※この作品はR-18です。

クマ吉君の野望【2次創作短編集】   作:堀 吉之助

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くノ一。


ポケットモンスター ( ジムリーダー アンズ )

木々の間を影が奔る。

その影は枝に飛び移るたびにわずかな音をたてて、飛ぶ。一瞬の技。常人ではその影を見たとしても捕えきることはできないだろう。

 だがそれは未熟の証明でもあった。

 

 たっと地面にアンズは降りた。後ろで無造作に結んだ黒い髪を振り、今自分が来た方向を複雑な表情で見る。彼女は黒い忍び装束を着けていた。胸元からその下に着込んだ網シャツが見える。

 もちろんアンズは酔狂でそんなことをしているのではない。彼女は幼少のころより「忍術」の修行を積んだ忍者だった。ゆえに今の瞬歩、木々の間を飛び移ることもその技の一つだ。だがアンズは、はあとため息をつく。

「……まだまだだね」

 自分に彼女は言い聞かせるように小さく言う。確かに彼女の速さは「常人」ではずば抜けているが「忍者」としては未熟だった。そもそも忍者はその任務を「隠れること」を前提としている。それなのに先ほどのアンズの動きはわずかながらに音をたてた。もし任務ならその影を視認されているだろうものだった。

 速いことは二の次。そこに「いない」とすることが第一。アンズはその点で自分に不満だった。彼女は首に巻いたマフラーを指でつまんで口に付けた。二度目のため息はその中に消える。

 

 彼女には偉大な父がいる。名をキョウ。実名かどうかは一般には分からない。

 表の世界ではポケモンリーグ最高峰の四天王の一角を務め。セキエイコウゲンで強力な挑戦者たちと激戦を繰り返している。だがその実態。つまり裏の顔はアンズと同じ。つまり忍者だ。

 アンズは父の技の数々を頭に焼き付けている。幼少のころから忍術の手ほどきしてくれたのは父だったから、闇の世界の住人であるキョウの本質をもっとも近くで見てきたと言っていいかもしれない。それが正しいのかどうかはともかく少なくともアンズ自身はそう思っている。

 だから何をやっても父の影が付きまとう。アンズが一足に飛び上るたびに「父ならば」と言う考えが頭をよぎってしまう。その場では何もなくても、数日後に比較してしまう。

 アンズは若い。キョウよりもはるかに。おそらくその忍術の腕が未熟だということも「年相応」と考えれば時間が解決するだろう。しかし子供のころからの概念はそう簡単に崩せるほどの物でなく、彼女は常に悩み続けていた。

 かつっ。と音がする。

 アンズははっとしてそちらを振り向いた。さっきまでは何の気配もなかったはずだ。何かが近付いてきたような予兆もなかった。

(まさか!)

 アンズは心の中で驚愕する。自分が気がつけなかったということは、もしかしたら自分以上の忍びが其処にいるかもしれない。彼女の背中に冷たい汗が流れていた。

 

 草むらからクマ吉が飛び出してきた。

 

 黒い装束身を包み。何故か顔には一昔前にはやった風呂敷で顔を包む「泥棒ルック」。そしてこれもわかりやすく背中にパンパンに膨らんだ風呂敷を担いでいる。アンズは一瞬、彼が何者なのかわからなくなった。

「ポケモン?」

 アンズの疑問は当たらずとも遠からずと言ったところだろう。少なくともこんな恰好をしたポケモンはいないが、クマ吉のあきらかにクマ顔は人間とは一線を隠している。

「ひょ!」

 奇声をあげてクマ吉は飛び上った。そして背中の風呂敷からひらひらと何枚かの布が落ちる。真ん中にリボンのついた少女用の下着である。はっとしてクマ吉は靴を脱ぐと、そのパンツを足の指で挟み込み口に持っていってから、そこに収納する。

「な、なんなの。僕は悪いことしてないよ。そ、その今年のサンタクロースのプレゼントを前借していただけで……女の子の家から無断で持ってきたわけじゃないよ!」

 罪状を全て口にしたクマ吉。明らかに動揺していた。ここは山奥で普通に考えたら人がいるはずもなく。持ってきたパンツで「ハンカチ」を作るには最適の場所のはずだった。

「…………??」

 クマ吉の幸運はアンズが世間離れした女の子と言うことだろうか。彼女は固まったままぽかーんとクマ吉を見つめていた。頭の理解力が追いつかない。しかしこの目の前のクマは自分が察知できないほどに気配の遮断に秀でていることはわかった。

