超次元ゲイムネプテューヌZ-血と硝煙と鋼と荒唐無稽- 作:アメリカ兎
草原を埋め尽くすほどにいたモンスター達は、綺麗サッパリと跡形もなく、それこそ根絶やしにされている。最後の一匹であったヤンキーキャットですらも、エヌラスに頭を握りつぶされて地面に叩きつけられて消えた。
超次元アクションも真っ青な一騎当千。まさに三国……四国無双な大活躍。それにはアイリスハート達も言葉を失っている。
「ゼェー、ゼェー……! おらどうだやってやったぞこんちくしょうが! 文句あっか!!」
「すごぉい。褒めてあげるわぁ、エヌラス。まさか、本当にやっちゃうなんて」
「俺を焚きつけたのはどこの誰だよ!!!」
「ア・タ・シ♪」
てへぺろ、と言わんばかりにウインクをして舌を出すアイリスハートに、エヌラスは八つ当たりで地面に偃月刀を叩きつけた。
「ほ、本当に全部倒すとか、なんなのよアイツ……」
「うふふふ。そんなに怯えなくてもだいじょうぶよぉ、ノワールちゃん。ああ見えてとぉってもイジメ甲斐のあるいい子だから」
「アナタが言うと、ちょっと意味が違うように聞こえるわね。ま、いいわ。とりあえずこっちのモンスター達はいなくなったみたいだし」
ブラックハート達が一斉に女神化を解除する。
ベールが、倒れていたソラに声を掛けた。
「ふぅ……ところで、大丈夫ですか? そこのメガネの方」
「あら。いたの? 途中から静かになったからいなくなったのかと思ってた」
「あんな量のモンスター相手に立ち回れるほど僕は強くないです、アレと一緒にしないで下さい」
「あなたは常識的で助かるわ」
モンスターの大群を相手していたソラがフラフラと立ち上がる。羽織っていたシャツはボロボロになっていた。
ユウコはピーシェを肩車して、荷物を拾うとソラとエヌラスに手渡す。
「色々と聞きたいことがあるから、ここじゃなくて腰を下ろせる場所にいきましょ。ちょうどプラネテューヌも近いことだし。特にアナタ」
「は? 俺?」
「そうよ。一体プルルートとどういう関係なのか小一時間は問い詰めさせてもらうわ」
「ノワールちゃん、エヌラスのこといじめちゃだめぇ~」
「べ、別にイジメてるわけじゃないわよ!? 勘違いしないで!」
「ほんとにぃ~……? もしエヌラスのことイジメたら……あたしぃ、ノワールちゃんでも怒っちゃうかもぉ」
「プルルート、離してくれ。俺が歩けない」
腰の辺りに手を回してしがみついてくるプルルートをやんわりと離そうとするが、その小さな体のどこにそんな力があるのか。がっしりと掴んで離してくれない。にこにこと笑いながら顔を埋めてくると、エヌラスが困ったように微笑む。
「プルルート」
「ん~、やだぁ~」
「頼むから」
「えへへへぇ、どうしよっかなぁ~」
「たーのーむーよ。お願いします、離してください」
「ん~。そこまで言うならぁ」
ようやく離れてくれたプルルートが、今度は手を繋いでくる。どうあっても離してくれないらしい。エヌラスがちらりと他の顔色を窺うと……。
ノワールは不審者を見るような目つきで睨んでくる。
ブランは怪しい人物を見かけたかのようなジト目。
ベールは微笑ましく見守っているが何を考えているか一番わからない。
ソラとユウコは関係を知っているだけに、呆れていた。ピーシェはユウコの頭で嬉しそうに笑っている。
「社会的に俺を殺して楽しいか、プルルート」
「???」
「あ、無自覚か。手に負えねぇ」
──プラネテューヌの教会。一昔ほど時代を遡ったような古い町並みを抜けて、エヌラス達が到着して腰を下ろした。とんだ次元旅行の出だしに不安を駆られながらも、ひとまずは安心といったところである。
「ただいまぁ~、いーすん~」
