超次元ゲイムネプテューヌZ-血と硝煙と鋼と荒唐無稽- 作:アメリカ兎
しかし、まぁ見事に生えているケモミミにエヌラスは感心を隠せない。九龍アマルガムでこの手の効果を得ようとすれば、まず間違いなく失敗作絡みになる。人体変化の薬というのはどうしても使用者の身体に負担がかかる為に製造が難しい。それをこうも作られてしまうと、改めて文化圏の違いというのを感じる。息を荒くしながらも立ち上がろうとするアイエフだが、身体に力が入らないのかエヌラスにもたれかかった。それを支えると、コートの裾を強く握られる。――これは、もしかすると……。
「……アイエフ」
「な、に?」
「まさかとは思うがお前、発情してないか」
「えぇ~、アイエフちゃんムラムラしてるのぉ~?」
「そん、なわけぇ、え……」
エヌラスの視線が、アイエフの内股に向けられる。それに手を伸ばすと、溢れていた愛液に本人が身体を跳ね上げて驚いた。
「ひゃぁ、んぅ!」
「アイエフちゃん~、えっちな声でてるよぉ?」
「こ、れは……違うの! さわら、ないでエヌラス……!」
千鳥足でバイクのもとにたどり着くと、胸を押さえながら拳銃とカタールを戻す。
アイエフは気づいていないが、コートを捲り上げて揺れる尻尾がちょうど短パンと上着の隙間から出ているものだから、少しだけパンツが見えていた。前かがみになってテーブルに手をついているものだからそれが強調されて誘っているような仕草になっている上に、いじらしく太ももを擦り合わせていた。そんなことをしても身体の奥底で火照る痴情は治まる気配はないどころか、中途半端な刺激に貪欲さを隠そうともしない。
(ダメ、ダメよわたし……落ち着いて。深呼吸して……! こんなのへっちゃらよ)
アイエフがよだれを拭いながら必死に抑えこもうとするが、湧き上がる情欲は止めどなく身体を弄る。快楽に身を任せてしまうと、自然と指が股間に向かっていく――それを頭を振って振り払おうにも、熱に浮かされた脳は悪魔の誘惑を繰り返す。
「アイエフ――?」
エヌラスが声をかけようとすると、振り向きざまに振るわれたカタールが前髪を掠めた。
「あっぶねぇ!?」
「わわ。エヌラス~、だいじょうぶぅ~?」
「なにしやがんだいきなり!」
懐に飛び込むアイエフの全体重を受け止めたエヌラスだが、先ほどの一撃を避けるために重心が後ろに集中していた。そこへ追加でアイエフを抱きとめたことにより尻もちを着く。
「おい、アイエ――」
名前を呼ぼうとする唇が、塞がれた。遠慮も躊躇もない貪るようなディープキスにエヌラスが困惑していた。
離した舌と舌を結ぶ銀糸が垂れる。悔しそうに唇を噛み締めながら、アイエフはコクンと喉を鳴らしながら唾液を飲み込む。
「…………アイエフ?」
「なにも、言わないで」
「あー」
「何も言うなっての!」
カタールが頬を掠めて、鬼気迫る表情にエヌラスが両手を挙げて降参の意思表示をするとアイエフが胸板に顔を埋めて深く息を吸い込んだ。
「――――ハァ……フゥ……」
熱い吐息が首元に掛かる。首筋に舌を這わせて、いたずらっぽく甘噛するとエヌラスが少しだけ声を漏らした。その様子を横で屈みながらプルルートが頬を赤くして眺める。
「わぁ~……」
(エヌラスの、匂い……これ、癖になりそう……ダメ――我慢、できない……!)
