※この作品はR-18です。

クマ吉君の野望【2次創作短編集】   作:堀 吉之助

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ガンダムZZ プルツー

 黒い巨人が空を行く。

 赤い眼をしたそれは轟音を響かせながら、ブリテンの空域をその巨体にからは想像できのない速さで進む。その威容は見るものへ恐怖を呼び起こせさせるには十分なほどだった。

 サイコガンダムMk-II。それが巨人の正体だった。

 かつてのティターンズの生み出したサイコガンダムは、かのグリプス戦役での戦いを生き残り、このブリテンの空気を振動させていた。

 その全長39.98mの巨体には20基以上のメガ粒子砲を備え。腕部に有線式のビームソードを装備し、その上敵のビーム兵器を反射させるリフレクタービッドまでも搭載している。まさにかつて「悪魔」と恐れられた「ガンダム」の名を冠するには十分なほどだった。

「ふん。ちょっと重いな。前に使っていた奴の感じか」

 サイコガンダムのコクピットでその少女は不快げに鼻を鳴らした。凛々しい顔立ちをした青眼の彼女は、胸部に赤のアーマーをつけ、黒を基調としたぴっちりとしたパイロットスーツに身を包んでいる。

 少女は顔にかかったオレンジの髪を煩わしそうに手で跳ね上げた。

 これほどの超兵器を動かすパイロットとしてはこの小柄な少女はミスマッチだと多くの者は思うだろう。しかし、彼女はただの人間ではなかった。強化人間。通常の人間の身体能力をはるかに超えた科学化け物。それが彼女「プルツー」の正体だった。

 プルツーの周りは360度を捉えることのできる全天周囲モニターだ。彼女の座る操縦席はまるで空に浮いているようにすら感じられた。

「ZZガンダム……」

 プルツーは操縦桿を握ったまま。これから撃墜するターゲットの名前を口にした。特に意味はあるわけではない。彼女にとっては大した相手だとは考えられないほど、敵機との機体性能があるからだ。

 くく。とプルツーは口元をほころばせた、その切れ長の目はまるで獲物を前にした蛇の様だ。彼女は心に湧いた嗜虐心を楽しみながら、アクセルを踏む。ごおと音がして、サイコガンダムが加速した。

「待っていろ。ガンダ――」

 操縦桿の横から出てきた手錠がプルツーの両手を固定した。

「え?」

 驚くプルツーの足元でカチャと音がした。

「へ?」

 素っ頓狂な声を出すプルツーが見ると、彼女の両脚にはそれぞれ枷が付けられていた。その枷にはレーザーの「紐」が付いており、シートから伸びていた。

 がちゃがちゃとプルツーは拘束具を揺らす。無言で。その上、サイコガンダムもオート操作になっている。

「……?……!」

カッコつけて敵を討ちに行こうとした矢先の不可解な出来事である。さしものプルツーにも状況が理解できなかった。彼女は何とか手元のコンソールを動かして、彼女の発進した母艦へ連絡をつけようとした。この判断の速さはやはりプルツーが優秀な兵士であることを表しているのだろう。幸いにも周辺のミノフスキー粒子は薄い。電波による交信も十分に使えそうである。

 コンソールの上についた、ミニモニターがががっとノイズを映した。ミノフスキー粒子が薄いと言っても、多少の電波妨害はされている。

「おい、聞こえるか!」

 いらだたしげなプルツーの声がモニターに向かって響いた。操縦はできる程度の微妙な拘束をしたこの事態は彼女の怒りを受けるには十分な事例だろう。

 モニターに人影、いやクマ影が映った。ノイズが取れて、青いシャツを着たクマ吉が映し出された。プルツーはいきなり現れたその珍獣に言葉を失った。呆けた顔で彼女はモニターを見た。

「ぐふふふふ」

「……だ、だれだおまえ!?」

「えっ、僕? クマ吉」

「誰だ。お前!?」

 自己紹介したはずなのに、プルツーの疑問の声は明確になった。不思議な事態にクマ吉はかわいく首を傾げる。その勘違いした仕草にプルツーのこめかみに青筋が走った。

「ぐふふ。もうにげられないよ」

「……何が、目的だ。ふん。こんなことをしてただで済むと思っていないだろうね。わかって……」

「わかっていないのはそっちだよ!」

 急に大きな声をだしたクマ吉にプルツーはビクリとした。恐怖と言うよりも純粋に驚いたのだ。クマ吉は涎を流しながら叫んだ。そのクリリとした黒いどぶの底のような目がプルツーを見る。

「わかっていないんだよ! 凡人にだって感情があるんだ!」

「なにを……いっているんだい……?」

 心底プルツーには分からない。だがクマ吉は思い出し、しゃべった。

 あれは、格納庫にあったサイコガンダムで、クマ吉が床オナしている時のことだった。ひんやりした機体の表面に体を絡ませて動くととてもよかった。クマ吉はわざとズボンを脱げないように片足にひっかけていた。彼が居たのはサイコガンダムの足パーツの部分である。

「まだ、整備が終わらないのか」

「ひい」

 クマ吉が声のした方向を「見つからないかな」と期待を込めて見た。だが、その声の主はこちらには気づきもしない。そして、そこにいたのはプルツーと作業着の倒れた男だった。

 クマ吉には作業着の男がプルツーに突き飛ばされたのだと直感した。勿論羨ましい。しかし、小柄な少女とはいえ、強化人間であるプルツーに突き飛ばされた男は、腰を打ったらしくしゃがんだまま起きない。それでもプルツーはその男を見下げながら言う。

