クマ吉君の野望【2次創作短編集】 作:堀 吉之助
「な……なんだこりゃ」
キリトはガラスに映った自分の姿に驚いた。
線の細い首筋まで黒髪が伸び、ぱっちりとした黒の目。それに整った顔立ちが、彼の姿。どこから見ても美少女と言っていい。
「……」
口を開けたままキリトは呆然とガラスを見つめた。嫌な汗が背中を流れていく。
数年前に惨劇を引き起こしたSAO事件から派生したVRMMORPGは今や多くの企業に運営され、このGGOもその一つである。この世界の特徴としては「銃」があげられるだろう。そんなことは「あれ」にはどうでもいいけど。
キリトは半ばあきらめたように肩を落とし、とぼとぼと歩き始めた。
「彼」の本名は桐ケ谷和人。その名前からわかるように正真正銘の男である。現実世界の容姿を普段から知り合いに「女顔」と言われ、気にしているところへあてがわれたアバターがどう見ても女の子にしかみえないのだ。しかも彼のアバターは他のVRMMORPGからのコンバート。平たく言えばステータスなどを引き継いでいる強力なデータである。消すわけにもいかない。
キリトがGGOの世界に来たのはある事件を調査するためだった。<死銃>事件。仮想世界であるはずのGGOの世界でその銃で撃たれたら現実で「死」にいたる。その不気味な調査を依頼されたキリトはわざわざコンバートしてまでやってきた。
普通であればそのような危険な調査を頼まれるだけで異常といっていいだろう。しかし、キリトはあのSAOでのクリアに多大な貢献をした英雄として名高い「黒の剣士」。その人であった。
かといってこれはゲームだ。たとえ何か一つゲームで勇名を馳せようとなんだろうと、他のゲームの勝手がわかる。なんてことはない。
キリトは街を歩きながら、これからのことをぼんやりと考え始めた。とりあえずは装備を整えるべきだろう。次に考えるべきは、
「協力者か……? まあ、どっちにしろ誰かに聞いた方が早いよな」
そのことだろう。
キリトはあたりを見回した。街の中心地と言うこともあり、人どおりは多い。しかし、知り合いでもないのに数人で歩いているグループに話しかけるのは気が引ける。キリトは一人の人間はいないかと探した。
居た。通りに面した建物の壁に身を預けてぽつんと立っている水色の髪をした女の子。なにをしているのだろうか、道行く人をぼけーと見つめている。
キリトは人ごみをかき分けて女の子に近づいた。女の子はマフラーにジャケット、それに前の空いたカーゴパンツ、その中にホットパンツをはいているという奇抜な格好をしていた。といってもゲーム内のこと、他に変な格好をしたものはいくらでもいる。
キリトは女の子に話しかけた。
「あの、ちょっといいですか?」
「いいよー、わたしはねーシノンーよろしくねーなーにーどうしたんのー」
ぽけーとした顔で口早に返すシノン。天気を見るように上を見上げながらも体だけキリトの方を向く。口元がにへらと緩んでいる。
やばいのに話しかけた。キリトはそう思いながら引きつった顔で続ける。話しかけた手前すぐ離れるのは気が引ける。
「えっ、えっと。道を聞きたいんだけど」
無難な質問。聞いたらすぐ逃げれる。
「道はねー今踏んでるよ」
謎の答え。固まるキリト。
「あははははっは」
急にシノンが笑い出した。通りで笑うプレイヤーなどいくらでもいる、道を歩く人々は気にもかけない。異変とすら思わない。そうキリト以外は。
「あ、あんた本当に大丈夫か? いったいどうしたんだ?」
キリトの尻にクマ吉は注射器を突っ込んだ。
「うおおおお??」
いきなりの衝撃にキリトは混乱する。シノンはなお笑う。
ぐいぐいとクマ吉は注射器を入れ込む。注射器の液体がキリトの中に入っていく。服の上からでもその感覚が現実の「本体」に伝わる。そしてゲーム内では状態異常を引き起こす。
「だ、だれだ……」
薄れゆく意識の中でキリトは振りかえった。最後に見えたのは「クマ」が笑っている姿だった。
「おれねーきりとー」