 秀でてないと捕まるから。クマ吉は得意なのだ。

 

「あんた……何者だ?」

 冷たい声で聞くアンズ。クマ吉はゴクリの目の前の「くノ一と言う名のジャンルの格好をした女の子をじっと見つめる」。アンズはクマ吉の鋭い眼光にひるんだ。その間もクマ吉は観察を続ける。

 腕は細いから、おそらく体もスレンダーだろう。前から見る分には下半身も大きくない。小ぶりのお尻が其処にある筈だとクマ吉アイを使ってアンズを分析し始めた。しかしである。確かに「くノ一」は魅力的だがそれは「巨乳」と相場が決まっている。

 クマ吉はアンズのつつましやかな胸を見てふっと笑った。

「まだまだだね」

(なっ!?)

 アンズは驚いた。まさか今の数秒で自分の未熟さを見切ったというのかと。

 実際に未熟さを見切ったと言えばそうなのだが、かなりニュアンスが違う。クマ吉的にはその胸部だけが選考の対象でしかない。アンズはごくりと息をのむ。

「……な、なにが」

 そっけない返答をしたかったというのにアンズの声が震える。クマ吉はもう一度アンズのふくらみを見てから答える。

「それじゃあ耐えられないよ……胸が、ね」

 なにか思わせぶりな口調だが騙されてはいけない。彼はエロスの化身なのだ。

(し、心臓が。もしかしてアタイすでに……結界の中に)

 いろいろな意味で騙されたくノ一の少女がゆっくりと視線を動かした。結界と彼女は言ったそれは忍者の使う罠のエリア。相手を殺す、または行動不能にするものだ。そこでアンズは勝手に想像を膨らませた。

(もしかして、さっきまで気配がしなかったのにそれが察知できたのは)

 わざとなのか。とアンズは冷や汗を流す。ここまでの手練れが(クマ吉) アンズの前に姿を現した時点で何かがおかしい。おそらく完全に勝てる状況を作り出したから、姿を現したのだろう。アンズはさぐりを入れるために口を開く。

「…………あんた。どこの忍者だ」

「恋の忍者さ」

「鯉の忍者……?」

 質問の意味が分からなくても間髪入れずに返答するクマ吉の言葉にアンズは困惑した。変な渾名だ。鯉とはあのコイキングのことかと彼女は思う。水の忍術を得意とするのかもしれない。

 聞いたことのない名前だからと言って油断はできない。そもそも忍者とは忍ぶものであり名が売れているというのはいいことではない。例外としては彼女の父だが、表の顔が大きすぎる上に堂々としすぎて彼の本当の姿を知っているものは少ない。それは他の者にはまねのできない玄妙なる人心掌握術と言ってもいいだろう。

「ぐふふふふ」

 クマ吉がいきなり笑い出した。アンズは彼に目を向ける。

「僕の勝ちだ」

 何となくいうクマ吉。別に特別な策略なんてない。だがアンズは焦った、なんのことかとあたりを見回す。木々のざわめきすら恐ろしかった。完全に自分の心に負けている。

「ふうっ!」

 クマ吉が飛び上った。一瞬のアンズの隙をついたのだ。かといってジャンプ力は常人並み。一メートル程度飛び上って降りる。アンズは目を見開く。

(な、なんの術?)

 

 実のところ焦っているのはクマ吉も一緒だった。目の前の女の子に通報でもされれば、背中の「幸せの重み」が没収になるのは目に見えている。その焦燥が彼を奇行へと走らせるのだが、効果は思った通り芳しくない。アンズが逃げてくれればいいのに。そうすれば逃げる彼女のお尻をしっかりと観察できるのにそのついでに逃げるのに。とそんなことを想っている。

 アンズは心臓がどくどくと動くのが分かった。もはやここまでかと思ってしまうと足がすくんで動けない。修行を積んできたが実戦は初めてだった。それも相手は手練れだ。それでもここでやられてしまうわけにはいかない。しかし逃げる方策が見つからない。とりあえずポケモンを出して探りを入れてもいいが、危険なこの場で自分の持ちポケモンを出すのは気が引ける。ポケモンを道具とできないのは彼女の未熟な一面だろう。

