クマ吉君の野望【2次創作短編集】 作:堀 吉之助
「へくち」
可愛らしいくしゃみをしつつ、天使(あまつか)真(ま)央(お)はブレザーの袖で鼻を擦った。
「うう、風邪でもひいたのか」
うんざりした顔で真央は言う。廊下を歩いていると、ひんやりした空気がさらに体をだるくさせる気がする。歩くたびに彼女の腰まで伸びた栗色の髪が少し揺れるが、彼女は煩わしそうに手で整える。
今は学校の授業の時間だからだろう。廊下には真央以外誰もいなかった。彼女は寒気を感じたので保健室に行く途中だったのだ。黒いニーソックスを穿いてはいるのだが、いかんせん学校指定の青いスカートは腿の辺りまでしか隠すことができないような、短いものでこんな体調の悪い日にはあまり褒められたものではない。
真央は体を手でこすりながら、歩く。歩幅が小さいのは元々彼女の背丈が一般生徒よりも小さいこともあるのだが、今日のところは体調によるのだろう。
「やっとついた」
保健室と書かれたプレートを見上げて真央は呟いた。彼女がわざわざそういうのは、冬場の学校、それも渡り廊下などの冷たさが身に染みたからだった。彼女はいざ、暖房の効いている保健室への扉へ手をかけて開いた。
「おおー」
顔に部屋の中からの暖気が当たる。真央は目をつぶってその暖かい風を感じた。真央はそのまま室内へ、目をつぶったまま入っていく。それが彼女の運命の分かれ道と言っていいだろう。
「あたっ!」
ドアをあけ、室内に入ってすぐ、何かに引っかかった真央の体が揺れた。足に何かが絡みついて、体のバランスを前方に向かって崩したのだ。とっさに真央は受け身を取ろうとするのだが、どうやっても間にあいそうにない。彼女は目をつぶって衝撃に備えた。
ふわりとしたものに真央は包まれた。おそるおそる真央が目を開けると、まるでベッドのような柔らか塊が目の前にあった。
「なんだこれ?」
訝りながら真央はその布の一つを手に取ってみた。それは穴が三つ開いており、フリルを付けたものだった。つまるところ女子用のパンツである。なぜか保健室の入り口には真央を受け止めるだけの量の女子用パンツが積み上げられていた。
「…………」
両手にパンツをひっかけて、真央は絶句する。普段はかなり口数の多い彼女だが、今の状況にはどうやっても理解が及ばない。なぜこんなところにパンツが積み上げられていて、なぜ自分はその上に倒れたのかまったく意味が分からない。
いや、意味ならば今からわかるだろう。なぜならばこのパンツの山にまた「一枚」加わることになるのだから。
パンツの中から手が出てきた。ふさふさの毛をつけた獣のような手だ。
「な、なんじ」
真央が何かを言う前にその手はがっちりと彼女の腰を掴んで、パンツの中に引きずり込もうとする。真央は必死になって抵抗するが、それでもずりずりとその身を布の中に埋めていく。
「ひ、ひい。は、はなせえ」
離すわけにはいかない。それはこのパンツの山の主であるクマ吉の沽券に係わることであった。人が気持ち良くいろいろなところで「拾った」パンツの中で眠っていたというのに、いきなり上からボディープレスをされたのだから怒って当然だろう。お仕置きせねばなるまい。
「ぼくの眠りをおびやかすのはだれ」
ラスボスっぽいことを言うクマ吉に真央は怯えた。明らかに変質者である。彼女は助けを求めようとしたが、なぜだろうか保健室には保健の先生もおらず、いつもならば一人はいるだろう具合の悪い生徒もいない。それは今日という日の為にクマ吉が行った巧妙な作戦のおかげであった。
ここは保健室ではない。正確には空き教室である。どういうことかというと、この学校で「余っているパンツ」を探すための拠点として偽装保健室をクマ吉がしつらえたのだ。なぜ保健室なのかというと、保健の先生というフレーズがクマ吉は大好きだからだ。診察してもらいたいからだった。
「はーなーせー!」
哀れな真央はそんな杜撰なクマ吉の本拠地に乗り込んでしまったのだった。だが、彼女の不運はこれから始まるのだ。そうクマ吉の呪い。この変態の部屋の主を起こしてしまった罪を償わなければならない。おもに布をおいてけ。
クマ吉が真央のスカートに頭を突っ込む。もちろん彼女の後ろからだ。お尻が大切だった。
「は、はああ!? や、やめなにをするんだ」
