超次元ゲイムネプテューヌZ-血と硝煙と鋼と荒唐無稽- 作:アメリカ兎
──カジノ場。
ディーラー姿のエヌラスとベールは、白スーツに着替えた大魔導師に案内されて店内を一緒に歩いていた。とはいえ、扮しているだけで手伝うわけではない。
ベールが着ているディーラー服は男性用のものだ。本来ならタイトスカートだが、パンツルックとなっている。
「よくもまぁ、ベールのサイズに合わせた服を用意できたな。師匠」
「重力操作で大まかなスタイルは把握できている」
「変態かよ、二重の意味で」
「……、……」
店内を見渡しながらベールがエヌラスの後に続いて歩いていたが、男性客と肩が触れると驚いたように身体を跳ねさせた。
「んっ……!」
「あ、おお……失礼。大丈夫でしたか」
「えっ、ええ。わたくしも不注意でしたわ、お気になさらず」
「顔色のほうがあまりすぐれないようですが……」
「ちょっと、緊張していまして。お気遣い、ありがとうございますわ」
会釈して男性客と別れ、エヌラスの後に続いて、その裾を僅かに掴む。
「さて、仕事の話だが。吸血鬼が来たら知らせろ、以上だ。後は私が片付ける」
「それだけか?」
「他に仕事がほしいか?」
「いやいらねぇ」
「私はそれまで適当に遊んでいるさ」
遊ぶ──? 落ちていたカジノコインを拾い、大魔導師はスロットコーナーへと向かう。それを見送ってから、エヌラスは袖を掴むベールに視線を移した。
唇をキュッと引き締め、頬を紅潮させて目が潤んでいる。何か言いたげに目で訴えてくるがエヌラスは手を掴んだ。
「エヌラス……」
「どうしたんだ、ベール」
「いくらなんでも、こんなの……っ……わたくし、恥ずかしいですわ……」
「誰も気にしてないだろ?」
周りを見渡しても客は自分達の賭け事に夢中になっている。一喜一憂、酒を片手に愉快そうに笑っていたり、頭を抱えて天井を仰いでいた。店内の喧騒は会話をかき消してしまうほどの賑わいをみせている──だから今、ベールの股間で振動しているローター音など誰の耳にも聞こえてなどいない。内股を落ち着かない様子で擦り合わせようとするが、流石にそれは不自然が過ぎる。
「こんな、衆人環視の中で……」
「まさか気持ちよくなってないよな?」
「ぅ……、もどかしい気持ちでわたくし、いっぱいですわ」
「その分あとが楽しみだろ? ほら、いつまでも立ち往生してると怪しまれる。フリでも仕事しないとな」
ベールの腰に手を回してエヌラスは店内を歩きだした。イカサマをしている客がいないかどうか見て回るフリくらいはしておかなければ怪しまれる。関係者各位には伝達済みだが、客層にはそうもいかない。サボっていては店の評判に関わる。
エヌラスとベールが歩いていると、休憩に入るエリナが前に飛び出してきた。
「ヤッホー、楽しんでる?」
「アホ言え。楽しい仕事なんかあるかよ」
「つれないなー。前は私よりも小さい子を連れてきて、今回は特上の美人さんを連れてきちゃうプレイボーイぶりだってのに、私には見向きもしてくれないんだから」
「するわけねーだろ、アホか」
「まぁ。嬉しいことを言ってもらえましたわ──ん? 前にも?」
「そうそう。つるぺたーなちっちゃい子。亜麻色の髪でー、ボブカットでー。バニーガールの格好させてたもんねぇ、いやーおにーさんも好きモノ」
「……じとー」
「は、ははは……まぁーそんなこともあったなぁ、あっはっはっは」
「エヌラス? わたくし、ちょっとお話しがありますの。よろしいでしょうか?」
「さーて仕事するかー! 巡回巡回ーっと」
「頑張ってねー胸が窮屈そうなおねーさーん」
エヌラスの腕を掴み、ベールはバックヤードへと向かって足早に去っていく。そんな二人に大きく手を振ってエリナは笑顔で見送った。
「どういう! ことですの!」
バァン!