「あと、2時間で整備を完了させておくんだ。わかったね」

 そう言い捨てるとプルツーは休むためか、どこかに行ってしまった。しばらくして男が立ち上がると、彼と同じ格好をした数人が駆け寄ってきた。

「なんだあいつ、グレミーいや、金髪馬鹿が連れてきたからって威張りやがって」

「ああ、小娘の分際でなあ」

「でも強いだろうな。強化人間だからな……」

 プルツーに突き飛ばされた男を助け起こしながら、男達は口々に不満を言う。だが助け起こされた男は悲しげに首を振る。

「それでも命令は命令だ……お前たち。作業に戻るぞ」

 男が言うと、全員が口を閉じた。彼が責任者なのだろう。男は痛む腰を軽く叩きながら、サイコガンダムの整備に戻って行った。

 その光景にクマ吉は激怒した。あの「プルツー」と言う少女が可愛くて、なんかエロそうなスーツを着ていることが許せなかったのだ。彼の怒りは上記の男達とプルツーの確執とはあんまり関係がない。

 クマ吉はサイコガンダムの整備を手伝った。とりあえず手錠とか組み込んでみたり、360度リアルタイムカメラを設置してみたりした。彼にはMSやMAへの技術的知識はなかったが、エロの為ならばできた。

 クマ吉は操縦席をかちゃかちゃといじくりながら、さっきプルツーに突き飛ばされた男のことを思いだした。

「悪いことをした子には、お仕置きしないとね……」

 汗をぬぐいながら彼は言った。その後ろからコクピットの整備に来た、さっきの男がやってきて叫んだ。

「だ、誰だお前は!」

 

「と、言うわけさ」

 クマ吉はプルツーに説明し終えるや、ふうと息を吐いた。プルツーは今の中身のない話が終わったことに気が付いた。

「け、結局、お前は何者なんだ。というかなんだ今の話は?」

 プルツーが突き飛ばした男の為の復讐の話のような、全く関係ないような、とにかくなんなのか、わけがわからない。そんな話を聞かされて「と、言うわけさ」と言われたところで納得ができるはずがなかった。

「とにかく。この手錠を外しな!」

「だ、だめだよ! いまから、やりたいことがあるんだ!」

「やりたいこと、だと?」

 プルツーはギラリとした目で画面越しにクマ吉を睨みつけた。その刺すような眼光を受けながら、クマ吉はシャツを脱いだ。彼はその毛がふさふさのからだをプルツーに見せつける。

「な、なにを」

 とプルツーが言い終わる前に、クマ吉はぐっと身を引いてモニターに全身を映した。彼は薄ら笑いを浮かべたまま、その短パンに手をかける。ぐっと脱いだ。パンツなど履いてはいない。むき出しの男根がモニターに映った。

「う、うわああああああ。な、なにをしている!」

 真っ赤になってプルツーが横を向く。そこは少女らしい。だが、クマ吉が服を脱いだのは、着替えるためだったのだ。彼は画面の端から白衣を持ってきて、羽織った。裸に白衣。生まれたままの姿の上から純白の聖衣。完璧である。しかし、そこにアクセントをつけるのが紳士としてのたしなみだろう。クマ吉はごそごそこと白衣のポケットをまさぐり、何かを取り出した。

 それは鉢巻だった。ただし、なぜかCDが付いている。クマ吉がその鉢巻を頭に巻くと、光沢のあるCDが額の部分に来た。まるで歯医者がつける額帯(がくたい)鏡(きょう)のようだ。多少勘違いしてはいるが、クマ吉の姿は医者そのものだった。

「く、なんのつもりだ」

 ちらちらとプルツーは横目でクマ吉を見た。だが彼が腰を振るたびに、赤くなって黙ってしまう。

「ぐふふふ。これは準備さ。シュチュエーションの確保の為さ」

「……」

 クマ吉は答えたが、やはりプルツーには理解できない。普通なら会話の中にヒントがあるものだろうが、クマ吉の言葉からは何も得るところがない。ある意味徒労である。しかし、プルツーは別段危機意識を持っているわけではなかった。

 なぜならばここはブリテンの空の上。サイコガンダムの中である。クマ吉がどこで何を企んでいようとも、あまり関係はないだろう。少なくとも、このクマは自分を殺そうとしているわけではなさそうだと、プルツーは思った。

 その考えこそが甘かった。紳士には時と距離は関係がない。

「ふう。準備できたよ」

「はっ。なにをしようとしているかは知らないけど、ここをどこだと……」

 突然、全天周囲モニターの側面、プルツーの真横がドアのように開いた。そこからどこでもドアよろしく、クマ吉が出てくる。

「こんにちは!」

プルツーはなにか言葉を言いかけたまま、口を開けて呆然としていた。そして、次の瞬間叫ぶ。

「えっえええええ、そっそこ開くのか、い、いや。そこにいたのか、き、貴様」

 プルツーは驚きすぎて自分でも何を言っているのかよくわからなくなった。つまり先ほどの映像はサイコガンダムの中に乗り込んだクマ吉が、リアルタイムで送ってきていたのだ。恐るべき改造力ではある。あんまり意味はない。

「そ、それよりも、前を隠せええ!」

 現れたクマ吉はもちろん裸白衣である。この単語を使えるのは彼くらいの者だろう。彼は無言で腰を振る。するとプルツーは顔を紅くしてそっぽを向いた。だが、いつの間にかクマ吉がその方向へ回りこんでいる。

