超次元ゲイムネプテューヌZ-血と硝煙と鋼と荒唐無稽- 作:アメリカ兎
大ネプテューヌに言われて、エヌラスは二人に背中を向ける。視線の先、サヤがクロワールのことをつついて遊んでいた。嫌がっているようだが、触手で身動きが取れずに悔し涙を浮かべているのを見ると申し訳ない気分になる。
「サヤ、あんまりクロワールをいじめるなよ」
「いじめてないもーん」
「そう思うなら、オレを離せよぉ」
「やーだもーん」
「……程々にな?」
どうやらお気に入りらしい。背後から衣類の擦れる音、視界の端に捉えた影は下着だった。エヌラスは思わず顔を逸らす。しましまパンツだった。
「このシーツ、手触りいいね。結構高そうだけど」
「んー。まぁそりゃあれだ、師匠の趣味だ」
暇潰しという名目の出張(またの名を旅行)に行っては面白そうな物を見つけると持って帰ってくる蒐集癖がある。生き物だろうとなんだろうとお構いなしだ。それの世話をするかと聞かれたら決してイエスとは言えない。ほとんどが教会メイド達の手によって世話されている。サヤもそのうちの一人(?)だ。ダンセイニもそのうちの一種なのだが、姿を見かけることが減っている。
「そういえばサヤ、ダンセイニってどこにいるんだ? 最近見かけてないんだが」
「今はマリーさんと一緒に教会の清掃担当だよ。床のワックス掛けとか」
神性生物を掃除道具扱いとか正気なのだろうか。いや、そもそもにして犯罪国家という狂気と欲望を煮詰めた肥溜めのような国の長がまともであるはずがない。自己完結してうなずくエヌラスの背中に、服を脱いだマリーが抱きつく。
「お待たせ、エヌラス」
「……でかいな」
「? 私の懐の話?」
背中に押しつけられている胸の話だったのだが、さらに大ネプテューヌまでもがしがみついてきた。こちらも中々な大きさ。二人の素肌の柔らかさと滑らかさ、艶やかさ。人肌の温もりにどうにも頬が緩む。
「ネプ──」
「わっ、わー……」
振り返ったエヌラスの顔を逸らすように、大ネプテューヌが手を突き出していた。
「……え、えっと。恥ずかしいから、せめて部屋の電気は消してほしいなぁ、なんて」
「…………サヤ、悪い。部屋の電気消してくれるか」
「いいよー。にゅるにゅる~」
触手を伸ばして、スイッチを切ると室内が一気に暗くなる。マリーの息遣いと、少しだけ乱れた大ネプテューヌの吐息が近い。
エヌラスも上着を脱ぎ捨てて、ベッドに身を投げ出すと二人を巻き込む。
ボフ、と三人分の体重を受け止めて軋みをあげる。市販品よりも頑丈なはずだが、果たして大丈夫だろうか。ちらとした不安感がよぎる。
「エヌラス」
「んー」
「お疲れ様。いっぱい気持ちよくしてあげるね」
「程々に頼む、一応明日も色々片付けないといけないからな」
「……えへへ」
「どうしたんだ、マリー」
不意に笑顔を浮かべるマリーに、エヌラスは頬に手を添えて尋ねる。
「わかんない。けど、なんだか嬉しくて」
「えっと、エヌラス……わたしも一緒だけど大丈夫なの?」
「一人も二人も変わんねぇよ」
こちとら女神様四人相手に朝まで完徹した経験者だ。二人ならまだ全然かわいいもの。
エヌラスの伸ばした手が大ネプテューヌの胸に触れる。
「んひゃ……ちょっとぉ、くすぐったいよ」
「ふむ、ふむ……うん、癖になるハリと弾力」
「もぉ~、やめ……んっ」
口ぶりこそ嫌がりながらも、大ネプテューヌの口端は確かにつり上がっていた。全体をマッサージするような優しい愛撫に甘い声が溢れる。その様子を横から楽しそうにマリーは見つめていた。やがて、大ネプテューヌの身体を後ろから抱きしめると頬を擦り寄せる。
「すりすり。ネプテューヌさんの肌、すべすべだね」
「マリーちゃんのお肌もピチピチで気持ちいいよ」
「ありがとう。エヌラス、ネプテューヌさんのおっぱい気持ちいい?」
「んー」
ふにっ、むにっ。ぼふぼふ……揉む、というよりは触る。撫でるような触れ方に身体を震わせていた。この後にするであろう行為を思い返して、頬と下腹部が火照ってくる。
「すげぇ気持ちいい」
「ん……! ね、ねぇエヌラス……おっぱいだけ?」
「……それは誘ってるんだな?」
「へ? おっぱいだけじゃ満足しないかなぁって……思ったんだけ、ひゃふんっ! だ、だからって、いきなりそんな!?」
エヌラスは胸に頭を埋めて、舌を這わせる。頬を包む弾力と、舌先で乳首を濡らすと吸いつく。されるがままの大ネプテューヌだったが、しばらくすると頭を撫で始めた。
「そうしてると、赤ちゃんみたいだよ? でも、かわいいかも……」
「うっせ」
「ん、そんなに強く吸っても、みるくは出ないってばぁ。よしよし」
マリーがふと思い立ったように動き、場所を移動する。
「えい」
エヌラスの頭を、胸で挟み込む。二人の豊満なバストに頭が埋まり、息ができなくなる。だがそれ以上に魅力的な弾力に身動きができなくなっていた。
