超次元ゲイムネプテューヌZ-血と硝煙と鋼と荒唐無稽- 作:アメリカ兎
強張るアーサーの身体に、愛撫を続ける。肌に触れて、緊張を解すようなマッサージ。それに少しずつ慣れてきたのか、力を抜いていく。時折声が漏れているのを気にしてか、口元を押さえていた。
エヌラスはそれで手が塞がっているのをいいことに、アーサーの足を持ち上げて押さえる。
「ば、バカ……これでは、見えてしまうではないか」
ぴたりと閉じられた割れ目を隠そうと伸ばす手よりも早く、エヌラスの頭が股に吸い付いていた。鍛えられた太もものハリがある弾力に挟まれながらも、それは決して強くない。むしろ心地よさすら感じる。
「ひぁ……! そんなところを嗅ぐな、変態」
「呼吸するなと?」
無理な注文だ。エヌラスはその割れ目に触れて、指で広げる。まだ誰にも触れられたことのない箇所の敏感な刺激にアーサーが反射的に震えた。だが、痛みはない。熱く、柔らかい肉厚な大陰唇を指先でなぞる。それだけで嬌声を押し殺しているアーサーの顔は涙目になっていた。陰核を舌でなぞられてアーサーの背中が仰け反る。
「ふゥ……! ま、待て、なにをす――んっアァ! そこ、ダメ……おかしくなってしまう」
舌を離し、エヌラスはそのまま身体を投げ出しているアーサーの割れ目に指を濡らしてから挿入した。中指で軽く中を探ると、キツく閉じられていた膣口が痛いほど締め付けてくる。熱い肉襞が絡みついてきて、僅かにだが濡れていた。
「アーサー」
頬に手を添えてキスを繰り返すと、徐々に身体の力が抜けていくのが分かる。首に手を回して、縋り付いてきた。自分の身体を駆け抜ける未体験の快感に、未知の恐怖があるのだろう。それでもエヌラスの手は愛撫を続けていた。
「なんだ、これ、はぁ……私は、知らないぞこんにゃの……」
「……大丈夫か?」
「だい、じょうぶじゃないかもしれぬ……胸が高鳴って仕方ない……」
涙目で紅潮しながらも、強がってみせるアーサーは、少しだけ髪が乱れている。そんな無防備で、気丈に振る舞われていては湧き上がる情欲も抑えが効かなくなってしまう。それでもエヌラスなりに意地がある。再び挿入した指で中を弄ると、ある一点でアーサーの身体が跳ねた。ウィークポイントを見つけて、エヌラスは意地の悪い笑みを浮かべる。
間隔を開けながら指先でノックするとそれだけで指が熱く濡れていく。押しこむようにして、強弱をつけながら不規則に快感が押し寄せる度にアーサーからは甘い声が漏れていた。
「はぁ、あ! エヌラ、ス……なんだか、私」
指を引き抜くと、すっかりシーツまでシミになっている。濡れた指先を合わせると、部屋の照明でてらてらと妖しく輝いていた。
「見せる、な……恥ずかしさで死んでしまう」
「死なれちゃ困るんだが……」
むしろここからが本番だ。エヌラスも下着を脱ぐと、お互いに赤子の如く一糸まとわぬ裸体を重ねる。それにいよいよアーサーも腹を括ったのか、呼吸を整えていた。
顔の横に置いていたゴムを取ると、封を開ける。それをアーサーが目で追っていき、エヌラスの陰茎に薄い膜のようなものが着けられた。
「ほう。そうやって使うものなのだな……というか、入るのか……それ」
「入れるんだよ」
「……エヌラス、頼みがある。手を握ってくれないか?」
アーサーの伸ばす手を、エヌラスは指を絡めてしっかりと握る。片手で押さえながら、キツく閉じられた割れ目の入り口にあてがう。溢れる愛液でしっかりと濡らしてからエヌラスはゆっくりと腰を落としていく。最初こそ侵入を拒んでいたが、先端が入ると後は愛液で滑るように挿入を果たす。身体の中から圧迫されて苦しそうに喘ぐアーサーだったが、エヌラスの頬に手を添えて笑ってみせた。