「ひっふうう」

「…………」

 プルツーはキッとクマ吉を睨んだ、できるだけ下半身を見ないように気を付けながらではある。しかしクマ吉は見られることが心地よいらしく、恍惚の笑みを浮かべて涎を垂らす。

「さてっと。お遊びはここからだよっ」

「く、く。さっきからなにを言っているんだ! そもそも、それをいうなら遊びはここまでだっ! だろうっ」

「……。いつから、僕が遊ばないと錯覚していたの?」

「なに!?」

 クマ吉はバサっと白衣をはためかせた。彼の下半身が強調されるが、プルツーは必死になってみない努力をしている。だが彼女の目は自然に下へ動いた。勿論股の間には興味がない。それよりも、クマ吉の白衣に目がいった。

 白衣の内側には聴診器や、何本かの注射、それに何に使うかよくわからない器具、薬品が大量に供えられていた。プルツーはごくりと息をのむ。まさか人体実験でも、する気ではないだろうか。

「な、なにをするき……だ」

 さすがに弱い声を出してしまうプルツー。そんな様子にクマ吉は白衣をまくり上げて、胸元を強調した。全く関係ない行動であるが、彼の口からでた言葉はプルツーの運命を決定づけた。

「お医者さんごっこ。しようっ! ぐふふふ」

 プルツーは「オイシャサンゴッコ」が何かわからなかった。単語や概念を知らないのではなく、こんな場所で言われるとは、夢にも思わなかったからだ。だがこれは夢ではなかった。

 サイコガンダムの中でお医者さんごっこ。前代未聞の珍事が、今始まろうとしている。

 クマ吉はマスクをした。はあはあ言っているので、お医者さんには程遠い。しかし、彼はもう完全にお医者さんの気持ちになっていた。小児科とか幼女触り放題だよね。などと言う「ロリコンが考えたお医者さん」の気持ちではある。

「き、きさま。ち、ちかよるなあ」

 クマ吉はすすっと近づいた。悪いところを調べなければならないのだ。だが、悪いところと言ってもプルツーの体は上から下まで調べないとわからない。それにクマ吉はお医者さんごっこをしようとは言ったが、彼は自分がどこを専門としているのかまでは限定していない。できれば泌尿器科とかがしたいが、クマ吉は持ち前の我慢強さで耐えた。

「さあっ。まずは虫歯がないか調べるんだっ」

「なにっ、あっ」

 クマ吉がプルツーの横にきて、シートの側面を叩いた。その瞬間、プルツーの視界が揺れる、プルツーのシートのリクライニング機能が動いて、後ろへ下がったのだ。それに伴って、プルツーは天井を向いた格好になった。彼女は目だけを動かして、クマ吉を見た。さすがに焦りの気持ちがある。

 クマ吉の頭のCDがきらりと光る。このプルツーの体勢に彼の言動。このお医者さんごっこは「歯医者」から始まるらしい。ここまでわかりやすい状況でも、プルツーの頭には疑問符しかない。

「や、やめろ」

 なにをする気かは知らないが、プルツーとしてはクマ吉に好き勝手されたくはない。しかし、悲しいことに彼女の両手両足はシートに括り付けられている。

「ぐふふふ。じゃあ、アーんしてねっ」

 クマ吉はシートの脇をもう一度叩いた。シートの側面が開いて、クマ吉はそこからなにかを取り出した。それはシートと透明なチューブで繋がった二本のスティックだった。

 片方は先に小さなドリルのついた、虫歯を削るもの。もう一つは唾を吸いこむため、先に穴の開いたものだ。そのスティック達ははまさに歯医者の使うものだった。クマ吉がスティックのスイッチを押すと、それぞれが動き出した。ドリルの音が、コクピットに響き、なにかを吸いこむ風の音がプルツーの耳元でする。

「ふぉおお」

 奇声とともにクマ吉はドリルの方をのスティックを振り上げた。プルツーは、驚いてあっと叫ぶが、それこそがクマ吉の狙いだったのだ。彼はドリルと捨てると、すかさずプルツーの口の中に唾を吸いこむスティックを入れた。

「ふ、ふがあ」

 なにか言うプルツーのだが、口にものが入ったままではなにも言えない。その隙にじゅごごと音がして、口の中の唾がスティックに吸い込まれていく。先が舌に張り付いて、容赦なくプルツーの口から潤いを奪っていく。

「やへろ!」

 プルツーは頭を振って逃げようとするが、クマ吉はスティックを動かして、執拗に唾を吸い取る。プルツーの口の中で、風が鳴、唾が吸い込まれていく。

 当たり前の話ではあるが、このクマ吉の行動に敵意はない。それどころか、口の中の唾を吸いこんだところでなにかプルツーに不都合もない。しかし、涎を採集するクマ吉の目は真剣そのものだった。

 プルツーの涎である。それだけでクマ吉にはもうたまらない。チューブの先には保管用の容器につながるよう、シートを改造しているのだから筋金入りである。

「ここが……肝心なんだよ……」

 クマ吉は真剣にスティックを動かす。風の音が心なしか強く感じる。

「ふふああ」

 プルツーは顔を動かし、顎を動かし抵抗するが全く効果はない。それだけクマ吉は真剣なのだ。水の吸われる、艶めかしい音が聞こえてくるたび、プルツーはなにかわけのわからない敗北感を感じた。なんかきもい。