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

「??!!」

 いきなりのクマ吉による突進。不意を突かれたアンズの足が下がり、反応が遅れる。その胸にクマ吉の顔が突っ込んだ。

「きゃあ」

 かわいらしい少女の声をだしてアンズが倒れる、クマ吉は追撃でぐりぐりと胸にその頭をなすりつける。硬い。これは生のおっぱいではない。網シャツの感触だった。

「ふうっ」

 クマ吉は混乱しているアンズの胸を網シャツの上から揉む。硬いのはいい。そんな繊維の塊ごときに止められる彼ではない。アンズはわけがわからず手を出してクマ吉を離そうとする。胸が揉まれていることくらいは分かる。

「な、なにするんだっ?」

 アンズは真っ赤になって抵抗する。クマ吉はぺろりと自分のくちびるを舐めて揉む手を強める。

「だめだよっ」

 びくりとアンズはクマ吉を見た。何がダメなのだろうか。

「君はくノ一なんだっ。おっぱいが揉まれているくらいで抵抗してどうするのっ? それじゃあ成長しないよっ」

 アンズは「成長する」と言う言葉に反応した。さっきまで自分の未熟さを恥じていたところだ。彼女はクマ吉の顔を見て問う。

「まさか……アタイのお父さんの、知り合い?」

「そうさ!」

 胸を揉みながらクマ吉は嘘を吐く。アンズも抵抗しながら言う。

当たり前だがクマ吉はアンズに会ったこともない。というかアンズ自体今日初めてみた。

「僕が君のお父さんだっ」

 キャバクラ的意味でクマ吉は言う。しかし「キャバクラ」を知らないアンズは勘違いした。

「お父さんの……依頼で?」

「……そうさ、ぐふふふ」

 なんか説得できそうだ。クマ吉は続ける胸を揉みながら。

「君に修行をつけるために。僕はやってきたんだ」

「!?」

 アンズは口を開けて驚いた。これで一応クマ吉が人里離れた場所にいたことに説明がついた。背中のパンツについては最初からアンズの眼中にはない。意味も分からない。アンズは口を開く。

「あたいの修行……のため?」

 クマ吉は頷く。よくわからないが、彼は一級の紳士。「くノ一用の修行」くらい、二秒もあれば考えつく。だから今からアンズは、

 

修行の時間だ。

 

 

 

 

 

 

 クマ吉の隠れ家。もとは単なる山小屋だったのを彼が修復したものが合った。中には多種多様な淫具がそろっているが、それは地下に埋めてある。だからアンズがここに入った時何の変哲もない山小屋だと思った。

「ここで、修行を?」

 疑わしげにアンズが言った、後ろからクマ吉が反応する。

「ぐふふう、そうだよ」

「?」

 くノ一用の道具ならそろっているから心配しなくてもよかった。クマ吉はひょんなことで起こった幸運を逃さない。その準備も怠らない。アマゾンの履歴はそんなものばっかりだ。

「じゃあ今から悪い忍者に捕まった時の修行をしようっ」

「……?」

 クマ吉ははあはあ言いながらアンズに言う。

「忍者の世界は厳しいから捕まって拷問されることがある筈なんだ! 今のうちにその予行練習をしておこう!!」

 力説。口角泡をとばしクマ吉はアンズに詰め寄る。あまりの気迫にアンズはたじろいでしまった。詭弁のもっとも重要なことは「真実」を巧みに使うことにある。たしかに忍者の世界ならば残酷な拷問も多々あるだろう。

 

 でもクマ吉の言っているのはAV的なやつだ。

 

「う、うん」

 アンズは内心おかしさを感じながら頷いた。しかし確か忍者の世界ならばそう言ったこともあるかもしれない。忍術の修行はしてきたが、捕まった時の対処やそれへの抵抗の仕方は知らない。さすがに愛娘にキョウもできなかったらしい。

「ふうう、はっちがうよ!」

「???」

 アンズがころりと説得されたことでクマ吉は嬉しさのあまり奇声をあげてしまった。しかしすぐに取り繕うところはさすがだった。アンズも首を傾げながらも彼をうたがうところまではいっていない。

 

「じゃあ、今からソフトな拷問をす、じゅるり、す、するから。まずは下着を全てぬいで」

「へえ!?」

 アンズは驚いた。いきなりそんなことを言われたのは初めてだった。クマ吉は間髪入れずに口を開く。

「しかたないよ、誰もが通る道だから……」

 

