クマ吉君の野望【2次創作短編集】 作:堀 吉之助
注意 凌辱、クマ吉君がサブ、現実世界と感覚の共有
――監獄――
HPがなくなったものは監獄に行く。それがルール。だが監獄については茅場晶彦も構造を知らなかった。「担当」が違う。
「ここは」
サチが目を覚ました時、あたたかい日の光が彼女を照らした。半身を起して周りを見渡すと、小さな庭の真ん中にいるようだった。
周囲は城壁で囲まれているが、サチの周りには花が広がっている。
「……ベッド?」
少し離れたところにはシルクのベールを天蓋に吊るしたベッド置いてあった。屋外にあるのだから不思議な気持ちにサチはなる。さらにベッドのそばには湯気を立てた温泉があった。
監獄。と呼ぶには程遠い光景。
「……シリカちゃん!」
サチはぼんやりした頭を振って記憶を呼び覚ます。シリカはどうなったのだろうか、自分がHP0になったことしか覚えていない。あの後自分の守れなかった少女はどうなったのだろうか。
「ああーリリ。お客さんだー」
「そうだね、ララ。お客さんだねー」
急な声にサチが振り向くとそこには二人の少女が手をつないでこちらを見ていた。
双子なのか瓜二つの顔に紫色の長い髪にはウェーブがかかっている。白いワンピースに包まれた背は低く、ニコニコしている姿は無邪気そのものだ。
二人は裸足でぺたぺたとサチに近付いて、左右両方の手を取る。
「「いらっしゃいませ。お姉さま」」
上目使いにサチの見上げ、二人同時に言葉を発する。サチは少し当惑したが、そんな少女たちの笑顔に毒気を抜かれてしまったのかクスリとつられて笑ってしまう。だがすぐにはっとして。
「あ、えと、ここはどこなのかな?」
リリとララは顔を見合わせて。リリが少し困ったような顔をして答える。
「お姉さまはげーむおーばーになられたから来られたのではないのですか?」
「えっ。うん。確かにHPは0になったけど……ここは」
双子はにっこりと笑い。
「「では、まちがいないですよ」」
ここはとつづけ。
「「監獄ですっ」」
「かん、ごく?」
サチはおうむ返しに返した。リリが歯を見せて笑い。
「そうです。ここはお姉さまのような」
リリの空いた手がサチの右胸を触る。
「いやらしい体をされた方々を更生させるための施設ですよ」
「ちょっ、冗談は」
ララの手がサチの左胸を揉む。
「冗談ではないですよ、お姉さま。ねリリ。こんなに柔らかいお胸をされているのに自覚がないなんて……お姉さま可愛そう」
リリとララがサチの胸を揉む。恥ずかしさに「やめっ」と身をよじるサチだったが双子に拘束された手が全く動かない。
「いきましょう。サチお姉さま」
「私たちが、お姉さまのご教育をしてさしあげますわ」
双子がサチの胸から手を離して、サチの両手を引っ張る。
「うわ」
すごい力でサチを引いていく。なんとか手を離そうとしてもびくともしない。るんるんと双子は「お姉さま」を引いていく。
あのベッドの前までサチを引いてくると「「せーの」」とベッドにサチを投げ入れる。サチの体がベッドの弾力でわずかに浮いて、落ちる。双子はサチの足を掴んで
「お姉さま、土足は」
「厳禁です」
ぽいぽいとサチが履いていたブーツを脱がして。綺麗に爪のそろった足をあらわにする。
「あ、あなたたち。何をしようとしてっ」
サチが全部言い終わる前にリリが答える。
「お姉さま。お洋服をお預かりいたしますわ」
ララがくすくすと笑う。双子がベッドに上がってサチに近付く。ここに至ってやっとサチに危機感が出てきた。
「ふ、服?」
「そうですわ、お姉さまのすべてが見たいんです」とララ。
えたいのしれない恐怖を感じたサチが逃げようと身をひねると、双子が足を掴んで引き寄せる。
ララはサチの後ろに回り、そのわきから胸に手を伸ばす。そしてサチの胸を両手で包み、ゆっくりと揉み始めた。ララはサチの耳元に口を当てて吐息をかけながら言う。
「やっぱりお姉さまのおっぱいはやわらかいですわ」
