超次元ゲイムネプテューヌZ-血と硝煙と鋼と荒唐無稽- 作:アメリカ兎
頬を撫でて、唇を持ち上げながら口づけを交わす。何度も繰り返される愛撫に、ユウコが堪え切れないといった様子で見つめてくる。
エヌラスが身体を抱き上げると、体重を預けてきた。
「……ん」
小さく吐息を漏らして、エヌラスの下着に顔を近づけると中から竿を取り出す。手で優しく包んでから先端を咥えた。根本からゆっくりと手でさする。唾液で丹念に濡らすと、今度は胸で挟み込む。谷間に包み込まれて左右から強く押しつけられる乳房の圧力がなんとも心地良い。
ゆっくりとした動きだが、それが逆に密着感を感じさせていた。
「どう?」
「そのまま頼む」
「身体の怪我、大丈夫? ん、しょ」
エヌラスの身体を気遣いながら、ユウコは胸を上下に動かす。谷間で脈打つ陰茎の熱さに顔まで赤くしている。それに応えるように銀鍵守護器官は淡く輝いていた。
「こいつのおかげでな、痛みはない」
「じゃあ、もうちょっと動くね。……気持ちよさそうな顔して、そんなに私のおっぱい気持ちいいの?」
「当たり前だろ……っ」
「ぁ、言っておくけど……その、顔にはかけないでよ?」
「なんで」
「なんでって、そりゃ……綺麗にするの、大変なんだから」
「……じゃあこのまま、胸に出すのはいいのか?」
「それも、んっしょ、ちょっと、やめてほしいかな……」
ならどうしろと。エヌラスが疑問に思いながらユウコの顔を見つめていると、顔色を窺うように見上げながら先端にキスをした。
「……出すなら、こっちか、えっと……その、あの、えーっと……し、下の方で……ね?」
「…………くそかわいいかよ」
「~~~~、かむよ……!?」
「やめれ」
耳まで赤くして、谷間の拘束を緩めると今度は口内に頬張る。歯に当たらないように気を使いながら何度も咥えていた。唾液と舌で滑らかに口の中を満たしていく熱い口淫にエヌラスが思わず背筋を震わせる。脈打つ陰茎にユウコは一度口を離した。
「出す時は、ちゃんと言ってよ?」
「注文が多いな」
「ぅ、ぅるせぃやい……しょうがないでしょ……ここ病院だし……汚すわけにはいかないし」
「その代わりにお前を汚すのは良し、と」
「そういう言い方はちょっと、なんか……えっち過ぎる気がする……」
「人のモノに頬ずりしながら言える台詞か」
「────か、噛むよ!? あぐっ」
「いてっててて、悪かったって」
前歯で軽く噛まれる。少しだけ痛かったが、それだけだった。頬を膨らませながら顔を近づけ、ゆっくりとエヌラスを押し倒す。
「ゴム……とか、持ってたりする?」
「……あー。今はちょっと、持ち合わせてないな……」
「そっか……えっと、じゃあ」
「……また今度にするか?」
「──このままで、いい……よ?」
熱く湿った下着を押しつけるようにユウコは腰を下ろした。そのまま緩やかに前後させていく。身体を震わせながら、吐息をこぼす。
「ん、ふぅ……ふっ……。んっ、ほら……えっと……後処理とか考えるなら、中で……えと」
「……くそエロかよ」
「うぅぅ……わ、わた──私だって色々我慢してるし溜まってるんだから……あんまそういうこと言わないでってば……」
激務に追われる商業国家国王ともなれば、やはり相応に色恋沙汰は溜まるもので。しかしながらそれを発散する方法というものも限られるわけであって。
「……一人でしたりとかはしないのか?」
「…………たまに……ぁっ、ほ、ほんとに、ごく、まれに……だからね……? いつもしてるわけじゃないからそこだけは勘違いしないでね」
「いや別に回数はどうでもいいんだが」
「?」
「……」
「……~~~~」
みるみる赤くなるユウコが目尻に涙を浮かべている。少し意地悪が過ぎただろうか。エヌラスは身体を起こして頬を寄せると身体を抱きしめた。腰を密着させて、下着をずらす。熱く湿った割れ目に男根をあてがうと少しだけ身体を震わせる。
「悪かった悪かった。イジワルし過ぎたな?」
「……バカ……君以外のことなんて、考えてないもん……」
「挿れるぞ」
「うん……ん──っ」
先端が入り口に触れると、窮屈な割れ目が侵入を拒んでいた。だが、ユウコは自分からも腰を下ろして挿入させようとするものの息苦しさから思うように入らない。何度か深呼吸を繰り返してから、深く息を吸い込み、半ばむりやりといった様子でエヌラスを受け入れる。
「ぅ……っ~~……う、ぅぅ……なんで、こんな……おっきぃかなぁ……エヌラスの……!」
「そんなの俺が知るか……っていうか、ユウコ。大丈夫か? 無理するなよ?」
「……君に言われたくないし」
現在進行系で無理と無茶と無謀を押し通しているような相手に気遣われるというのは、ユウコにとって少しだけ不愉快だった。わずかに腰を浮かせてから、再び落とす。まだ馴染まない結合部からは、愛液と僅かに血が出ていた。だが、その痛みよりも勝る感触に頬を綻ばせながら腰を少しずつ動かしていく。
「ほら、いいの? 私、勝手に動いちゃうよ?」
「それでも気持ちいいんだけどな……でも、なんか腹立つからお返しだ」
「んぅっ」
エヌラスが腰を浮かせると、子宮を押し上げる息苦しさで声が漏れる。無理に挿れたからか、ユウコも少しつらそうな表情を見せていた。引き抜き、先端で入り口を慣らすように何度も浅くせめていく。それからもう一度半ばほどまで挿入し、動きを止めた。