まさかの壁ドンである。よもやされる側になるとは思っていなかったエヌラスが戸惑っていた。身長差から、見上げる形でベールに睨まれる。
無人の更衣室でロッカーに背中を預け、ベールの窮屈そうな胸が押しつけられた。
「ブランと一緒に、カジノに来ていたんですの!? ノワールとはウェディング姿で写真撮影! それでいてネプテューヌとはこの世界を救う旅をしていたと──わたくしにはこの仕打ち! 納得がいきませんわ!」
「落ち着け、ベール。ブランのバニーガールはちょっとした事情があってな」
「ノワールのウェディングドレスも?」
「あれは知人から紹介されたんだ。モデル撮影だって聞いてるだろ?」
「むぅ~……」
納得がいっていない顔でベールが頬を膨らませている。やがて、静かに離れると俯いて静かに呟いた。
「……わかりましたわ。エヌラスが、そこまで言うのでしたら──わたくしにも考えがあります」
更衣室の鍵を閉めて、ベールはワイシャツのボタンを外し始める。そしてベルトも外し、再びエヌラスに迫った。ズボンの中で下着にはシミが広がっている。太ももにはバンドで固定されたローターのスイッチ。その紐が伸びる先は、パンツの中だ。
「こ、こんなオモチャでわたくしの劣情を煽った責任……取っていただきますわ」
「いや、流石に此処じゃマズイだろ」
「どうしてですの? あんな、大勢いる場所でわたくしにこんなにいやらしい事をさせておきながら……自分がいざ迫られると身を引くなんて……」
「お前は、俺が、どれだけ我慢弱いか忘れたか」
ついでに言えば、大魔導師からの頼まれごとを無視して事に及べば何をされるか。正直な話、そこまで頼りにされているわけではないだろう。だが、それとこれでは話が違う。
「そう、ですけれど……と、とにかく! わたくし、身体が火照って仕方ないですわ……、ココだって……こんなに、いやらしく濡れて……んっ! エヌラス……もっと、近くで見てくださいませ? 奥まで、ビショビショで……」
ベールに言われるまま、屈んで下着に顔を近づける。耳を傾ければ、ローターの振動音が聞こえてきた。ヴィィィ、とくぐもった音は、今もベールの腟肉に包まれて愛液にまみれていることだろう。下着が濡れ、あふれた愛液は大腿にも伝って照明が卑猥に照らしていた。
パンツをずらしてベールの割れ目に伸びた紐を引っ張り出す。
「んっ、はぁ……!」
「ベール、いやらしくヒクついて欲しがってるな」
「だれのせいだと、思ってるんですの……!」
「広げてくれるか?」
「こ……こう、ですの?」
「ああ。奥までパックリ広がって、よく見える」
左右に広げられた大陰唇から、膣口が覗く。中で弱い刺激にさらされ続けていたからか、もっと強い快感を要求するように震えていた。それに合わせて、膣の最奥部では子宮口が垣間見える。
エヌラスが触れると、愛液でぬるりと滑った。それを秘部に塗りたくるとベールが甘い声を漏らす。
「んんんっ、あっハァ……。エヌラス、そこ、は、ァ──!」
「気持ちいいところだろ。ここ、触られるのはどうだ?」
「ヒィッあっ! んんっ!!」
隠れている陰核を指でいじると、ベールの身体が震えた。内股を咄嗟に閉じようとして、更に擦られる。下腹部の奥に直接響くような鋭い快感に、膣がキツく締まった。その小さな変化も見逃さず、エヌラスの視線が突き刺さる。
(わ、わたくしのいやらしいところ、全部見られ、てぇ……! ここに、太いの挿れられたら……わたくし、わたくし、どうなって、しまうんですの……!?)