「やっめなさ……!」
いたずらをする子供を叱ればいいのか、それとも強く拒絶すればいいのかわからないサチは逃げるでもなく、振り払うでもない中途半端な態度をとる。その隙にリリがサチの首に腕を回して彼女の唇にキスをする。そして少し出した舌でサチの唇をなめて
「おいしっ」
となめかましく笑い、唇を離した。
呆然とサチはリリを見た。驚きと、軽い喪失感の混じった表情。リリはその顔をうっとりと見ながらもう一度、ぺろりと自分の唇を舐める。ララが後ろで「ずるい―」と抗議の声を上げた。
「お姉さま。ぬぎぬぎしましょうねっ」
リリはサチの服に手をかけた。「ひっ」とサチが抵抗しようとして、手がゆっくりと動く。
「手が、うごか、ない。なん、で?」
ふーんふーんと鼻歌を歌いながらリリがサチの服を脱がそうと裾をめくる。さっきキスした時にしびれ効果のある唾液をサチの口に入れた。説明はしない。
「お姉さまばんざーい」
ララがサチの両手を上げた、すかさずリリが上着を脱がす。サチの白い肩と青いブラジャーに包まれた胸が双子の前に出る。やせ形の体型なのかお腹は細く、小さなおへそがつつましやかについている。
「っなんで、こんな、こと」
しびれた口から涎を垂らしてサチが呻く。リリが垂れた涎を舌で掬い取る。ララの手がブラジャーの中に入り中の「突起」をつまむ。
「きゃ」
びくと体を折り、かわいらしい声をサチが出す。ララの手はなぜかひんやりしている。
「お姉さま」
「かわいい」
双子が片割れの言葉をつなぐように話す。サチにはどちらが話しているのかわからない。
「お姉さまのおっぱいは暖かいですわ」
手を入れたララがブラジャーの中でサチをかわいがる。乳房を揉み、時折先っぽにちょっかいをかける。サチが「くぅ」と押し殺した声を漏らす。
「お姉さま失礼しますわ」
リリがブラジャーを引き上げた。サチの胸にそってブラジャーがずれて、彼女の胸が露わになった。形のいい二つの丘がララの手でこねられている。ピンク色の先っぽもララの指に挟まれてくりっと抓られる。サチが身をよじった。
「や、め。こんなことして」
「サチお姉さまの乳首は綺麗ですね」とリリ。
リリの手がララのつまんでいない乳首を二本の指でつかんで軽くこする。刺激するつもりはない。ただサチが恥ずかしそうに顔を背けるのが楽しいだけだ。リリは指を離すと、両手を自分の後ろに隠した。
「お、ね、え、さ、ま」
リリがにっこり笑いかける。
「…………」
顔を赤くしてサチは目だけをリリに向けた。「おまんじゅうみたーい」とララの手がサチの胸を揉みながら、ぺろりと首筋をララが舐めサチの肩がわずかに動く。リリがサチに話しかける。
「きもちいいですか? サチお姉さま」
「き、きもち……ふが」
サチの拒絶の言葉はなつまえにララの両手が胸から上がり彼女の口をふさいだ。
「いいですぅ」とララが続ける。
リリはほっと息をはいて。恥ずかしそうに俯き、口元に手をあてる。
「お姉さま……いやらしい」
くりっとしたリリの目だけがサチを見る。自分の意思とは全く違うことを言われ、眉を寄せてサチはリリをみる。サチの顔は少しだけ赤いがどう触られようと相手が女の子のようでは感情が一線を越えない。
だから双子は線の中で遊べる。
「そんないやらしい、お姉さまにはプレゼントがあります。じゃじゃーん」
リリが取り出したのは黒いアイマスクである。ふふふとリリが笑サチの耳に紐を通す。
「……?!」
ぱんとリリが手を離すと、目に当たる布がサチの顔を覆い。視界が遮断された。サチが頭を振るが外れるはずもない。
暗闇である。いつのまにかララも胸から手を離していた。後ろにいることは分かるが、何をしているのかはわからない。
「うわ」
いきなりサチの肩に力が加わったと思うと彼女の体がベッドに倒された。やわらかなベッドの感触がサチを受け止める。
くすくすくす
