「何故だ、何故こうなってる」
俺は寝相が良い。
だから仰向けで寝てるのだが膝あたりになんか違和感があると思った。
その違和感が気になり目を開けると薄紫色の長い髪が俺のベットに垂れていた。
うん、シェーレだ。
シェーレのせいもあるけど朝から俺の愚息が帰刃しちゃってるわけよ、帰刃分からん奴はググれよ。
「う………ん、今日からは私が龍司の上司です〜〜、ムニャムニャ………」
何故だかは知らん、だが何故シェーレのチャイナ服の肩あたりが肌蹴ている……………
「ほら、起きないと襲っちゃうぞ」
頭を撫でながら紳士的且つ冷静にシェーレを諭す。
しかし、俺の渾身の一言もこのど天然は一瞬で無きモノにする。
「いいですよ?龍司さんお優しいですし………というより結構ヤる気満々みたいですしね」
「なぁ!?」
愚息に目を向けるシェーレ。
天然もここまでくると清々しいものがある。
シェーレは顔を近づけてくる。
気がつけばお互いの息が当たり鼻と鼻がくっつくくらいまで近づいていた。
そのままニコリと微笑むと両手で俺の両頬をロックする。
「や、辞めてください!!
そんな事出来るわけ無いじゃないですか…………」
シェーレの手を跳ね除ける。
ふとシェーレは哀しげな表情を見せるが直ぐに普段のボーッとした顔に戻る。
「龍司さん、昨日は悲しそうでした。
顔は笑ってたけど目は笑って無かった、悲しい色でした。
龍司さんは優しいです、きっとオーガの事で罪悪感を感じていたんだと思います。
起きる前も魘されてました。
私はボスのようなカリスマ性もブラートさんのような寛大な心もラバックような器用さもマインちゃんやアカメちゃんのような強さもありません。
私は………私に出来ることはこれぐらいしか無いんです。
だから、だからっ!!………え?」
シェーレの頬に伝う涙を指で拭く。
ナイトレイドは殺し屋である、だがそれ以前に人間だ。
食べれば満腹感はあるし、眠気もある。
人を殺した事に対する罪悪感もある。
いくら殺すのが屑野郎でもだ。
そんな罪悪感を奥底にしまったつもりだったがシェーレには………みんなにバレていたらしい。
きっとシェーレの涙は俺に何も出来ないと思ってる自身を悔やんだ涙だろう。
ははっ、自分でも何が言いたいのか分からないな。
「そんなことありません。
シェーレさんが、みんなが側に居てくれるだけで僕は何とかやっていけます。
だから僕のため、人の為に自分の身体を汚すような事をしないでください」
シェーレはハッと目を見開くと直ぐに微笑み
「いえ、龍司さんだからです。
龍司さんだから私を貰って欲しいんです。
貴方の寝顔を見ていたら胸の鼓動が止まらないんです。
慰めるとかそういうのは建て前なんです。
だから、私を貰ってください」
顔を赤らめながら手を伸ばし抱擁を求めるシェーレの姿に心拍数が跳ね上がるのを感じる。
我慢とかそんな事出来るわけ無い。
俺はシェーレを引き寄せシェーレの唇を奪う。
シェーレは噛みしめるようにゆっくりと目を閉じる。
「じゃあ、今はこれくらいで勘弁してあげますよ」
「////////」
触れるだけのキス、童貞の俺でも理性を抑えながら頑張った方だと思う。
とりあえず、さっきから覗いてる馬鹿をどうにかするかね。
「こらぁ、ラバックてめぇぇぇぇえ!!」
「うわっ、気付かれたか!」
半日くらいはリアル鬼ごっこが続いたとか…………
ムフフな展開になると思った!?
思った!?残念、なりませんでしたぁぁぁぁぁ!!
引き続き新キャラ案や感想コメント募集しております