超次元ゲイムネプテューヌZ-血と硝煙と鋼と荒唐無稽- 作:アメリカ兎
エヌラスの部屋は、私物は極力持ち歩いていなかったからか殺風景なもので、備え付けのベッドとソファー。それくらいしか目立つものはなかった。旅支度のバッグが一つ、部屋の隅に投げ置かれているくらいである。
明かりは消してあった。部屋に差し込むのは、閉めきったカーテンから漏れるわずかな月明かりだけだ。部屋につくなりネプテューヌはベッドに腰掛ける。
「よいしょっ、と」
「……っていうか、そんな簡単にいいのかよ」
「え?」
「まぁ、プルルートもだが……」
「そんな深く考えこまなくたっていいよ、エヌラス。私がしたいって言ってるんだし。分かったらほら脱いで脱いで」
「なんでテメェに催促されねぇといけねぇんだよ……」
とはいえ相手が全裸である以上はこちらも脱がなければならない。エヌラスが服を脱いでいくと、ネプテューヌの顔がみるみる赤くなっていく。
「……なんだよ」
「――へ?」
「いや、へ? じゃなくて……なんで顔赤くしてんだ」
「え、え~っと……あはは。何か改まってエヌラスの裸見てたら恥ずかしくなってきちゃった」
今は怪我のひどい場所を隠すように包帯が巻かれているが、鍛え上げた肉体は長身の体躯を決して貧相な物には見せなかった。浮き上がる筋肉質な肉体はまるで美術品の彫刻のように見える。一分の隙もなく鍛えた肉体は、というのも魔術と秘術である内氣功を扱う上で過不足なく必要な量の訓練を積んできた賜物。副産物であった。
「結構、体格いいよね」
「……お前はそりゃもう貧相で残念だけどな」
「し、しょーがないじゃん! だって私変身してないとこんなんだもん!」
つるーん、ぺたーん。
「貧乳はステータスだよ?」
「幼児体型はステータスに含まれるのか……?」
「うっ……そこを聞かれるとエヌラスがペドフィリアに」
「テメェ……! ロリコンは百歩譲るにしてもペドはねぇぞ俺……!」
「あ、そこ認めるんだ」
「認めてねぇし」
下着一枚でネプテューヌの隣に座ると、意外そうな顔をしていた。
「な、なんで隣? こういう時って普通ガバーって押し倒すものじゃないの?」
「そういうのはな、理性が負けた男のやることだ」
生憎と魔術を扱う上で最重要視されるのは理性だ。感情と激情を理性で御する、その上で術を行使する――それが出来なければ身を滅ぼす。
エヌラスはネプテューヌの頬に手を添えた。
「ぴゃ……!」
「……やっぱ怖いんじゃねぇか、ちょっと震えてるし」
「だ、だって……夕方にほっぺた引っ張られたし。またやられるのかなーって」
「お前がふざけたこと言うからだろ。なにが「アイドルやるから」だ、このバカタレめ」
「バカって言ったほうがバカなんだよバカタレー」
「またバカって言いやがったな」
「先に言ったの、エヌラスだも――ん……」
唇を塞ぐ。すぐに離すと、首に手を回して抱きついてくるネプテューヌを膝の上に乗せた。向かい合う形で微笑む。
「もう、またそうやって……卑怯だよ」
「やかまし……」
今度はエヌラスの唇が塞がれた。離れると、悪戯っぽく笑う。
「ふふん、今度は私の勝ちー」
「どうやって勝敗分けるんだよ」
「んー、アダルティな本だと先にイッた方が負けだけど……」
「ほう」
「ほ、ほうって何!? それ絶対私負けるよね!? 初めてなんだからハンデくらいいいよね?」
「……別に勝負方法それで確定したわけじゃねーんだけどな。それでいいのか?」
「ぅ――こ、こんな硬くしてぇ、もーエヌラスは仕方ないなぁ……うわ……ホントに入るのかなこれ……」
「そういう風に女の身体は出来てるんだろ、っと」
「ねぷ!」
ネプテューヌの腰に手を回し、身体を反転させる。
「お、押し倒すのは理性が負けた奴のすることだってエロイ人が言ってた」
「残念ながら俺はエロいんだよ」
「だよねー。ぷるるんとノワールとエロエロだも、んねぇ! んぅ、くすぐった……!」
指先が触れるか、触れないかという柔らかいタッチにネプテューヌが口元を抑えて身体をくねらせる。身体をまさぐるような手つきに笑いを堪えていたが、やがて熱のこもった吐息が漏れた。
「ふぅ……ん……エヌラス、その触り方……やらし……」
「ふははーどうだエロいだろー」
「棒読みなの、にぃ、感じちゃうの悔しぃ~……いひぃん!?」
ふと、もの寂しげにしていた乳首を弾く。不意に襲い来る刺激にネプテューヌが身体を強ばらせた。ピンク色のまだ小さな蕾。汚れを知らない綺麗な色をしている二つの胸に手を当てる。驚くほど平坦だが、構いはしない。
「ん、ふ。フフ、くすぐった……クフッ、ダメ……!」
“っていうかこの野郎ホントやかましいな……口塞いだれ”
