超次元ゲイムネプテューヌZ-血と硝煙と鋼と荒唐無稽- 作:アメリカ兎
──部屋に戻ったユニは疲労感と共にベッドに身体を預ける。変に目が冴えてしまっていた。
少しでも眠ろうと目蓋を閉じるが、脳裏に浮かぶのはエヌラスの姿。枕に顔を埋めながら吐息を漏らす。
(……なんでアタシ、エヌラスさんのこと考えてるんだろ)
怪我の心配をしているだけだ。割れたような皮膚の右腕も、左目も見ているだけで不安になってくる。それなのに、身体が疼く。
傷跡だらけの身体。想像を絶するような修行で鍛えられた肉体。
「……ん……」
自然と手が胸に伸びる。まだ小ぶりだが、年齢と比較したらまだあるほうだ。……女神化すると何故かなくなるけど。
──ノワールと一緒にベッドにいた姿を思い出してしまう。ユニはその事から二人が何をしていたのか知らないほど無知ではなかった。
(やっぱり、お姉ちゃんとあの時、エッチなことしてたのかな……)
そう、こんな風に。
胸に指を沈ませて、下着越しに自分の割れ目を優しくなぞる。背中がくすぐられるような感覚に身体をピクリと震わせて、吐息を枕に押しつけた。
「んっ……! ん……もっと、こう、かな……?」
指の動きを激しくさせると快楽の波がそれに合わせて押し寄せてくる。
「ふ、あっ! んんっ!?」
自分でも予想しない大きな声が出て、ユニは慌てて口を手で押さえた。
下着が湿り気を帯びてきて、汚れないように脱いでから再開する。ちゃんと指を湿らせてから、入り口を弄り始めた。
「……んんぅ……! ……ぁ、こっち、も……動かさなきゃ……」
胸をゆっくりと揉みながら枕に顔を押しつけてユニは割れ目に入れた指を少しだけ挿入する。指の先を入れただけなのに、その異物を待っていたかのように身体が動く。
「んんんぅ! ふ、ぁ! んっく、なに、これぇ……」
一人でシてるのに、身体の疼きが止まらない。それどころかもっと貪欲に求めている。このままじゃいけないと分かっているのに指が止まらなかった。
(もし、これ……アタシのじゃなかったら、エヌラスさんのだったら……もっと、気持ち良いのかな……)
そんなことを惚けた頭で考える。
──触れた腕は傷跡だらけで。大きな手で、だけど優しくて、温かい手だった。
大魔導師に拉致された時も、頭を撫でてくれた時も。
もしも、今。自分の身体を慰めているのがエヌラスの手だったら、そう考えるだけでユニの身体を駆け巡る快感の波は一層強く身体をかき回した。
「んぅ、んんぅん~! や、だ、指、止まらな──!」
考えるだけで止めどなく愛液が指を濡らしていく。指先を締めつける膣の動きが艶かしく震えていた。指を滑り込ませた膣で擦り上げると腰が跳ねるほどの快感が背中を駆け上がる。そこを集中的に攻めると一瞬だけ意識が飛んだ。
それから荒くなった息を何度も整えて、脱力してベッドに横たわる。
「──ハァ、ハァ……ぁ……っ……アタシ……なにして……」
べったりと濡れた指を見つめて、惚けた顔でユニは生唾を飲み込む。舌を出して、興味本位で舐め取ってみる。少しだけあまじょっぱい変な味がした。
息を整えてから、ティッシュで綺麗に拭いてからゴミ箱に入れておく。……念の為中身をかき混ぜて目立たないように隠して。
自慰の余韻に浸りながら、汗ばんだ身体をどうするか考える。
(もう一回、お風呂入らなきゃ……)
替えの下着とパジャマを持ち出して、ユニは念の為廊下に人が居ないことを確認した。誰もいないことに胸を撫で下ろしてから浴場へ向かう。
そういえば、と。執務室を覗いて見るがそこにノワールの姿はなかった。しかし、切りの良いところで中断した様子だ。残りは明日だろう。
