クマ吉君の野望【2次創作短編集】 作:堀 吉之助
注意 凌辱
聖杯戦争。それは魔術師の無上の願いである根源へと至る為。何百年も前に始まった殺し合いである。
魔術師たちは七体の英霊――サーヴァント――の形代を使い戦った。だが形代と言えどもその力は絶大。また、かつては世界をも股にかけた英霊達である。そうそうに魔術師たちの命令など聞かなかった。
勝利した魔術師とサーヴァント、双方の願いが聖杯により叶えられる。それでもである。
ゆえに魔術師たちは三画の文様からなる「令呪」を生み出した。令呪は一画ごとに膨大な魔力を持ち、それを消費してサーヴァントに命令することができる。それは是を非、つまりサーヴァントの望まぬ命令――自害など――すらも命じることのできる強力な術式である。
魔力の強いサーヴァントならば多少の抵抗もできるが、例え英雄王と称される最強のサーヴァントですらも抗うことはできない。
令呪の登場により魔術師とサーヴァントの力関係が確立し、聖杯戦争はその形式を完成させるに及んだ。そう、殺し合いの舞台は整ったのだ。
雲一つない空に満月が浮かんでいる。月のそばを星々がつつましやかに輝く都会の夜。
ここはある丘の上にある公園。そう広くはなく、置かれた遊具は錆びついて月からの光を鈍く、照らし返している。
そこに彼女は立っていた。
整った顔立ちに、金色の髪。そして月の光を受け、銀の光を放つ鎧と青の服。
彼女の周りには柔らかな風が流れていた。彼女はその凛々しい顔を上げて、静かに口を開いた。
「問おう――あなたが私のマスターか――」
「ます、たー?」
クマ吉はおうむ返しに答えた。丸い顔とくりっとした目がかわいらしい、とも言えないことはない。少し口元から涎が垂れている。
「私は聖杯の招きを受けセイバーのクラスとして現界した」
クマ吉に全く理解できない言葉をセイバーは言った。彼女は続ける。
「そこでもう一度問う。貴殿は私の――?」
セイバーは一瞬動きを止めた。いや、クマ吉をじっと見つめた。
「あっ、これは違うよ」
クマ吉はあわてて、下半身を隠した。彼は腰から下に何もつけてはいなかった。
「もう、いきなり出てくるから。まるで僕が好きでまるだしになっているみたいじゃないか」
クマ吉はセイバーに抗議する。それを受けてセイバーは眉を寄せ、あたりを見回した。
現界したサーヴァントには聖杯より、現代の知識が与えられる。彼女が生きた時代ははるか昔のことだが、車や飛行機を見ても理解できた。
だが、セイバーには今の状況が理解できなかった。ここは公園のど真ん中、トイレでもなければ更衣室でもない。そこで目の前のクマ?は下半身を出している。
何をしているのか。セイバーには全く理解できなかった。その上、クマ吉は聖杯戦争の知識もなさそうである。それどころか多少の魔力すら感じない。どうやって自分を召還したのだろう。
セイバーは一度目を落とした。サーヴァントを召還するには魔法陣が必要なはずだった、それをみればクマ吉の正体を少しはつかめるかもしれない。
白い液がマンホール程度の大きさの文様を作っていた。しかも、一部はセイバーの足の下にある。彼女は足を上げてみた。ぬちゃーと白い液体が彼女のブーツに糸を引いてついてくる。
「これは……」
なにかとセイバーは問いかけてやめた。何かは知らないが知りたくはない。すでに足についているのならなおさらだ。
「こ、これは……聖なる液。せ、聖液だよ」
クマ吉はセイバーが知りたくないことをあわてて説明した。
「そうですか……」
セイバーは一度目を閉じた。軽く深呼吸するとイカのようなにおいがしたのでやめた。そして目を開けて、クマ吉に問いかける。
「問おう――あなたが私の本当のマスターか――」
本当の。を付け加えてセイバーは問う。できるなら間違いであってほしい。
「マスターってなんなのさ。僕は何も悪いことはしてないよ。ちょっと夜風に当たりに来ただけで、別に、にゃんみちゃんの家がここから見える何てことはないし、だれもいないことをいいことに楽しんでいたりしてないよっ」