服の裾を掴んだまま、アイエフが胸板から下に下がっていく。腹筋から、更に下へ。
チャックを口で軽く噛んだまま、下ろしていく。ズボンの中で押さえられていた男根の臭いに、アイエフの表情が惚ける。
「はぁ、はぁ……ぁ――ん」
両手でズボンの中から取り出したソレに、アイエフは我慢できずに舌を這わせていた。
「んぶっ、ん――あふ、はぁ……ぁ」
懸命に咥え込んで何度も上下する。それだけで唾液がとめどなく溢れてエヌラスは声を抑えた。
あのアイエフが、こんな獣のように自分の身体を求めている――その状況が望まないものとはいえ、狐の耳を生やして尻尾を振る姿を見せつけられては湧き上がる欲望を抑えることもままならない。
「っ……アイエフ……」
「エヌラス、お願い。なにも、言わないで……わたし、おかしくなりそうなのよ……! だから、ね? お願いだから黙っててちょうだい……! 自分でもどうしたらいいのかわかんないの!」
頭を撫でて、耳に触れる。それだけでアイエフから嬌声が小さく漏れた。
「……わかった。ただし俺にも我慢の限界というのがあるから、程々にな」
「ん……はぷ」
小さく頷くと、アイエフはエヌラスの男根を咥え込んで舌を這わせる。躊躇いのないフェラチオを横から見ていたプルルートも顔を赤くして股をこすり始めた。
「んぅ~、なんだかぁ……見てたらあたしもむずむずしてきちゃったぁ」
「プルルート、ほら。こっち」
「うん~……ちゅ」
「ん……」
抱き寄せて、キスをする。アイエフは夢中になって手で根本から搾り取るように強く吸い上げ、やがてエヌラスの方が負けて口の中に思い切り吐き出してしまった。それを正面から受け止める形で驚きに身を竦ませたアイエフだったが、喉の奥まで咥え込んで精液を飲み始める。
やがて射精を一通り終えると、アイエフは惚けた顔で口を開けてエヌラスに見せた。そこには白い液体が口の中を汚し、だがほとんど飲み込んだ事を教えている。
「はぁ……はぁ、エヌラス……わたし、全部飲んじゃった……?」
「……あぁ」
「アイエフちゃん~、まだちょっと残ってるよぉ~?」
「ふえ?」
そう言うなり、プルルートがアイエフの口元を舌で舐め始めた。垂れていた精液を舐め取り、口の中にまで舌を入れてくちゅくちゅと音を立て始める。最初は戸惑っていたが、すぐにプルルートに腕を回して舌を絡めたキスで身を任せていた。
(あれ……わたし、なにして……でも、きもちよくって……なにもかんがえらんない)
「ん、ん。ちゅ、んちゅ……あむ、くちゅ……ん、はぁ――アイエフちゃん~、キレイになったよぉ」
「ぁ、ありがとうございます。プルルートさま……」
身体に力が全く入っていないのか、アイエフの手がダラリと下がっていた。だが、その手でショートパンツを脱ぎ始める。既に太ももは愛液が伝っており、下着は本来の役割を果たすことすら叶わないほどびしょ濡れになってシミになっていた。
恥ずかしげもなく足を開き、エヌラスに見せつけるように割れ目を指で広げて見せる。熱く濡れそぼったアイエフの秘部は誰にされたわけでもなく受け入れる準備が整っていた。
「エヌラス、わたしのここ……もう、こんなになっちゃってるのよ……ほしくって、しかたないのよ」
「アイエフちゃんの、ちっちゃくってかわいいねぇ~」
「だからぁ」
エヌラスに跨って、アイエフは勢い良く腰を落とす。だが、うまく挿入できずに首を傾げた。愛液で擦れ、いじらしい刺激が二人の間を抜けていく。
「フゥ、あん! なん、で入らないのぉ?」
「アイエフ、ちょっと待て……ほら、挿れるぞ」
「うん」
手で腰を掴み、もう一方の手で自分のペニスを押さえておきながらエヌラスはアイエフの小さな割れ目に亀頭を当てて徐々に押しこむ。だがそれに我慢しきれず、一気に腰を落としてアイエフが挿入すると背中をのけぞらせるほどの快感に声が出た。
「ひぅ、イィ――! ぁ、はいってるぅ……」
「っ~~、アイエフ。一気に入れんな、腰抜ける」
「らって、がまんできなひ、のぉ――!」
激しく腰を振りながら、よだれをだらしなく垂らしながら乱れるアイエフにエヌラスが言い知れない背徳感に口を押さえる。まさかこんなことになるとは思ってもいなかった。
それを見ていたプルルートは毛を広げたアイエフの尻尾に触れる。
「ぁひぃ!? プル、ルートさま!?」
「えへ~、ふわふわのふさふさだぁ~」
「らめ、しっぽ、さわっちゃやらぁ! わたひ、イっちゃう!」
声では制止しているが、その顔は明らかに恍惚に染まっている。口元が明らかに緩んでいた。
「あ、だめ! イく、エヌラス、わたし――」
「アイエフ、俺もそろそろ」
「ふぅ、ぁぁ――んんぅあぁぁあ、~~~~!!」
抑えようともせずにアイエフの声が坑内に響く。痙攣する膣が、アイエフが絶頂に達したことを報せてエヌラスから精液を搾り取っていた。吐き出される精液の熱い感覚に身体を震わせて、両手を頬に当てながら堪能するように恍惚とした笑みを浮かべている。
「ネプ子、ったらぁ……こんな、きもちいいのひとりじめしてたのぉ? ズルいじゃない……」
「ふぅ――くっ……」
「ねぇ、エヌラス。まだできるでしょ?」
ぐちゅ、ぐぽっと淫猥な水音を立てながらアイエフがイッたばかりの腰を悩ましく動かしていた。
「だってぇ、まだこんなにしてるんだもの。いいでしょ?」
「アイエフちゃんばかりズルいよぉ。あたしもしたいぃ~」
「ごめんなさい、プルルートさま……今だけ、ワガママ言わせてください……」
「むぅ~。あたしだけ仲間はずれはやだぁ~!」
「わかったよ……」
エヌラスは頬を膨らませるプルルートを抱き寄せて、何度もキスをする。その間にアイエフは腰を動かし始めていた。