「はい、おかえりなさい。プルルートさん(*^^*)」
「……ちっっっさ」
なにこれくっそかわいい。手乗りサイズのイストワールがふわふわと飛んできた。それを見てユウコも目を輝かせている。
「わー、ちっこいーちゃんかわいい! 欲しい!」
「落ち着けユウコ」
「お話は伺っております(^_^)
遠いところからお越しいただいてありがとうございます。わたし、プラネテューヌの教祖を務めさせていただいているイストワールです。よろしくおねがいしますねm(_ _)m」
「こっちの自己紹介もしておくか。俺はエヌラス。それでこっちが」
「ユウコです。あ、コレよかったらどうぞ。つまらないものですけど」
「僕は琴霧ソラ。なんていうか、半強制的にコイツに連れてこられました。お邪魔させていただいてます、すいません」
「エヌラスさんに、ユウコさんに、ソラさんですね(*^_^*)
それではこちらも……」
「いや、結構だ」
エヌラスがイストワールの言葉を遮った。それから、ノワール達を指す。
「ノワール、ブラン、ベール。で、ピーシェ」
「はーい!」
「ぴぃちゃん、元気にお返事できてえらいぞー。うんうん、元気なのはいいこと」
「ゆっこー!」
「はーい、なぁに、ぴぃちゃーん?」
「呼んだだけ!」
ユウコとピーシェの仲睦まじい親子のような会話はスルーして、自己紹介をしていないのに名前を呼ばれたノワール達が驚いていた。だが、それからすぐに思い当たる。
「そっか。あなた達はあっちの私達を知っているのね。それなら自己紹介の手間が省けたわ……な・ん・だ・け・ど。プルルート! あなたはまたそいつにくっついて!」
「えぇ~……? ノワールちゃんがこわいぃ~……」
「あのな、プルルート。頼むから、まだ大事な話してないから。もうちょっと我慢してくれ」
「むぅ~、エヌラスもイジワルだぁ~」
「ちゃうねんて……」
こっちもただ会いに来たわけではない。ただ、どうにも見知った顔の初対面というのは──エヌラスにとっては、嫌な記憶が蘇る。
知らず知らずのうちに不機嫌な表情を見せていたエヌラスに、ソラがフォローを入れた。
「簡単な自己紹介も済みましたし、手早くいきましょう。いーすんさん、こちらの次元では先程のモンスター大量発生とか、日常的なんですか?」
「いえ、そんなことはありません。というのも、どこから話せばいいか……(-_-;)」
「それなら、私が説明するわ。さっきのモンスターの大群だけど、ある時期を境に起きるようになったのよ」
「というと?」
「私の国、ラステイション。ブランのルウィー。ベールのリーンボックス。そしてここ、プラネテューヌ。それぞれの女神が治めている国、というのは説明しなくてもいいかしら」
「ええ。そこは事前に把握してますので。どうぞ」
「ありがと、助かるわ。それで……えぇっと……実は、もうひとつ。新しい国が出来たのよ」
「そういえば、さっきピーシェちゃんが女神化してましたけど……この子の?」
「いえ、ピーシェは違うわ。その子は、昔あった事件に利用されて女神になったの。そうよね、プルルート」
「うん~。あの時はぁ大変だったんだからぁ~」
「話を戻すわね。その前に、こっちでの女神化のプロセスは説明した方がいいかしら?」
「お願いします。僕たちの世界にも守護女神はひとりだけ存在しますが、なにぶん女神に関する資料はあまりに限られているので」
ノワールが話したのは、女神メモリーと呼ばれるアイテム。こちらの次元では、そのアイテムを使うと女神になれる、らしい。
らしい、と曖昧な表現でノワールが濁したのも、曰く付きのアイテムだからだ。もし、女神への適正がない場合、醜いバケモノへと変化してしまう。だが、女神になることが出来れば絶大な力を得ることができ、不老不死になるとも。そして国を建て、治めることで信仰を得る。