アンズは自分の体を掴んだ。拷問ってなにをするのだろうと頭の中で想像が掻き立てられる。だが一流の忍者になるにはあらゆる場面に対応しなければならない。

「わ、わかったよ……、あっで、でも。ぬぐには下着、だけ、だよね」

「うむ。網シャツはそのままで」

 忍者の師匠みたいな口調でクマ吉が頷く。忍者のコスチュームを剝いては全てが台無しになってしまうではないか。

 アンズはおどおどしながら、物陰に近づく。クマ吉は何も言わなかった。彼も準備するものがたんまりとある。

 

 

 物陰に隠れながらアンズはパンツを脱ぐ。横に忍者の穿くゆったりめのズボンとマフラーが置いてあった。すでにキャミソールは脱いでいる。腰に帯のある黒い上着の胸元から見える網シャツに肌が張り付いている。

「………っ」

 動くたびに網が胸に当たる。普段は下になにか着ているが、今は全て脱いでしまっている。アンズはその細い肢体にズボンをはきなおした。腰についたモンスターボールはマフラーに優しくくるんで置いておく。武器がなくなるわけだが、迂闊にもそうした。

 どきどきと胸が鳴る。服の下は網シャツしか着ていないのですーすーする。彼女はこれも修行のためと我慢した。直に下半身にズボンが当たるのもどことなく違和感がある。

 アンズは準備が終わって、物陰からもじもじと出て行く。

 

 すでにクマ吉は準備万端だった。上半身裸で下半身は黒のボンテージ。もちろん目には蝶型のカラフルなメガネ。そして口元に涎。完璧である。

 

「いっ!?」

 アンズは素っ頓狂な声を上げた。目の前のクマの格好のわけがわからないのでそうなるだろう。クマ吉はまだ何もしていないのに荒い息で言った。

「はあ、はあ。じゃあ今から修行をかいするよっ。まずはシュチュエーションを決めよう」

 そこが大事。クマ吉的に。彼は続ける。

「君には悪い忍者につ、うっひょ、い、いや違う。悪い忍者に捕まってこの部屋に無理やり。そうむりやり連れてこられたんだ。抵抗はしたけどなすすべもなく捕まってしまって、むりやり連れてこられたんだ」

 大事なことを繰り返しつつクマ吉は言う。アンズはどこか青ざめた顔でそれを聞く。

「わかった?」

「う、うん」

 クマ吉に言われて、アンズは頷く。

「そう、そうしてある暗号を聞きだされそうになっている。っていうシュチュエーションでお願いします」

 いきなり敬語になったクマ吉にアンズが言い返す。あまり口を挟まないのは忍者の習性か。

「ある、暗号?」

「そうっ、『あたいは淫乱です』っていう暗号だよ! 今からする拷問で聞きだそうとするから絶対に言ったらだめだよっ」

「アタイハインランデス? うん、わかった」

 意味も分からずにアンズは復唱する。できればクマ吉的にしてほしくはなかったが、まあいいと考えなおす。これからが本番である。

「説明はおわったよっ。さあ。捕まったからにはこれをはめるんだっ」

 

 クマ吉が出したのは手錠だった。じゃらじゃらと音をたてて彼はアンズに近づく。彼女は少し驚いたが、さすがにもうなにも言わない。訓練を現実に近づけるのは当たり前のことだからだ。捕まった忍者が拘束されるのも当たり前だろう。

「ぐうふふ」

 クマ吉は笑いながら、アンズの腕に後ろ手に手錠をかける。アンズは抵抗せずにそれを受け入れた。わずかに緊張しているが覚悟を決めた今、どんなことでも耐えきって見せると思う。

「そーれ」

 手錠をつけ終わってクマ吉は後ろから帯を引っ張る。アンズは横に引っ張られするすると腰から帯が抜けた。そうするとはらりと胸元が開いて、彼女のつつましやかな胸と鍛えられた細い腰が網シャツに包まれたまま姿を現す

