司になるアカメが炊事係であった為俺も炊事係となるわけだ。
皆朝食を食べ終え片付けをしていると俺とアカメ以外が出かける用意をしていた。
「あれ?みんな何処に行くの?」
「俺たちはこれから任務だよ」
「新入りは新入りらしくきゅうりのへたをとったり雑用でもしておきなさい」
「じゃあな龍司〜〜」
それぞれ言葉残し部屋をでていく。
確かに俺は新入りで雑用等もするべきだろうが俺も任務をしたい。
殺したいとかじゃなくて皆と肩を並べられるようになりたい。
「龍司…………私達も命を狩りに行くぞ」
「へ?」
カゴを背負ってアカメに続く。
そう、命の狩りとは普通に食材の調達だった。
アカメ曰く野生の動物を狩る事で暗殺に必要な何かを得る事が出来るらしい。
ようやく止まったかと思えば低めの崖だった。
下には滝壺がある。
「今日はここでコウガマグロを捕まえる」
コウガマグロとは警戒心が強い事で有名だ。
捕まえるのはそれなりに難しいのだが……………
「ちょ、アカメなにやってんの!?」
「水中で服を着ていると動きにくい。
最適な格好に変えただけ」
白のビキニになったアカメ。
アカメは美少女だ、そんな美少女の水着姿を彼女無し童◯の俺には刺激が強すぎ。
彼女は綺麗なフォームで飛び込むと水面に姿を消した。
10秒後……………大量のコウガマグロと共にアカメが浮き上がってきた。
「気配を消してタイミングを見計らって捕まえる。
コツは思い切りの良さだ」
普通の男より断然に凄いアカメだがそれでも同年代の女子に負けてはいられない。
それこそ、レオーネ姐さんに笑われる………腹を抱えて大爆笑する。
あ、なんか考えただけでイラっとしたわ。
俺は上着を脱ぎ捨て
「上等だオラァ、十匹でも百匹でも捕まえたらぁ!!」
とまぁ、勢い良く飛び込んだのは良いが結局のところ捕まえれたのは一匹であった。
晩飯の時にレオーネとマインとラバに大爆笑されてしまったのは言うまでもない。
仕返しにラバのマグロ丼の米は炊かずおいてやった。
ナジェが仲間とのコミュニケーションをとるために食事係にしたという今回の真意を教えてくれたおかげで幾分か救われた。
思わず手を握ってしまい殴られた。
その時のナジェの顔が赤かったのは気の所為だろうか?