ネプテューヌ達は生まれつき女神だが、こちらは違うようだ。
「──なるほど。こういう言い方はどうかと思いますが、つまり皆さんは“元・人間”だった、ということですね」
「そう思ってくれてかまわないわ」
「それで、その……五つ目の国というのは」
「ちょっと、色々と特殊な国なのよ。第一に、国を治めているのが女神じゃないの。第二に、モンスターすらも受け入れている。それからね、あのモンスターの大量発生みたいな異常事態が起きるようになったのは」
原因がその国にあると決まったわけではないが、どうにも怪しい。
「守護女神がいない国?」
「ええ。それなのに、どうやって国として成り立っているのかが不思議でならないわ」
「ルウィーでも、その国への移住を希望する人が後を絶たないの」
「リーンボックスからもですわ」
「悔しいけれど、ラステイションからもね。プラネテューヌもよ。だけど、その国を治めているやつは女神達と争いは好まないってことで、こちらからも手を出せないでいるわ」
「そうなると、僕たち神格者に近いってことかな……指導者の名前はわかりますか?」
「第五の国の名前は──リギホウテン。国を治めているのは、パンドラ・イルバード……一応言っておくけれど、強敵よ」
「リギホウテンの、パンドラ。わかりました。ありがとうございます」
「これくらいはお安い御用よ。あなたくらいすんなりと話がわかってくれると、こちらもとても助かるわ」
「いえ、こちらこそ。怖い顔していたエヌラス、聞いてたかい。今の話」
「聞いてたっつうの。一言余計だ」
「ああごめん、顔が怖いのは生まれつきか」
「生まれつきメガネのお前に言われたくない」
「僕のメガネはオプションだ! 生まれつきじゃないからな!?」
何はともあれ、事情は把握した。
リギホウテンという国へ各国から移住者がいること。指導者のパンドラ・イルバードは女神達と争うつもりがないこと。それからモンスターの大量発生が起きていること。
無関係ではないだろう。だが、情報が少なすぎる。関係性を改めるためにも調査は必要だろう。
プルルートが慌てて帰っていったというのも、その国が建設されたからだ。
「オプションメガネって伊達かよ」
「ちゃんと度が入ってるよ! ほら!」
「どれどれ……うわ、キッツ」
「エヌラスってメガネも似合うねぇ~」
「よほど細かい作業やらない限りは付けないけどな。ソラ、メガネ返すぞ」
座って話を聞いていたエヌラスの膝の上にはいつの間にかプルルートが座っている。ユウコはピーシェを抱っこしていたが、ソラだけは腕を組んでなにか考えていた。
「……それで。さっきから気になっていることなんだけどいいかしら。むしろこっちのほうが本題なんだけど」
「ええどうぞ、ノワールさん」
「エヌラスって言ったかしら? なんでそんなにプルルートが懐いているのか納得がいく説明をしてもらえる!?」
「ノワールちゃんが、こわいよぉ~……」
「あー……やっぱり説明しないとダメか?」
「当たり前でしょ!!」
今まで見たことがない剣幕で怒鳴りつけるノワールに、プルルートがエヌラスに抱きつく。それがますます相手を激昂させると知ってか知らずか。
「う~んとぉ~、え~っとぉ~……」
言葉を探しているのかプルルートが眉を寄せて考えていた。
「…………」
「なんていうかぁ~……えっとぉ~」
「あーー!!! もーーー!!!! まどろっこしいわねぇ!!」
「あ~! えっとねぇ~、一緒にお風呂入ったりぃ」
「ちょっと待ってカメラ止めて。プルルート、ストップ。説明するところそっからじゃないから。もう少し省いてくれ」