しっとりとしていながらもっちりとした感触。顔を埋める胸の圧力にエヌラスがもごもごと口を動かすと大ネプテューヌが小さく甘い声をもらした。
「ん、あ。口、動かしちゃダメだってば」
「むぐー、む~」
「エヌラスの髪の毛って意外とくせっ毛だね。お手入れしてないの?」
傷んだ黒髪に触れて、マリーが小首を傾げている。身だしなみを気にしてもいる余裕も、考えてみれば無かった。これからの課題にするとして、エヌラスは何とか二人のおっぱいサンドから抜け出す。
「ぷはっ。胸で窒息するところだったぞ、マリー」
「気持ちよかった?」
「……はい」
(そこは素直に答えちゃうんだ)
どぎまぎしていた大ネプテューヌと、マリーの目が合う。唇に指先を当てて微笑むと、エヌラスの股間にするりと手を伸ばしてゆっくりと触り始める。
「わ、硬くなっちゃってる……」
「そりゃ、あんなことされたらこうもなる。マリー、その……」
「うん。がんばるね」
口にするよりも先に、エヌラスの男根に向けて顔を近づけると下着を下ろして舌を這わせた。
金の髪をかき上げながら、小さな口内にめいっぱい咥えると裏筋を舐め上げながら何度も頭を上下させる。
「ん、んっ、ふぅ……! はぁ……! おっきいね」
「マリーちゃん大丈夫? 苦しくないの?」
「えへへ、ちょっと顎が痛いかも……ネプテューヌさんも手伝って?」
「う、うん……えっと、こう……? ぺろっ」
たどたどしい舌使いでマリーと一緒にフェラチオを始める大ネプテューヌ、エヌラスはそんな二人の頭を撫でた。まるでアイスクリームのように舐めあげ、亀頭にキスをするマリーと違い、初々しい大ネプテューヌは舌先で竿の部分を舐める。
「きもひいい?」
「なんというか、こそばゆい」
「ん、ピクピクってしてる」
「……その、胸とかで」
「うん、いいよ。せーの」
「え、えいっ。わ、熱くてやけどしちゃいそう……」
リクエスト通りに二人が自分たちの胸でペニスを挟み込み、上下させ始めた。密着した肉同士の擦れる感覚に、背筋が思わず震える。その素直な反応には大ネプテューヌも嬉しそうにしていた。
「お、これならわたしでも出来そう♪ それそれっ」
「私も負けてないんだから」
「どーぉ、エヌラス? 気持ちよさそうだけど」
「ナチュラルにエロいんだよお前……」
「もーわたしにだけそういうこと言うと、こうしちゃうんだから。ぎゅ~」
より強く胸を押しつける大ネプテューヌに負けじとマリーはわずかに顔を出している亀頭を咥える。緩急と強弱をつけられた甘い刺激に包まれて、エヌラスが思わず腰を浮かせて射精してしまった。それに驚きながらも、精液を口に含むと顔を上げる。
「はぶっ」
「んひゅ……!?」
そして、おもむろにマリーが大ネプテューヌにキスをした。そのまま唾液と一緒にエヌラスの精液も口移しで流し込むと、じっくりと時間を掛けて喉を鳴らしながら飲み込む。口を離すと、すっっかりと出来上がって目を恍惚に滲ませる大ネプテューヌが息を荒くしていた。
「おすそわけ」
「んっ、ぅ。変な味……でも、嫌いじゃないかも……」
口の端から垂れる精液を指で掬うと、自分の指先をじっと見つめてから舐め取る。先程よりも熱を持って疼く下腹部に、大ネプテューヌはエヌラスに迫る。だが、なんと言葉にすればいいのかわからずに、抱きついた。
「え──え、っと……エヌラス。あのね……」
「どうした? ネプテューヌ」
「だから……うぅ……わかってるくせにぃ」
「知ってて言ってるんだ。イジワルだろ、俺」
「……えっち」
「知ってる」
大ネプテューヌの身体を抱きしめて、エヌラスはまだ屹立しているペニスを熱く濡れ始めていた秘部へと押し当てて擦り付ける。全体を濡らしてから、ゆっくりと挿入していった。最初こそ挿入を拒むような閉塞感だったが、先端を徐々に奥へ押し込んでいくと嬌声が耳元で囁く。
「あ、んっ。エヌラスの、おっきいの……入ってきて、ん、お腹、熱くなっちゃう……!」
「ネプテューヌ……」
「嘘、まだ入ってきて──ん、あぁぁ! はぁ、はぁ……ね、全部入った?」
「ああ、ちゃんと根本まで入ったぞ。ほら、こんなにいやらしく」
「み、見せないで。恥ずかしくって、わたし顔から火が出そうなんだから……!」
抱きかかえる形でエヌラスは大ネプテューヌの腰に手を添えて、ゆっくりと腰を動かし始めた。そんな二人の性交を横からマリーが嬉しそうに眺めている。その頬は緩み、紅潮していた。
(ふたりとも、とっても気持ちよさそうでよかった)
次は自分の番だと期待しながらも、お互いの肉体を貪るような交わりにマリーは胸の高鳴りを抑えきれずに自慰行為に耽る。愛液の交わる音、唾液を飲み込む二人の姿に、緩急のつけられた腰の動きに指が止まらなくなる。