「わたしねーしのんー」
不思議な自己紹介をしながらふらふらキリトとシノンは街中を歩いていく。あきらかに混乱していた。
「ねえ、ちょっと。あなた」
「う、ん?」
聞き覚えのある女の子の声にキリトは目を覚ました。ぼんやりした頭で見回すとどこかの建物の中らしい。木造の作りにいくつかの窓。それ以外は特に何もない。
「あ、あ、れ」
ぐっとキリトは起き上ろうとしたが立ち上がれなかった。手足が縛られているらしい。
「やっと起きた。ねえ、君。ここがどこかわかる?」
キリトが振り向くと青い髪の少女、シノンがいた。彼女も同じように縛られているらしい。
「しゃ、しゃべった?」
「な、なによそれ。人を化け物みたいに!」
キリトが驚いて後ずさりすることにシノンが抗議の声を上げた。だがシノンとキリトの初対面の記憶が彼女にあれば、むしろ恥ずかしくて赤くなるだろう。クマ吉印の薬の効果は抜群だった。
キリトは息を吐いて落ち着き。あやまった。
「ごめん。ここがどこか…………ごめん、それはわからない」
そっかとシノンは目を背けた。少し声が小さいのは不安だからだろう。
ぐふふふふ
「誰だ!!」
「誰!」
気持ちの悪い笑い声に二人は身構えた。キリト頭の中に最後に見たクマの顔が浮かんでくる。いや、良く考えたら丸っこい顔につぶらな瞳のあれはクマだろうか。
「ぐふふふふふふ」
暗闇からクマ吉が出てきた。服など着ていない。靴下は履いている。
「……………」
「……………」
キリトとシノンは口を開けて呆けた顔をした。頭がついていかない。
クマ吉は腰を振りながら二人に近づいた。股についた肉棒が揺れる。
「きゃ、きゃあああああああ???」
シノンが真っ赤になって悲鳴を上げた。クマ吉は「いぃ」と口に出しながらよだれを垂らす。見られることはご褒美と言っていい。キリトははっとしていった。
「誰だお前は! というかなんだお前!!」
「ち、違うよ! 僕はただ、裸になると何か興奮すると気が付いただけなんだ!!」
「へあ?」
あまりに理解の範疇を超えた答えにキリトは素っ頓狂な声を上げた。シノンは目をつぶって横を向いている。クマ吉は「ふううう」と言いながらキリトに体を見せびらかす。
「あ、あんた」
シノンが目をつむったまま、声を上げる。
「もし『私たち』にい、いやらしいこととかしたら。運営から即強制的にログアウトされるんだからね!」
私たち。というのはシノンの勘違いから発した言葉だ。彼女はキリトを女の子だと思い込んでいる。クマ吉はあわてて手を振りながら、否定する。
「し、しないよ。僕はただ」
クマ吉がいきなりおげえと口の中から二つ何かを出した、うねうねとうごめくそれは、
「この銃を二人の股間に入れようとしているだけだよ」
銃である。まるで芋虫のような体に紫色の皮膚をしていたり、丸く小さな口からイソギンチャクのような触手を出しているようにも見えるが気のせいである。銃である。
「なんだそれ! それのどこが銃なんだ!」
「はっ? 何が? 何が!!」
キリトの声にシノンが驚いてクマ吉を見たが。見てもわからない。同じことを二回言うことになった。
クマ吉はにやりと笑って。いもむ…銃をキリトに近付けた。まずは彼らしい。
「ち、近づけるな」
キリトは腰をひねって後ろに下がるが。足を縛られた状態ではうまく下がれない。クマ吉が近付く。びちょびちょと芋虫から粘液が地面に落ちていく。わけわからなさにキリトは涙目になり叫ぶ。おそらくクマ吉もシノンも勘違いしているであろうこと。
「お、おれは男だっ」
クマ吉が止まった。シノンも「えっ」とキリトに目を向ける。
クマ吉がキリトの前に腰をおろし、そのズボンをおろし、中に芋虫を突っ込む。クマ吉容赦せん。芋虫はすこし引っ掛かりながら順調に中に入って行った。
「う、うわああああああ」
キリトは腰を振りながら、何とか抵抗しようとする。ズボンの中に入った芋虫はぬるぬるしていて気持ち悪い。かれの太ももを粘液が流れ。パンツの中に染み込んでいく。
