「そろそろ夏が来ちゃうねー」
初夏の執務室にて、ふと村雨が手を仰ぎながらそんなことを言い出した。
鎮守府は海に隣接し、潮風が嫌という程吹いてくる。が、それでも暑いものは暑い。
「そうだな」
白い軍服に身を包んだ提督も、汗を掻きながらせっせと仕事を進めていた。
涼しそうな顔をしているが、頭の中では「こういう日には間宮に行ってアイスでも食べたい」という強い欲望が渦を巻いている。
そんな提督の内心を知ってか知らずか、村雨は今度は襟元で仰ぎながら提督の方を見つめる。
「新しい水着、新調したいなー」
蠱惑的な声に、提督は一瞬でアイス以上の甘美な光景を脳内に巡らせていた。
青い海、白い砂浜、そして波打ち際ではしゃぐ、水着の少女。
村雨の方に目をやると、チラチラと胸の谷間が見えてしまう。駆逐艦とは思えないほどのスタイルを持つ村雨が水着姿になれば、それはそれは良い目の保養になるだろう。
「だが、仕事が」
「一緒に選んでくれる?」
トドメの村雨の一言で、遂に提督の意思も陥落する。
「村雨、今度の休みに海に行く。で、今から水着を選びに行くぞ!」
「やった♪」
ペンを放り投げ、提督は軍服から私服に着替えて高らかに宣言する。
村雨は予想通り、と言いたそうに舌を可愛く出して喜んでいた。
◇◆◇◆
「うわ、もう人がいっぱいだな……」
数日後。鎮守府から離れたビーチにやってきた提督は、あまりの人の多さに思わず言葉を漏らした。
用意したシートとパラソルを広げていると、目の前を通り過ぎる水着姿の女性客らがちらほらと目に入る。
解放的な場所らしく、熟れた肉体を見せつけるかのようなビキニや、まだ幼さや可愛らしさを残すようなワンピースなど、様々な女性の水着に、男らの視線が泳ぐのは無理もない。
しかし、提督は視線にこそ入るが、女性らに全く下心を抱いてはいなかった。
「提督、お待たせ」
何故なら、既に心を奪われた女性がすぐそばにいるからである。
提督が振り向くと、トレードマークのツインテールはそのままだが、何故かタオルで身を包んだ村雨の姿がいた。
一瞬、何故水着ではなくタオルなのかと落胆したが、提督はすぐに村雨のしそうなことを読み取った。
「村雨のちょっといい水着、見せてあげる。じゃーん♪ 提督、どうかしら? ねっ♪」
村雨は扇情的に身体を揺らし、スルッとタオルを降ろした。その瞬間、提督の目は一気に見開いた。
黒のビキニで中央のリボンは赤。胸元には白い襟が付いており、この水着が白露型の制服をイメージして作られたことがすぐに分かる。下は白いスカートを履いていて、上に黒い布地と紐が見えていることからトップと同じく黒いビキニパンツであることが伺える。
そして、何より村雨のグラビア顔負けのスタイルが惜しげもなく披露されていた。某軽空母が嫉妬で血の涙を流しそうな巨乳から、すらっとした括れ、スカートから除く鼠蹊部と色気をこれでもかと出している。
本来、駆逐艦とは小学生から中学生までぐらいの年齢層が当て嵌まる、小さな艦種である。しかし、その駆逐艦というカテゴリーから見事に外れそうな肉体美を持った村雨には、ケッコンカッコカリをした提督も開いた口が塞がらなかった。
「提督。どう、村雨の水着? 似合ってる?」
確かに、駆逐艦にも潮や浜風のように村雨以上の巨乳を持つ艦娘は存在する。しかし、豊満な身体を持ちながら男の性を揺り動かすような素振りや口調を見せるのは、村雨ただ一人だけなのである。
現に、水着姿を披露する時の勿体ぶった演出や、上目遣いは自らの女を更に引き立たせている。
「あ、あぁ……似合ってる」
「そう? いい感じいい感じ♪」
「ものすごくエロい」
「もう、提督ったら!」
あまりにも似合いすぎていた為、理性をブチ抜かれた提督は本音を零すしかなく、村雨は照れ隠しの為か提督の肩をパシッと軽く叩いた。
少し動くだけでもプルンと揺れる胸に、提督は内心でこう叫んだという。
(村雨を嫁に選んでよかったぁぁーーーーーー!!)
