超次元ゲイムネプテューヌZ-血と硝煙と鋼と荒唐無稽- 作:アメリカ兎
スピカが男根を引き抜くと、膣内から精液が溢れてくる。竿に塗りたくるように陰部を押し付けてると、今度はカルネが顔を近づけてきた。そのまま舌で掃除を始める。
「ん、っしょ。んふふ~、ご主人様ってば本当こっちは元気ですね」
「頭おかしくなりそうだ……」
「お気を確かに、ご主人様」
「気が触れそうだ……」
休む暇なく、カルネは既に濡れた陰部に挿入していた。浅く先端を咥えてこんで軽く慣らすと、根本まで飲み込んでいく。スピカとはまた違う熱い膣肉の感触に包まれた男根が早くも震えた。名器にアタッチメントを切り替えた、というのも本当なのだろう。
腰を押しつけ、膣でしゃぶるようにカルネが小刻みに動く。にんまりと笑いながら、エヌラスの反応を楽しんでいた。その一方で、スピカは上体を起こさせると背後に回り込んで抱きつく。背中に押し当てられた。耳元に吐息を吹きかけて、耳たぶを甘噛みしてくる。
「じゃあ、動きますよご主人様。そのままで大丈夫ですからね」
カルネの腰の動きに合わせて波のように快感が押し寄せてきた。ゆったりとしたストロークは、当人も感覚を楽しんでいるのがわかる。熱い吐息を漏らし、嬌声交じりの声でこちらの様子を窺ってきていた。
「ご主人様。せっかくですので、私もいただきますね」
「は、っ? いただくって、なにを……?」
眉をひそめるエヌラスの頬に手を添えて、舌を出しながらスピカが唇を貪る。唾液を啜るように舌を奥深くまで絡めながら、何度も何度も喉を鳴らして飲み込んでいく。背後から聞こえてくる濃厚なキスの音にカルネが物欲しそうな表情で見つめていた。
「も~、スピカ姉いっつも、ズルい」
「うるさいですよ、カルネ。んっ、ふぅ……ハァ、はむっ……」
唇を甘噛みするようにエヌラスとキスを繰り返し、カルネを挑発するような眼差しを向ける。
頬を膨らませて、カルネは一度男根を引き抜くと体位を変え、向かい合う形で再び奥まで挿入した。裏筋と亀頭で別々な快感に襲われて精液がせり上がってくる。
「ご主人の、精液、早く、くださいよぉ」
「んっ、むっ、ッ~~!!」
「んん……」
スピカに唇を奪われたまま、エヌラスはカルネの腰に手を回して抱き寄せた。それに恍惚とした笑みを浮かべながら自ら激しく腰を動かし、エヌラスから精液を搾り取る。膣内で跳ねるように脈動する男根から注がれる精液に、身体を震わせてた。
「んぅ、ふぅ!! ご主人……ご主人んぅ……♪」
「っ……く、ぅ……! カルネ……、お前な……ちっとは、加減」
「ぐぅりぐり~、もっと、くださいよぉご主人様ぁ」
「っぉあ……!」
締め上げてくる膣にエヌラスが一滴残らず吐き出すと、射精が収まってきた頃にカルネが引き抜く。中に注がれて溢れた精液を見つめながら、心底嬉しそうに笑顔を見せていた。
「うへへ……ご主人様の、精液いっぱい貰っちゃった……」
「まったく、バカルネは本当にドスケベなんですから。一度と言わず二度でも三度でもお仕置きしてはいかがです、ご主人様?」
「そうしてやりたいのは山々だが、それはお仕置きにならねぇんだよコイツ……」
「それもそうですね。悦びそうですし」
「ご主人様が望むなら、私はどこまでも付き合います。ですから~、ご主人さまぁ、もっとくださいよぉ。お賃金貰ってないんですから、こっちでくれてもいいじゃないですか~」
カルネが身体を擦り寄せてくる。素肌が触れ合うだけでもどこかくすぐったい。だが、スピカが不意にエヌラスの魔術回路に触れた。それは、第二の神経として機能しているだけに声にならない苦痛が電流のように襲いかかってくる。