 クマ吉がチューブを口から抜いた。スティックの先から、たらと粘性のある液体が垂れてプルツーの胸元に落ちた。クマ吉はしまったと思い、スティックを胸元にやる。プルツーの着込んでいる胸部のアーマーを押し上げて、中にスティックを入れた。

「あっ、て、手が滑った」

 パイロットスーツの上から、スティックの先の穴。それがプルツーの胸を先っぽから吸い始めた。ご丁寧にもプルツーの少女の胸、その先端を吸い始める。

「あっ、きさ」

「あああ、間違えて、強にしちゃったっ。わ、わざとじゃなないよ」

 スティックはすさまじい勢いでパイロットスーツごとプルツーの胸を吸い始める、特殊ゴム製のパイロットスーツが吸いついたスティックを中心に放射線状の皺を作る。プルツーは自分の胸部に小さな痛みを感じざるを得なかった。それに「吸われている」こと自体が不快だった。彼女はほんのり紅い顔を険しくさせて叫ぶ。

「は、はずせ!」

「わ、わかったよっ。今すぐに外すよ」

 クマ吉はプルツーに吸いついたスティックを引っ張って取ろうとした。だが、あまりに吸引が強すぎるのかプルツーの胸を吸いこんだまま、離そうとしない。それどころか、くっついたまま引っ張ったものだから、プルツーの胸を引っ張る形になった。

「うーんしょっ、うーんしょ」

 とクマ吉も45パーセントくらいの力でスティックを引っ張るのだが、不思議にもプルツーの胸からスティックが離れない。一度ひいては休むので、プルツーの小さな胸がきゅうきゅうと風の音とともに動く。

「す、スイッチを切れっ」

 たまらずプルツーは言った。引っ張って取るのではなくスイッチを切る。それだけ彼女は解放されるのだとクマ吉は気が付いた。慌てて、彼はスイッチを切り替える。最後に一吸いを行ってから、スティックはプルツーから離れた。

「ふう。何とかなったよ」

「なに……が。なんとかだっ」

 切れ切れの息でプルツーは抗議の声を上げる。乳房の先からじんとにぶい痛みがあった。だが彼女は勘違いしている。クマ吉はスイッチを「切り替えたのだ」。クマ吉の持っているスティックの先から風が「吸いこまれる」のではなく、何かが「出て」くる。

 どろりとした液体がスティックの先から出てきた。それがプルツーのお腹あたりに落ちて、パイロットスーツの上をゆっくりと流れる。明らかに粘性の高い液体だった。

「な、なんだそれは」

 プルツーは目を見開いて、唾を飲む。これまでのことを考えれば、クマ吉が何かしようとしていることは明確だ。彼女の声は不安で、少しだけ上ずった。だがクマ吉は、にやりとする。

「ちがうよ。これはいやらしい気持ちにさせる液体なんかじゃないんだ。断じて違うよっ。ただ、口をすすぐだけの液体さっ。さあ。口を開いて!」

 ぐっとプルツーは口を閉じた。歯を食いしばり、唇を噛むように閉じる。

「え、ええ? なんで口を閉じるのっ。こんなのおかしいよっ!」

 白々しいことを言うクマ吉を目でにらみ、プルツーはさらに口をきつく結んだ。クマ吉はおろおろしつつも、自ら顔の顔を引っ張ったり、舌を出したりという行動に出た。

「……ぅ……」

 クマ吉のいきなりの行動に、プルツーは頬を膨らませた。別段怒っているわけではない。違う理由がある。

「ぷうう」

 変な声を出しながら、クマ吉はプルツーの前で顔を動かす。その顔は人を馬鹿にしているようにも見えるが、もともと容姿だけはファンシーな彼である。笑いをさそうには十分な面妖さではあった。

 それに笑うまいとするほど、人は顔がほころびそうになる。プルツーは肩を震わせつつも目を動かす。視界からクマ吉を排除しようとしているのだ。だがクマ吉もさる者。さっとプルツーの腋に手を入れると、くすぐりだした。

「……!…ぅ……」

 軽く暴れながら、プルツーはいやいやと首を振った。今にも吹き出しそうなほど、膨らん頬だが、最後の意地なのか全く口を開けない。クマ吉はとりあえず、プルツーの胸を揉んでから離れた。プルツーは驚いたが口は開けない。

「ふう」

 やれやれとクマ吉は肩をすくめた。その指には、さっきからだらしなく液体を垂れ流すスティックが握られていた。

「しかたないね……」

 さびしそうにクマ吉は言うと、彼はプルツーの体を見た。繰り返すが彼女はぴっちりとしたパイロットスーツを着ている。それは操縦の時に動きやすい為でもあるが、そのせいで体のラインがくっきりと浮かび上がっていた。ただし、胸には赤いアーマーをつけ、股間のところにはガードが付いているので、彼女の女性としてのラインは見えない。

「下には、なにも着ていない……だと」

 クマ吉は見ただけで、プルツーのパイロットスーツの下を見破った。水着のような、スーツの下には何か着ていると大変なのかもしれない。

 クマ吉はプルツーの首元に手をやった。そしてパイロットスーツの襟をつかんで伸ばす。少し隙間ができたので、その中に液体を出すスティックを放り込んだ。

「なっ??」

 プルツーは驚愕の声を上げたが次の瞬間、首元から冷たい感触を感じた。首から胸、そしてお腹へ何かが流れていく。ねっとりとした液体が、プルツーの体を舐めるようにパイロットスーツの中を通っていく。