クマ吉が必死にしゃべるのを聞いてセイバーは頭が痛くなってきた。それにクマ吉は下半身隠すのを忘れている。
「貴殿、とりあえず……ズボンか何か履いたらどうか」
クマ吉はきゅっと両手で股を隠した。少し恥ずかしそうにしているのがセイバーの癪に障る。だが次の瞬間セイバーの顔がわずかにほころんだ、他人からは分からない程度の変化だがあることが彼女の心を明るくする。
クマ吉の両手には「令呪」がなかった。
先ほどからセイバーの言う「マスター」とはサーヴァントとともに戦う魔術師のことだ。彼らはほぼ全員が左右どちらかの手の甲に三画の令呪を宿している。セイバーはクマ吉の手にそれがないのを見て喜んだのだ。
このクマは自分とは関係がないと。
セイバーは思わず笑顔になってしまった。
「ぼ、僕の大切なところをみ、みないでよ」
クマ吉の勘違いした声にセイバーは思わず口中を噛みちぎった。手がその宝具である剣。エクスカリバーを無意識に掴む。
エクスカリバー。その最大出力は軍隊を一瞬で蒸発させる力がある。それを今、使いそうになった。ツーとセイバーの口から血が流れる。彼女は我慢したのだ。
「ひえっ。なんなのっ?」
クマ吉はそんなセイバーから得体のしれぬ殺気を感じて、反射的に後ろを向いた。ケツをセイバーに突き出した格好になる。セイバーは危うく切りそうになった。
「ひっ」
今度の悲鳴はセイバーの物だった。
クマ吉のケツに三画の令呪があかあかと光っている。何故そんなところにあるのか、そんなことはセイバーにはどうでもいい。目の前のクマが間違いなく自分のマスターである、それが恐ろしかった。
セイバーは今まで数十の戦場を駆け抜けた英霊である。幾多の強敵を倒し。群れを成して襲ってくる蛮族とも切り結び、遅れをとったことは一度もない。
そんな彼女がクマ吉との契約に悲鳴を上げた。それがどれほど彼女にとってつらいものかそれだけでわかるだろう。
「はあ、はあ、はあ」
悲壮な顔をしてセイバーは気持ちを落ち着けた。自分の願い、戦いの意思。それを心の中で何度も唱える。
「だっ大丈夫?」
クマ吉が、下半身を隠さず近寄ってくる。それをセイバーは切りたかった。
セイバーの気持ちが落ちついたのはかなりたってからだった。たとえクマ吉のようなものが相手でも勝たなければいけない理由がセイバーにはあった。
彼女はできる限り感情を殺して説明した。聖杯のこと、令呪のこと、サーヴァントやその戦いについて。クマ吉は何故か涎を垂らしながら、じっとセイバーを見つめて聞いた。
セイバーは手をぴくぴくと動かし「切る」という心の叫びと戦いながら、説明を続けた。だが自分の素性と宝具についての説明は避けた。
「……ということで貴殿は、『一応』わがマスターと言うこととなる。ほかのマスターたちから狙われる存在だということを十分に理解してもらいたい」
「ええっ、困るよ。常に狙われるなら、これから気軽に女の子の家の近くにも行けないじゃないか」
「……いかなければよいでしょう」
セイバーは、はあと息を吐いた。クマ吉はまだ下に何もつけてはいない。近くにズボンもパンツも見えない。「いっそ下半身を切り離しましょうか?」とセイバーは提案したが「だっだめだよ。死んじゃうじゃないか」と問答したっきりだった。
「とにかく、クマ吉。あなたは私とともに聖杯戦争を戦わなければならない。あまり、あなたを好ましいとは思わないが……契約を交わしたからには騎士の誇りにかけてあなたを守り抜こう」
セイバーは真面目にクマ吉へ言った。
「しゃぶってよ、セイバー」
「がっ?」
クマ吉のケツが光りを放ち、セイバーが何かに屈するように膝をついた。
「なっ、何をしたっ。きさまっ」
セイバーはクマ吉の「それ」と顔の高さを合わせて、クマ吉に近寄る。必死に体を引こうとしているがじりじりと近寄ってしまう