小さな笑い声が耳に入ったサチは不安になりアイマスクを取ろうとした。だが、しびれている状態では緩慢な動きしかできない。
「だーめ」
サチの右手を双子のどちらかが掴む。手のひらと手のひらを合わせるようにベッドにサチの手を押し付ける。
「こっちもだーめぇ」
残った左手も同じようにサチは抑えられた。双子は片方ずつサチを分け合っているのだろうか。
「なに、をする気……なの?」
視界を奪われ、手を拘束されたサチは聞いた。彼女も気が付かない程度に声が震えている。双子はそれには答えず、わずかな衣擦れの音を立てて動く。
「「お姉さま」」
「ひっ」
サチは悲鳴を上げたわけではない。いきなり両耳から同時に声がしたから驚いたのだ。おそらく双子はサチを挟むように寝て、彼女の耳に顔を近づけているのだろう。
双子の声は一糸乱れることない、甘い声。
「「ごめんなさいお姉さま。私たちは悪い子たちです……お姉さまがあまりにもかわいらしかったので。しびれ薬を使ってしまいました」」
「し、しびれ、ぐすり」
回らない舌でサチは言う。「しびれ薬」。人生でそう使わない単語を耳打ちされ、正直サチは面食らった。だがこれで体の不調のわけがわかった。
「……アイテム、の?」
「「そうですわ、お姉さま。今お姉さまは状態異常になっているのです。でも安心してください。今解毒のアイテムを使いますから」」
「そ、そう……」
困惑と安心の混じった声をサチが出して。少しだけ頷く。
「「おっぱいに」」
「!!」
つーとサチの両の鎖骨を双子それぞれの指がなぞる、そしてゆっくりと下に降りていく。サチは感覚で分かった。
「や、やめて」
「どうして?」
「お姉さまはマヒのままがいいの? ……いやらしいお、ね、え、さ、ま。きゃ」
甘い声がサチの両側から響く。本当に右がしゃべっているのかそれとも左か、サチには分からない。双子はとても楽しそうだ。
「安心していいのよ、お姉さま。ちくっとするだけだから」
「安心していいのよ、お姉さま。声を出していいのだから」
暖かい吐息がサチにかかる。双子の指がサチの胸の谷間に入って、それぞれ左右に分かれる。
「「問題ですお姉さま。お姉さまのやわらかなお饅頭の、どちらにさすでしょう。うふふ」」
刺す。その言葉にサチの想像が掻き立てられた。「針」が頭に浮かぶ。「やぁ」と体をよじって双子から離れようとするが、ぎゅと両手を掴まれて。ちゅと片頬にキスされる。
双子の手が同時にサチの乳首をつまむ。
「ここにね」
「さすの」
「だめぇ……」
愛撫でもなく、ただつまんでいるだけである。サチには見えないことが恐ろしい。双子は「針」などと一言も言ってはいない。だがサチの頭には針を持って自分を刺そうとしている双子の姿がありありと浮かんだ。
「「そんなにいやなの? お姉さまぁ」」
サチは無意識に頷いた。
「「じゃあね」」
乳首をつまむ指が少し動く。ぴくとサチが動く。
「「ここを、舐めてくださいって言って。お姉さま」」
「はっ?」
わけのわからない提案にサチは見えない目で左右を振り返った。刺されなくていいという安堵、「なめる?」という疑問。ちょっとした思考の空白。
ちくんと左の乳首に何かが刺さった。本当に小さな刺激。
「はぅ!」
サチの体が跳ねる。くすくすと双子が笑った。
「ひっかかったわ、お姉さま」
「お姉さまの悲鳴、とってもかわいらしい」
双子の屈辱的な言動にサチの心が弱い反発を示した。
「なんでっ。こんなことするの!」
サチもそこまで大きな声を出すつもりはなかっただろう。だが彼女の意思に反して双子を威圧するようになってしまった。双子が「ひっ」と悲鳴を上げた時、小さな後悔がサチに生まれたくらいに。
サチの思考には双子が「少女」とい気持ちがどうしてもある。そもそも彼女はおっとりとした性格でそう怒るような性格ではない。
「ご、ごめんね。で、でもや、やめてほしいか、な」
しびれはとれていたが、申し訳ないという感情がサチの言動を鈍らせる。
「「お姉さま」」