「なっ、あっ」

 冷たい。プルツーは不快感に身をよじるのだが、それのせいでスティックが中へ入っていく。機密性の高いパイロットスーツの中を何かが通ることはできないはずだが、液体が潤滑油の役割になってプルツーの体を滑っていく。無論、その間も絶えず粘液は垂れ流しているので、重力に従って液体は降りていく。プルツーは座っているため、その先は足ではない。股の間に溜まっていく。

「あっああ」

 プルツーの体に染み込んでいく液体は言うまでもなく、ローションと媚薬を調合したものである。クマ吉特性のお手製であるので、効果は抜群であると言っていい。どれだけ自分の体で試したかわからないほど、研鑽を積んで作った逸品である。

「なんだ。これぇ」

 プルツーはできるだけ胸を反らして、スティックが落ちて行かないように耐えた。だが、スーツの中の止まったところでローションがどばどばと送り込まれるので、彼女の体はそれを吸収してしまう。

「ふむふむ」

 クマ吉はいつの間にやら、ボードを持ってきて何かを書いていた。彼の持ったボードには一枚の紙が挟んであり、「カルテ」と書かれていた。クマ吉はプルツーの様子見ながら、ペンを走らせる。紙の上に「淫乱」と書かれた。病名である。

 クマ吉がそんなことをしている間にも。ゆっくりとスティックは下へ下へと降りていく。プルツーは沸き立つ体を何とか抑えて、腰をひねり、身を反らし抵抗するのだが、いかんせん手が拘束されていてはどうしようもない。

「く、このお」

 プルツーのあるかないかの胸の谷間にスティックが入り込んだ。ここぞとばかりにプルツーは胸を張る。これで止まったと思った。しかし、現実は甘くはなかった。

「ぁああああ」

 吸い取られたはずの涎を口に溜めて、プルツーはよがった。胸元で止めたということは、彼女の二つの双丘はたっぷりとローションがかかっているということだ。それに元々がきついスーツで胸を反らせば、スーツで胸を擦ることになる。それで彼女の可愛いらしい胸はねっとりとした液体で乳首から下乳で濡らしてしまう。

「あっ、く」

 それでもプルツーは、胸を張った。ここで負けるわけにはいかない。あまり実質的な意味はないのだが、意地になっていた。クマ吉はプルツーのそんな様子を見ながら、カルテに「おっぱいが好き」と書いた。そのあと、彼は「ふむふむ」とひとりごちる。

 どばっとローションが出た。

「ひい」

 プルツーが悲鳴を上げて、ビクリと身を下げる。彼女が無理に胸を張っていたせいで、スティックについたチューブがつぶれて中の液体が溜まっていたのだ。そのせいで、プルツーの胸部に大量のローションがかかった。

「あぁあ、この、きさ、おちるなあ」

 プルツーの声はむなしく、スティックは彼女のお腹を通って下へ落ちていく。一気に落ちるということは、スーツに締め付けられている手前できない。しかしそのおかげで、ゆっくりと彼女の体は媚薬づけになってゆく。クマ吉は神妙な顔で「54と87、25」と何らかの数字を口にした。別段意味とかはない。

「はあ、はあ」

 荒い息をついているプルツーは、悔しげにクマ吉をみた。クマ吉はクマ吉でせっかく書いたカルテを食べている。彼は、性欲が狂いそうなので、別の場所を狂わせている最中である。クマ吉はカルテをごくりと飲んで言う。

「なぜ。僕はこんなこと……?」

 は? とプルツーは力を抜いてしまった。そのせいでスティックがお腹からするりと落ちてしまう。それはプルツーがしまったと思った時にはもう遅かった。クマ吉の策略と彼女は臍を噛むが、そんな気は彼にはない。

 もぞとプルツーは太ももを動かす、最後の抵抗だった。それでもスティックは止まらずに彼女の体を舐めながら、降りていく。

 股の間にスティックが入る。

「あ」

 プルツーは気が付いた。彼女はシートに座っているのだ、つまりこれ以上スティックが落ちる場所はない。だから彼女の股の間で、スティックはたっぷりと媚薬を吐きだした。

「だ、だめだ」

 焦ってプルツーは腰をひねった。彼女はパイロットスーツの下はなにも着ていない。つまり、彼女の股で溢れ出す、粘液は全て彼女の「入り口」に吸収されていく。

「ひっひいいい」

 プルツーが動くたびに、ぐちゅぐちゅと音が鳴る。それも彼女の大切な場所でだ。プルツーはがちゃがちゃと意味なく拘束具を揺らす。だが、先ほどと変わらず外れない。

 パイロットスーツは機密性が高い。元来、宇宙空間での船外活動を目的として開発されていたものだから、空気すらも通さない。だから自然にローションが外へ出て行くことはあり得ない。隙間は首元しかないから、プルツーが脱がない限りは無駄である。

 だから溺れていく。秘所からお尻まで、どんどんたまっていくローションの海は、プルツーの下半身を甘く、漬ける。

「ふぁ、が、あ」

 プルツーは動く。自然と内またになって、股の間のスティックを腿で挟んでしまう。それでも止まらないのだから彼女は哀れである。しかし、これはまだ下ごしらえだった。

 クマ吉はすっとプルツーの前に近づいた。彼の手には何かが握られていた。カルテはさっき食べたのでそれではない。彼の手にはいつのまにか聴診器があった。クマ吉は聴診器を耳にはめて、チューブの先にあるチェストピースと言われる金属の板をプルツーに当てる。もちろん胸に。