ユニが誰にも見つからないようにそそくさと足早に浴場へ向かう途中、エヌラスにあてがわれた寝室から音が聞こえてきた。
まだ起きている様子に、思わず顔が熱くなる。つい今しがたまで自分が勝手にオカズにしていた相手と顔を合わせるのも気まずい。だが、ついつい部屋の様子を覗いてしまった。
ベッドの上で絡みつくように身体を重ねて腰を動かしている一糸まとわぬノワールの姿と、優しく抱きしめているエヌラスの二人に、心臓が飛び出しそうなほど跳ねる。口腔から漏れる甘い吐息と喘ぎ声。粘膜のこすれる淫猥な音にユニまで身体の芯から熱くなってくる。
「んっ……エヌラス……、もっと……」
「もっと? まだ足りないのか……?」
白く汚れた結合部から引き抜かれた陰茎は溢れ出す精液と愛液で濡れていた。それを見て、ノワールが微笑むと口を開けて頬張る。何度も頭を上下させて舐め取ると、綺麗になった竿を見せて嬉しそうにしていた。黒髪を撫でながら、汗ばんだ額に張り付いた前髪を梳いて頬にキスを繰り返すエヌラスも珍しく頬を弛めている。
いつも怖い顔をしているとばかり思っていたが、そんな優しい顔も出来たのかとユニは驚いていた。
(ぁ……お姉ちゃん、また、エヌラスさんに……あんな、激しく……)
ドアの隙間から思わず覗き込んでいたユニも、自分で慰めたばかりの身体が熱く疼いてくる。芯から火照ってくるあまり、吐息が漏れ出した。大腿を伝う愛液に、そういえば下着を脱いだままであることを思い出す。
「……ユニ様? どうかされましたか?」
「ッ────!!」
声を出さなかったのは我ながら褒めるべきだとユニは思った。
首を傾げながら、教会の見回りをしていたスピカが立ち止まる。手にしている服と下着を見て、何度か一人で納得したように頷いた。これから身体を流そうとしていたことが見て取れる。
歩み寄ろうとするスピカを部屋に近づけまいとユニの方から近づいた。
「あ、あの、こんばんわ……」
「? はい。こんばんは、ユニ様。どうされたのですか、そのように慌てて?」
「えっ、と別に……突然声を掛けられたからで、あの別に変な意味は……」
「そうでしたか。エヌラス様の寝室の前でしたので、なにか御用でもあったのかとばかり」
くすりと落ち着き払った様子でスピカが微笑む。自分の行動の全てがお見通しにされているような気分になる。自分を通さまいとするユニの肩を掴み、回れ右。
「へっ!? す、スピカさん?」
「ご遠慮なさらずに、エヌラス様とどうぞどうぞ」
「あ、ああああああの今はちょっと取り込み中っていうかお邪魔しちゃいけない雰囲気っていうかですね、やめ──」
「失礼いたしま──」
ガチャリとノーモーションで扉を開けてエヌラスの寝室に入って、スピカとユニは絶頂に達しそうなノワールと目が合った。
よだれを垂らし、恍惚とした表情でよがりながら腰を打ちつけていた動きが時間でも止められたように固まり、そして二人の前で無慈悲にも達して小水を漏らす。
「やッ……んっ、ひぅぅっ……!! あっ、んっ、ぅぅぅ~……!!」
背面騎乗位からぺたりと腰を抜かした様子でもたれるノワールの身体をエヌラスが片手で抱き留めた。それから自分に引き寄せると、深く息を吐いた。涙ぐみながら顔を埋めてくるノワールに何度も頭を擦り寄せ、エヌラスは気が動転したノワールを落ち着かせる。
スピカは目を閉じて、呼吸を止めて三秒。息を吐いた。
ユニは完全に硬直している。
「──失礼いたしましたそれでは朝までごゆっく」
「逃がすか」
