クマ吉君の野望【2次創作短編集】 作:堀 吉之助
堀川雷鼓が出てきます。
最後はバットエンドにならないので、安心してみてね!
触手の形は一つではない。大きさも違うし、その形状自体はよくよく観察すれば、いぼが合ったり、柔らかさが違ったり、その長さが短くても太いものもいる。だが、この幻想郷の真ん中で「咲いて」いる触手は異様だった。
幻想郷はすでに夜になっている。触手の侵略から数時間で、もはや幻想郷内で抵抗している者はいない。いや、抵抗できなくなっているという方がいいだろうか。すでにどんな大妖怪でも大魔法使いでも養分でしかなく、それでなければ生殖道具でしかなかった。
しかし、抵抗はしていないが逃げ回っている者も数人存在している。それは少し置いてからの話になる。とにもかくにも、この幻想郷の真ん中と言っていいだろうここには、多くの触手がいた。ちなみに真ん中というのは人里や神社などの要所から等距離にある程度の意味でしかない。
そこには巨大な「花」が咲いていた。それもこの小さな丘を埋め尽くすようにである。
その花はタンポポによく似ている、黄色い花弁を持ち、ほのかに光る美しさは見るもの心を奪うこともできるのかもしれない。それを愛でる、そんな余裕が誰にもないから実際はどうなのかはわからない。
もちろんこのタンポポは触手だった。よくよく見れば、その黄色い花弁は無数の触手である。ゆらゆらと揺れているその姿が花弁のように見えるだけなのだ。
このタンポポは自ら獲物を持ってくるような動きはできなかった。だから、他の触手が捕まえてきた者をその中に取り込む性質を持っていた。それは、タンポポの中央で少しだけ、そう人ひとり分程度にひらいた小さな空間で行われるのだ。
数あるタンポポの一茎、その触手にその女の子は捕えられていた。その女の子の鮮やかな黒髪は、肩のところまでの長さしかない、ショートボブ。触手に溶かされたのだろう、彼女の着ている白いブラウスは胸をかろうじて隠す程度しかなかった。それは少女の肩に引っかかっている程度で、少しでも激しく動けば取れてしまいそうなほどに破れていた。
ブラウスの胸元は健康的に膨れている。少女の顔つきは幼いが、その体つきはもはや女だと言った方が良い。それでも熟した美しさというよりは、そのくびれのついた腰回りに無駄なもののついていないすらっとした腹部は若さを表しているといった方がいい。
少女はやはりボロボロの黒いスカートを着て、タンポポにぺたりとお尻を付けて座っていた。もちろんこんな場所にわざわざ捕えられている彼女は人間ではない、その正体は天狗であった。
天狗。それは古来より人間に恐れられたものたちの名前。
ここ幻想郷にも天狗は存在し、あろうことか仲間内ではあるが新聞を商っていた。それは外の世界の人間たちの文化がどのような形かはわからないが、天狗の間に広まったからだろう。強大な力を持つと恐れられている彼らがこのようなことをしていると、聞けば驚くものも多いかもしれない。
しかし、それでも天狗は天狗であった。この触手に幻想郷が覆われるという、前代未聞の異変にも敢然と立ち向かい、そして敗れ去った。その後の処理も人間と同じだった。男は眠り、女は触手に犯される。
天狗の中に、一人の少女がいた。名前を射命丸文という。それがこの少女の名前だった。
見ての通り文はすでに敗北していた。この数時間前、普段は出さない本気の力を出した上で、触手に弄ばれて、今ここに居るのだ。彼女の幻想郷の内でも強力な力はまったく役には立たなかった。初めて敗北というものがどういうものかを彼女は身に教え込まれてしまったのだ。
「あ。あぐ。あ……」
文は手で顔を覆いながら何か言う。頬は真っ赤、目には涙。だが体には触手が張り付いている、なんてことはなかった。彼女の健康的な体には一本の触手も絡みついてはいない。それでも彼女が唸っているのには理由がある。そう、一本の突起がタンポポから飛び出ていた。
それは短い。数十センチもあるだろうかというものだ。唯、太さはある。時折、ぷるぷると小刻みに震えるだけでそれ以上は動かない。だが、その突起が振動している場所が問題なのだった。それは、文の「中」である。