「? じゃあ、一緒に寝たりぃ~」
「省略するところがことごとく俺を殺しにきてるのはどうなってるんだプルルート? もうちょっと詰めて、簡潔に」
「もぉ~、エヌラスのわがままぁ~……♪」
「おかしいよなぁ!? 俺が手玉に取られてるの、おかしいよなぁ!?」
「えっとぉ、あたしとエヌラスはひとつ屋根の下で暮らした仲かなぁ~♪」
「よーしわかった俺を殺せ」
ノワールが、わなわなと震えている。ブランも、ベールも、イストワールも驚いて言葉が出てこない様子だ。
ソラは笑いを必死に堪えているのか、肩が震えている。お前あとでぶん殴ってやる。エヌラスは固く誓った。ぶん殴った。
ユウコは「あちゃー」という顔をしている。ピーシェは小首をかしげていた。
『はいぃぃぃぃっ!?!?』
女神達の絶叫が響く。エヌラスはもはや遠い目をしている。プルルートは満足げに抱きついていた。
「ど、どっどどどっどど! どういうことよそれぇ!? な、なんでそんな、えぇ!? 嘘でしょプルルート! 嘘だと言ってよプルルート!?」
「う~ん、ごめんねぇノワールちゃん~。あたしぃ、エヌラスと一緒にご飯食べたりぃ、お風呂に入って身体を洗いっこしたりぃ~、一緒のお布団で寝たりしたんだぁ~♪」
「いやーー!! 私の知らないところでプルルートが知らない男とそんなことしてたとか知りたくないぃー! 今すぐ離れなさいよあなた! プルルートに近づかないでー!!」
「プルルートがくっついてくるんだからしょうがねぇだろ!?」
「なんでそんな恋人同士みたいなことしてるのよ、付き合ってるわけじゃないんでしょ!? というよりそんな大事な話、なんで今までしてくれなかったのよ!? 友達なんだから一言くらい言ってくれてもよかったじゃない!!」
「だってぇ~、ノワールちゃん何も聞いてくれなかったからぁ~……」
「聞かれなくても言いなさいよぉ!!」
ノワールが怒りのあまり涙目になっている。その矛先は当然、エヌラスに向けられていた。
「大体何者よ! 女神と互角に戦う! モンスターは大勢吹っ飛ばす! 挙げ句にはプルルートと仲良しときたわ! いったい何者なのか答えなさいよ!」
「魔人で職業神様」
「もう嫌!!! 今日は厄日だわ!!!」
「ノワールちゃん、どうしちゃったのかなぁ~……あ、そうだぁ。疲れる時はぁ、ぎゅ~ってするとリラックスできるらしいよぉ~」
「あ・な・た・の・せ・い・よッ!!!」
「ぷるーん……」
怒鳴りつけられてプルルートが落ち込む。その頭を撫でて元気づけていたエヌラスだが、ノワールに指を突きつけられた。
「っていうか今、魔人って言わなかった!?」
「いや、言ったけど……それがどうした」
「どうしたもこうしたもないでしょ! なんで女神と一緒にいるのよ、おかしいと思わないの!」
「あー……そうだな」
「そうだな、って……あなたねぇ! 自分がどういう立場にあるかわかって──」
血のように赤い瞳。左目の刀傷で僅かに鈍い虹彩に睨まれて、ノワールの背筋を冷たいものが駆け抜けた。心臓に刃を突きつけられたような、薄ら寒くなる殺意が確かにエヌラスの瞳には宿っている。それは相手に向けたものではなく、親の仇のように自らの出自を呪っていた。
「そうだな。わかってるつもりだが、なにか?」
「……わ、わかってるなら。プルルートから離れて。ほら、いつまでそこにいるのよあなたも。こっちに来なさいってば」
「やぁだぁ~!」
「あーもう! そこまで言うなら好きにしなさいよ、もう知らないわよ!」
声を荒げて疲れたのか、ノワールが飲み物に手をつける。事の顛末を見守っていたベール達もようやく怒りの炎が治まったのを見て、胸を撫で下ろした。
「ええと、話は済みましたか。ノワール?」