素早く踵を返して退室しようとドアノブに手を掛けるスピカの首に、エヌラスの左手首から吐き出された魔力で編まれた鋼糸が巻き付いた。一気に巻き取ると身体が宙に浮かび、ベッドの上空まで浮いた身体目掛けてエヌラスは首に向けてエルボードロップでベッドに沈ませる。普通ならば喉仏から首の骨までへし折っているところだが、スピカは悶絶するだけに留まっていた。
「ユニ、扉閉めてくれ……」
「は、はひ……」
言われたとおり、素直に従う。まだ泣きじゃくるノワールにシーツを羽織らせるとエヌラスにしがみついて二人を交互に睨む。
「う、ぅぅぅ……! うぅ~……!!」
「威嚇するな威嚇するな」
「ぐすっ、だって……だ、ってぇ……あんな、の……見られて……えぐっ……」
「すごくエロくて、かわいかったと思うが……」
「ええ。とても快楽堕ちしている感がある素晴らしい表情で、ぶっ!!」
今度は問答無用にスピカの鼻っ柱に肘鉄を叩き込んで沈ませた。鼻血を出しながら昏倒する姿はとても怪我人とは思えない怪力だ。
「ユニはどうした……」
「えっ、と、あの、その……アタシ……」
しどろもどろになりながら視線を泳がせる。床に散乱するノワールのパジャマに、脱がされたエヌラスのズボンにパンツ。それと丸めたティッシュがいくつか。そんな物ばかりが目に入って言葉が出てこなかった。
「着替えなんて持って、どうしたのよ。貴方さっきお風呂入ったじゃない?」
「ぁ、うん、そっなんだけど……! 寝ようと思って、それで……アタシ、あの」
ノワールに指摘されるが、ハッキリとしない態度のユニの太ももにスピカが気づく。
「ユニ様、いくら教会内で気が緩んでいるとはいえ下着はお履きになられた方が、ぁぁぁ……!」
「お前に発言を許可した覚えはねぇぞ」
メキメキとスピカの頭から軋んだ音が聞こえてきた。しかし、ユニは顔を真赤にして硬直している。まさか、と思いエヌラスは首を傾げた。
「ユニ。スカート、たくし上げてみてくれるか」
「へっ!? あのっなんで……!」
「いいから。それとも邪魔をしておいて言うこと聞けないとか言うのか?」
「ぁ……っ。わかり、ました……」
ミニスカートをたくし上げて見せるユニはスピカが言っていた通り下着を着けておらず、隠しているはずの秘部が露わになっている。そこからつゆが溢れて内股を伝っていた。涙で目を潤ませながらエヌラスに見せたまま、肩を震わせている。
「ユニ、貴方なにしてたの?」
「いや、その言い方はちょっと可哀想だろ」
「アタシ……、えっと、エヌラスさんで──しちゃい、ました……」
「……イヤ何となく想像はしていたが、俺でかぁ……」
「い、いけないんですか! アタシがそういうことしちゃ……その、確かにお姉ちゃんよりずっと子供っぽいかもしれませんけど……でも、ネプギアとだって、そういうことしたりしたエヌラスさんが……」
「それ言われちゃうと俺何も言えなくなるからちょっと待って勘弁して。そういう意味じゃなくてだな……あー……」
頭をガリガリと掻きながら、エヌラスは咳払いを挟んでノワールを見やった。頬を膨らませて睨みあげてきている。普段はそうでもないが、二人きりになると独占欲が強いのか離そうとしてくれない。
「いや、本人いるんだから言えば協力するし……いふぇふぇふぇ、ノワールいてぇ」
「むぅ~!!」
「自分の妹にヤキモチ焼くなよ」
「じゃあユニの方がいいの……?」
「そうじゃなくてだな」
頬を抓られながら何とか納得させようとするが拗ねたノワールが身体を擦り寄せてきた。自分だけを見てくれ、とでも言いたげに。そんないじらしさに、しっかりと身体を抱きしめる。なんと言ってやればいいか。