その突起が、文の秘所を貫いていた。絡みつくのではなく、文の真下から彼女の子宮までをその太さで貫き、彼女の割れ目を目いっぱいに広げて、文とタンポポを繋いでいる。それでいながらわずかに振動するので文はそのたびに声を上げてしまうのだ。
「ひ、ひぃ、……」
文は肩を震わせながら声を上げる。股を閉じるが、彼女の中に入ってきた突起にはなすすべもない。そう、これは触手の一種だった。単に他のものよりは、大きさが全く違うのだ。大きさとしては人間の男性器よりは多少大きい程度だろう。
それでも天狗だろうが人間だろうが、性交の時の男性器は大して変わらない。それよりも「大きい」ものに文は貫かれているのだから、それがどのような意味を持つのか、彼女は時間をかけて理解させられている。
突起こと短い触手が震える。文は体をそらして、触手と自分が一緒になっている場所から愛液を出す。粘性を持った、文のそれをうけた触手は喜びをあらわすかのように動く。それは文も同じように共感せざるをえない。つながっているのだから。
「……!……」
びくびくと動く文。彼女は自分の数分の一もない大きさの触手に抗うこともできず、感じさせられていた。しかもその愛撫は、鈍重といってよい。文の思考を奪うこともできず、また彼女を淫楽へおとす激しさもない。そのような愛撫だから、文はこの上ないほどの屈辱を感じていた。
触手が動く。文は何か言いながら、よがる。
文は見ていた。自分と触手の繋がっているところを、そしてこの程度の大きさしかない触手に自分は抗うこともできないというその場面をその目で見ている。
つまり自分が犯されていることをじっくりと文は見ることができた。気絶することも、思考がとんでしまうほどの状況になることもないので、触手の振動で自分が反応させられてしまうこともよく理解できた。
「……ぅぅ……」
文は悔しげな表情をする。昨日までの彼女では考えられないかもしれない。だが、文は間違いなくこの小さな触手の奴隷だった。なぜなら、客観的に見るならば簡単に逃げ出せそうな状況だが、彼女は逃げ出そうというそぶりも見せないのだ。唯々、情けない顔をしながら自分が種付けされるのを見ている。
そう、これは交尾だった。日本の神話、伝承の中では最強の種族の一角と言ってもよい天狗。その中でも、比較的著名な射命丸文への種付けだったのだ。突起がぶるぶると震えて、文が大きく震える。
「ふぁ、ふぁぁ」
口をパクパクとさせる哀れな少女。その股の間、膣と突起の結合部から白い粘液が大量に零れ落ちていく。
「あ、ああ……」
間違いなく今、文は犯されてしまった。それも大きな快感があったのではない、緩やかに静かにこの天狗の少女へ「自分は犯された」ことを染み込ませるような交尾だった。文は間違いなく正気である。股の間を流れる精液が腿を通り、文の下で水たまりを作る。それは文の愛液も混ざった、淫らなものだった。
突起がまた、小さく震え始めた。文はビクンと、行為の終わった筈の体を跳ねさせていう。終わるかどうかの決定権は文には一ミリも持たされてはいない。
「少しくらい……休ませて……くだ……い」
言葉の途中で文はむなしさに襲われた。触手が言うことを聞くわけはないし、聞かせる力も文にはない。突起は文の言葉を当たり前だが、一顧だにせず文の中で振動する。文はまた小さな嬌声をあげながら、愛液を流す。触手は小さく震えてはいるのだが、それが何度も何度も続けばそれだけで文に快楽を与えることができた、それは彼女の中が愛液でしっとりとしていることもある。
「あぐっ、あ、もっと……ゆっくり」
唇を噛んで文は言う、せめて愛撫をゆるやかにしてとこの状況で言わざるを得ないほど文は突起の淫楽に屈しそうだった。だが、まだ屈してはいない。堕ちないように彼女は必死に気持ちを押さえつけているのだ。しかし逃げるようなことは絶対にしない。
突起は動く、数分をかけて文の子宮を振動させる。文は涙と涎で濡れた赤い顔をしていた。ともすればだらしなく口を開けてしまいそうなのを彼女は抑えている。
また、大きく突起が動いた。
「だ、だめ」