「まだモヤモヤするところはあるけれども、これくらいにしておくわ」
「なら、わたしはルウィーに戻るわね。あなた達も、機会があったら来て頂戴」
「リーンボックスにも、ぜひ。今は少々ごたついておりますが、羽根を伸ばしたいときには、いつでも来ていらして構いませんわ」
「ありがとうございます、ブランさん、ベールさん。折を見て、そちらも観光させていただきますね」
「……一応、ラステイションでも歓迎してあげるわ。それじゃ私は帰るわね。まだ仕事が山のように残ってるから。ごちそうさま」
ノワールがプラネテューヌを後にしようと立ち上がり、ブランとベールもそれに続いた。プルルートは見送りのために玄関までついていった。
エヌラス達から離れ、女神だけになったところで口を開く。
「ノワールちゃん~、ごめんね~」
「……もういいわよ。何か事情があるんだろうし。だけど、あいつを教会に置くのは感心しないわ。今日は大目に見てあげるけど、明日からはちゃんと寝泊まり出来る場所を探してあげたほうがいいと思うけど?」
「でもぉ……」
「ただでさえ今は国民が不安がっているんだから、できるだけ不安因子は取り除いておきたいの。わかってる? 女神なんだから」
「エヌラスとぉ、仲良くしてほしいなぁ~」
「魔人なんでしょ? 冗談じゃないわ。あなたが仲良くするのは勝手だけど、そんな相手と好き好んで仲良くなりたいとは思わないわね」
明らかな敵意を隠しもせずに、腰に手を当てるノワールにはベールも苦言を呈した。
「ノワール。少しキツく言い過ぎではないでしょうか?」
「なによ、ベールはいいわけ? 魔人と言えば、女神の敵でしょ?」
「確かにそうですけれど……」
「そもそも、わたし達の世界に来た理由がわからないわ」
「助けに来てくれたんだよ~? 向こうでの戦いが落ち着いたからなのにぃ……ノワールちゃんがひどいこと言うからぁ」
「はいはい、私が悪かったわよ。そのうち謝っておくわ」
「……むぅ~」
「ちゃんと謝るわよ。それじゃ、またね。プルルート」
ノワール達が自分たちの国に帰り、プルルートはリビングに戻る。
「お、ぷるちゃん戻ってきた」
「おまたせぇ~。えへへ、話し込んじゃったぁ」
「いいのいいの。それで私達なんだけどぉ……」
「いーすん~、今日だけでもぉ」
「はい、わかっていますよ(^_^)」
「やったぁ~。ありがとねぇ~♪」
喜ぶプルルートに、ピーシェとユウコも一緒にいられることを喜んでいた。ソラも申し訳なさそうに頭を下げるが、エヌラスだけはあまり浮かない表情をしている。
「エヌラス~……ノワールちゃんのことぉ」
「わかってる。でもな、見知った顔の初対面にああも言われるってのは流石に堪える……」
──わかっている。自分の知っているノワールではないということは。だが、どうしても嫌な記憶がぶり返す。今まで数多の次元世界を渡り歩いてきて、同じ顔の相手と出会った事はなかった。アダルトゲイムギョウ界で出会ったネプテューヌが初めてだ。
それがよりにもよって、こんな形で体験することになろうとは。感傷的になるエヌラスの頭をプルルートが撫でる。
「元気出して~。なでなでぇ~」
「……ありがとな。プルルート」
「どういたしまして~」
「よーっし、そうと決まればこのユウコさんが泊めてくれるお礼にお掃除洗濯料理なんでもござれ! 今日の夕飯は私が作らせていただきます!」
「ん? 今なんでもって」
「なんか言った?」
「言ってないです」
「はーい、ゆっこ! ぴぃ、オムライスたべたい!」
「はい今夜の献立決定! 異論は認めない!」
相変わらずパワフルでエネルギッシュな行動力に溢れているユウコとピーシェのコンビに、エヌラスとソラは苦笑した。