クマ吉はにやりと笑い。
「ちがうよ、『何を』しゃぶってとは僕は言ってないよ」
だからとクマ吉は続けて。
「セイバーさんがしゃぶろうとしてるんだよ」
「きっきさまああああああ。こんなことに令呪を使ったのかあああ」
令呪。サーヴァントに絶対の命令を下せる術式。クマ吉はこれ以上ないほど「効果的」に使った。クマ吉はセイバーの説明を、彼女を操れる「令呪」くらいしか覚えていない。
クマ吉は一歩前に出る。セイバーはフルフルと両手を震わせながらクマ吉の肉棒を掴んで口の中に入れた。
「ふっぐう」
屈辱。セイバーは生前に受けたあらゆる侮辱を凌駕するものを味わった。噛みちぎってやろうと、力を入れても勝手に舌が動く。
「ふううう。セイバーさんがわるいんだよっ」
クマ吉の肉棒はぬるりとした液体が付いていた。それをセイバーは綺麗に舐めとり、口で「しゃぶる」。
「ほ、ほの」
セイバーの目から涙が流れる、ここまでのことをされても体がクマ吉の肉棒を求める。彼女の口中でクマ吉の「それ」はぐんぐん大きくなっていく。ピュと先から何かが出る。セイバーは律儀に舐めていく。
令呪の効果が切れた時、必ず切ってやる。そう復讐の心を慰めにセイバーは口でクマ吉を楽しませた。
「……ぐっ」
クマ吉はセイバーの頭を掴んで、その喉の奥まで肉棒を突っ込む。小さくセイバーが唸ったが。セイバーの中は暖かくて、柔らかく気持ちが良い。
ズンズンズンとクマ吉は腰を振った。それに合わせてセイバーが「うっ」とか「ぐっ」とか小さく唸る。
「で、でる」
クマ吉がセイバーの喉を突き上げる。
クマ吉の精液はセイバーの喉を通り、胃の中まで落ちて行った。サーヴァントは食べたものを魔力に変換することができる。セイバーの中でクマ吉の精液が分解され、彼女と一つになった。
クマ吉の肉棒に残った液体もセイバーの舌が綺麗に掃除する。出した後で敏感になった先っぽをセイバーが刺激するたび「おおぅ」とうざったらしい声をクマ吉は出した。「掃除」が終わったところでクマ吉は肉棒をゆっくり引き抜いた。
「げええ」
セイバーは自分の中に残った精液を少しでも出そうと口を開いて喚いた。もはやなりふり構ってはいられない、わずかでも外に出したかった。
セイバーの口からねっとりとした液体が糸を引いて、地面に落ちる。
「きっ貴様」
セイバーは気持ち悪さを堪えて、クマ吉を睨みつけた。殺気を含んだ眼光はそれだけで人を殺せそうなほど強い。
「違うよ、僕もまた冷呪に踊らされた一人だよ」
クマ吉はあせりながら愚にもつかぬ言い訳をする。セイバーは剣を手にした。切る。0.1秒後にはクマ吉はこの世にいない。
はずだった。
セイバーはソクリと体を震わせた。なにかが違う。クマ吉からえも知れぬ恐怖をかんじた。直感である。
クマ吉の力はセイバーの足元にも及ばない、だが彼女の直感はそれをまげて答えを出した。ここを離れるべきである。それもできる限り遠くへ。
「?……っ」
セイバーは足に魔力を流し、超人的な動きで飛び上った。そのまま公園を出て。走り去る。クマ吉はその姿をじっと見つめていた。
何故、あのクマを見逃したのか。セイバーは自分の勘が解せなかった。
直感。彼女の場合それは、常人のようなあいまいなものではない。戦場で鍛え上げた、武器である。それが危険を感じるのならば、そこから離れるのは正しいはずだった。
「……なんだ。体が」
がっとセイバーは膝をついた。
「うああああ?」
急な脱力感がセイバーを襲う。魔力がどこかに流れ出ていく。セイバーの魔力で編まれた鎧が四散し、中に着ていた胸元の開いた青色のドレスが姿を現す。
――冷呪を以て命ずる。セイバー。渡せるだけの魔力と武器を僕に渡せ、ぐふふ――
セイバーの頭の中でクマ吉の声が響く。彼女は体の異変の意味を理解した、クマ吉は自分からすべてを奪い取ろうとしていた。