スカートを抑えて真央は下がろうとするが、クマ吉は上がっていく。スカートの中を通って真央の体に密着した状態で動くのでびちびちとスカートのホックが音をたてる。その上、彼女のパンツを舐めながらクマ吉が体を登ってくるので真央はいつの間にか涙を目に溜めていた。
それでもクマ吉は止まらなかった。スカートの腰のあたりから顔を出したクマ吉は、彼女のブラウスの隙間に頭を入れて中へもぐりこんでいく。それだけではない、ブレザーの腕に手を通して完全に密着した形になった。勿論ブレザーは真央も着ている。
ブレザーの真央の手の上に、クマ吉の手が現れた。
「ひゃ、ひゃなれろ」
涙声で回らぬ呂律を回し、けなげにも真央は反抗する。だが一枚の制服を一匹と一人で来ているこの状況ではどうにもならなかった。クマ吉はブラウスの真ん中くらいで動きを止める。目の前には真央の着ているキャミソールがあって、そこからはいい匂いがする。
「な、なんだこれえええ?」
二人羽織の完成だ。天使真央ウィズクマ吉という珍奇な光景がこの場に合った。真央は暴れようにも暴れることができない。その上、制服のいたるところがみしみしと音をたてている。彼女の貧相な体にぴっちりとブラウスが張り付いて、体のラインがしっかりと現れていた。
真央の手が動く。正確にはクマ吉が手を動かしたせいで、真央の手も動かざるをえないのだ。
「か、かってにうぎお」
うぎお、なる言葉を言いながら真央はクマ吉の動く通りに動く。一人用のブレザーを二名で使っているので必然的に体勢が有利なクマ吉の腕の動きが反映されてしまう。クマ吉は真央を後ろから拘束している形でもあるのだ。
真央とクマ吉はくるりと後ろを向いて、クマ吉の手の方がドアを閉めた。むろん鍵はトリプルロックにチェーンをかける。
「な、なんでこんなにげんじゅうなんだっ」
そんな真央の悲鳴をよそにクマ吉はとりあえず、両手を動かした。片方は真央の右胸に、片方はスカートの中へ。
ブラウスの上から胸を揉まれる真央。
パンツの中に手を入れられる真央。
「く、くそおやめろおお、ひ、いい」
八重歯を出して怒鳴る真央だが、怒れる変態の前には無意味であった。何故クマ吉が怒っているかというと、
「まったく、こんなおっぱいして、恥ずかしくないの? けしからないよ!」
ブラウスの中から聞こえる理由による。余人には理解しがたいだろう。
クマ吉の手が真央の右胸を上下に揺らしながら揉んでいる。それはブラジャーを着ていない、少女体型の彼女である真央のそれは直に揉まれていることとほとんど同じだった。それに二人羽織をしている関係で真央自らブレザーに手を入れて、自慰しているように見えないこともない。
「や、そんな揉むなあぁ。だめだってぇ」
パンツの中に入った手はもっと積極的だった。だがクマ吉は一休の変態天才である。とても語呂の悪い言葉ではあるのだが、彼の責めはすさまじい。それは二人羽織をいいことに真央の小指を掴んで彼女の「中」へ入れると言う美技による。
「ん、あぁ」
クマ吉は一切真央の性器には手をつけていない。あくまで真央の手、いや小指を使っていた。真央が必死に小指を出そうとしても、手首ごとクマ吉に上下運動させられてはどうしようもなかった。
「あ、あああぁ」
びくびくと体を動かす真央。その胸を揉むクマ吉、繰り返しになるが、二人羽織をしているせいで真央が自身で自分を責めているようにしか見えない。
真央の股が内に動く、はあはあと息が漏れる。それでもクマ吉は彼女の胸をテクニカル揉んだ。その上で、真央の小指を中で動かす。
「ぁ。ひぃ」
びくびくと体をそらす真央。紅潮した顔に半目。口元は少しだけ湿っている。そろそろ頃合いと考えたのだろう、クマ吉はパンツからも真央の胸からも手を離した。そして彼はスカートのホックに手をかけて、ぱちりと外す。それだけでパンツの山の上に青いスカートが落ちた。
白いパンツを付けた少女が其処にたっていた。後ろには変態が控えてはいるが、恥ずかしそうに顔を赤らめながら言う。
「ぬ、ぬがすなぁ、ふざ、ふざけんなよぉ……」
そういう真央には何も抵抗ができない。この状況、というよりも基本的に二人羽織は後ろにいる方が絶対的に有利なのだ。だからクマ吉が真央の両胸を揉み始めると、彼女にはどうしようもない。
両手でパンツ一丁の少女の胸を揉む紳士。字面にすればよくわからないこの状況を真央は体で味わっている。彼女のふくらみはクマ吉の手のひらの中でマショマロのように揉まれる。