「うん……?」
双子が耳元で言う。
「「怒ったお姉さまも。かわいいです!!」」
「へ?」
意外な双子の答えにサチは素っ頓狂な声を上げた。双子が怒られてしょげている、と思っていた矢先である。目の見えないことがサチを自分の想像の世界に閉じ込めている。
実際の双子はどんな顔をしているのだろう。
くりと右の乳首をひねられる。サチが少し反応する。
「お姉さまのこ、こ」
「おいしそうですわ」
左の乳首が抓られる。
「「いただきます」」
双子の声がサチの耳元から離れていく。手だけはベッドに押し付けられたままだ。
「いただきます」と両方の乳首が抓られたこと。サチはあわてて双子を静止する。
「待って何しようとしてるのっ。やめて」
ねっとりとしたものにサチの右胸が咥えられる。
「きゅ」
細い声をサチが出している間に、左胸をかぷりと捕まった。
サチの両胸が双子の口に入ったのだろう。サチにそのことが分かった。なぜかといえば
乳首に舌を絡められたからだ。
ちゅぱちゅぱと音が響く。そのたびに二つの舌がサチの乳首をさする。強すぎない刺激。じわじわとサチの中にへんな気持ちが育てられる。
「やめ……へえ」
情けない声でサチが言うと双子は舐めるのをやめた。
双子がサチの胸を吸い始める。ちゅうちゅうとわざとらしい音を立てる。
「ひゃあ」
びくんとサチが体をそらした。反射である。サチが手を動かそうとするが、双子がしっかりとその手を掴んであげる。あたたかな体温をサチは感じて。そんなことを感じる自分を恥ずかしがった。
双子は残った手でサチの胸を揉む。何かを搾るように親指と人差し指の間に胸をつかんで揉む。
「っ……」
目をつむってサチは耐えた。声を上げないように、口を閉じる。自分でも見えないがサチの顔は赤い。
右の乳首を歯で甘く噛まれた。
「あんっ」
簡単にサチの防御が崩される。ゆっくりやさしく歯で乳首を挟まれる。
双子はサチを味わう。声はなく、音だけがサチに届く。いや、音だけではないかもしれない。それは胸を吸われるたび、噛まれるたびに「確認」させられる。
「お姉さま」
左の胸を離され、双子のどちらが話しかける。右の胸はまだ楽しまれている。
「な、に」
少し上ずった声でサチは聞き返した。
「すかーと。脱がしますよ?」
普通ならば暴れてでも抵抗するだろう。だが双子の愛撫に頭がぼんやりしているサチは「う、うん」と子供のようにか細い声で頷く。右手の拘束が緩み、サチの右側を人が動く音がした。サチは抵抗しない誰が言えようか。楽しんでいるなどと。
ベルトが外れる音と感触がして、すっと太ももから足首までスカートが脱げる。今、サチはパンツしか身に付けていない。
「お姉さま……青いパンツなんて、かわいっ」
すっと指でパンツの上からなぞられる。
「きゅう」
思わぬ奇襲にサチは声を上げる。
右胸からも口が離れた、ねっとりした唾液と温かい舌が離れていく感覚に、残念とサチは感じてしまう。次の瞬間にサチは自分の不穏な考えを恥じて、頭を軽く振る。
「お姉さま。私たちはここに」
「興味津々なのです」
双子がサチのパンツをおもいおもいに突いたりなぞったりする。規則はない。本当にてきとうにしかし適当に。
双子のどちらかの指がパンツの中に入る。そのままゆったりと進み、サチの恥部の入り口をつまんだ。サチは恥ずかしさを感じると同時にもう少しと思う。
「「お姉さま」」
「?……」
「お姉さまのおまんこ……」
「ララッ!!」
「なっなに? リリ」
「そんな、お、おま……そんなはしたないこと言ってはだめよ」
「で、でもなんていうの?」
「そうね、うーん。ねえお姉さま」
サチの恥部を掴んだ指が動く。
「ここってなんていえばいいかしら?」
パンツの中に手を入れたのはリリなのだろう。もはやサチにはどうでもいいけれど、彼女は考えないでもいいことを考えた。そして言う」
「おっおしっこする。ところ?」
