2月14日。世間ではバレンタインデーとして慣れ親しまれる日。
その日、提督は執務室でいつも通り仕事を熟していた。一ヶ所、いつもと違うことと言えばテーブルの上に大量の箱が積まれていることだ。
これらは全て鎮守府に所属している艦娘達からのバレンタインチョコであった。事務的に買ってきたものを渡す者、想いを込めて作った者、恋情まではいかずとも友チョコとして送る者。
十人十色、様々なチョコを前に提督はどう手を付けようかと頭を悩ませつつあった。
「モテモテね、提督」
そう茶化してくるのは秘書艦であり、ケッコンカッコカリ相手の村雨だ。
勿論、村雨も本命チョコを用意しているのだが、仕事が終わるまでお預けにしていた。おかげで、提督の手は今日一日休まることを知らない。
「ほぼ義理だろうがな」
「そう? 中にはちゃんと本命もありそうだけど? 例えば、金剛さんとか」
「あー……そうだな。その場合はよりありがたく頂くよ」
いつも提督に対しバーニングなラブを表現する金剛のことだ、チョコもきっと熱烈な愛を訴えていることだろう。
容易に想像が出来、提督も思わず苦笑する。
だが、どんなに熱意の籠った本命チョコでも、意中の相手からのチョコには敵わない。
「よし、終わったぞ」
ペンを置き、書き終えた書類の山を叩く。デイリー任務も村雨が既にチェック済みであり、これで遠征部隊が戻れば今日の分の仕事は全て終わったと言っていい。
あまりの手の早さに村雨は内心呆れと感心が混ざっていた。
「もう……そんなに村雨のちょっといいチョコ、欲しいの?」
「欲しい」
即答である。
ストレートに言われてしまっては、村雨もそれに応えるしかなくなる。
「じゃあ、準備するから待っててくださいね?」
実を言えば、村雨もこの時を待ち望んでいた。バレンタインと言えば、恋人同士の一大イベント。好きな相手が傍にいる女性にとっては特別な日なのだ。
村雨は可愛らしくウインクをして、一旦執務室から出て行った。
◇◆◇
「じゃーん。提督、どうかしら?」
少し時間が経ってから、村雨は執務室に戻ってきた。但し、さっきまでとは装いが変わっている。
赤いタイや白い襟などは普段の白露型の制服を思わせるが、よく見ると意匠がよく似たワンピースになっている。更に前から着けた白いエプロンやスカートの端には可愛らしくフリルが付いている。
「おお、メイド服か……」
白露型メイド服は春雨も着ているが、より落ち着いた姿勢の村雨は仕事が出来るメイドとしてよく似合っていた。
「さ、まずは紅茶を入れますね。ご主人様♪」
普段とは違う呼び方に提督はゾクゾクッと背徳感を覚える。
一体何処でこんな知識を覚えたのか。そもそもそのメイド服は誰が作ったのか。そんな些細な疑問さえ、メイド姿の村雨の前ではどうでもよくなる。
「はい。あと、村雨のちょっといいバレンタインチョコ。甘くて」
「少し苦いだろう?」
「……もう、台詞取らないでよ」
去年、同じセリフで思わずドキッとさせられたことを思い出す提督。あれから村雨との関係もグッと近付いた。
入れてもらった村雨特製ブレンドの紅茶もすっかり味を覚えたものだが、シチュエーションが違うだけで美味しさも変わって来る。
「ん、美味い」
「お口に合って何よりです♪」
「褒めて遣わす」
ご主人様とメイド。すっかり役になり切って二人は甘い時間を楽しむ。
「ひゃっ」
村雨が小さく悲鳴を上げる。よく見ると、腰には提督の手が回されていた。
目の前には清楚な美少女メイド。部屋には他に誰もおらず、この後仕事に悩むこともない。そんな状況で健全な男が我慢出来るはずもなく。
「お触りは禁止ですよー?」
「それは知らなかった。でも、メイドは嫌そうにしてないが?」
「……もう、エッチなんだから」
仕方ないという口ぶりながら、村雨は楽しそうに微笑みつつ提督に顔を近付けた。
本日最初のキスを味わうように、互いに舌を絡め合う。
「その言葉、そっくり返すぞ」
「うふふっ。提督のキス、チョコの味がする」
そりゃチョコ食べてたからな、と提督は思いつつもう一度口付けを交わす。
ねっとりと、時間をかけた唾液の交換は人生で食べたどのチョコよりも甘く、村雨の言う通りちょっぴり苦い。
「んちゅ……ここも、もうこんなに硬くなってる」
淫らな笑みを浮かべ、村雨は提督の股間をやらしい手付きで触って来る。そのままズボンのチャックを降ろしてイチモツを出させると、ゆっくりと扱き始めた。
美少女メイドの手扱き攻撃は提督に効果覿面のようで、ビクビクと脈打つ肉棒からは先走り汁が出て村雨の白く細い指を濡らしていく。