「アハ、ダメ――んんッ!?」
笑い声をあげそうになるネプテューヌと唇を重ねて、無理やり黙らせながら前戯でイジメ倒す。
「ぁ、フ……ん、ぷぁ――ん、ちゅ……」
刺激されて、激しく舌を絡ませてくる。エヌラスは口内に舌を潜り込ませて口内を嬲るように舌を入れた。それに驚いたのか、身体を跳ねさせたネプテューヌを逃さまいと抱きしめる。
「んんぅ、ふあぁ、エヌラ、スゥ。こんな――んぷ、あっふぁ……」
「なんだよ、嫌か?」
「やじゃないけど……こんなの、わたし、ダメだよぉ……」
「元々ダメな女神だろうがお前」
「酷い、なぁもう……」
惚けた吐息を漏らすネプテューヌの様子を確かめて、小休止を挟んだ。モジモジと股を擦り合わせて――その小さな秘部に手が伸びていることに気づく。
「私のここ、こんなちっちゃいけど……いいの?」
「良いも悪いもねぇよ。入ればみんな一緒だ」
「ぅわ最低だ……」
「てんめ、前戯なしでぶっこむぞ」
「それすっごく痛い奴だよね……」
そう言いながらもネプテューヌの手は自慰行為に走っていた。じっくりとした緩慢な動きではあるが、それが卑猥な音で濡れ始める。
「だから、私……ん、ん……こう、やってぇ……準備、しとくね?」
「ネプテューヌ」
「ふぁ……あぁ……ん、なに? エヌラス」
「エロい」
「ねぷぅ……」
エヌラスはそれに顔を近づけると、ネプテューヌが自分で秘部を広げた。
「んひ――エヌラス、息くすぐったいよぉ」
「それどころじゃなくしてやる」
「んひゃぁぁ!?」
息を吹きかけ、悶えた隙に舌を這わせて舐め上げる。それだけで感じたことのない刺激に背を震わせた。キツく股を閉じて、エヌラスの頭を挟み込む形になる。それがますますネプテューヌにとってはまずい状況となった。離したいのに、気持よくて離せない。引き離そうと頭に手を添えて、ぬるりとした熱い感触が秘部を這う。ぬるりと入り込んでくる。
「はっ、あぁ――だ、ダメだって、ばぁ……! 中、おかしくなっちゃ――!」
入れた舌先がきゅうきゅうと締め付けられていた。身体に見合って相当にキツイだろうな、と思いながらエヌラスは舌で濡らすのをやめない。頭を抱きしめられていては引き離すこともできないだろうに、ネプテューヌはそれどころではなくなっていた。
「あ、あ、ダメ、きちゃ、う――イく? イく、から、あぁぁぁ――! あ、あー……あぁー……らめって、いっひゃ、のひ……」
ちゅる――愛液を舐め取り、口元を拭いながらエヌラスが深く息を吐く。
「人の頭抱きしめておいてよく言う。首折れるかと思ったわ」
「はぁー、ハァ、はぁ……いじわる……」
「悪かったな」
とはいえ、本番はこれからだ。ネプテューヌもそれに気づいて、下着を脱いだエヌラスを見て身体を投げ出していた――どうやらもう好きにしろ、ということらしい。
ここまで来て「いいのか?」等と無粋なことは聞くまい。エヌラスはすっかり勃起してしまっている陰茎を秘部に押し当てる。先端がキスをして、愛液を擦りつけて滑らせた。
「んっ、熱……ていうか、やっぱ、入らないってぇ……」
「全部は無理だろうな」
「縦じゃなくて、横の話だから」
「なんとかなるだろ」
「や、だって、それじゃ私、エヌラスの覚えちゃうよぉ……」
「エロい」
「…………バカー、エロ魔人ー、変態国王ー……!」
「なんだとこのエロの国の女神が」
「エロくないもーん、プラネテューヌの女神だもんー」
五体投地。エヌラスはキツイ入り口に押し込み、半ば無理やり挿入する。
「ひぐッ……!? あっ、ん……やっ、ぱ……結構、キツいよ」
「だろう、な。俺も思う……」
「でも、抜かないんでしょ?」
「そりゃあな」
「ひうっ!? ん、くっ。入ってる、奥まで――来て、るからぁ……!」
亀頭を咥え込んだ秘部から一度腰を引いて、ゆっくりと押し広げていく。絡みつく膣口の狭さからネプテューヌも苦しいのか、息が上がっていた。十分に濡らして広げたはずの秘部だが、それでも体格差からくるサイズの差は埋められない。
「ッ――ここまで、だな」
「ぅあ……私のお腹、ちょっと出ちゃってる……ていうか、入っちゃってるんだよねコレ……」
ネプテューヌが膨れた下腹部を擦る。それだけでより大きな快楽に身体を震わせた。
「動ける?」
「まぁ、な。つか、やっぱキツイな……」
「分かってたことじゃんー……」
エヌラスが腰を引くだけで、自分の意思とは関係なしに離さまいとする自分の身体に、無意識の快感が背筋を電流のように駆け上がる。
「あっ、きゅうきゅうって、締め付け……あん!」
「お前……声、抑えろよ……」
「無理、無理無理ぃ、こんらの、我慢、できなひぃん!」
「だぁーもう、テメェ本当にこの野郎!」