言った瞬間にサチは後悔した。あまりにひどいことを言ってしまった。ずりと音がしてまたサチの両側から双子の声がする。
「「お姉さまの『おしっこするところ』私たちにはきになってしかたないの、ねえお姉さま。み、せ、て」」
サチは一度唇を噛んで。
「だ、だめ」
わずかに残った理性で撥ねつける。
「「どうしても」」
「だめ」
「「お姉さま」」
「だめ」
一度言った言葉をサチは繰り返した。双子は同時に息を吐く。その息がサチの首筋に当たって「ん」とサチが呻く。
「しかたないわリリ。ふこーへーはいけないわ
「そうねララふこーへーはだめねわたしたちのものも、さわってもらわないとね」
耳元の声で右にいるのがリリ、左にいるのがララとサチに分かった。双子はサチの手を片方ずつ引く。サチは抵抗しない。
そっとサチの手が何かに触った。ふくらみを持った布。双子が触らせたのだろう。
胸?。とサチが疑うが、耳元で声がするのに彼女の手はやたら下にある。
「どう、お姉さま」
「私たちの」
二人が合わせて
「「股間っ」」
「ひい」
サチが手を振る。急に体中に鳥肌が立ち始めた。
「どうしたの?」
「お姉さま?」
白々しいくらい甘い声でリリとララが聞く。サチの体が震え始めた。
「あ、あなたたち」
サチはそれ以上声が出ない。言ってしまえば分ってしまう。それが怖い。
「「やあね、お姉さま。私たちは『そんなこと』関係ないわ」」
サチの心を読むように双子が言う。サチは顔を左右に動かす、見えない目で左右の双子を警戒するように。
「「ねえ、お姉さま。お姉さまって本当にかわいいわ。それに現実のお顔もこうなんでしょ」」
サチは現実の顔と同じだ。シリカのようにカスタマイズされていない。
「「カスタマイズされた人たちは『もと』にもどしたもの、プレイヤーはみんな、ね」」
茅場が計画と同時にプレイヤーを現実の顔に戻した。シリカが戻ったのもそのせいだ。
「「でもね、私たちは運営の側なの。プレイヤーのルールはかんけいないわ」」
かちかちとサチの歯が鳴る。怯えるようにはあはあと息を漏らす。
「リリの本当の名前はね……」
「ララの本当の名前はね……」
サチの左右の耳から双子が耳打ちする。同時に言われたことでしっかりとは聞こえなかったが、サチには一つだけわかった。
男の名前。
「いやああああああああああああ。はなれてはなれてええ」
「「どうしたのお姉さま。かわいい声を出してお胸がゆれてしまうわ」」
「あなたたち、あなたたちわああ」
暴れるサチの肩を双子がベッドに押し付ける。力のパラメーターが段違いに違う。サチの足掻きは意味がない、と言っていい。
双子が耳元で言う。
「「そうよ、私たちは」」
リリが言う。
「お」
ララがつなぐ。
「と」
二人が合わせる。
「「こ」」
アイマスクがとられる。サチがその怯えきった眼で見たのは。
にっこりと笑う可愛げな双子の顔。ぱっちりとした大きな目をした姉妹、のように見える双子。
「「お姉さま」」
「ひいい」
サチは双子が怖い。必死になって逃れようとするが無駄。せめてむき出しになった胸を隠そうとする。
右の子供、リリが言う。
「お姉さまがお胸を隠そうとしてる。だーめよ隠し事は。ねっララ」
「そうねリリ」
双子が言う。
「「お手てをひろげましょーね」」
「いやああああ。みないで、みないで」
サチが涙を流すが、その手はしっかりと広げられて。二つの胸がしっかりと出される。
ララが胸を揉む。
「あっ、固くなってる。あーんなに柔らかったのに……ねぇなんでかしらサチお姉さま」
「触らないでぇ……」
涙の混じった声でサチが言う。さっきとやられていることは変わらない、やっている者もやられている者も変わらない。
なのにサチの反応が変わった。なぜだろうと双子が首をひねる。
「じゃあお姉さまをお風呂に入れてあげましょうか」
リリが言う。ベッドの近くには湯気を立ててお風呂がある。そのミスマッチもゲームならではであろう。しかし風呂に入るには準備がいる、だから