「僕は、男には興味ないよ! 詐欺だ、可愛い顔して!」
勝手なことを言うクマ吉の声などキリトには聞こえない。太ももを閉じたり開いたりして、最大限の抵抗をする。それでも中の芋虫はぐいぐいと中に入っていくことがキリトのズボンのふくらみからわかる。
クマ吉には興味ない。それよりもとシノンに目を向ける。
「ひい」
シノンはクマ吉に不気味さを感じて悲鳴を上げた。キリトが男だということに驚いた、はずなのだがそんな気持ちはすでに消えてしまっている。次は自分ということが頭に浮かぶ。クマ吉もそのつもりだ。芋虫を掴んで近付く。
「あっ」
色っぽい声が室内に響いた。シノンとクマ吉がキリトを見る。
キリトに芋虫が食らいついたのだ。どこに、といえば股間。その中心。
芋虫はキリトの「それ」をはみはみと口の中に入れていく。口の中から伸びた触手が「皮」を剝いて、「中身」を芋虫の中で剝きだしにする。そしてあまり経験のないそこをさすりさすりと刺激しながら唾液で可愛がり。そして口でちゅぱちゅぱと吸う。そしてもっと口の奥へと「それ」をしまっていく。
「あう」
キリトがびくと体をそらした。生理的な反応と言っていいだろう。だが、その女顔を赤く染めて、何かに耐えるように口を結んでいるのはこの上なく、色っぽい。
クマ吉はごくりと唾を飲んだ。とりあえずシノンのズボンに芋虫を入れて
「えっ、ちょ」
キリトににじり寄る。
キリトのズボンの上から虫の部分をクマ吉はさすった。反応した芋虫がぴくと動くとキリトの捕えられた部分も刺激される。「ぐ」とキリトが声を漏らした。クマ吉はまた上下にさする、そのたびにキリトは体をくねらせる。
「はあ、はあ、はあ。本当に男の子……?」
「おれはぁ、お、おとこ、ひゃう。いまのはち、ちがう、おとこだぁ」
弱々しい声でキリトは言う。だが涙を溜めて紅潮した顔には全く説得力がない。クマ吉は危うく手を出しそうになった。
最初手を出さないのはキリトが男だったからだ。しかし今は違う。手を直接出さない理由はゲームの仕様になっている。つまり双方の同意がなければセックスできない。男かどうかなどどうでもよい。穴があれば、いい。
クマ吉の後ろでシノンがよがった。
彼女のズボンの中に入った芋虫はキリトとは違い、吸うのではなく少し彼女の陰部に頭を突っ込んで触手を中に入れていく。
「や、やだ」
異物が入ってくる不快感にシノンは弱った声を出す。それでも芋虫はぬるぬるした液体を彼女の中に流し込み続け、触手で「豆」を掴む。クリストリス、つまりは性感帯の集まるところ。
「あっ!!?」
芋虫は豆を引っ張り、粘液を絡ませていく。そして擦る。
「にゃああ?」
シノンの腰が浮く。その隙に芋虫の触手が彼女の腿に回り、固定される。そしてくちゅくちゅと中を弄る。
「やっ、ひゃ、だめ」
芋虫が動く、触手が豆で遊ぶ。そのたびにシノンが律儀に声を出すのだが――
クマ吉がキリトの股間の虫を刺激する。キリトは首を振って嫌がるが、芋虫の口の中で彼の「それ」大きくなっていく。それは彼の感度を上げることに他ならない。
「やあああ」
大きな声を出して、キリトは撥ねた。口から飛んだ唾がクマ吉にかかり、クマ吉が舐める。
シノンの方を向かないのは幸か不幸か。
「あっ」
クマ吉がいきなり声を出した。キリトとシノンは芋虫に嬲られながら目を向ける。
――クマ吉君、ちょっと頭とれなさいよ
クマ吉の頭の中で声がした後。彼の頭に激痛が走った。おそらく現実世界のクマ吉がすごい目にあっている、
「いだい、いだい。むりだよ、うさみちゃん。頭はとれないよ!!」
――ペンチを使ってみましょう
「ぎゃあああああああああああああああああああ!!!」
絶叫した後、ぺたりとクマ吉が倒れた。頭を腰から折った姿はAの文字に見える。
「どう、ぐ、どうしたの」
とシノン。
「わから、ないでも。こいつきぜつしたみたい。だ」
キリトが少し浮かれた声で言った。これで解放されるという希望が二人に湧いてくる。