「ってぇ!? 何すんだ、スピカ!」
「あら、まだこの辺りは生きてるみたいですね。なるほどなるほど……ご主人様、相当な苦痛と存じ上げるのは承知の上で施術させていただきます」
「──待て、施術ってまさかお前」
「カルネ。ご主人様の注意を全身全霊で逸らしなさい」
「麻酔はどうした」
「そんなものが都合よくあるはずもないのでお覚悟を」
スピカの手がエヌラスの背中に触れた。それだけで神経を引き剥がされるような激痛に、全身に嫌な汗が吹き出してくる。しかし、カルネは言われた通りに注意を引こうと跨って男根を手で包み込んでいた。
「おま、スピカ……! なに怒っ、いぃってぇぇあああ!!!」
「じゃあご主人様。スピカ姉に言われたのでちょっといただきますね。そぉれっ、下のお口であ~んしちゃいます」
「別に怒ってませんよ? ええ、全然まったくこれっぽっちも怒ってませんとも。ただご主人様の下の頭がとても聡明だったようなのでもしやと思っただけです。ド変態」
「メチャクチャ怒ってんじゃねぇかっ! カルネ、お前も、ちょっと待っ!」
「や~です~、これまで溜まりに溜まったお支払い請求をご主人さまのたくましいおちんぽさんで解消していただきますので、差し押さえさせていただきますね! ほらほらぁ、ご主人様だって満更でもないじゃないですかぁ、こんなに固くしちゃって」
復活を果たしたのはエヌラスの意思ではなく、銀鍵守護器官による自己再生だ。そちらの方にまで効果が及ぶだけに手に負えない。それをいいことにカルネは早くも二回戦を楽しんでいる。完全にペースを握られ、されるがままだが反撃に出ようにもスピカによる麻酔無しの施術による激痛が身体を苛む。天国と地獄がいっぺんに押し寄せてくる情報量の津波に脳神経が悲鳴を上げていた。
しかし、スピカの施術は脊椎周辺の魔術回路を整頓している。手元が狂えば何が起きるかわからないだけにエヌラスはカルネの身体を抱きしめて痛みに耐えていた。
「きゃふんっ」
「ふーっ……! ふーっ……、カルネ、しばらくこのまま、動くな……!」
「うえへへへへ……ご主人様に痛いくらい抱き締められて幸せですぅ……腰から下は動かしててもいいですか? カルネの奥でノックしててとっても気持ちいいですけど」
「頼むから、馬鹿言わず動くな……!」
「も~、こんな状態でおあずけなんてご主人様ってば酷い人ですね」
背中から嫌な音が聞こえてくる。だが、それもすぐに終わったのかスピカの手が離れた。
「終わりましたよ、ご主人様」
「おまえ……なにしやがんだ……」
「そうですね。多少強引でしたが、背面の魔術回路を少々加工させていただきました。お加減はいかがでしょう」
スピカに言われてエヌラスは呼吸を整える。そして、全身の具合を確かめた。言われてみれば多少調子が戻っている。だが、手足の末端はまだ感覚が薄い。それを察したのか笑みを浮かべているスピカの手は真っ赤になっていた。それは楽しみを堪えきれない満開の笑顔で。
「では、手術を開始いたしますねご主人様?」
「この鬼畜メイドがぁぁぁ……!!!」
──どれほどの時間が経過しただろうか。エヌラスは麻酔も無しに全身の魔術回路に直接手を加えられて感覚が麻痺していた。痺れる手足に力が入らない。その間、ずっとカルネが淫乱の限りを尽くしていたので精魂尽き果てていた。体力と気力の双方を吸い取ってすっかりご機嫌なメイドは無邪気な笑みに恍惚の色を浮かべて裸身を添えて頬ずりをしている。