「……あ」
すると、村雨は頬を染めてジッと提督の下腹部を凝視していた。
男の性は悲しく、正直に表に出やすい。扇情的すぎる村雨の姿に提督はすっかり勃起してしまっていたのだ。
「こ、これは村雨が悪い! そんなに可愛いし、エロいし……他の奴も見てる!」
自分の恥部を見られて恥ずかしくなり、提督は言い訳を並べだした。ただ、提督の言う通り村雨の水着姿は周囲の男性の視線までも集めていたのだ。
「ふーん……じゃあ、私が責任取って処理しないと、ですね?」
「お、おう」
当の村雨は引くこともせず、逆にやる気満々といった風に含み笑いを浮かべている。
そんな嫁に、提督は少しばかり身の危険を感じずにはいられなかった。
◇◆◇◆
「んっ、ちゅ……!」
人気のない岩場の影に移動すると、早速村雨は提督の水着を降ろし、フェラチオを始めた。
ケッコンカッコカリの初夜を共に過ごして以来、村雨の技術は上がっていく一方だった。細い指で優しく扱きつつ、亀頭を舌で舐め回す。更には胸の谷間で挟み、提督を絶頂へと導いていく。
「村雨、やばっ、もう……!」
「もう出ちゃうの? いいですよ、イッちゃっても」
村雨は限界間近の提督に優しく告げ、亀頭に愛おしそうに口付けをして口の中に含む。ジュポジュポといやらしい水音を立てて、口元から垂れた涎が巨乳の上に落ちる。
懸命に口を動かすのと同時に胸で扱く速度を上げ、提督に射精を促した。
「だ、出すぞ、村雨!」
「んんんんっ!?」
村雨の奉仕に提督が耐えられるはずもなく、彼女の口の中へ勢いよく精液を出した。
ビュルビュルと出続ける精液を、村雨は吐き出すことなく、全て飲み込んだ。
「ふぅ、ご馳走様♪」
「全く、パイズリとフェラでこんなに早くイかされるなんて」
「上達してきたでしょ?」
提督をイかせた村雨は上機嫌でドヤ顔を見せ、逆に提督は村雨に敵わなくなってきている自分が情けなく思えた。
しかし、ここからは提督の番である。村雨の肩を掴んで口付けをすると、あっという間に提督が村雨の上に来る体制になっていた。
「もう濡れ濡れだな」
「う、海に来たから」
「海水はこんなにネバネバじゃないはずだが?」
さっきの仕返しだと言わんばかりに村雨の秘部を水着越しに触り、既に溢れた愛液を見せてきた。
それでやめるはずもなく、左手でビキニをずらして露わになった胸をムニュムニュと揉み、右手は再度秘部の攻略に着手した。
「今日は最初から、がっつくね……あん!」
「そりゃ、村雨がエロ可愛いからな。すっかり火が付いたんだよ」
「そうなら、嬉し、きゃっ!?」
惚気た会話を交わしつつ、提督は指を二本も出し入れさせる。とめどなく溢れる愛液は村雨が感じていることを証明し、足元の岩場を濡らす。
自慢の巨乳を責めることも忘れていない。尖ったピンク色の乳首をコリコリと摘み、もう片方は甘噛みしながら吸っていた。
「提督、赤ちゃんみたい」
「こんな大きな赤ん坊、御免だがな」
「うふっ、よしよし」
すっかり授乳プレイをしているつもりなのか、村雨は乳を吸う提督の頭を撫でる。勿論、本当に母乳が出ているわけではないが。
そろそろ余裕のなくなった村雨を見たくなり、膣の上にある小さな突起を親指でこね回す。
「あっ!? ちょ、待っ!」
「待たない」
嬌声交じりの村雨の懇願を提督は即突っ撥ねる。蜜はすっかり垂れ流しで、提督の手をふやけさせるほどに濡らしていた。
もうイキそうだと確信した提督は、トドメにクリトリスを潰しながら、Gスポットを擦る。
「い、イクッ! いっちゃうぅぅぅーーーっ!」
その瞬間、村雨は頭を仰け反らせ、ビクビクと身体を痙攣させながら絶頂を迎えた。
秘部からはプシャッと透明な液体を吹き出し、提督の身体を濡らす。