その希望をクマ吉の残していった芋虫たちがむしゃむしゃと食べていく。
「ぎゃ、す、すう力が。つ、強く。うああぁぁ」
キリトの股間の棒を芋虫が力強く吸う。
「や、きもちわるい。い、いにゃああああああああ」
シノンの「豆」がたっぷり濡らされて、ちゅうと吸われる。芋虫の口の中の突起がシノンのそれをしっかりくすぐってあげる。
クマ吉がいなくなれば、二人の芋虫を取ってあげる人いやクマがいない。
それでどころか時間をかけてしっかりと「味付け」された二人の性器をしっかりと味わい始めたのだ。シノンと同じようにキリトの腿にも触手が回り固定される。
シノンのズボンがずれ始めた。触手がパンツも巻き込みながら脱がそうとしているのだ。あわてて腿を閉じて抵抗しようとするシノンを芋虫が抑える。手足を縛る紐をぎゅぎゅと引いてシノンは暴れる。
「ぬがさないでぇ」
虫に哀願するシノン。だが声を出したのが虫のかんに触ったのか、きゅと「豆」を擦られる。
「ゅ」
言葉にならない声を出してシノンは身をよじる。舌を出して、流れる涙が頬を落ちていく。
「あ、あんたぁ。おとこなんでしょ、な、あんとかしてよぉ」
「そんな、こといっても。これじゃあどうしようもにょあ」
シノンの下半身から衣服が剥ぎ取られる。つるりと粘液に濡れた太ももを滑り足首まで下ろされる。白い肢体に、細い脚。そして股間には紫色の芋虫がしっかりと引っ付いている。
「みないでぇ」
シノンの涙を流して言う言葉は誰に向けたものか。キリトにそんな余裕はないし、クマ吉は頭がない。
シノンの股間にいる芋虫はズボンを脱がせて涼しくなったのか、シノンの「豆」吸い始めた。
「いやぁぁぁああああ」
キリトの股間で芋虫が食事をする。だせとばかりに口をすぼめて吸う。
「ひゃう」
芋虫の口の中に何かが広がる。もっと出せとその身を躍動させる。
キリトは芋虫なんかにという、無駄な抵抗を心に命じるが体が反応しない。吸われるたびに何かを芋虫に献上する。そのかわり頭がしびれるほどの快感を芋虫がくれる。
「ち、ちがう」
気持ちいいなどと考えてしまった。キリトは頭を振って思考を修正する。
そして虫に吸われる。芋虫の口の中には小さな歯がいっぱいあって、キリトの棒を傷つけない代わりに、甘く、刺激してくれる。
「あは、はあ? はあ」
キリトの顔が一瞬にやけた。すぐに直す。だんだん彼の心がどこかに堕ちていく。
触手がシノンの時と同じようにキリトのズボンをパンツごと足首まで下ろす。抵抗はない。白い肢体、シノンよりも細い脚。女の子以上にそれらしいキリトの下半身。
シノンとキリト。彼らは男と女のはずなのだがその股間が虫によって隠されている以上、その体に違いは見られない。彼らは股の間を芋虫の粘液と自分の愛液の混じった液体でぬらし。芋虫にそれぞれ嬲られるたびに、
「やあああ。もういやあ」
「や、やめて、やめて。おれお、おとこだって、いってる。のにい」
と声を出しながらよがる。
触手がシノンの上着を上げる。首元まで上げたあとにブラジャーの中に入っていく。そして胸をぐるぐると締め上げてその乳首までどぐろを巻く。ぎゅ、ぎゅと締める。
「やっ、やっ」
下を吸いながら。上を縛る。シノンは芋虫のおもちゃに過ぎない。
芋虫がお尻を上げて伸ばした。そして、シノンのお尻の中にその先っぽを「いれる」。
「っひゅ? おしりが、そんなとこききたない」
芋虫のお尻の先は少しとがっていてシノンのお尻の穴を刺激する。ぐっと入れられ、先から出た液がシノンのお尻の中に入っていく。
「つめたいよぉ。いっ」
お尻を責めながら胸を締め上げる。特に乳首を巻いた触手の先に弁があってぱくりとその中に乳首を入れて。吸う。
キリトの芋虫はもっと積極的だった。伸ばした触手が上着の中に入りその両乳首を触手の弁が捕えて、教育を開始する。
芋虫の中でそそりたつ肉棒を吸われるたびに、乳首を吸う。
「がっ? 胸なんかお、おれぇ」