「あー、やべ……ベールの見てたら、勃ってきた……」
「ぁ……え、エヌラス……♡」
「……悪い、口に出てたな。自重する」
自らの唇に指を当てて、ベールは昼間の出来事を思い出していた。口内を満たす、精液の熱さと食感。頭の中を真っ白にしてしまうような麻薬じみたクセの有る香り。唇をなぞって、咥えた陰茎の逞しい硬さと、熱い太さの名残に触れる。それが、自分の身体を突き上げる感覚──取っ替え引っ替えに夜通しで咥えた日の光景が脳裏に蘇った。
自分の番はまだかまだかと焦らされて、甘い声を出すパープルハートを見て。嬌声をあげるブラックハートを見つめ。小さな胸と身体を突き上げられるホワイトハートを眺めて。自分の身体を慰め続けていた。下腹部を満たす熱い感覚、咥え込む度に果てることなく保ち続ける硬度。膣を押し広げて身体に注がれ、子宮を満たすほど流し込まれる精液の脈動する感触──。
「ぁ──」
つい、そちら側のスイッチが入りそうになる。ゲームでは決して味わえない感覚。画面越しで見聞きする快感とは比べ物にならない体験。
エヌラスが顔を離そうとして、ベールは頭を押さえて自分の股間に押しつけた。
「ふぐっ──!」
「ダメ、ですわ。エヌラスのせいですもの。わたくしが、こんなにいやらしくなったのは……♪ ですので……綺麗に、舐めてくださります?」
「んっ、むー……、ぺろ……ちゅるっ……」
「んぁ! はぁ、そう……そうですわ……もっと、丁寧に……ん」
秘部の形をなぞるように、エヌラスが舌を使って優しく愛液を舐め取る。大腿の内股にも舌を這わせ、伝う愛液を掬いあげるようにして飲み込む。膣口を舌で弄り、そのまま上へ向かって舌先で陰核を集中的に攻めるとベールの腰が快感で痙攣した。
「ふぅ! んっ、ぁあ!」
「バカ、声がデカイ……! 誰かに聞かれたらどうするんだ」
「だ、だってわたくし……きもち、よくってぇ……!」
自然と、空いている手が自分の胸に伸びる。豊満に実った自慢のバストを締めつけるベストとワイシャツから開放されて、息苦しさがなくなった。空気に触れる胸が敏感になって乳首が硬くなり始めている。コリコリとした乳輪を指で弄ぶと胸の奥がじんわりと熱を帯びていく。
息が荒くなる。心臓の鼓動がやけに脳内に響いてくる。自分の身体が、今も懸命に愛液を舐め取りながらもクリトリスを優しく舌で突くエヌラスを欲しがっているのが手に取るように分かる。しかし、自分の身体を慰めても慰めても満たされることのない膣が寂しい。奥まで満たす熱くて固いホンモノを欲しがっていた。
「エヌラス──エヌラス、わたくし……もう、我慢できませんわ。はやく、挿れてくださいまし」
「どこに、ナニをほしいのかちゃんと言ってくれたらな」
「おねだりまで、させるんですの?」
「知ってるだろ? ベールの大好きなゲームでやり方くらい」
「そ、そうです、けどぉ……んっ……!」
頭の中で、必死にゲームの記憶を探し出す。男性向けから、女性向けまで網羅したゲーマーとして、実演しなければ……。ベールが、やがて片手で胸を揉みながら、もう片方の手で秘部を広げて喉を鳴らしながら固唾を飲み込んだ。声を震わせ、頬を紅潮させ、目尻に涙を溜めて懇願する。
「わたくしの、いやらしく濡れた女神おまんこに……エヌラスの、熱いおチンポ、ズボズボって……気持ちよくなってくださいませ……」
「……合格。それじゃ、女神様にご奉仕しないとな。人が来る前に」
ベールをロッカーに押しつけて、片足を持ち上げる。キスをしながら、ズボンのチャックを下ろして勃起した男根を出すと、先端を膣口にあてがう。そのまま愛液を塗りたくり、焦らすようにこすり付ける。
「んぁ、はぁん! エヌラス、はやく、はや、くぅ……!」
「そんなに急かすなよ。今、挿れてやるから……! ほら、挿れるぞ」
「あっ、ん! かたくて、おっきぃのが、わたくしの中に……! ゴリゴリって、ぇ! ふあぁ、あッ、あぁぁ……!」
「ッ──、く、ぅ。一気に、奥までいくぞ……! そらっ」
「っ~~~~♡♡♡」
包み込む膣肉をかき分けて下腹部を突き上げる陰茎に、ベールが声にならない喘ぎ声を挙げた。