「「ぱんつもぬぎぬぎしましょーね」」
「いや、いや、いや。やめて」
サチが無駄な抵抗をするたびに少しだけ胸が揺れる。
双子はサチの手を離してパンツに手をかける。ゆっくりと引く。
「「おーえす、おーえす」」
「ぐう、だめっ」
サチも自分のパンツに手をかけて引く。脱がされないように。双子はそれを待っていた。脱がそうとすればすぐに脱がせるがサチの必死な顔がみたかった。
「ほーらお姉さま。頑張らないと脱げちゃいますわよ」
「そうねお姉さまの『おしっこするところ』がみえてしまいますわ」
きゃきゃと双子が笑う。その反面サチは必死だった。力いっぱいパンツを引く。あまりに引きすぎてパンツに筋が浮かんでしまったが、そんなことを気にする余裕などない。
クスリとリリが笑ったのを合図にじりじりとパンツが下がっていく。
「やだぁ、やだぁ」
もう少しで彼女の秘所が見えてしまう。股をくっつけて抵抗するが、双子に遊ばれているのに過ぎない。
「「ざんねーん」」
一気に力を入れた双子がサチのパンツを剥ぎ取る。勢い余ってサチがベッドに倒れた。
一糸まとわぬ姿。サチは真っ赤になって起き上り、自らの股間、その穴を手で隠す。恥ずかしさのあまり紅潮した頬を涙が伝う。
「かぇしてぇ」
か細い声は双子の笑顔を誘うだけだ。リリとララはサチの目の前で彼女のパンツを広げて挑発する。
「お姉さまパンツ、子供っぽくてかわいいわあ」
「本当、お姉さまはいやらしいお方」
サチが反射的に手を伸ばした。自分のパンツを取り返そうとしている。
「みえちゃいますわよ、大切なところが」
リリの声に伸ばしたサチの手が止まる。そして股間に戻った。涙で潤んだ目が双子を恨めしそうに睨む。言葉はない。言うこともない。
そんな表情がいいと。双子は思う。
「「お姉さまの『おしっこをするところ』をみたいです」」
じりと双子がサチに近付く。サチは悲鳴を漏らして後ろに下がった。
「ごないで……」
双子がまた、サチの両手を掴む。それぞれ片方ずつ、彼女の秘部を隠すその手を。
「「おててひろげましょーね」」
「やだああ」
さっきと同じ言葉を双子が言い。サチも同じように抵抗する。ならば結果も同じだろう。じりじりと広げられたサチの手が股間を離れて、双子に彼女の秘所が露わになる。
双子の前にサチの全てが露わになった。細い腰とその少ししたピンク色を少し見せる、割れ目。
「「お姉さま、綺麗」」
「……ぃや」
サチの手から力が抜け、目をつぶって静かに泣く。もう諦めたのかだろうか。
まだ終わってないのに。
双子の指が一本ずつサチの下の口から入る。
くちゅくちゅと中をかきまぜながら、軽く刺激する。その間に双子はサチの腰に手を回してまた左右に侍る。さらにサチの両胸に舌を這わせた。
「あんっ」
「あっお姉さま、ぺろ。感じてらっしゃるの?エッチなからだ」
「こーんなちいさな子供にかんじさせられて、どんなきもち。なさけないお姉さま」
双子の愛撫は弱い。思わず我を忘れさせるような激しさはみじんもない。サチに今何をされているのか感じてもらえるように丁寧に舐めて、丁重にかき混ぜる。
サチは声を上げないように努力するのに必死だった。口から涎がたれ「きもちいい」などと望まぬ思考があらわれては消す。その繰り返し。
「「お姉さま」」
両側から甘い声がサチの中に入っていく。心地よい声。
「「きもちいい?」」
サチの頭がしびれ、口が勝手に動く。
「きもちいぃ」
言われたことを良く考えずに言い返しただけだが、案外嘘ともいえない。
「「もっと、してほしい?」」
「は、はひ」
「「あさましい、お、か、た」」
「はひい」
サチは抵抗しているつもりだった。だがいつのまにか双子を受け入れている。少しずつ少しずつサチの中に双子が仕込んだ催眠。両側で甘い声をサチのささやいていたのはその布石。
「ひゃあ」
びくんとサチの体が跳ねた。リリとララは顔を合わせて目を丸くする。