「おい、無理するなよ?」
「お主は、本当に……優しいな。案ずるな、これくらい平気だ」
腰を引いて、ゆっくりと押しこむ。グリ、ゴリと膣内で肉襞が陰茎を包み込んでいるのが分かった。薄いゴムの上からでも分かるほどアーサーの中は蠢いて、余さず咥えこんでいる。その甘い刺激を貪るように犯したい情欲をぐっと堪えながらエヌラスも膨れ上がる陰茎を動かしていた。浅いストロークだけでもアーサーの口からは甘い嬌声が小さく漏れる。
「あっ、ん。あっあっ……!」
絡めた指先の力が強くなった。押し寄せる快楽に負けまいとしているのだろう。そんなことをされてはエヌラスも少しばかり意地悪したくなってしまう。
腰を引いて、動きを止めるとアーサーが息を乱しながら疑問符を浮かべる。
「……? エヌラス――」
そこで、一気に根本まで突き上げると今までの浅い刺激とは比べ物にならない快楽が押し寄せてきた。アーサーの身体が震え、背中が仰け反るほど跳ね上がる。
「そんにゃ、とこぉ……! はぁ、突くな、ぁ! ひぅん!!」
こらえきれない快感の虜になっているアーサーは涎を流しながら、呂律の回らないだらしなく開けた口から熱い吐息を漏らしていた。こうなってしまっては王の威厳もなにもない。ただの少女と変わりなかった。すっかり惚けた顔でアーサーは手を繋ぎながら何度もエヌラスの名前を繰り返す。身体が揺れるのに合わせて均整の取れた胸までもが柔らかそうに震えていた。
「アーサー、そろそろ……!」
「へ? あ、にゃに……」
「出る……!」
言うが早いか、エヌラスは射精する。ゴム越しに伝わる熱い感触に犯されてアーサーは放心していた。ただ、自分の中で何かが満たされていく感触だけが分かる。何度か震えた陰茎が一通りの射精を終えてからエヌラスは引き抜いた。
ゴムの先端は真っ白な液体で満たされており、プルプルと揺れている。エヌラスもそれが零れないように引き抜くと口を縛った。ティッシュで汚れを拭き取ると、丸めて捨てる。
「ふぅ……」
「…………」
「どうだった、アーサー」
「気持ち良くて、ただもうそれしか考えられんかったな……まだ頭がボーっとしている」
身体をベッドに投げ出して、火照った身体からは汗が滲んでいた。それが尚更、アーサーの身体を艶めいて飾り付けている。照明の色合いもまた、そんな感情を焚きつける為のものだ。
「はぁ、はぁ――エヌラス……?」
「……アーサー、少しだけ胸借りてもいいか」
「胸? ああ、構わんぞ……お主とは身体を重ねた仲だ。今更肌を預けることに遠慮はいらぬ」
練習とはいえだ。
エヌラスはアーサーの身体に跨ると、まだ勃起している陰茎を胸の谷間に挟ませる。手で胸を揉みながら腰を動かし始める行為に、疎いアーサーでもそれが何のためにしているのかが分かった。
アーサーの視線は胸の谷間から顔を出す亀頭に釘付けになる。
「気持ち良いのか?」
「ん、あぁ……」
「これなら、私でも手伝えそうだ。少しよいか」
アーサーが自分で胸を押さえながら、エヌラスの亀頭に舌を這わせた。
「んぶっ……ふぅ、変な味だな……はぷっ……じゅる……ふぅ、これだけ濡らせば良いだろう」
エヌラスが再び腰を動かし始めると、唾液が谷間に潤滑油の役割を果たしてスムーズに動き出す。擦り付けられる陰茎の熱に驚きながらも、アーサーはその行為を受け入れていた。乳首を弄られて身体が疼きだすが、今はエヌラスの貪欲な性行為に夢中になっている。
「どうだ。私のおっぱいは。気持ち良いだろう」