「ぁ、これ、コレぇ……♡ おかしく、なってしまい、ますわ……♡ わたくしの中、いっぱいにしてしまうほど熱くって、固い……エヌラスの、おチンポ……♡」
「ベールの中も、ピッタリくっついてきて……! 見た目だけじゃなくて、中身もほんっといやらしい動きをするな。このままじゃ、動かなくてもイキそうだ」
「キス、してくださいます……? 上も、寂しいですわ……おっぱいも、好きにしていいですわよ……さぁ、エヌラス。どうぞ、おさわりくださいまし♡」
「それなら、お言葉に甘えて……上も、下も好きにヤらせてもらうからな……!」
「んぅ! くぅん! あっ♡ んっ♡ そん、な、いきなり激しく! ~~っ♡」
ロッカーにベールの身体を押しつけて、エヌラスは片足を持ち上げたまま突き上げる。動くたびに身体を預けたロッカーが軋み、それが激しく音を鳴らすだけでもベールの身体は快感に満たされていく。舌を使って唾液を絡ませながら、飲み込む。口内に広がるエヌラスの匂いにトロンと蕩けた顔をしながら舌を出して、膣をキツく締める。
挿入された陰茎の硬さはびくともしない。それどころか押し返すように熱く脈動していた。ビクビクと体内で震える感触まで細かく感じ取れる。それだけでベールは今にでも絶頂に達してしまいそうになっていた。
「ん、キツく締まってきた……イキそうなのか」
「ふぁ、あっ! やぁ、あああ! エヌラス、わたくし、もっと、きもちよく……もっと、ほしいですわ♡」
「全っ然聞こえてねぇなこりゃ……、よっ、と!」
エヌラスはベールの両足を持ち上げて、ロッカーに強く押しつける。足を広げて受け入れる陰茎は一際深いところまで入り込み、首に手を回してずり落ちないようにするのが精一杯だった。
突き上げられるたびに、身体の芯からエヌラスの事を求めてしまう。ベールは強く抱きしめて口を塞ぐと、エヌラスもそれに応じるように舌を入れてくる。一度、腰の動きを落ち着けると息を荒くしながら頭を離す。
「ベール、そろそろ……ラストスパート、いいか。もう、イキそうなんだ」
「ええ……♡ いいですわ、このまま、わたくしの中で……♡」
「じゃあ、イクぞ……!」
「んっ、あっ──!」
快楽の波が休む暇もなく押し寄せてくる。エヌラスの激しい腰の動きに合わせて、ベールもまた身体に満たされる熱い感覚に腰が抜けてしまった。子宮口に打ちつけられた陰茎から注がれる熱い感覚、とぷとぷっと根本から精液がせり上がってくるのが膣を通して伝わってくる。
「ぁ……♡ んっ、ふあぁぁぁ……♡ 熱いの、いっぱい……わたくしの、中に、ぃ……♪」
「~~、っ……。はぁ……ベール、大丈夫か?」
「……終わってからも、わたくしのことを気遣ってくださるんですね」
「当たり前だろ……結構、激しく動いたし」
「……♡」
たまらなく愛おしく感じて、ベールはエヌラスのことを抱きしめる。抜かれた陰茎は白く染まっていた。それを手早くポケットティッシュで掃除すると、ベールの太ももを綺麗に拭き取る。だがしかし、エヌラスは垂れているピンクローターをベールのアナルにあてがい、無理矢理押し込む。
反射的に背筋を反らし、咄嗟のことに反応出来なかった。だが、お尻の中に入り込んだピンクローターはバイブ音と共に振動している。
「んきゃうっ!? え、エヌラス……!?」
太ももに巻きつけられたピンクローターのスイッチを「強」にすると、エヌラスはベールのパンツをそのまま穿かせた。膣から溢れる精液が、パンツに染み付いていく。ズボンも上げて、そのままベルトを締めた。乱れたワイシャツも、ブラジャーもちゃんと直しておく。
顔を真赤にしてプルプルと身体を震わせるベールに、エヌラスは耳元で囁いた。
「もっと凄いのは、ホテルに帰ってからのお楽しみだ。我慢、できるよな? ベール」
「ぁ……♡ 今のより、もっと、すごいこと──?」
「仕事に戻ろう。師匠にぶっ飛ばされちまう」
ベールの手を取って更衣室を出ようとするが、その場から動かない。それどころか立っているのもやっとといった状態だ。
「ベール?」
「あの──エヌラス……わたくし、そのぉ…………腰、抜けてしまって……歩けませんわ……!」
「……すまん」