「っ!」

 アンズはいきなりのことに身を震わして、胸を隠そうとした瞬間的に真っ赤になって腕を動かそうとするが、後ろでがちがちと手錠が音を鳴らすだけで全く動かない。

「くくく、情報をしゃべってもらうでー」

 悪い口調をと思っていたら、クマ吉は関西弁になってしまった。蝶メガネをくいっと動かして彼はアンズの膝に「膝かっくん」をする。アンズの膝が折れて彼女は正座で座った。無理に耐えると倒れそうだったからだ。

 もう拷問は始まっている。

 クマ吉はゆっくりとアンズの前に回った。そうして彼女の胸をじろじろと見る。

「ほうほう」

「み、ないで」

 クマ吉はアンズの弱々しい声にこたえてその胸に手を当てた。揉む。小さなふくらみがやわらかくつぶれて、戻る。

「ん……」

 アンズは顔を背けつつも目だけでクマ吉を見る。紅潮した顔に流し目。

「さあ、情報をしゃべるんだ」

「い、いやだ!」

 アンズが真剣に言う。クマ吉はふうとため息をはくふりをして、その実アンズの胸に息をふきかける。彼女の体がわずかに動いた。

クマ吉はアンズの網シャツを掴む。そうして少しアンズに張り付けて、横に動かす。そのせいでアンズの乳首に網が当たる。網はなかなか頑丈で固い。それが繰り返しアンズの乳首に当たる。

アンズが身をよじるがあまり意味はない。クマ吉がすこし位置を調節するだけで、彼女の未発達な胸部が網に刺激される。

「ぐふふふ。裸に網シャツなんて、なんていやらしんだ」

 そうしろと言ったのはクマ吉がだがあえて言う。アンズは恥ずかしそうにする。クマ吉はそろそろと思って手を離す。そうしてボンテージに手を入れた。次に手を出した時彼の手には何かが掴まれていた。

 プラスチックのボトル。それがクマ吉の持っていたものだった。中にはねっとりとした液体が入っている。

「さあ、これをおっぱいにかけられたくなかったら、情報をはくんだっ(まだはかないで)」

 クマ吉の言葉にアンズが首を横に振る。液体がなんなのかわからないが、心は折れるにはまだ早い。彼女はもしかして毒ではとも思うが、それでもまだ口を割らない。

「ぐふふふ、しかたないなあ」

 クマ吉はそう言ってボトルのキャップを開けた。そうして片手でアンズの胸の先っぽをつまむ。ひっとアンズは身を下げるが正座ではあまり意味がない。クマ吉はとろとろとアンズの乳首に液体をかける。

「つ、つめたぃ」

 アンズが声を上げた。ぬるぬるの液体が乳首にかかって気持ち悪い。しかしクマ吉はそれ面白がるように手で胸に広げていく。アンズの胸に液体がかかっていく。表面をコーティングされたので彼女の若い胸は光を反射している。

「……口を割らないからいけないんだよっ」

 クマ吉は言いながらアンズのもう一方の胸にもたっぷりと液体をつけて揉み広げる。彼はとても楽しそうに。アンズは時折小さな悲鳴を上げつつそれをされる。クマ吉はひとしきり彼女の胸を可愛がるとボトルを床に置いた。

「は、う?」

 アンズは違和感を持った。なにかわからないが胸が熱い。それが伝道したのか彼女の顔の赤みが強くなる。それでも違和感はだんだんと強くなっていく。

 クマ吉がアンズの胸を揉んだ。

「ぃいい!?」

 アンズのからだが跳ねる。胸に「媚薬」をたっぷりと塗られてから揉まれればこうなるだろう。アンズは驚愕の目でクマ吉を見た。クマ吉はにやりとして、彼女の胸を揉みしだく。

「情報をはくんだっ」

「いやだぁ」

 クマ吉はやれやれと言った風情で少女の胸を揉む。網シャツの上からしているので網の固さがアンズを刺激する。しかし彼女は口を塞いで、悲鳴をかみ殺した。だから仕方がなかった。クマ吉はもっと強く、はげしく揉む。