実は前もって覚悟すれば、セイバーは令呪の命令に抗うことができた。それは彼女の膨大な魔力と精霊の加護に由来する。だが、魔力を奪いつくされれば彼女に抵抗することはできない。クマ吉の元にはもう一画の令呪が存在する。
セイバーは砂を掴んだ。何とか立ち上がろうと、膝に力を入れるが。入れた分だけ奪われていく。
「こ、こんなことが。こんなことがあっていいのかああ」
むなしい叫びが夜空に消えていく。
急に光があたりを照らした。
セイバーが体を、よじり見ると。歩いてきていた。クマ吉が。
クマ吉は銀色の鎧つけ、セイバーから奪った魔力が黄金の風をまとわせている。
ここに、完全に力関係が逆転した。セイバーは自らの誇りを守る為に口を開けた、そのまま舌を噛み切るつもりだった。
クマ吉はセイバーに近寄って、体を少し揺らした。それだけでセイバーの試みは崩れた、それほど彼女は弱っている。
「きさまあ、こんなことを……して。恥ずかしくない、のか」
セイバーは的外れなことを言った。恥ずかしいなどと感じるクマが夜の公園で下半身丸出しのはずがない。
「セイバーさん」
ビクリとセイバーは体を震わせた。恐怖ではない。令呪に反応したのだ・
武器を渡すこと、それをクマ吉は命令していた。
セイバーは、エクスカリバーを必死に抱えてクマ吉に渡した。その顔は屈辱に満ち溢れている。クマ吉は剣を受け取ると、ぼおっと見てから後ろに投げた。
その剣はセイバーの誇りそのものである、それを奪われ捨てられたからにはセイバーの名誉は地に落ちたと言っていい。
「こ、殺へ」
セイバーはクマ吉に向かって吠えた。もう自らの死すら、敵に願うしかない。
クマ吉は柔らかく笑って。言う。
「令呪を使えば、いいんだね」
「えっ」
セイバーはクマ吉の言葉の意味を少し考えた。令呪で自害を、と情けをかけるようなら今の状態はない。ではどうするのか。
「まっまさか。やめろぉおお」
セイバーは声を振りしぼって訴えた。クマ吉はにやりとわらう。
――令呪を以て命じる。セイバーよ、僕を求めろ――
魔力を失ったセイバーの心にクマ吉の声がすうと入っていった。
セイバーは口をパクパクとさせて、目を見開きクマ吉を見る。数秒、そうしてから。おもむろに言った。
「クマ吉ひゃまああああ。私を、私にくだひゃいいいいい」
目にハートを浮かべて犬のようにクマ吉の腰に、セイバーはまとわりつく。クマ吉はセイバーのドレスの胸元に手を入れてちぎった。
セイバーの胸が露わになる、彼女の胸はある事情により少女のころから成長していない。つつましやかな大きさだが、その分白く。ピンク色の突起が彼女の性への経験のなさを表している。
クマ吉は鎧を解いた。青い風が空に向かって舞うと、クマ吉の下半身が露わになった。
「セイバーさんがほしいっていうのだから仕方ないよね。ぐふふ」
「そうです、ほしいんですうう」
セイバーはクマ吉の肉棒にくらいついた。そのまま「おいひい、おいひい」などと言いながら舐める。
「ちょっちょっと。淫乱すぎでしょセイバーさんあっ、あっ」
「せいばーじゃないでしゅ、あるとりえでひゅ。クマ吉ひゃまああ」
アルトリアと言うのはこの少女の名前である。セイバーと言うのはサーヴァントのクラスに過ぎない。
アルトリアはクマ吉の肉棒を一生懸命に舐めた、もはや先ほどまでの凛々しい彼女はいない。ただ――性欲に支配された小娘がそこにいる。
アルトリアに口からクマ吉無理やり自分の肉棒を抜いた。彼女はまだ舐めようと舌を伸ばしていたが。クマ吉から押し戻された。
「クマ吉ひゃま、くださいおねがいしますう」
哀れな目をしながらアルトリアは懇願する。
「だっ、だめだよ。僕はそんなにいやらしくないよっ」
アルトリアの胸を舌でぺろぺろと舐めながらクマ吉は言う。
「全く、アルトリアさんは淫乱すぎて嫌になるよ」
ちゅうちゅうとアルトリアに胸をクマ吉は吸う。
アルトリアは、クマ吉の首に手をかけて。
「もっとぉ」
と赤い顔でねだる。クマ吉はアルトリアの肩からドレスを引きちぎった。「わざとじゃないよ」と言いながら。