「なにかした? リリ」
「してないわ、ララ」
少しずつ、やわくやさしくとサチを堕としていたはずだ。いやらしい体にサチを教育していたのだ。だが今のサチの反応はすこし強すぎる。
双子が首を傾げながらサチを舐める。その間にもサチは
「だめぇ。そんなところぉ。おしりはぁ」
と双子の愛撫以上の反応をする。
「おしり? 何を言っているのお姉さま」
リリが言う。お尻には「まだ」触ってはいない。
「あっ、わかったわララ」
「どういうことなのリリ」
リリはいたずらを含んだなめかましい笑いを見せ。サチに耳打ちする、ララにも聞こえる程度の声で。
「お姉さま、お姉さま。こう考えてらっしゃらない? ここは虚構の世界だから、きもちよくなってもいいんだなーんて。やらしいこ、と」
でもねとリリが言う。サチが目だけを動かしてリリを見る。
「現実世界のお姉さまのおからだも、私たちの仲間のひと……えっと人? がご教育しているだなんて、ことお姉さまがお知りになったらどうおもわれるでしょうか」
サチの目が開かれた。不安に満ちた目。
事態を飲み込んだララも加わる。笑顔が光る。
「ここ、SAOに入るとき。ナーヴギアをおくらせてもらいましたよねお姉さま。その時ご住所をひかえさせてもらいましたわ。今お姉さまおからだはどーなっているんでしょうね」
くすくすと双子が笑い。事態をうっすらと理解したサチが叫ぶ。
「やだやだ、たすけて、たすけて、はう。おねがいしまう」
サチは焦って双子に助けを求めた。その間にも彼女の体のいたるところにねっとりとした「舌」の感触が伝う。
事態。つまり今のサチの異変は、このSAO内のデータの塊に過ぎない彼女に起こっているのではない。その本体、現実世界においてきたサチが犯されているのだ。
「おねがいし、しますぅ」
哀れにサチは懇願する。
「「かわいそうなお姉さま。かわいい赤ちゃんが生まれるといいですわね」」
「やだああ、ひっ」
急にサチの動きが止まった。がたがたと震えながらだれに言うでもなく呟く。
「そこはだめ、いれないで、おねがい」
くうと顔をサチが崩す。舌を出してからだを折る。双子はにやにやとサチを見ながら手を離してあげる。サチは反射的に逃げ出した。走ってではない、よがりながらすがりながら四つん這いで逃げる。SAOの彼女がどう動こうと意味はない。
「ろぐあうとぉ」
涎を垂らしながらサチがウインドを出す。必死にスクロールして「ログアウト」の項目を探す。ないことは知っているのに。
サチの腰が動いた。何度かゆっくりと動いて速くなっていく。彼女の秘部が少し開いて、ピンク色の中が脈打つ。
「あっあっあっ、やめっ、らめ」
「愛の営みが始まったわララ」
「なーにそれリリ」
ララが分かりきったことを聞く。口元がぴくぴくと動いているのは笑いを堪えている。リリははあとため息をついて。
「赤ちゃんをね、作っているのよ」
きゃははははと二人の子供が笑い。哀れな少女は一人で腰を動かしながら嬌声を上げる。
「あう」
びくと体をサチが反らして。強く上下する。そしてそのままどんどん動き激しくなって。そして。
「あああ」
恥も外聞もない声を上げて伸びあがった。そしてばったりと倒れ、荒い息をつく。
双子はサチに近付いて言う。
「「種づけおめでとうお姉さま」」
「うええん」
サチは子供のように泣く。実際に犯された相手がどこにいるのか誰なのか、本当にヤられたのかも分からない。中途半端な喪失感。心を壊さない程度の絶望。
「お姉さま、おもらしてる」
ララがサチの腿をすっと指で触った。彼女の股から粘性のある液体がゆっくり落ちてきていた。おもらしではない。ララは彼女の愛液を掬って舐める。
「じゃあきれいきれいしないとね」
リリがサチの肩を持つとララも習う。そのまま温泉にサチをつれて三人で浸かる。双子のワンピースが湯に浮いて白い膜を作る。サチはもう動かないなすがままにただ泣く。
「はしたないわララ。お風呂なんだからお姉さまみたいに脱がないと」