 アンズが身をひねる。胸についた液体がゆっくりと彼女の体を流れ落ちて行く。クマ吉はなかなかの柔らかさにぺろりとアンズの乳首を舐めた。

「!!!……」

 アンズは目を開いて口を開く。だが悲鳴は漏らさない。強情さがクマ吉にはいい。

 クマ吉は揉む手を離した。アンズは少し体を折って荒い息を吐く。だがまだまだ彼女の修行は終わっていない。

 クマ吉は網シャツを掴んだ。そうしてさっきのように胸に押し付けて横に動かす。そうすると固い網が乳首を刺激する。重点的に。

「……さぃ……」

 言葉にならぬ声をアンズは上げる。さっきまでは何の愛撫もなくされたことだが、今は体が反応しているうえに、ねっとりとした液体が乳首を包んでいる。

 網が当たる。

「っ……」

 網が当たる。

「や、め」

 網が当たる。

「ひっ」

 アンズは言葉が紡げない。乳首を擦られることがどういうことなのか少女は身を持って体感する。

「さ、情報をはくんだ」

 アンズは勢いよく首を横に振った。クマ吉は網シャツを離して、両手を下げる。そしてすぐにアンズの両胸の先っぽを両手でつかんだ。そうしてからコリコリと動かす。

「あっい。や、やめ」

 アンズが口から涎を垂らしながら懇願する。しかしクマ吉はやめない。さっきのように網シャツを使うのではなく、彼の指で乳首を摘まんでからくりくり動かしながら力を入れたり抜いたりする。そのたびにアンズの手錠が鳴った。

「ぐふふふ」

 クマ吉も涎を垂らしながら笑う。目の前でよがるくノ一の少女はなかなか口を割りそうにない。だからもっと強い刺激で彼女の心を溶かさなければならない。クマ吉は片手を反して床のボトルを取るとアンズのだらしなく開いた口に先を突っ込む。

「ん、んんーー?」

 中身は媚薬。飲める媚薬。

 ねっとりした液体がアンズの喉を鳴らす。彼女のお腹に溜まっていく。クマ吉は引き抜いた。アンズがぶはっと息を吐き、口に残っている液体を吐き出す。だが粘性が高く彼女の口からとろりと糸を引いてしか出て行かない。

 

 クマ吉は両手を離した。アンズは赤い顔でそれを不思議そうに見る。クマ吉は何も言わない。ただ待つのだ。彼女の体が変わるのを。

 

 数分後。

「なにこれェ……!!」

 あれから時間がたってアンズはあの薬の力を思い知った。時間がたつほどに彼女は汗と媚薬に塗れた上半身をひねりようになり、首を振る。体が火照って、股が湿って、胸が疼く。

 アンズはがちがちと手錠を鳴らす。もちろん非力な彼女ではどうしようもない。ただ動くたびに小さな胸が揺れる。網が乳首に当たる。

「あう……」

 びくっとアンズは身を折る。独り相撲。どうしようもない状況で足掻く。

「情報をはくんだっ」

 クマ吉は涎を垂らしながら言う

「いやだっ」

 アンズは涙目で言う。もちろんクマ吉はそう言ってほしかった。仕方ないのだとクマ吉は彼女の後ろに回った。そうしてから後ろから彼女に抱き着く。そうしてから手を前に出して胸を掴む。揉む。

「ぃあああああああああああああ!」

 アンズは暴れた。クマ吉は逃がすまいとしっかりと「にぎりしめる」。アンズの体が跳ねてから身をひねる。だがそのたびにクマ吉のふさふさの手が彼女の胸を可愛がる。

 揉む。

 揉む。

 揉む。

 アンズは揉まれるたびにひいひい言いながらも情報を吐かない。言ってしまった方が楽になるだろうが、彼女の真面目な性格がそれを許さない。だからクマ吉はさらにアンズの両胸を揉みしだく。

「ああっ!」

 アンズの体が弓なりに反った。胸が張りだされる形になり、クマ吉の手のひらで踊る。しかしアンズは強情だった。絶対に自分から言ったりはしない。

「さあ。情報をはくんだっ」

「いやだああああああああ」

 叫ぶ。そうしないと言葉にならないからアンズは叫んだ。涙が目元に溜まり、口から涎が垂れる。いつのころからか、胸が固くなっている。

「ぐふふふうふ、強情だなっ」

 嬉しそうに言うクマ吉。ならば次の段階に進まなければならないだろう。

 

 クマ吉はアンズのズボンの中に手を入れた。

「い、いやだあ、はなせええ」

 アンズは拒絶するがクマ吉は股の間に手を入れた。そうしてから其処を触る。なにか愛撫するわけではない。だがアンズはそれだけで嬌声を上げる。初めての体験だ。薬の効果を抜いても敏感なのだ。

