せーがについて行った二人がみたものは普通のゆっくりの巣よりずっとずっと大きい人間さんのお家のような所だった。
ところどころピカピカ光っており、ゆっくりや人間の声で溢れていた。
「ここは、私共の営むカジノでごさいます。さ、お入りください…」
せーがは扉をギギッと開け、れみりゃ達を向かい入れた。
「ゆぅー!次は黒さんだよ!」
「無駄無駄無駄だぜ!私は赤さんに二十万さんかけるぜ!」
ここにいるゆっくりはすべて金やプラチナバッジをつけている。
オレンジジュースの入ったグラスを持ちつつ、ギャンブルに明け暮れるゆっくりが大半だ。
「うわ…ワンペアだぜ…」
「むきゃきゃきゃきゃ!フルハウスよ!流石私ね!」
「ちぇんもフルハウスなんだねー。スリーカードどっちが多いのかなー?」
「残念だったな…ロイヤルストレートフラッシュだみょん…」
「「「な、なんだってー!?」」」
「うー!キングさんくらえだどー!」
「おぉ、いきなりキングとかきついですね、1で」
「こぼねー!こぼねー!」
「ちょwwいきなりジョーカーだされたゲラww」
「なんなんだど、ここは…」
「むきゅー…」
ゆっくりがこんな大きい建物にいる。しかもオレンジジュースを飲みながら訳のわからない事をしている。
ぱちゅりーのクリーム脳はフル回転したが、特に答えはでなかった。しかし、
「ささ、こちらでごさいます」
ここが危険な所だとは、感じ取った。
「れみぃ!にげるわよ!きけんだわ!」
「うー!?なんd」
「だめですわぁ。ちゃーんとゆっくりしなきゃあ?」
せーがが指をパチンと鳴らすと
「ドスン!逃がさないぜぇぇ!」
「ドスンだぜぇぇ!!!」
二匹のドスまりさが落ち、着地して二人の前に立ちはだかる。
「うー!?話がちがうんだど?」
「むきゅぅぅ!あけなさい!このっ!」
ぱちゅりーは必死の体当たりをするが、ドスの身体は怯みもしない。
「むふふ!ここは最低でも金、プラチナレベルのゆっくりがかよう、カジノ[ゆくにゃん娘☆BAR]なんだぜ!野良ごときが入っていいと思ってるとか、馬鹿なの!?」
「うふふ、ドスまりささん、種明かししちゃダメじゃないですかー?」
「げぇ!?これはせーがさまだぜ!相変わらず美しいぜ!すっきりしたいぜ!」
「殺しますよ?」
「ジョ、ジョークなんだぜ!だからそんな目で見ないでくれなんだぜ!」
「ここから返して!あまあまさんなんていらないから!」
「まぁまぁそんなこと言わずに、さぁさぁこちらですよ?」
「あまあまさんはこっちじゃないぜぇ?はやくせーがさまについていくんだぜぇ?」
せーがはさっきまでの笑みとはちがう、してやったりのような不気味な笑みを浮かべている。
ドスまりさもニヤニヤしながら二匹の哀れなゆっくりを見下ろしている。
「うー!ぱちゅりー早くいくんだどー!あまあまー!あまあまー!」
れみりゃは何もわかってないようだ。ぱちゅりーは飴細工の歯を食いしばり、
「れみぃ!ここは危険なの!あのドス二人を倒して逃げましょ…むぎゃっ!?」
ぱちゅりーは最後まで言えなかった。後ろの一人のドスがぱちゅりーを弾き飛ばしたからだ。
「うるせぇんだぜ!さっさといくんだぜ!」
「うー!?なにするんだど!?」
れみりゃもやっと事の重大さに気づき、ドスまりさに食ってかかろうとしたが
「ダメですよぉ?警備員と戦おうだなんて?」
「むがっ!?」
せーがの背中から布のようなものが出、れみりゃの身体に絡みつく。
「れみぃ!」
「このまま地面に叩きつける事も可能ですよぉ?手荒な真似はあまりしたくないんですがねぇ」
れみりゃは必死に暴れるが、絹は思ったより力が強く、ぎりきりとれみりゃの身体を締め付ける。
(このままじゃれみぃがゆっくりできなくされちゃう…いまはしたがって隙をついて逃げ出すしかないわね…いくら強いとはいえ、二人がかりだったならなんとかかてるわよね…)
「わかったわ。れみりゃをはなしてちょうだい」
「懸命な判断ですわ」
せーがはポトンとれみりゃを落とした。
「ゆっふっふっ!最初からそうすればいいのぜ!」
「早くいくんだぜ!せーがさまは気が短いんだぜ!」
ぱちゅりーはれみりゃに駆け寄って、せーがについていく。
後ろからドス二人が
「「ゆっくり死んで逝ってね!」」
とぱちゅりーとれみりゃに叫んだ。
ぱちゅりーは歯を食いしばりながられみりゃは肩で息をしながら睨みつけつつせーがについていった。