アルトリアの白い肩にクマ吉は手を這わせて、すっと下乳に手を入れる。
「ひゃう」
と嬉しそうにアルトリアは鳴いた。そのままクマ吉の手がアルトリアの胸を揉む。
「もう、固すぎて僕がもんであげないといけないじゃない」
「ご、ごめんなひゃい、くまきちさまあ」
アルトリアは呂律のまわらない舌で謝る。「もう、しかたないなあ。今度だけだよ」と勝手なことを言いながら、アルトリアの胸をクマ吉は堪能した。
クマ吉が下乳に手を入れて揉むから、少しだけ胸が上向く。乳首が反ってぴくぴくと動いた。アルトリアは恍惚とした表情で幸せそうにクマ吉の愛撫を受ける。
クマ吉はアルトリアを押し倒した。そのまま、両胸の間に肉棒を入れる。
「胸で綺麗にしてくれたらあげるよ。仕方ないからね」
「ほんとうですか?」
希望にあふれた顔でアルトリアは言った。そして両手で自分の小さな胸を使いクマ吉の肉棒をこする。涙ぐましいほど、懸命にアルトリアはクマ吉を求めた。
「おねがいしましゅ。くだひゃい」
涙声にアルトリアはなった。彼女の胸が小さくて、クマ吉の肉棒をうまく包めない。
「しかたないなあ」
クマ吉はやれやれと言った感じで、腰を動かし始めた。アルトリアは上下に動く肉棒をなんとか胸でこする。クマ吉ははあはあと息を荒げて、そして
「あ、あげるよ」
アルトリアの顔に白い液体がかかった。彼女は嬉しくてたまらないと言ったように。顔を綻ばせて顔についたクマ吉の愛液を舐めた。
「おいしい?」
「おいひいでひゅう」
本当においしそうにアルトリアは笑った。
ぱくりとアルトリアはクマ吉の肉棒を口に含む。クマ吉は気持ちよさそうに涎を垂らして楽しみ。アルトリアもちゅちゅうとクマ吉からもらう。
クマ吉はアルトリアを引きはがすと。綺麗になった肉棒は、またおおきくなっていた。
すこし人心地のついたアルトリアも口から涎と愛液の混じった液体を流して、ぼやっとした顔をしていた。顔は赤い。お風呂に入った時のようにリラックスしている顔だった。
クマ吉はアルトリアの後ろに回って、彼女の破れた服の間からか下半身に触った。
「みゃ」
アルトリアは体をビクンと震わせて、嬌声を上げた。クマ吉は服の上からアルトリアの下の口を指で広げる。先ほどまでの行為のためか、少しだけ湿っていた。
クマ吉は手を引き抜いてそのまま拳ごと口に入れる。人間ならば入るわけはないが、クマ吉は自分の手をおいしそうにしゃぶる。傍から見ればたいそう気持ちが悪い。
クマ吉がアルトリアを抱くと、その体温が肌と肌を伝わっていく。あったかい。
「……」
クマ吉は手を口から出して、アルトリアの前に出した。彼女はクマ吉の涎と自身の愛液の混ざりあったそれをぴちゃぴちゃと舐める。彼女のかわいらしい舌がクマ吉にはくすぐったくて。思わずアルトリアの肩を舐めた。
嬉しそうにアルトリアは声を上げる。精液には魔力(原作の設定)が入っている、それを舐めて多少彼女は元気を取り戻した。
「全く、エロくていやになるよね。謝ってよ」
ぷんぷんと怒るクマ吉にアルトリアは謝る。
「ご、ごめんなさい」
呂律が少し戻っているのは、彼女の体が令呪の呪縛から離れようとしていることに他ならない。いかんせんまだ中途半端な状態であるが。
クマ吉はじろじろとアルトリアの白い体を見た。キズ一つなく、肉づきの薄い鎖骨がクマ吉をそそる。
じゅるりとクマ吉は口元をぬぐうと、アルトリアの腰を抱えるように手をまわした。
クマ吉はまたアルトリアのドレスに手をかけてから引きちぎった。びりびっりと音を立ててドレスが下がる。アルトリアの腿が露わになり、下着がその下のラインを映し出した。
クマ吉はパンツの上からつっと手を這わせた。アルトリアは少し顔を赤くして「んっ」と声を漏らす。
「しかたないんだよ、聖杯戦争なのだから」
クマ吉はそうわけのわからないことをいい。パンツの中に片手を突っ込んだ。