クマ吉はその状態で歩いた。勿論彼には前方など見えていないが、この保健室風の部屋を作ったのは間違いなく彼なのだ。だから何がどこにあるのかは良くわかっていた。だがしかしキツキツでブラウスにもぐりこんでいるので何一つしゃべることができない。
「や、やめろお」
クマ吉の両手が下がって真央のブラウスに裾に手をかけると、彼女はそう言った。だがブラウスは勢いよく中の下着もろともまくり上げられた。そもそもクマ吉は何も言えないのだ。酸素を吸うのすら難儀している。
細い腰に小さなおへそ、それにお腹の上の辺りから緩やかに膨らんだ胸部。真央はそのすべてをパンツ一丁で空気に晒してしまう。悔しげに顔を歪める真央だが、よくよく考えればクマ吉には全く見えない。
ブラウスをまくり上げたまま、歩かされる真央。どこで用意したのかベッドの横に彼女は来ると、ベッドの横に備えつけられたラックが合った。クマ吉の手がそのラックを開いて中から何かを取り出す。
「しょ、消毒液?」
真央が驚いたのも無理はないだろう。なぜ今からそれを使うのか訳が分からなかったからだ。
クマ吉の手に持たれた消毒液は先にとがったノズルのついたものだった。クマ吉がそのキャップを開けるとぷんと消毒液の香りが真央の鼻につく。キャップを
「お、おいやめろ」
消毒液のノズルがむき出しになった真央の胸、その先っぽに近づいた。そして、ピンクの突起にシュッと消毒液がふきかかる。拡散された液体が、小さな水滴になって真央の胸にかかった。
「つ、つめたい」
体をひねりたい真央だが、それは後ろにクマ吉がいる限りは不可能だった。だからもう片方の胸にもしゅぅと消毒液が掛けられて消毒されてしまう。サービスとして、この消毒液には媚薬が入っていた。
「……はあ、はあ?」
胸が疼く。真央は体中が火照っていくのを感じた。だがクマ吉はさらにラックの中から何かを取り出した。それは救急箱だった。それを横のベッドへ放り投げで、のそのそと真央とベッドへ昇った。そして真央はまるで体操座りのような格好にさせられた。
「なにをするきだあぁ……」
震える声で強がる真央。だがクマ吉と一緒になっている手は救急箱を開けて、中から表面に「ムヒイ」と書かれた容器を二つ取りだした。それは両方とも蓋が開いていて、中の液体の匂いがした。
容器の形は中学校などで使う糊(のり)を思い浮かべてもらえばいいだろう。それはクマ吉の両手に一つずつある。つまり真央の前に二つあるということだ。「ムヒイ」は普段虫刺されなどに塗る薬だが、今日は真央の胸専用だった。
「あ、ああ。やめろお」
クマ吉の両手が動く。それで「ムヒイ」の先についた、クスリを広げるブラシが真央の乳首に当たって擦り始めた。それは両胸ともである。真央は体をよじるが、そのたびに驚異的なテクニックを誇るクマ吉によって彼女のかわいらしい突起に薬が塗られていく。
もちろん中身は「ムヒイ」ではない。クマ吉の調合した新媚薬「ムホホオイ」である。後遺症は絶対にないが、それを塗られた場所はとても感じやすくなるのだ。
「ひいい、やえへとお」
くちゅくちゅとブラシが真央の両胸を薬漬けにしていく。それも敏感な乳首をさらに、敏感にしながらだ。たまらず真央はじたばたと足を動かしたが、クマ吉の方手が容器を捨てて、彼女の右胸を横からとらえた。そのせいで暴れても意味がなくなってしまう。
捕えられた右胸に先っぽから、丹念に媚薬が塗られてしまう。真央は「あ、ああああ」と良くわからない言葉を言いながらよがっている。それでも右胸が終われば、左胸であった。今度はそちらも捕えられて、薬を塗られてしまう。
クマ吉の手が両手とも容器を離した。そして、真央の両胸をマッサージし始める。横から搾るように揉み始めたのだ。
「みゅ、ぁああ」
びくびくと真央は体をそらした。それでもクマ吉の両手の動きは止まらない。
揉む。とことん乳首を弄りながら。クマ吉の手が動くたびに、真央の両手も動くから自分でも自分を揉んでいるようにも見えてしまう。それでも真央は自我を何とか保とうとした。
「あ、あひい」
何か言おうと口を開けた時に乳首を抓られて変な声を上げてしまう真央。それでも真央は健気に意識を保つ。この後ろの奴がどれくらい引っ付いているかは分からないが、必ず反撃のチャンスは来るはずなのだ。