男の胸に性感帯などない。というのは一般論に過ぎない。感覚など単なる錯覚にすぎず、何度でも「書き換えられる」。男性器を吸われて快楽が走ると同時に乳首を吸えば。乳首を吸われて気持ちいいと、頭が錯覚する。ゆえに教育。キリトは芋虫に教育されていく。
「にゃんでぇえ?」
胸を吸われながら、快感を感じるキリトはいい生徒らしい。
「う、ん。死ぬかと思ったよ」
クマ吉は涎を垂らしながら起きた。シノンとキリトが同時に声をだす。
「「たすけてええ」」
キリトはすでに言葉づかいがシノンと同じになっている。「助けてくれ」と数十分前の彼ならば言ったかもしれない。もう、遅い。
クマ吉は全てを悟った。今までこの部屋で起こったことすべてが頭の中に流れ込んでくる。エロいことならばその場にいるだけでわかる。超常の力。
「ぐふふふふうふふ。助けてあげるよ」
クマ吉の声にキリトとシノンは嬌声を上げながら喜んだ。思考能力はすでに奪われている。
クマ吉はキリトとシノンの手を取って言う。
「ウインドを開いてねっ」
否やもない。キリトとシノンは芋虫に吸われながら指に力を入れてウインドを出す。クマ吉は二人の指を上下させてある項目を呼び出す。そしてさらに二人の指を使ってそれぞれ押させる。
Krito SEX OK
Shinon SEX OK
クマ吉 OK
「ふぉおふぉおおおおおおお」
クマ吉はシノンに襲い掛かった。両者とも「同意」の上でのことである。もはや犯そうがなんだろうが規約に違反したりしない。
シノンの股から芋虫が消えた。もともとクマ吉の持ち物である。アイテム欄にしまったのだ。キリトはもう少し、嬲らせる。
「!! にゃに?」
シノンの腰をクマ吉が掴んで背中を舐める。ぞくぞくとした快感がシノンを襲った。それが終わりだった。もはや相手がなんでもいい。芋虫は彼女の「豆」を吸ってはくれたが、その奥まで入れてはくれなかった。我慢ができない。
「もう、いいよ。なんでもいいよ。わ、私。なんでもいいの」
目にハートを浮かべてシノンが四つん這いになった。と言っても腕は拘束されているので安定せず。シノンは下半身に何もつけていない。クマ吉はが背中から腰そして尻と舌を伝わせて。クマ吉はシノンの股の下から手を前の穴に入れて、指でかき混ぜる。シノンは嬉しそうに声を上げる。
クマ吉はさらにシノンの胸を揉みだした。上にあげられたブラジャーが首元に下がり。その柔らかな膨らみをクマ吉が揉んだ後、その先っぽを捏ねて刺激する。
「吸っていいよねっ」
クマ吉はシノンをひっくり返してその胸に食らいついた。
「あぁん」
クマ吉の大きな口がシノンの右胸を包んで舌が這う。すべすべとした肌を舐める。
口を離したクマ吉はシノンに馬乗りになった。そしてその肉棒を彼女へ入れる。ぐちゅと音をたててシノンはクマ吉を受け入れた。
「ほう!」
突く。シノンの奥まで。
「ほう!」
突く。シノンの心を崩すように。
「あっ、あっもっとおぉ」
クマ吉はシノンの様子にほくそえみ。ずんずんと突く。両手でシノンの股を開かせ、上下にかき混ぜる。そのたびにシノンは嬌声を上げて受け入れる。下から頭まで彼女は快楽のとりこになっていた。
「もぅと」
「い、んらんだね」
クマ吉の口癖「淫乱」。それを抵抗なくシノンは受け入れる。そして自らも腰を動かして少しでも刺激を得ようとする。
クマ吉が言う。
「だ、だうよ」
「うん」
クマ吉が強く腰を振って。シノンの中にたっぷりと白い液を注入する。
「あっ、あっ」
キリトは全て見ていた。良く知らないが自分と同じ境遇の女の子がクマにやられるところを全て。それがとてもうらやましくて、恍惚の表情を見せるシノンが気持ちよさそうで。
「あっあっ」
と手を伸ばす。芋虫がちゅうと彼の中に残った精液を搾りつくして、さらに敏感になった彼の性器を刺激する。それに耐えきれずにキリトは身を折った。それでも目はクマ吉を見て。
「おっ。俺も」
クマ吉はシノンから肉棒を引き抜くとキリトを見た。そして言う。