アルトリアの「割れ目」の中にクマ吉の指が入る。くねくねと中でアルトリアを刺激した。そしてもう一方の手は彼女の胸を愛撫し、クマ吉の舌がアルトリアの背中をなぞる。
いやいやと顔を振るアルトリアは声を外に出さないように、目を閉じて歯を食いしばった。貞淑、そんな気持ちが彼女の心によみがえってくる。
だがそれがクマ吉にはいい。淫乱なのもそれはそれでいいが、高貴な態度も楽しみがいがある。
ジワリとアルトリアのパンツが濡れ、クマ吉の手の中でアルトリアが荒い息を吐く、声を出そうとする本能に抗う彼女の顔は紅潮し、色っぽく小さな呻きを漏らす。
「そーれ」
「ひゃっ?」
クマ吉はいきなりパンツをずり下げた。そのままアルトリアを四つん這いにするようにひっくり返す。
クマ吉は顔をアルトリアの股の間に滑り込ませる。ピンク色の割れ目をべろりと舐めて、舌を彼女の「中」に入れ、彼女の愛液を一滴も逃さぬようにすする。
すごい体勢である。アルトリアは四つん這いでクマ吉はそこに顔を突っ込んでいるのだ、腰を浮かしてブリッチするように体を弓なりに反らしている。
「ぐふふふふふふ」
クマ吉が気持ち悪く笑う。顔に垂れてくるアルトリアの粘液を受けて。
「くうぅ」
アルトリアの腰が落ちた。クマ吉の舌に舐められて膝が力を失ったのだ。腰を落とした拍子にさらに奥へ、クマ吉の舌が入る。
「やっ」
アルトリアが体を崩した。クマ吉の舌を中に入れたまま地面とクマ吉を挟むように倒れる。「ぎゃあ」とクマ吉が唸ったのは彼女には聞こえなかった。
「もっもっとぉ」」
アルトリアは言った。
クマ吉の手が彼女の尻を掴む。そのまま顔に押し付けるようにぐいと引き寄せる。
「あぁああ」
アルトリアがビクンと体を揺らした。小さな彼女の胸がぷると揺れる。クマ吉が彼女の秘所を「咥えた」のだ、比喩でなくクマ吉の口がしっかりとアルトリアを捉えていた。拳が入るほど大きな口である、造作もなかった。
グニとクマ吉がアルトリアを噛む、彼女は未知のというか人類では初の感触に腰をくねらせた。
「やっやめへえ」
アルトリアは情けない声をだして言う。手を地面につけて、涎を垂らしながら。
クマ吉はアルトリアの股を開かせた。彼女に否応はない。
「くまきちひゃまあ。クマ……んん?」
アルトリアは不思議な感覚に襲われた。気持ちいい、その気持ちに激しい拒絶の心が生まれた。
「きっきさまああああああああ。はなせえええええええええ」
令呪の効力が切れたのだ。
セイバーが離れようと腰を動かすが、クマ吉は離さずに彼女の秘所を堪能している。
セイバーはクマ吉の頭に両手を置いて思いっきり力を入れる。離そうとしているのだが、彼女の魔力を吸収したクマ吉には全く効果がない。むしろさらに強く吸引された。
「んんっ」
セイバーから声が漏れてしまった。悔しそうに顔を歪めて彼女が顔を落とすと。そこにはクマ吉が目を向けて。
「ぐふふふふふ」
と勝ち誇ったような声で笑った。いつものことだが彼の笑い声は人に不快を呼び覚ます。
「ぐわっ」
セイバーの体が地面に転がった、クマ吉が起き上ったのだ。
「貴様、騎士にここまでの無礼を働いて許されるとおも……て」
セイバーは怒声を放ったが語尾が弱くなった。クマ吉がはあはあ言いながら近づいてきたのだ。
「なっ何するつもりだ。下郎」
クマ吉はセイバーの腿を開かせ、M字に開脚させる。彼女の秘所は十分に濡れていることをクマ吉はまじまじとみる。セイバーは抵抗したが無駄だった、最後には顔を背けるしかできない。
「ちがうよ」
クマ吉が言う。
「子供を産むのは自然の摂理で、全くいやらしいことじゃないよ」
「!」
セイバーが目を見開いてクマ吉を見る。クマ吉はニヤリと笑う。
ずぶりと肉棒が入った。
「きゃあ」
とセイバーはかわいらしい声を出して叫ぶ。
「いだい。やめろ、やめて。そんなことが」
涙を流して懇願する、彼女はすでに令呪の束縛を受けていない。純粋な声。不安と嫌悪とまじりあい屈辱感に弱ったそれはクマ吉の心を刺激する。