「ああ、癖になる。たまに借りたいくらいにはな」
「ん……そうか」
「ッ――」
やがて、胸の弾力に挟まれた陰茎が二度目の射精を果たしてアーサーの顔に盛大に精液をぶちまけた。それに驚いて目を閉じていたが、やがて収まると自らの顔を汚した精子に口をへの字に曲げる。
「出すなら出すと、言ってくれ。汚れたではないか……髪まで……こんなに出して」
「あー、悪い。アーサー……」
「むぅ……」
「せっかくだし、風呂で流すか。まだ入ってなかったしな」
「……これだけ出して、まだそんなに元気とは恐れ入るぞ」
アーサーの視線はまだ元気なエヌラスの息子に向けられていた。
「もうここまで来ると、私がどれだけ搾り取れるか試したいところではあるな。よし、風呂場だ」
「うわー、この王様スゲー切り替え早い」
「なんだか私も楽しくなってきてな、まだまだするぞ! ただしゴムは必須だ」
どうやらアーサーの王のUTSUWAは寛大らしい。
シャワールームは思いの外広く、代わりに浴槽は一人分となっていた。シャンプーやリンスなどは一通り揃っているが、その中にひとつ見慣れない物があって興味津々な様子でアーサーが手にする。
「ローション? これも身体を洗うのに使うのか?」
「いや、これはどちらかと言うと、こう手にとって」
「ふむ」
アーサーの手に少量垂らし、お湯で薄めるととろみが出てきた。
「身体に塗ったり」
「ふむふむ」
言われたとおりに実践する。
「それで?」
「こう、したりだな」
エヌラスはアーサーの手を自分のペニスにあてがう。
「ひぁ!? ~~っ……こ、こうするの、か?」
驚いて手を離すが、すぐに上下にしごき始めた。擦ると気持ち良いというのは胸で実感済みだと学習している。特に反応のある亀頭の辺り、カリ首を責めるとエヌラスが声を押し殺した。それにニヤリと含み笑い。
「ここか? ここが弱いのであろう? ほれほれ、どうだ。気持ち良いだろう」
「アーサーの手、思ったより柔らかくて、予想以上に良いな……」
「ん、もう出そうなのか? 堪え性がないのだな」
ふと、アーサーが手を離した。焦らされて震える鈴口からカウパーが溢れる。それを掬うように指先で裏筋をなぞり上げていくアーサーの表情は、先程までの初な反応からは信じられないほど妖艶だった。
「出したくて堪らないのだな、エヌラスよ……どうなのだ?」
「――、出したいです。すごく」
「仕方のないやつめ」
両手で包み込み、アーサーが何度も擦り上げるとやがて勢い良く精液が吐き出され、アーサーの身体を白く汚していく。その熱を受け止めて、機嫌が良さそうに笑う。
「ふふん、ほうほう。こういう喜ばせ方もあるのだな」
「――でもな、ひとつだけ代償があるんだ」
「む、そうなのか? それはなんだ」
「倍返しだ!」
壁に手をつかせて、ゴムを着けたエヌラスが後ろから突き上げる。
「ひグぅ!? こ、これではまるでケダモノではない、かァ! はぁ!」
「四十八手全部テメェの身体に叩きこむぞこんにゃろう」
「そ、そんな、むりぃ! こんなの、あと四十六回もされたら狂ってしまう!」
根本まで入れて、それからゆっくりと引いて緩やかに責めるエヌラスの手がアーサーの身体を抱き寄せて座り込む。自重で奥まで咥え込んだ陰茎からの快楽に腰が抜けていく。
「エヌラス、わるかった。私が、悪かったからぁ……!」
「だーめーだ」
「ひぃん! ゆるひてくれぇ~~!」
相手があまりにも悪かった。アーサーはエヌラスに何度も突かれながら、精力旺盛で絶倫なのは洒落や冗談ではないと身を持って体験する。
――案の定、二人が眠りに落ちて目が覚めたのは昼頃だったが。