「違うよ。女の子なら『私』って言わないと」
「えっ、で、ひゃ、でもおれ男だった、ような」
芋虫がキリトの棒を舐めて、乳首を吸う。キリトが体をくねらせる。
「ちがうよっ。君は女の子だよ」
「そ、そうだっけ。あれ。お、おれ。女? そ、ういえばみんなから女っていわれてたような……」
知り合いから言われていたのは「女」ではない「女顔」である。一文字の不足が全てをひっくり返す。記憶が改変されていく。
「そうだよ。みんな女だって言ってたじゃないか。ねっ」
クマ吉はシノンの秘所を弄る。
「ひゃ、ひゃい」
ほぼ反射的にシノンは言った。別に話など聞いてはいない。それでもここでキリトを男だというものはキリト一人になった。そして――
「そ、そうか。お、いや。私、女の子だったよな」
誰もいなくなった。
キリトから芋虫が離れていく。そしてシノンに食らいついた。行為を終えて体中が敏感になったところへ触手が彼女の秘所と尻と胸を締め上げ、さすり。吸う。
「ひゃあぁああ」
シノンが叫ぶのを見ながらクマ吉はキリトに近付いて。
「しゃぶってよっ。気持ちよくさせてあげるよ」
にやりと笑いながら。キリトに肉棒を差し出す。
キリトはぼんやりした頭が良く考えもせずに拘束された体を前に出してぱくりと咥えた。そしてちゅぱちゅぱと舐める。ただ、気持ちよくしてくれるらしいことを無邪気に信じている。
「いいよっ。その調子」
舌を絡ませながらキリトは舐めた。彼の長い髪がクマ吉の肉棒にかかる。噛めば逃げられるかもしれないがキリトはもうそんなことを考えたりはしない。
クマ吉がキリトから棒を抜いて。キリトの両手両足の拘束を解く。そして上着を脱がせた。白い鎖骨が見えて、心なしか胸がうっすらふくらんでいるような気がする。クマ吉は気のせいと分かっていてもキリトが首を傾げて笑うと、魔法にかかってしまってもいい。いやかかるべきだとクマ吉は思った。
クマ吉はキリトを立たせた。そして壁まで押す。その拍子にキリトの足から脱げかけていたズボンとパンツを置いていく形になった。そしてクマ吉はキリトから靴を脱がせて後ろを向かせる。
壁に手をついてキリトはお尻をだした。彼はもはや靴下しかはいてない。奇しくもクマ吉と同じ格好である。クマ吉は自分の靴下を脱ぐ。
キリトは白く小さなお尻に線の細い腰。上半身は肉付きが薄くて横からみると肋骨浮かんでいる。クマ吉には我慢できそうになかった。それでも紳士である。最後の言葉を忘れない。
「来てって言ってよ」
「…………」
キリトは少し震えながら後ろを向く。その赤い唇をゆっくりと動かして、恥ずかしそうに目を伏せながら、
「き、て」
と言った。
クマ吉には珍しく優しくキリトの腰を持って。そのお尻に肉棒を入れる。
「ん」
キリトは小さな声を漏らした。クマ吉には後ろでシノンが暴れている音だけが聞こえる。
クマ吉ははあ、はあと息を漏らしながらゆっくりとピストン運動を開始した。手をキリトの胸に回して、揉む。当たり前だが肉はつまむ程度であるが、それでいい。むしろそれがいい。芋虫に教育されたのかキリトも気持ちよさげにしている。
そしてクマ吉は片手をキリトの股間に伸ばした。
「やっ」
と甘い声をキリトは出したが、クマ吉は優しくそれをさする。
クマ吉が突いた。キリトの中にクマ吉の棒が入っていく。そして抜く。キリトがぴくんと動く。少しずつはやくクマ吉は腰を振る。優しい愛撫。一度青い髪のやつで抜いているからそう強い刺激はいらない。
クマ吉はキリトの中に出す。最後は少しだけ強く突いて、その奥で子種を落とす。
「子供を産んでね」
「う、うん。私、がん、ばる?」
自分の言っていることに疑問を覚えながらキリトは了承した。
外から日差しが差し込む小屋の中にはシノンの声だけが響いている。
今日のクマ吉
キリトを手に入れた。
青いのを手に入れた。
男の娘。書いたのは初めてです。
書いてて楽しいキリト君。読者様はどうだったのでしょうか?