「ぐふふふ。さあ、診察の時間だよ」

「や、やめぉ」 

 クマ吉はプルツーのアーマーを押し上げて、中のパイロットスーツの上から胸を揉んだ。

 くちゅり。スーツの中で音がする。

「ぃいあああ、ひあああ!」

 プルツーの目にはモニターに映った天が見えた。プルツーはいつ間にか、顔を跳ね上げていたのだ。胸を揉まれた瞬間、頭の中が真っ白になった。クマ吉はそれでも彼女のふくらみを摘まんで刺激する。今度は叫ばなかったが、プルツーの顔に涙が浮かんだ。顔は真っ赤だ。

 聴診器からとくとくとプルツーの心音が聞こえてくる。クマ吉は板を動かしつつ、プルツーの胸の状態を見ていく。少女体型にしては良いふくらみだと思った。健康とはあんまり関連がないことを診断する彼は、やはり迷医だ。

「……!」

 かちゃかちゃと手錠を鳴らす、プルツーは抵抗ができない。なにをやっているのかはわからないが、クマ吉の思い通りにはさせたくない。だがクマ吉は片手で彼女の胸を、下から上まで、悪いところを探した。

「や、やめろぉ……」

 涎を口元に垂らしながらプルツーは不快感に身をよじる、クマ吉の診断は続く。両方の手で、両方の胸を寄せて揉み、下げて揉む。ふむうとクマ吉は唸った。その声はとても深刻そうに聞こえる。

「悪いね(断言)。これはほぐさないと!」

 なにが悪いのかわからないが、クマ吉は言った。それから驚くべき速さで、プルツーの後ろにまわった。そして後方から彼女の両胸を鷲掴みにする。

「柔らかくしてあげるよっ」

「や、やめ、ひひゃああ、にゃあ。やめえ」

 さっき軽く、つままれた程度で叫んでしまったのだ。本格的に触られてしまえば、どうなるか、プルツーにはわからない。しかし、クマ吉は容赦しない。これも医療活動の一環である。胸の病気「ナンカカタイ」。

「ひっ、ひいあぁ」

 クマ吉は揉む。慎ましいふくらみをクマ吉はぐにぐにと上下に揺らしながら、揉んだ。パイロットスーツの中では「ぐちゅ、ぎゅ」となにかの水音がする。そのたびにプルツーの体は跳ねあがり、なにかを叫ぶ。

「やめろお。やめろお、頭が、頭がへんっに、なる」

「そ、それは大変だ! おっぱいを揉むんだ」

 クマ吉はシートに拘束されたプルツーの両手を触った。その瞬間、彼女の手錠が外れる。指紋認証だったのだ。それでもプルツーは自由などにはならない。

「さっ。揉むんだ!」

 クマ吉は自由にしたプルツーの両手を赤ちゃんに手の使い方を教えるように、後ろから持つ。そしてその両手を彼女の両胸に当てて、プルツーの両手ごと、揉む。

「いぃい」

「さっ、ワンモアセッ!」

 言うとクマ吉はもう一度、プルツーの手ごと揉む。「モミモミ」などというふざけた擬音を口で出しながら、涎を垂らす。だがこの馬鹿げた状況もプルツーにはどうしようもない。形だけで言えば、彼女は自分の胸を自分で揉まされている。

 プルツーが今反撃するならば、あるいはクマ吉ごとき撃退できるかもしれない。それでも、彼女にはそれができなかった。クマ吉の媚薬はだんだんと彼女思考能力を奪ってしまっていたのだ。

「じ、じぶんで、もむから、てをはなせぇえ」

「ええっ自分で揉むのかい!?」

 混乱したプルツーは変な提案をして、クマ吉は変な口調で返す。だが、クマ吉に否応はなかった、揉んでほしい。切実な願いであった。

「わかった、じゃあ僕は別の診断をするよっ、ぐふふ」

「別の、診断……?

「そうさっ、お尻が開いているでしょっ」

「はっ!?」

 クマ吉はシートとプルツーの間に手を突っ込んだ。そして。お尻を触った。

「ひぃあ」

 プルツーはいい加減、ローションの溜まっていたところだったので、叫ぶ。クマ吉はかまわず、彼女の両脚の拘束を解いて「そおい」と掛け声をする。クマ吉が後ろからプルツーを押したのだ。彼女は反射的に立ち上がり、前へ飛び出した。だがここはコクピット、すぐ前は外の景色の映っている壁である。

「うっ」

 プルツーはさすがに、壁に手をついて体を守った。だがその拍子に、股に入っているスティックが彼女の秘部を擦った。

「きゅう!」

 内またになったプルツーが、へなへなと床に倒れた。体を抱くようにして、赤い顔から舌をだす。目は開かれて、涙が溜まっている。

「さあ、診察だっ」

 クマ吉はそんなプルツーを後ろから押した。やさしくである。彼は紳士であるから、女性が怪我しないように気をつかっている。プルツーは体勢を崩して、壁に寄り掛かった。とは言っても壁は外の様子を映しているので、空に浮かんでいるようにも感じる。

 プルツーはクマ吉にお尻を突き出した格好になった。黒のパイロットスーツが彼女の小ぶりなお尻、そのラインを艶めかしいほど表している。

「これが悪いお尻だっ。どうしてこんなになるまでほおっておいたんだ!」

 ぱあんとクマ吉は悪い子のお尻をぶっ叩いた。「ひん」とプルツーは高い声を出した、彼女は驚いてクマ吉を振り替えったが、その目は弱々しい。精神的に負けていると言ってと良い。

