超次元ゲイムネプテューヌZ-血と硝煙と鋼と荒唐無稽- 作:アメリカ兎
アイドル撮影会……もとい、ブロマイド写真撮影という心臓に悪いイベントを乗り越えたエヌラス(本物)の一方。
カルネという動く起爆剤、核燃料廃棄物の処理を任されたエヌラス(複製)はと言うと――。
「ふぅんぬぁぁぁあああッ!!」
「女の出していい声じゃねぇぇぇッ!」
R18アイランドの森林伐採に一役買っていた。ホテルの廊下で出会って三秒即座に切り結ぶ乙女の恋心。複製型エヌラスは上手いこと攻撃を受け流して外へと連れ出すことに成功した。
そして現在。丁々発止、都合九十八回の剣戟の交差。並の剣士なら三十回は死んでいる。複製型であるが為に大多数の機能はオミットされているものの、素の戦闘技能なら本物と同等だ。過不足無く、実力は互角である。
だからか、カルネは目の前のエヌラスが偽物であると気づいていなかった。
「うふふふふ、うふふふふふふ、ふはははは!」
「五七五で高笑いするんじゃねぇ器用だな!?」
「生足魅惑の旦那様!」
「ダメイドォォォッ!」
アクセル・ストライクからの鬼哭掌、二連撃をカルネは自前の戦闘センスで捌き、逆に腕を取るとそのままもつれ込んだ。刀を捨てて、手首を押さえ込む。
「知ってるんですよエヌラス様」
「な、なにを?」
「掌と膝下三センチは危険地帯って」
「スカートかよ」
「すなわち、ボディーはガラ空きなのです!」
言っている頭は茹だったタコより醜い形相だが、正論過ぎて何も言い返せない。組み敷かれている状態からでは純粋な腕力で敵わない。というかオートマタに匹敵する腕力なぞゴリラオブゴリラぐらいしかいない。
「……はっ、つまり今これって私かなりの千載一遇では!?」
「テンション爆上げで語彙力が障害機能起こしてるぞ」
「毎度のことです」
「お前のニューロン不良品かよぉ!?」
しかし力任せの抵抗も虚しく空回り。頬ずりしてくるカルネを振りほどけない。言ってはなんだが美人のメイドから好意を激しく寄せられているというのは、たしかに悪い気はしないのだ。それでもだがしかし。加減というものを知らない相手は遠慮願いたい。例えるならそう、人間大の犬が突撃してくるようなもの。死を覚悟するレベル。
「んふふ~、エヌラスさま~、エヌラスさま~」
「む、ぬぅ……むぅ……」
無邪気な好意を寄せてくる時のカルネは、割とガチめの時だ。普段はハイテンションに任せてノリと勢いで押してくるが、一周回って少女のような感情表現をしている時は大概が本心の表れだ。
頬を合わせ、擦り合わせてくる。まるで子犬のような愛情表現。手首を押さえられて紫電による反撃は不可能だ。かといってアクセルストライクによる脱出も無理な相談。
「わーかったよ、カルネ。ほら」
「いいんですかっ! やったぁ!」
ガッツポーズするカルネが満面の笑みを向けてくる。エヌラスが頬に手を添えると、嬉しそうに手を取って何度も頬をすり寄せていた。
「犬かお前は」
「わんわーん」
「はいはいかわいいかわいい」
「きゃふぅ~ん」
犬だ。デカイ犬だ。エヌラスは頬から顎、髪を撫でる。触られるのが嬉しいのか、ニコニコと満面の笑みを崩さない。頬も紅く染め、照れくさそうにはにかむ。ちくしょうかわいい、等と不覚にもときめきながらも撫で続ける。
「あのぉ~、それでですねぇ、エヌラス様ぁ」
「なんだ?」
「……してくれるんですよね。そういう雰囲気なわけですし」
「そうな……」
むしろこのまま放置したらR18アイランドで旅行している一般の皆様に被害が出そうなので仕方ない。
周囲に人の気配がないことを確認してから、エヌラスはカルネの顔を寄せる。唇をつんと尖らせて目を瞑るカルネと唇を重ねる。
「ん……」
小さく吐息を漏らし、唇を離すと耳まで真っ赤になっていた。銀のポニーテールを小さく揺らしながら首を傾げる。
「な、なんかものすっごく恥ずかしいわけですけどなんででしょうね? いつもはそんなことないはずなんですけど」
「それを俺に聞かれてもな。っていうか暑くないのか、メイド服」
「機能性バッチリですので大丈夫です」
そういう問題だろうか。
「あ、でも脱ぎますね。ぽいー」
「全部かよ!?」
エプロンのリボンを弛め、一気に脱ぎだすカルネは手品のように全裸になっていた。
控えめな胸、くびれたウエスト、肉付きのよい足回り。スピカに比べると健康的な肉体美。かつては自らが手掛けた最高傑作の一人。何を思ってこんな体つきにしてしまったのか、そこまで考えて――思い出した。
『ご主人様! 私、動きやすい身体がいいです!』
『具体的には』
『健康的なエロス!』
『猿でもわかる注文ありがとよ』