「村雨、ヤバいそろそろ」
「まだダァメ♪ ご奉仕の途中なんですから」
限界が近付く提督だが、村雨は根元を掴んで射精出来ないようにしてしまう。どうやら、すっかり提督の専属メイドになり切っているようだ。
村雨は提督の股座の前にしゃがむと、ネクタイを外して出した胸の谷間へ肉棒を突っ込んだ。
「うおおっ!?」
「どうです? 村雨のおっぱいの中は」
まさかの着衣パイズリに提督も歓喜と驚愕の声を上げてしまう。
得意げな村雨は駆逐艦の中でもトップクラスの豊満な胸を両手で抑え、身体を前後に動かしながら肉棒をしごいていく。
服の中という温かさとおっぱいの柔らかさ、村雨のスベスベな肌という、正に極上の快楽。
「で、出るからやめ――っ!」
「きゃっ」
メイドからの怒涛の責めに提督はあっさりと屈し、黒い服と谷間に白濁の液をぶっかけてしまう。
胸元をドロドロに汚され、黒と白が入り混じった村雨の姿は先程までの普通のメイド姿以上の背徳感を覚えさせる。
「こんなに早いなんて、村雨のご奉仕気持ちよかった?」
「あんなの、耐えられるかって」
先手を打てて嬉しそうな村雨に対し、提督は射精後の脱力と敗北感で村雨をジト目で見る。
とはいえ、剛直はメイドの目の前でまだまだ元気そうにそそり立っている。
「じゃあ、今度は頑張ったメイドにご褒美くれないと」
村雨の方もやる気満々な様子で、ロングスカートをめくる。中には愛液を吸収しきれずぐちょぐちょに濡れたパンティーと、扇情的なガーターベルトが提督のご褒美を待ち構えている。
しかし、受けから責めに回ることになった提督はニヤリと笑う。
「いいや、こんなに濡らす程エッチなメイドにはお仕置きが必要だな」
「え?」
提督は村雨の要望通り、肉棒を彼女に挿入した。
ただし、膣にではなく小さな菊門にではあるが。
「ひっ!? そこはちがっ、んおおおおおおっ!?」
「ギュウギュウ締め付けてるのにか?」
長い付き合いの中で既にアナルも開発済みであり、言葉とは裏腹に村雨の尻穴はすんなりと提督を受け入れた。
予想外からの攻め手に村雨は舌を突き出して性感に震える。下着をずらされてスカートの中で丸出しになった秘部からは愛液が止めどなく溢れていく。
「おひっ、お尻、ダメなのぉっ! めくれちゃうぅぅっ!」
「尻穴で感じてるエロメイドにはお仕置きもご褒美になっちまうな!」
村雨の足腰は生まれたての小鹿のように震え、ぷるんっとおっぱいが揺れる。
提督は開いた胸元へ手を突っ込み、精液塗れの乳を揉んだ。邪魔なものがないところを見ると、どうやら村雨はノーブラだったようだ。
更に、左手はお留守になった秘部へと向かう。視覚的には見えないが、キュンキュンと物欲しげに疼く膣内を指で掻き回した。
「んひぃぃぃっ!? ダメッ、許してぇっ!」
「なら認めろ。私はご主人様に犯されるのが好きな変態メイドだって」
「わ、私はぁ! 犯されるのが好きな変態メイドですぅ!」
胸、秘部、尻と三ヶ所を攻められては、さっきまで余裕の態度だった村雨でも堪らない。
執務机に両手を付き、されるがままの村雨は羞恥の言葉を叫ぶ。
「なら、褒美に尻の中に出してやるぞ!」
「はいぃ! ありがとうごじゃいますぅっ!」
村雨は小さく絶頂を繰り返してる様子で、眼も上を向いてしまっている。
提督はダメ押しに肉槍を一気に深く突き刺し、ぷっくりと膨らんだ乳首と秘豆を強く摘まんだ。
「イグッ! イクイクッ! おっ、おほおおおおぉぉぉぉっ!?」
「ぐっ!!」
まるで獣のような呻き声をあげて、村雨は盛大に達した。プシャプシャ、と吹いた潮がスカートを内側から濡らし、顔も涙や涎などで汚れてしまっている。
カクカクと震える腰から逸物を抜くと、二度目とは思えないほどの精液がアナルから垂れ流される。
「はああ……」
「大丈夫か?」
「まぁ、何とかね」
快楽で立てない村雨の代わりに、提督がティッシュでドロドロになった尻を拭いてあげる。
メイドという特殊なシチュですっかり高ぶってしまったようだ。
「さて、それじゃ」
「二回戦ね♪」
「……は?」
最も、村雨はまだまだノリ気ではあったが。
「だって、まだまだバレンタインは終わってないし、村雨のこと味わってもらわないと」
こっちにもまだ出してもらってない、と村雨は下腹部をさすって艶美に微笑む。
「本当にこのエロメイドは」
困ったように笑い返すが、提督も満更でもなさそうだ。
村雨は机の上のチョコを一つ頬張ると、悪戯っぽく尋ねた。
「甘くて少し苦いメイドはお嫌い?」