「はぁっ、んっ……ふぅ……ふぅ、んっ……。うごか、ないの?」
「……いや、キツそうだったから少し慣らしておこうかと思ってな」
「んッ~……気にしなくても、いいのに……くっうん……!」
口元を手で隠しながらユウコは肩で息を整える。
抱きしめた身体の鼓動が重なり、エヌラスは深く息を吸い込んだ。ドラッグシガーよりもやはり本物から漂ってくるシャンプーの香りが胸を満たしてくる。それがおかしくて、ユウコの頬が綻ぶと、なぜか涙がこみ上げてきた。
「ぇ……あれ……、ちょ、ごめん……えっ、あ……」
「どうした?」
「なんか、気が緩んだからか、な……へんなの──」
左目の傷跡。全身の傷跡。ヒビの入った右腕。昔に比べて、随分と怪我が増えた。それが、何のためで、誰のためで。気づかなかった自分の愚かさに嫌気が差す。
「──ユウコ」
「ふえ……? ん、んんっ!?」
涙を流すユウコの唇を塞ぎ、嗚咽を漏らす口に舌を入れる。それを拒もうとするが、エヌラスは頭を抱き寄せて離さなかった。そのまま腰を動かして突き上げると、不意に襲いくる快感に身体を強張らせる。
「ふ、ぁ。ん、エヌラス、待っ……んっ、ぷぁ! んぅ~~……!! 突いちゃ、や……んっ! っく……! ぁっ、あむ……ん……」
最初こそ抵抗したが、徐々に諦めてエヌラスの腰使いを受け入れたユウコが顔を離すとすっかりトロけた表情で小さく短い嬌声を挙げていた。それに合わせて肉壷も窮屈さよりも密着感が感じられて滑りも良くなっている。これなら、と動きを激しくすると腰を震わせていた。
「ん、ぁ! エヌラス……! 待っ、て……激しくしちゃ……!」
「っ……ユウコ、そろそろ──」
「えっ……あっ……ん! それなら、いいよ……はやく、出しちゃって……!」
腰を掴み、エヌラスが深く突き上げるとそのまま果てる。膣内で脈打つ陰茎から熱が染み出し、ユウコも息を整えながら射精を受け入れていた。
「ぁ……中、で……跳ねてる……」
「ん……っ……くぅ……!」
「んっ、そ……まだ出て……もう……ちょっ、と出しすぎ……」
「はぁ……ふ……悪い……っ」
引き抜こうとするエヌラスに、ユウコが慌ててしがみつく。
「……ユウコ?」
「えっ……と……あの、ね……? もうちょっとだけ、このまま……繋がってたいな……って」
「……ていっ」
「ひゃ、んッ!? ……~~~~!!」
自分でも驚くほど大きな声が出たことで口を覆う。エヌラスは押し込んだ陰茎を引き抜いた。ユウコはこぼれる精液をジッと見つめて、浅い吐息を繰り返す。白く染まった竿に顔を近づけると、裏筋を根本から舐め上げた。
「ほら、綺麗に……する、から……じっとして? れろっ……ん、変な味……」
「……もうちょっと、根本の辺り……そう、その辺……っ」
「こ、う? うん……ン……」
丁寧に舐め取り、先端まで綺麗にすると喉を鳴らして飲み込む。苦い顔をしているが、口を開けると舐め取った分の精液を飲み干したと見せる。
「掃除フェラまでやってくれるとか、どこで勉強してくるんだよ……」
「べ、べべ勉強なんてしてないし……君が教えてくれたんだし……」
「…………そうだっけ?」
「もしかして、覚えてない……?」
「あー……お前のことを好き放題したくらいしか記憶に」
「……ドスケベ変態絶倫野郎」
ふてくされた様子で頬を膨らませてそっぽを向くユウコを引き寄せて、エヌラスはティッシュで割れ目から溢れる精液を綺麗に拭き取った。
布団にくるまりながら、二人で身体を寄せ合う。汗が引くまでの間だけでも、と思っていたのだが思いの外ユウコがしっかりと抱きついてくる。
「…………」
「…………」
「………………」
「……なんか、言ってよ」
「えー……と……すげぇ良かった」
「──そ、そういう話題じゃなくって……!」
胸板に顔を埋めながら必死に否定するが、素直な感想なので返答に困っていた。エヌラスはそんな頭を撫でながら、思考を巡らせる。
「なんかって……なんだよ?」
「だから、その……えっと……あの……、うん。ぷるちゃんとかさ……この後のこと」
「どうにかする」
「のわちゃん相手に満足に戦えなかったくせに」
「そのためにお前がいるんだろうが。ピーシェは任せていいか?」
「……あんまり気は進まないけど、悪い子にはちゃんとお仕置きしないとね」
左手を繋ぐと、自分の頬に添えてユウコが微笑んだ。
「その代わり。何がなんでも、ちゃーんとぷるちゃんはお前がどうにかすること。わかった? いい? 一人でできる? 大丈夫?」
「おっぱい揉んだら頑張れる気がする」
「そんなわけ…………ある、の? なら、いいけど……」
「いや冗談だけどよ」
「…………」
無言でエヌラスの頬を抓る。頬肉がちぎれんばかりの勢いで引っ張られ、そのまま拗ねて背中を向けた。
痛む頬を擦りながら、背中から抱きしめて目を瞑る。
今はただ、この手の中にある温もりが愛おしい。その為なら、もう少しだけ頑張れる。
「ユウコ──」
「んー……? どうしたの、エヌラス……?」
「…………んー……」
「……寝付き、いいんだから」
穏やかな寝息を立てるエヌラスの手を取りながら、ユウコも目蓋を閉じた。
──できるだけ早く起きて病院を後にしようと考えながら。