――30分後
「ひい、やめへえ、もうむりだあぁあ」
真央の心は溶かされていた。この三十分というものクマ吉は唯々無言で少女のおっぱいを揉みしだいたのだ。それも強く弱く、激しく、優しく。真央はもう気持ち良すぎて、最初の気持ちがよくわからない。
クマ吉はやっと真央の両胸から手を離すと、救急箱の中に手を入れた。そしてその中から取りだしたのは中に液体の入った「注射器」だった。
正確に言えば張りのない浣腸器である。それをクマ吉は構えたまま、真央膝を持ち上げて、パンツをずらす。真央は何が起こっているのかよくわからないから抵抗できない。そのせいでパンツの中に入ってきた浣腸器に警戒できなかった。
お尻の穴にいれられる浣腸器。その先っぽから中に液体が真央の体にいれられていく。
「……な、なににょ!」
涎のたまった口で真央は新たな刺激に反応した。だが、今度はもうどうにもならないものだ。なぜならば、この液体はあの「ムホホイ」の原液である。それが直接注入された真央はもう詰んでいるといってよい。
クマ吉はぐりぐりと真央のお尻を注射器で刺激する。
「ん…ああぁ。き、きもひい」
真央はそんな言葉を言ったことをもう訂正しない。ちゅっぽと真央の体から注射器が抜かれて、その代わりにクマ吉の両手が真央のパンツの中に入ってきた。
後ろと前から指が入れられてしまう真央。
「ィいいああ……ぁっ…ひい」
真央の前から、中が弄られる。愛液がとろとろとこぼれて、真央の手にもクマ吉の手にもあふれ出てくる。
お尻の中が指で、刺激される。真央はそのたびに下半身を痙攣させられてしまうのだが、顔は気持ちよさそうだった。
クマ吉はそれでも真央を責め立てた。クマ吉が服を着ているなどとはだれも言っていない。すでに彼の男は準備万端だ。それでもクマ吉は我慢した。彼は片手をパンツから抜いて、さらに真央の胸を揉みだした。パンツの中では、前から責めたてているので真央は乳首を掴まれれば叫び、彼女の性器の中の「おまめ」を擦られれば声すら出なかった。
そして時が来る。
真央のパンツがぐいと横にずらされて、腰を落としたクマ吉が一気に突き上げた。
「ひっ、いぃああぁあ!」
真央の小さな穴はその太い棒をしっかりと咥えた。粘液がこすれてベッドの上にシミを作っていく。クマ吉は真央の両胸を揉み始め、腰を振る。
「あん、あっ、っ。ああ」
嬌声を上げる真央。幼い胸で精一杯感じながら、この二人羽織プレイに興じるのだ。
「もっと、はやぅ」
クマ吉は腰を強くふる。真央の体を快感が奔る。そして中をかきまぜられてしまう。真央はパンツの中を愛液で濡らしている。だからすんなりとクマ吉の太さを受け入れられたのだ。
クマ吉は膣の中で暴れる。いい加減、空気が薄くて死にそうなブラウスの中だがそれでも彼は止まらなかった。真央も高い声で動き自分で胸を揉み始める。
ぐっとクマ吉が突き入れた時に真央の中に白い液体が広がっていった。
「あ、ああああああああぁあ」
真央はひときわ大きな声をだした。
真央はパンツを没収される。その上着ていたものは全て恵まれないクマ吉の為に寄付と言う形で没収された。
今全裸の彼女は両手を包帯で拘束されて、 ベッドの上で目隠しされている。その胸には何故か妊婦用の搾乳機が両胸につけられていた。
「ふう、もう二人羽織だなんて、窒息死するかと思ったよ!」
ぷんぷんと酸素欠乏症によって青白い顔で怒るクマ吉に真央はなにも言えない
「う、うー」
今、電動搾乳機で胸が吸われているのだ。彼女はそのたびに胸に吸いつく吸盤に感じさせられてしまう。
「もう、ミルクをだしてよっ」
なんだかすさまじい注文をするクマ吉。ゾンアマで3万近くした搾乳機を何となく持ってきて、何となく真央の小さなふくらみにつけたのだが、なぜか真央はミルクをケチって出しそうになかった。
「もう、はやくしてよ」
「あ、すううなあ!」
クマ吉はふうと息を吐く。早くしてくれないと偽保健室の入り口に立っているおまわりさんに連れて行かれるかもしれないのだ。
三十分後。たっぷり胸を吸われた少女と現行犯で逮捕されたクマ吉は教室から出て行くことになる。その時クマ吉はこういったという。
「二人羽織は……。前が見えないから、人の後ろよりも横のほうが人生も良く見えるかもしれないね……」