懐かしい記憶。工房で人形作りをしていたあの頃の、初めての作品。胸に触り、腰に手を回して、身体に異常がないか触診する。くすぐったそうに時々身体を震わせるカルネは口元を指で隠しながら堪えていた。
「あの、エヌラス、様……? カルネの身体、どうかしましたか?」
「異常がないか確かめてる」
「どこかおかしいですか?」
「頭」
「知ってます」
即答された。というか自覚しているのだろうか、重ねて尋ねれば「いいえ?」とすっとぼけた顔で返答され、なんか腹が立ったので乳首を抓っておく。多少痛いくらいがちょうどいい。
「んひゃあう!?」
感度は上々。すぐに手を離すとカルネが物足りなさそうに声を小さくこぼした。
「……あの、エヌラス様……あのぉ……そのぉ……」
「ん?」
「いつもなら、もうちょっとこー、いじめてくださるのになー……なんて……思っちゃいましてですねぇ……激しかったり過激だったり、チョメチョメでしたり……」
「物足りないと」
「はい」
「メイドでありながら、お願いしますと、ほほう」
「えうぅぅ……」
「どうなんだ」
エヌラスは再び乳首をつまみ、軽く引っ張る。丹念に胸を揉み始めると、カルネが滅多に見せない弱々しい口ぶりで、蚊の鳴くような声でおねだりし始めた。
「あの、エヌラスさま……もっと、いじめて……くだしあ」
「さてどうしてやろうなこのメイド。ちくしょうかわいい」
「……ごしゅじんさま……」
「あー無理、駄目だこいつかわいい」
普段からこうなら、どれだけ周りが助かるか。エヌラスはそう思いながら押し倒して丸出しの局部を指で責め始める。既に熱くなっていた膣壁をかき回すと、声を押し殺しながら自ら広げていた。
「ふあぁ、ひあ! ご主人様ぁ、なんか、これ、胸の奥が熱くなってきて!」
「触れただけでこんなにしやがって、ちょっとビックリした」
「奥、までぇ! んひぃぃぅ!」
「指だけでイクなよ。俺も楽しみたいんだから」
「無、理ぃ! こんなの、無理ですぅ! イッ……ひゃ……!」
カルネが腰を浮かせ、エヌラスが指を抜く。絶頂寸前で止められて、涙を目尻に浮かべて息を荒げながら愛液塗れになった秘部を広げて見せていた。
「や、ぁぁ! ご主人様、カルネ、イきたいですぅぅ……! ご主人様ので、イかせて、くださいぃ! カルネのここ、ご主人様のおちんぽ欲しがってて、かわいそうですからぁ!」
「やー、さすがアダルトゲイムギョウ界出身。ことこういう場面じゃ恥じらわねぇなー」
ネプテューヌ達と違って、生まれついての調教済み。うーむ、有り難い。いや、決して夜の躾がしたくないとかではなく。女神様達を自分好みに教育していくというのも――何の話だ。
水着の紐を弛めて、すっかりその気の竿を取り出してあてがう。膣を広げる感覚から、カルネが一気に飲み込む。身体を貫かれる感覚に達してしまったのか、声にならない声をあげていた。
「は、あぁ~――!」
「カルネ、お前って、ほんとイジメられるの好きだな」
「は、ひぃぃ。ごめんなひゃいぃぃ、イジメられるの好きな、ダメな私でごめんなさいぃぃ!」
「反省してるか?」
「しませんからぁ、ご主人様もっとイジメてぇ!」
「こんにゃろうは開き直りのプロかよ!」
とはいえ、カルネの身体は通常の人間とは比べ物にならない耐久性とその他諸々によって何回戦でも可能だ。もちろん相手の体力次第だが、腹上死など笑い話にもならない。エヌラスの容赦ない攻めにも嬌声をあげて快楽の虜になっていた。
「ご主人様、イキそうですか? いいですよ、私の中で、いっぱい出しちゃって!」
「外に出すという選択肢を完全に奪いに来ているお前の足ぃ!」
「ご主人様のミルク欲しいんですぅ!」
「素直でよろしい!」
奥深くまで腰を落として、何度も子宮を突き上げる。その度に促される射精に、エヌラスは一際大きく腰を引いてから一気に奥まで突き込む。欲望の赴くままに中でひとしきり吐き出すとカルネが強く抱きしめてきた。
「んっ、うぅ~~ッ!!! ご主人様、ご主人様ぁ……♪」
「――カルネ……! 満足、したか?」
「全然でぇす!」
「おまえ! お前ーーーー!!!!」 そうだよな、こうなるよな貴様ー!?
「だってご主人様もこっちこんなにバキバキに固くしちゃってますし、これはもう合意の上なのでは! いただきまーす! あはぁん!」
「これだからお前とのセックスはぁぁぁぁー!」
カルネがここでもまたオートマタ特有の怪力を発揮してエヌラスのことを逆に押し倒す。騎乗位のまま腰を艶かしく動かすと、舌なめずりを挟んで腰を勢い良く上下させる。
「今夜は寝かせませんよ、ご主人様♪」
「それ俺の台詞ぅ!」
まだ昼前だった。