 クマ吉は片手でアンズの胸を揉み、乳首を摘まむ。片手で彼女の秘所をまさぐる、しかし中に指は入れない。ただ外側を優しく触る。

「へえひい」

 変な声を上げてアンズは唸る。クマ吉のズボンに入れた手にぬるりとした液体が付いた。媚薬ではない。アンズの「中」から出てきたものだ。

「ぐふふふ」

 十分に濡れてきた。しかし相手は忍者、油断はできない。だからもっとしてあげないといけない。クマ吉はアンズの胸から手を抜く。そうしてまたボンテージに手を入れた。

 取り出したのはさっきと同じプラスチックのボトル。中身も一緒。

 アンズのピンク色の唇が開いた瞬間を見計らってボトルを突っ込むクマ吉。

「!!!」

 アンズは自分の口に入ったものの正体を知ってもがく。だが絶妙なタイミングで秘所を触られ、行動をスタンされる。

 ごくごくごくごくごく。アンズは飲む。むーむー唸っても変わらずに彼女の体に媚薬がが入っていく。数秒で全部を彼女は飲み干した。口からボトルを抜かれる。

「ぐふふふ、情報をはくんだ」

 何度目だろうかという言葉をクマ吉は言う。アンズは首を横に振って否定する。

「……だぁ」

 アンズの口からか細い声が漏れた。だが彼女は知っている、今からが本当の淫楽なのだと。

 

 

「あああああああああああああああああああ」

 体中が熱い。アンズの口から涎がとめどなく流れ、頬を涙が伝う。今なにかされれば絶叫する。

 クマ吉がアンズの胸を揉んだ。

「――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!」

 言葉にならない叫び。アンズは自分で何を言っているのかわからない。今がどこなのかもわからない。

「ま、まだ情報をはかないなんて! ぐふふふ」

 クマ吉は準備が整ったところで「あれ」を出すことを決めた。春休みの工作で作って、その日のうちに警察に通報されかかったいわくつきの秘密兵器を出すときが来たのだ。

「ふう」

 クマ吉がアンズを離した。そうして素早く隣の部屋に駆けこむ。アンズが逃げてしまっては元も子もない。時間との勝負だった。

 アンズは何がなんだかわからなかったが、逃げられるチャンスだと直感的に判断した。しかし腰がたたない。ずりずりと芋虫のように這いずっていく。

「あっア………あっ」

 床が冷たくて、気持ちがいい。アンズはむき出しになった胸を床に押し付けながら這いずる。だがやはりその動きは遅い。出口は遠い。

 

 だからクマ吉の方が早かった。

 

 からからという音を出しながら、クマ吉が大きな台車を押してきた。その上には秘密兵器かつ春休みの工作。木馬。が載っている。

 木馬は白い外見をしていて、大きさはアンズが載ったら足がつかない程度に大きい。そして座る場所には、大きい棒が刺さっている。棒はピンク色のジェルでできていて、大きめの男性器を模していた。

 もちろんここに乗るのだ。アンズが。

 

 クマ吉が用意したのはそれだけではない。木馬の力を最大限に発揮するためにもう一手必要だった。クマ吉がボンテージの中から取り出す、浣腸器を。その浣腸器の中にはたっぷりとローションが入っている。

 素早くアンズの後ろにまわったクマ吉はアンズのズボンに手をかけて一気に下ろす。

「きゃああああああ」

 白いお尻がクマ吉の方を向いていた。やはり最初のクマ吉の見立て通り小さい。

「お注射のじかんだよっ」

 クマ吉は浣腸器をアンズに差し込んだ。

「いぃいいいいいいいいい????」

 アンズはお尻を振って逃げようとする。だが差し込まれた浣腸器は全くびくともしない。そのうちアンズの中にローションが注入され始めた。

「つめたいぃいいい」

 冷たいローションがお尻の穴から奥までじっとりと濡らしていく。クマ吉がぎゅと浣腸器をいれこむとぐちゅと音をたてて、アンズの中にさらにローションが入る。アンズは舌を出して声も出ない。

「これくらいだね」

 クマ吉はわざとぐりぐりと動かしてから浣腸器を抜き取る。アンズは「きゃう」と嬌声おあげて、身を反らす。軽く胸が揺れた。クマ吉は浣腸器を捨ててアンズの腰を掴んだ、そしてぐっと持ち上げる。