両手を真っ赤に染めたスピカは、血を舐め取りながら返り血で濡れた身体を見下ろす。
「今は身体が痺れて動けないでしょうが、じきに動けます」
「…………」
「ああ、申し訳ございません。声も出せない状態でしたね、ご主人様」
「────」
それでも読唇術でスピカはエヌラスが言おうとしている言葉を汲み取ると、静かに頷いた。
「ええ。どうぞ、いくらでもお好きになさってかまいませんよ。私達は貴方様だけのメイドですから。乱暴の限りも陵辱の限りも受け入れます」
「……────、ぬ」
「ぬ?」
「──ぅぅぅぅ……、ぉぉぉあああぁぁ……!!」
スピカが目を丸くしている。全身麻痺状態で、歯を食い縛りながら左手をわななかせながらぎこちなくも手をつき、立ち上がろうとしている。銀鍵守護器官の魔力燃焼効率が大幅に上がっているのか、より鮮明に浮かび上がる魔力燐光が全身に広がっていた。
赤い顔で、半分涙目になりながらもエヌラスは立ち上がる。死ぬほど痛かった。メチャクチャに痛かった。激痛などと呼ぶのも生易しい手術(麻酔無し)を乗り越えて思うのはただ一つ──まだ自分が生きていることに感謝。
そして腕の調子を確認してから、とりあえずスピカの顔を殴りつける。
「痛いです、ご主人様」
「ったりめぇだ痛くしてんだよ! アーウィル爺でもやらねぇような手術しやがって! 頭イカれそうだったわ!」
「それくらいしないとご主人様に効果は無いかと思いまして」
「効果はバツグンだったな! ありがとよクソが! おかげで変に絶好調だ!」
「あら、そちらも絶好調なようで何よりですおほほ」
エヌラスの堂に入った回し蹴りがスピカの頬を捉え、そのまま三回転して浴場のマットに倒れ込んだ。カルネが下敷きにされて潰れている。
「むぎゅ。スピカ姉、重い」
「仕方ないでしょう。全身に暗器仕込んでいるんですから、貴方と違って」
「てめぇのお望み通り朝まで好き勝手させてもらおうじゃねぇかスピカこの野郎、続きはベッドでヤラせてもらう」
「お手柔らかにお願いしますよ、ご主人様。もちろん社交辞令ですが」
クスクスと薄く笑みを浮かべるスピカが立ち上がり、無理に立ち上がったせいでふらつくエヌラスの身体を支えた。カルネはまだ快楽の余韻に浸っているのか、真っ赤なマットに寝転がったまま二人を見上げている。
「ご主人様ー、カルネもご一緒したいですー」
「やかましい……お前は風呂場の掃除しておけ……」
「あれだけ前も後ろもヤッておきながらまだ足りないとか。欲深いにも程があるでしょう」
「ぶー……わかりましたぁ。スピカ姉に譲る」
「わかればいいのですよ。ではご主人様、続きは二人きりでしっぽりと」
「とりあえずお前の手足を縛りつけてからやるわ……」
「あら刺激的ですこと。どんなお仕置きをされるか、少々楽しみになってきました」
浴場から立ち去っていく二人を見送って、カルネは自分の股から溢れてくる精液を見つめて愛おしそうに自分の頬に両手を添える。
「えへへへへ……うへへへ……ご主人様のたっぷり貰っちゃったからもっと頑張れそう」
「ああ、そうそうカルネ。言い忘れていました」
「なに、スピカ姉?」
「朝食の用意も忘れないようにお願いしますよ。特に精がつきそうな物と魔物メシで」
「……えー」
げんなりとした様子で戻ってきたスピカに手を振った。
相変わらずちゃっかりと美味しいところはかっさらっていく姉に、カルネはマットに寝転ぶ。
だがそれも無理のない話だ。
──どうせ夜が明けたら、黄金の頂に集まっている残党とも決着をつけなければならない。決戦前夜にくらい夜遊びしたってメイドの神様は許してくれるだろう。