高潔なる騎士王。それがセイバーの前世。
「くうう」
セイバーはクマ吉に突かれて声を出してしまう。クマ吉はパンパンと自分のお腹を叩き「ひょおお」と声を出す、特に意味はない。
セイバーはクマ吉に懇願した。ここから逃れれるのなら何をしても構わない。
「あっ、やめ、やめってくれ。な、なんでもする。お願いだ、あっ、情けを、情けをかけてくれ」
セイバーの哀れな声に、軽く腰を動かしながらクマ吉は、ごくりと生唾をのむ。なんでもする、そんなことがいわれる時が来るとは思わなかった。
ぐっと突き上げる。それがクマ吉の答えだった。
「やっ!」
セイバーの体が揺れる。うっすらと浮かんだ汗が月の光でキラキラと彼女の体を輝かせる。クマ吉はセイバーの手を抑えて、彼女の胸が震えるのを凝視する。
「やめへええ、お願いします。お願いします。私は、私はあ」
セイバーの心が限界を迎える。意地も、矜持もないただ許しを乞い、涙でぐしゃぐしゃになった顔でクマ吉を見る。
クマ吉の腰がそのスピードを上げる。
「せ、セイバーさん。淫乱だねっ」
淫乱テディベアが何回目かの「淫乱」の言葉を使う。
「わったしは淫乱なんかじゃなぃい」
クマ吉とセイバーの結合部から、粘液が飛ぶ。激しく動く二人の性器が熱くこすりあう。
「くへ、くへ」
「あっあっあっ」
クマ吉が気味の悪い嬌声をあげ、セイバーが細い叫びを出す。彼女の顔は、知らぬ間に崩れ気持ちよさそうに涎を垂らしている。しっかりと濡らされた彼女の秘所は、滑らかにクマ吉を受け入れる。
「しひゃのきゅはしょしく」
「あっ?な?は?」
下の口は正直と言おうとしてクマ吉は理解不能な言語を生み出した。興奮しすぎである。セイバーはわけがわからない、クマ吉のピストン運動に頭がしびれた今ならなおさらだ。
クマ吉はさらにセイバーに肉棒を押し込む。律儀にセイバーが声を出した。
「もっもっとぉ」
無意識にセイバーはクマ吉を求めた。令呪に縛られて行った痴態が彼女の脳裏に残っていた。それが表に出てしまった。
「だすよっ」
唾がクマ吉から飛ぶ。
「は、はい」
セイバーが受ける。
ラストスパートをクマ吉はかけ。セイバーは合わせて腰を振る。
「ほほおおお」
クマ吉の叫び声とともにその精がセイバーの中に入っていく――。うけいれる彼女も、とてもうれしそうに声を上げた。
「ごめんなさい、ごめんなさい」
顔を抑えてセイバーはさめざめと泣いた。
彼女は王として守れなかった過去の領民たちを救うために、聖杯戦争に参加したのだ。それがこの体たらくである。
魔力は奪われ、宝具は捨てられ。挙句の果てにクマ吉と交尾して、令呪に縛られてもいないのに奴を求めた。
聖杯戦争以前の話である。始まってもいない。
セイバーは自分が王の器ではなかったことがこれ以上ないほど理解できた。そんな自分が治め、統率してきた人々は不幸であったに違いない。そのことにセイバーは謝罪する。
クマ吉はぺろぺろとセイバーの胸を舐める。
多少の魔力をクマ吉から「注入」されたとはいえ、セイバーの意思を失った体がうっすらと薄くなり、金色の風になって消えた。
最後まで、悔恨と屈辱に濡れた声で。彼女は泣いていた。
「おまわりさん、あいつです」
クマ吉が振り返った後ろには青い服の警官がいた。通報したのか近くに一般人もいる。
「えっ、違うよ。僕は変態じゃないよ」
セイバーは消えた。証拠はないはずだ。そう思ってクマ吉は自分の体を見る。
下半身が丸出しだった。
警官が近付く。クマ吉は観念したように。
「ちぇ、またぼくかよ。まいったね……」
とだけ言った。
今日のクマ吉。
魔力を吸ってレベルアップ、
エクスカリバーを手に入れた。アルトリアの処女を手に入れた。前科一つを手に入れた。
お疲れ様でした。いかがだったでしょうか。
これが彼の物語の始まりとして描いた最初の物なので、変な愛着があります。ご感想などいただけたらうれしいです。