 火事場の馬鹿力がこんな時にだけでるのはクマ吉だけだろう。

 

 アンズが無抵抗に木馬に乗せられる。足がぷらぷらと揺れる。クマ吉が木馬に触れるとアンズの足のあたりに「足かせ」が出てきて、それでアンズを固定する。

今からのことがアンズには認識できない。彼女の小さな割れ目が木馬に当たって、中に溜まった愛液が木馬を流れ落ちる。足はすでに一体化している。

 クマ吉は木馬に乗ったアンズの腰を掴んで位置を調節する。ジェル状の男性器の上に。

 クマ吉がアンズを離す。アンズに秘所に男性器が入り込んだ。すでに濡れていて、滑らかに。

「ひっあああああああああああああああ」

 アンズはきょう何度目かの絶叫をする。男性器は彼女の奥まで到達した。

「さあ、いくよっ」

 クマ吉が木馬に触る。するとアンズの中で男性器が振動し始めた。

「やあっああ、ああ?、あひい」

 アンズが泣きながら腰を動かす。だがそれは膣の中で男性器を擦るだけで終わる。がちがちと足かせがなる。ぎちぎちと手錠が音をたてる。

 男性器は振動を早めた。強く、アンズを突く。そのたびに愛液が流れていく。

「いいますっ、いヴいう」

 アンズがクマ吉に懇願する。腰を揺らしながら。ついに彼女の口が割れた。忍者として口を割ってしまう。クマ吉はもうなんだか忘れかけていた。

「あたいは淫乱、あたいはインラン! もうやめで、おねがい」

 クマ吉は男性器のスピードを上げた。

「なんでぇ」

 びくびくとアンズが唸った。大声で「あたいは淫乱」などと言われればそうしてもいい気がクマ吉にはした。だから、

「ぼ、僕はわるくないよ」

 いけしゃあしゃあとクマ吉はのたまう。

 

「ひぐぎゅ」

 アンズはもう前後の区別がつかない。上半身が汗を飛ばす。クマ吉は蝶メガネに下で涙を見せた。くノ一の拷問とかやってみたかった。今日はいい日だ。しかしそこで終わるのは凡俗の紳士。クマ吉は世界ランカーだ。

「ぐふふふ」

 クマ吉が木馬の後ろにまわった。尻尾のところを動かすとそこがぱかっと開いて、中に空洞があった。何かが入っている。それはいくつかの球体が連なったもの。つまりアナルビーズだ。

 アナルビール。その名の通りアナルに入れ込んで楽しむものだ。それは玉の部分をアナルに入れて一気に、またはゆっくりと引き抜く。

 クマ吉はアナルビーズを取り出して、アンズの腰を掴む。そうして男性器に一度突っ込む。

「みゃあああ」

 アンズが腰を浮かす。そこでクマ吉はそのお尻に指を入れた。ぐちゅぐちゅとうごかしてからアナルビーズを入れ込む。ぐっぐっと玉を入れ込む。その瞬間にもアンズの前の穴は男性器でぐちょぐちょとかき回されている。

 クマ吉が笑った。

 アナルビーズがぬきとられる。

「っああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアああああああああああああアアアアアアアアアアアアあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 

 少女が愛液をまき散らして暴れる。木馬の上で。しかし彼女に逃げ道はない。網シャツに包まれた上半身も、これ以上ないほどに犯されぬいている下半身も。アンズにはどうしようもない。

 だからクマ吉は最後の力を木馬の男性器のパワーを最大にした。

 アンズは舌を出してよがる。もうだめだったなにもわからない。気持ち良すぎて、気持ち良すぎて。

「…!!!!!!!!!」

 木馬の中にはタンクがついている。そこにはここ数日でため込んだクマ吉の精液が溜まっていた。男性器にそれが集まる。クマ吉がごくりと息をのんだ。

「もうだめえぇええ!!!」

 アンズがいったと同時に、彼女の股から白い液が、零れ落ちていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さあ、はやくくるんだ」

 最近、近くの街で女性に下着を盗むものがいるという通報があり、警察が山狩りを行った。そこで大量にパンツをもったクマが見つかった、ゆえに今そのクマを連行が連行されている。それに加えて少女がひとり保護された。

「パンツは、人類共通の財産だと、おもわないかい…」

 警察につれらて行くクマ吉の声を聞く者はいない

 

 

 





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