 強化人間は1年戦争中盤から研究が本格化し、その後さまざまな理論補強を得たが、後にも問題になるように「強化人間の精神の安定」が課題になるほど、彼らの精神は不安定だった。それはプルツーとて例外ではない。

 しかし、クマ吉は違う。彼らのような一級の紳士は古今東西、いや未来でもガンダニウム合金のような精神の強度を誇っている。それどころか表面はIフィールドと言ってもいい。どんな精神的、あるいは物理的攻撃もクマ吉には無駄である。むろん、対女性限定ではあるが。ゆえに元々、プルツーにはクマ吉には勝ち目がなかったといってよい。それほどまでに精神的に差があった。別に褒めているわけではない。

「よし。お尻の検査をするよっ」

「や、やるひつようが、ないじゃ、っ」

 クマ吉がパイロットスーツの上から、プルツーのお尻の穴に指を入れた。勿論、ほとんど指は入りはしないが、それでも媚薬にたっぷりと漬けられたプルツーの下半身には十分だった。

「……!」

 歯を食いしばって、プルツーは目が上を向いた、涎と涙でぐちゃぐちゃな顔は、出撃をした時の凛々しさのかけらもない。クマ吉は診断を続けた。

「ここが、悪いの?」

 指でお尻の穴を押す。細い腰は掴んでいるから、プルツーは逃げることができない。それどころか動くと、前も擦れる。

「は、はひ」

 肩を震わせながら、同意するプルツー。そこで、クマ吉の目がきらりと光った。強くお尻を指でいじくる。

「だめだよっ。おっぱいを揉みながらやるんだ!」

「ひっ」

 プルツーは涎を垂らしながら、自分で自分の胸を揉まざるを得なかった。

「きぅ」

 それでもひともみごとに頭が真っ白になりそうだった。しかし、ここでクマ吉に逆らうわけにはいかない。必死に揉んだ。小さな胸が、悲鳴を上げるようにスーツの中でローションが鳴る。でも、揉んでいる瞬間は何もかも忘れたくなるほど気持ちがいい。

 お尻をほじくられながら、胸を揉むプルツーを見てクマ吉は考えた。

(まったく、淫乱なのもこまっちゃうよっ)

 クマ吉はなぜこんなにまで、プルツーが淫乱なのかが気になった。もしかしたら重大な病気なのかもしれないと思い。クマ吉は「僕はなにもやっていないのになぜ」などと心の中でのたまう。

「わかったよっ。これが原因だったんだ」

 クマ吉はパンとプルツーのお尻をはたいて、叫ぶ。プルツーは痛いはずなのに、嬌声を上げてしまった。クマ吉はぐふふと笑い、涎を垂らす。

「はっちがうちがう」

 クマ吉は正気に戻った。彼は正気でやっている。

「こんなところに悪い、機械があるのが悪いんだ」

 言うと、クマ吉は腰から手をプルツーの股に伸ばして、パイロットスーツの上から媚薬を流し続けるスティックを掴んだ。これが原因なのだ。と彼は確信した。名推理である。

「ひゃあああああああああああああああ!!!」

 スティックを動かしたせいで、プルツーのデリケートな部分が金属部分でこすれてしまう。クマ吉はわざとではなかったので、もう一度動かした。

「――!!」

 今度はプルツーも「言葉」を出せなかった、弓なりに体をそらしてパクパクと魚のように口を開け閉めする。今のは――。

「わ、わざとじゃないよ」

 と彼は言っている。

 クマ吉はこれでこの病気が治ると思った。ある意味確信があった。その確信には間違いがない。それでも、これには手術が必要だった。パイロットスーツから引っ張り出す必要がある、クマ吉はぐっと引っ張り上げようとした。

「やめへえええ。たへらるわけないああ」

 地面に涎の水たまりを作りつつ、悲痛な声でプルツーは言う。クマ吉はうーんと唸った。これでは助けることができそうにない。しかし、それでは名医として、

「プライドがゆるさないよっ」

 そう、彼はもはやお医者さんごっこを卒業して、現実と仮想の狭間に身を置いていた。ここどこだっけと彼は何となく思うが、サイコガンダムの中である。

 クマ吉の眼に、一筋の光明が見えた。このお医者さんごっこを始めた序盤に捨てた、もう一つのスティックが地面に落ちていたのだ。彼はそれを掴んで、スイッチを押す。ドリルが回り始めた。

「もう一度、戦ってくれるのかい……」

 なにか言うクマ吉。それにこたえるように鳴る、ドリル。クマ吉は小さなドリルを手に、プルツーのお尻に向き直った。小ぶりな、お尻が其処にあった。クマ吉はすかさず、彼女の股の間を摘まんだ。それで、パイロットスーツが少しだけ伸びる。プルツーは不安げに、自分の胸を揉む。

 クマ吉はドリルと伸ばしたスーツに当てた。ごくりと、息をのんだ彼の手元で頑丈なパイロットスーツが削れていく。それでも宇宙空間での使用を目的とした材質は手ごわい、ドリルは単に虫歯を削る程度の力しかないのだ。

「がんばれ、がんばれ!」

 ドリルと応援するクマ吉。ちりちりとスーツのゴムが焦げるにおいがして、ぴりと穴が開いた。クマ吉は底から指を二本入れて、左右に引く。それで切れ目の入ったスーツの穴が大きくなった。あまり大きくはない穴だが、目的を達成するには十分だった。