スピカがムクリと起き上がりノワールに耳打ちする。
(ノワール様、ノワール様。エヌラス様が仰っしゃりたいことは、ちょっとやそっとじゃ貴方への信仰は揺るがないということです。恥ずかしくて言い出せないだけでございましょう)
「……そういうもの?」
(決して姉妹丼がしたいとか、そういった邪な考えではないかと)
「…………ギロリ」
「おいスピカてめぇなに吹き込んだ」
「ご主人様がユニ様と寝たい理由について」
「ほう? なんて?」
「姉妹丼」
エヌラスはスピカをベッドに拘束した。しっかり目隠しと猿ぐつわも鋼糸で噛ませて。ついでに一発殴っといた。
「だぁから、ほら。俺は教会に服役中だろ。ユニにも俺を使わせてやったらどうだって話。どっちが良いとかじゃなくて」
「……」
「あんまそういうワガママ言うなよ。お姉ちゃんだろ」
「……ユニ」
「な、なに? お姉ちゃん」
「今回、だけだからね……エヌラスも。次から、ちゃんと私に言いなさいよ。その……か、貸してあげるから。……アナタも、あんまりユニにうつつを抜かさないように。わかった?」
「ああ、わかってるよ」
「……うん」
厳しい視線を向けていたノワールだったが、柔らかい表情を見せるとユニを手招きする。
「ほら、ユニもいつまでスカート持ち上げてるのよ。お腹冷えちゃうでしょ。こっちに来なさい」
「ありがと、お姉ちゃん」
その場で服を脱いでから、ユニは生まれたままの姿でベッドに身を乗り出した。ノワールが場所を譲ると、エヌラスに抱きつく。裸で触れ合うと、いつもとは違った温もりが胸の奥から湧いてきた。
「……♪ エヌラスさん……」
「……一人でするなんてユニもエッチだな」
「~~、あ、の……それは、その……」
「どんな風にされたい?」
「アタシ……初めて、だから……あの、優しく……ひゃ!?」
エヌラスが触れたユニの秘部は、まだ自慰の火照りが冷めやらないのか濡れた割れ目に指を這わせる。驚いて身体をすくめるが、すぐにその愛撫を受け入れて身体を小刻みに震わせていた。
「ぁ……っん。っ……。ん……ぅ! ぁ、指……入って……」
「…………んぅ」
「どうした、ノワール?」
「……エヌラス」
悩ましい表情でノワールが唇を奪う。舌を入れてくると、口内を丹念に舐め回してくる。足で挟んだ太ももに秘部を擦りつけてきた。
ユニは初めて触られる秘部からの感覚に戸惑いながらもエヌラスに抱きつく。
「さっきと、ぜんぜん……ちがっ、んにゃあぁ……!」
「ん。ユニも、ほら……」
「は、ふあ……? ぁ、んっ……ちゅ……」
顔を近づけると、ノワールがしていたのを真似するように小さな口を開けて懸命に舌を入れてきた。ぎこちない舌使いにリードするようにしてエヌラスはユニの舌を舐める。
「んんんぅ……! ぁ、ふ。ん、ちゅ……ちゅぱっ……んくっ、れろ……あっん……」
最初こそ自分から動いていたユニだったが、熱に浮かされた表情で口内に入り込んでくるエヌラスの舌にされるがまま唾液を与えていた。下腹部から伝わる指の熱さと、割れ目に入り込んでくると膣を吟味するようにゆっくりとした動きで肉壷を押し広げていく。自分の意思とはまったく関係のない他人の指を受け入れる感覚に頭が真っ白になっていた。
顔を離した二人の間には粘膜の糸が引いている。エヌラスが指で軽く陰核を擦ると身体を跳ねさせて、それから腰を抜かしたように抱きついてきた。
「はぁ、はぁ……んっ、あっ……はぁ……今、なん、かぁ……ピリッ、て……頭でぇ……」
「ユニも、準備できてるみたいだな」
「ここから大変よ、ユニ。しっかりしなさいよ?」
「……ふえ? なん、れ……?」