「はぁ、はぁ……」
「休んでる暇はないぞ」
「え? ま、待って、まだイったばかりで」
潮を噴いて達したばかりで、息を切らす村雨の眼前に、再び勃起した提督の竿が突きつけられる。村雨の痴態にすっかり元気を取り戻したようだ。
さっきまでの余裕はどこへやら、焦りだす村雨を無視して提督はトロトロに濡れた陰部へ一気に突き刺した。
「――っっっ!?」
敏感な膣内を擦らせ、奥を突かれた村雨は声にならない悲鳴を上げて、降りて来たばかりの気を再び高く上げたのだった。
目はグルンと上を剥き、舌を突きだして絶頂に酔う。そんな村雨にお構いなく、提督は腰を振る。
「ひああああっ!? いきなり、激しっ!?」
「村雨、もう抑えられんぞ!」
「あああんっ! いいよ! もっと、もっとしてぇ!」
気を高ぶらせた二人は互いに体を打ち合わせる。グチュグチュという水音と肉のぶつかる音、そして村雨の嬌声が岩場に響き渡る。飛び散る汗と愛液が、海水の届かないはずの岩をも濡らしていく。
ここは誰も足を踏み入れない。例え誰か来たとしても、邪魔なんか出来ない快楽の空間。
「提督! ていとくぅ! また、来ちゃうよぉ!」
「いいぞ! 何度もイけ!」
「あああああぁぁぁぁぁっ!!」
先に限界が来たのは村雨の方だった。細い腕と足を筋肉質な提督の身体に絡め、全身を揺らして快楽を貪る。
そして、ギュッと膣の締め付けが強くなると、華奢な体を逸らしてビクンビクンと震わせた。快楽のあまり白目を剥いて、涎と汗と愛液、吹き出す潮で好きな男性の身体を汚していく。
「くううううっ!!」
数瞬遅れて提督もイき、村雨を強く抱きしめて膣内に思い切り射精した。
子宮内に注ぎ込まれた精液は、二度目にも拘らず量を衰えさせることなく、溢れた分は愛液と混ざりあって零れた。
「提督の、いっぱい出されちゃった……」
「村雨……好きだ」
「私も、愛してます♪」
情事の後の余韻を感じながら、二人は舌を絡め合う。波の音すら聞こえなくなる程夢中になって、相手の口を犯すようにキスをする。
暫く唾液の交換をしていると、村雨が何かに気付き流し目で提督を見つめる。
「また、大きくなりましたね?」
「そりゃ、こんないい女と繋がってられるんだからな」
「じゃ、まだまだ出来ますね♪」
「立てなくなっても知らんぞ?」
もうすっかり海で遊ぶことを忘れた提督と村雨は、今度はバックから性行を続けるのであった。
◇◆◇◆
「んんーっ、今日はたくさんしましたねぇ」
「その代わりほとんど泳いでないけどな」
夕日が水平線の向こうに沈んでいく頃合い。
色んな体液まみれになった二人はきちんとシャワールームで洗い流してから、少しだけ泳いだ。
一応、本来の目的であった避暑は果たしていたのだ。
「今度は白露達も連れて行くか」
「そうなると、艦隊の皆を連れて行くことになりますね」
「……か、考えておく」
白露型駆逐艦を全員連れて行くのと、鎮守符にいる艦全員を連れて行くのとでは規模が違いすぎる。提督は予算的な不安に頭を抱えそうになった。
「でも、もしかしたら今度は一家でここに来るかもしれませんねー」
「え?」
村雨の言葉の意図が一瞬分からなかった提督だが、彼女がお腹を撫でた瞬間一気に青ざめた。
そういえば、今日は何回中出しをしただろうか。いくらケッコン済みでもカッコカリなので子供を作ってしまうとなるといろいろ問題が起きてしまう。
「期待してますね。あ・な・た♪」
しかし、どんな問題を考えようとも、村雨の微笑みに適うものはない、と提督は自分に言い聞かせるのであった。
どうも、銀です。ハーメルンでは初のR-18投稿です。
村雨の水着グラを見て、リビドーを抑えられなくなって書きました。あれは反則級。