「そうねリリ」
双子が湯船でたちあがって。水で濡れた重い音をさせて服を脱ぐ。サチは下を見ていて双子の体を見ていなかった。あたたかい温泉がサチを包む。単なる幻想なのだが。
「「お姉さま」」
肌をくっつけて両側からサチを挟む双子。サチは虚ろな目で見た。感情のない顔。
「「わたしたちね」」
「ひゃう」
またサチが跳ねた。湯が波を立てて飛ぶ。
「あのクリーチャー。また始めたわ……お姉さまは私たちの物なのに」
「なにかお姉さまがとられたようで悲しいわ。リリ」
そうねと胸を揺らすサチを挟んで双子が呟く。リリはサチの股間に手を入れて中に指を入れる。ぴくぴくと動く。サチが気持ちよさそうによがる、思考が鈍り快楽を受け入れ始めた。
「大変よリリ。あのクマ。お姉さまの小さなお尻に汚らしいものを突っ込んでるわ。お姉さまのお尻の穴が動いている」
ララがサチのお尻に手を入れて、その穴に指を入れる。リリは困惑した、くちゅと自分の指を少しでも動かすとサチが「はう」という。それにすこし広がっている。
「前もいれているみたいよ。……あのクリーチャーは一匹よね、どういうこと?」
リリとララがまた首を傾げる。あの熊はこの二人の理解力を越えている。
「わかったわ」
リリが言う。サチがよがる、ララが目を向ける。
「抜いてから入れているのよ、後ろと前。高速で」
「で、できるのそんなこと」
リリが頷いてウインドを虚空に出した。スクロールして「みちゃだめ」とうざい項目をタッチする。作戦の前にあの変態が「み、みるならみてもいいよ。みられると興奮するってことは全くないよ」などとのたまい無理やり茅場に作らせたものだ。
ウインドがある部屋の様子を映し出す。
ベッドに寝た女の子の上に茶色のクマがまたがり高速で動いている。残像を残しまるで2匹だ。
リリはウインドを消した。ぱっとみてぱっと消した。
サチが「う、ん」と身をよじり、腰を動かしている。そして双子ではため息をついて。
「「かわいそうなお姉さま」」
サチにはもう双子のことを気にすることができない。
「あっ、リリいいことをおもいついたわ:
ララがリリに言った。暖かい湯気が双子の姿をぼんやりと隠す。
「なに? ララ」
ふふとララだ笑い。
「あっちでも、お姉さまは突かれているんでしょ」
なら
「こっち側でもいれたら、どうなるのかしら?」
リリがにんまりと笑う。ララも笑う。
双子はサチの前後に回り、リリが前になってとろけた顔のサチの口づけをする。
「しつれいしますわ、お姉さま」
ずぶりと肉棒が前から入り。サチの腰が浮き上がる。その瞬間ララも後ろから「いれる」。
「ほら、お姉さま気持ちいでしょう。あっお姉さまの中あったかいわあ」
双子はぴっとりとサチに“ひっついて動かない。
「ひゃい??え?」
サチの体動くたび、腰を振るたびに。前に
「お姉さま」
「あん」
後ろに
「おねえさまあ」
「やっ……」
サチ自身が双子を気持ちよくさせる。3本ざし人体の構造上味わえないものをサチは味わっている。お風呂の中で。自分の部屋の中で。
「もっとぉ」
双子がサチの声に笑う。双子の顔も赤く火照ってきた。気持ちいいのは変わらない。
ずんと前から突く。すっと後ろが奥へ進む。後ろが突く、前が入る。それに加えてサチも動く。
「もう、なにが、にゃだかわかんないよ、わかんないよお」
サチが涙を流しながら笑う。気持ちよさそうにびくびくと体を揺らす。
「「おねえさまあ」」
「あ?ええ」
「「きもち、いい?」」
「もっと、…ほしいよお」
双子も言う。
「「もっとしましょう。これからたあーぷり。」」
まずは一人が堕ちた。
思いつくままに書いたらクマ吉君が一言もしゃべらなかったという実験的作品です。なんか今見ると淡泊な気が……。
(コメントで御指摘頂いたこととかぶっているのはコメントをいただいた前に書いたものだからです。決してないがしろにしたわけではありません)