 穴からは肌色が見えた。ローション塗れのお尻の一部だ。とろとろローションが穴から滴ってくる。クマ吉はふうと息を吐いて、手元のドリルに「頑張ったね」と言って、スイッチを切った。

 クマ吉はパイロットスーツの中に手を入れた。中はしっとりと湿っていて、ローションのせいでねばねばとしていた。

「ぴえっ」

 ひよこのような悲鳴を上げるプルツー。反射的に股が締まって、クマ吉の手を挟んだ。それで、刺激を感じてさらに嬌声を高くあげるのだから、彼女はもうあかん。

 クマ吉の手が進む。わざとらしくプルツーの秘所を刺激しながら動く。そのたびに、プルツーは声を上げた。

「もう少し、もう少しさ」

 クマ吉はがっと、パイロットスーツの中のスティックを握った。これで後は引きずり出すだけだ。クマ吉がぐっとスティックを引き寄せる。金属部分が、プルツーの肌に当たって、擦れるが仕方ない。

「ちょっと休憩」

 クマ吉はそう言って、スティックをプルツーの股に開いていた割れ目に差し込んだ。ローションと愛液に濡れていて、すんなりとはいった。

「えっ」

 プルツーの膣の中で直にローションが流れ込んでくる。

「ぃいいあいああ、みいいいいいいい」

 プルツーは暴れた。だがしっかりと入った彼女に挟み込まれたスティックは、「中」をかきまぜるだけで取れない。

「ってええ、とっれえええええ」

「えっ、ええ。開いてたからいいかなって……」

 クマ吉はそういうと、間違えてお尻の穴の中に指をつっこんだ。新たなる刺激に、哀れな少女はびくびくと震える。

「わ、わざとじゃないよっ」

 焦りながらクマ吉はスティックを掴んだ、とりあえずスイッチを切り替えて動かす。

 スイッチを切り替えたせいで、ローションの注入は終わったが逆にプルツーを吸いこみ始めた。そしてクマ吉もそれが、したかった。彼は絶妙な位置調整をして、スティックを動かす。スティックは女性の快感の集まる、クリトリスその豆のような場所を全力で吸い込み始めたのだ。

「……ひゃあわあああああああわあああああひあうあああ」

 プルツーは叫んだ。そして思った。

(こ、このままじゃ、ち、ちぬ)

 彼女は最後の力を振り絞って、アーマーの機能を起動させた。使うとは思わなかったが、多少の通信機能はついているのだ。それはサイコガンダムを通して、遠くまで通信できるはずだ。つまり助けを呼ぶつもりだった。

 その前にクマ吉は辛抱たまらん。彼はクリトリスを吸わせたまま、さっきからずっと丸出しの男根をパイロットスーツの穴から突き入れた。その上でプルツーの腰を掴んで、彼女の秘部に挿れた。

「お注射しないと治らないから、し、しかたないんだっ。ふうううううう」

 ずんと太い肉棒が、プルツーの入り口を広げた。ぐちゅとローションと愛液の混ざった液体が、それを受け入れた。

「あっあああああ」

 ぴくぴくと反応するプルツーだが、必死に「助けを、助けを」と心で繰り返す。彼女は死力を振り絞って、通信機能を開いた。これで近くの通信機能を持つ部隊と連絡が取れる。 

近くにネオジオン艦船はいないのだろうか。プルツーは願う。

『こちら、アーガマ』

 それでもやはり世の中は無情らしい。聞こえてきたのは、敵の、しかも今から撃墜しようとしている敵の名前だった。

「あいぎい」

「ふう!」

 クマ吉が突き入れた男根を動かす、膣がかきまぜられて快感がプルツーの体を走る。

「あっあああ」

 プルツーは決心した。もはやなりふりをかまっているひまはない。

「こ、こちら、ネオジオンのぷ」

「ふう!」

「ゃああ! こちらプルツーだっ、た、助け、いや亡命、ぼうめいします、むかえにきてええ。アーガマぁあああ。サイコガンダム、わわたすすう」

 敵に最後の叫びを放っているプルツーを容赦なくクマ吉は犯した。まだ処女の秘所は彼の男根を強く締め付ける。それでも動いた、強く突きあげる。

 プルツーの胸をクマ吉は掴んだ。そして揉む。プルツーはなにか叫んで、悦ぶように声を上げる。助けを呼んだことで何かが切れたのかもしれない。彼女は自分で、腰を動かし始めた。

「も、もうにげられな、いいぃい。アーガマがくるうぅう」

「そうさ、みんな心の枷からは逃げられないのさっ」

 クマ吉は後ろから、プルツーを抱きかかえる股を大きく開かせて、中で男根を動かす。もうプルツーには理性を持っている理由がなかった、彼女は崩れた顔から犬の様に舌をだして、よがった。

「も、もっとお、しろお」

 クマ吉はプルツーの胸を揉む、パイロットスーツの穴からは粘液が垂れてくる。そのうち大量の白い液体が混ざるようになった。

 

 

 

 エゥーゴはサイコガンダムを無傷で手に入れるという、快挙をなした。それもそのパイロットごとである。

 そのパイロットはその後、アーガマ隊に参加したという。

 クマ吉は暗い独房の中で上の記事のある新聞から目を上げた。

「人生は後悔ばかりさっ。でもね、後悔をするまえに、……ズボンを脱ぐことも大切じゃないだろうか?」

 

 

 

 

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