文は言う。大きく突起が動くのは文に知らせるためなのか、それとも勢いをつけるためなのだろうか。文へ精液を送る前には必ずそうするのだ。
「――!」
突起がずんと文を突く。文は歯を食いしばって耐える、その後彼女の秘部から白い液体がねっとりと落ちていく。また、子種を注ぎ込まれたのだ。文は空を仰いで、それを見ないようにする。自分が犯されていることを見たいなどとは思わない。もう十分に見たからだ。
文は虚ろな目であたりを見る。この丘には文の捕まっている物と同じタンポポの花が咲き乱れているのだ。その中のいくつかの中心には、文には人なのか妖怪なのかはわからないが誰かが捕まっているのが見えた。それを助けることはおろか、なにをすることも文にはできない。
先に書いた通り、このタンポポには他の場所から文やその他の女性を捕まえてくる力はない。唯その中央で女性を「飼う」ことしかできないのだ。この場合文はペットとでもいえばいいのか、それでなければ奴隷である。それはともかく、他の触手の力を借りなければこのタンポポはどこからも女性を持ってこられないのだ。
タンポポの間を、両手両足を触手にからめたられた女の子が行くのが文には見えた。その女性はこれからタンポポの間に据え置かれるのだろう、つまり文と同じ運命をたどるのだ。それ自体は文は何度も見てきたから、もはやどうでもいい。どうしようもないからだ。
ただ、それが顔見知りならば話は別だった。
触手に捕まっている女性は紫のリボンでツインテールにした栗色の髪をしていて、文と同じようにシャツを着ている。首元には黒いネクタイをしているのが文とは少し違う。文もしていたのだが、それはすでに溶かされて触手の食事になっている。黒いスカートをしているのも文と同じだった。唯、その中の下着はすでにない。剝きとられているのだ。
文はその捕まっている少女に声をかけた。こんな状況では、そうしたくなるだろう。
「ほたてぇ」
文は少女の名前を言う。捕まっている少女も文を見て、きっと怒りながら言う。彼女の文に気が付いていた。
「はたて! な、なんでこんな時にまちがえるのよっ!」
少女の名前は姫海棠はたてという。彼女も文と同じ天狗だった。彼女のも文と同じくどこかで捕まってここにつれてこられたのだろう。それは、はたてのシャツがどころどころに丸い穴が開いていることでわかる。それはどこかの触手が入って、はたての体を弄んだのだろう。
はたては文のタンポポの横に有った、タンポポの上で四肢を触手に拘束されたまま降ろされた。そのタンポポの中央には、文と同じく短くて太い突起がある。要するにこれからのはたての主人である。
「く、この、はなせぇ」
はたては必死になって暴れた。どこかで辱めを受けているはずだと考えれば、抵抗を試、みる、その精神力は賞賛に値するだろう。それが文を「不安』にさせた。彼女は尚も子宮を揺らされながらはたてに言う。
「は、はたて、ひぐ。ダメです……さからったら、さからわないで……ください」
「文、あんた。こんなことされて悔しくないの? だ、だれがおとなしくする、もんか」
はたてはゆっくりとタンポポの突起近づかされた。両足が開かれてぼろぼろのスカートの中に触手が入れるよう周りの触手が調整する。
「やだ、やだ。もう、こん、ひぐっ」
太い突起が近付くと流石にはたては弱気な声をあげてしまい、それに貫かれるや体を揺らして目を見開き、声を上げる。
さっそく、はたてを突起が突き始める。文の突起は緩やかな振動だが、はたての突起は緩やかな上下運動だった。はたてはぐっ、ぐっと膣を開かれて突かれるたびに声を上げた。その間にはたてを捕えていた別の触手は彼女から離れていく。拘束を解かれたのだ。
「はたて、ダメです。さっひ。あっ、だめです。逆らわないで」
となりで文ははたてを見ながら言う。その言葉は恭順の意思しかない、惰弱なものとはたては思う。新聞を作る天狗だからだろうか、その若い格好に比べてはたての思考は固い。
「な、なめるんじゃ、ひっ、ない、わよ」
先ほどは弱気になったはたてだが、文の言葉に反発を覚えた。だから膝を立てて、立ち上がろうとしたのだ。それは、はたてがたりとお尻をタンポポに付けて座っている状態で、膣を短い突起に貫かれているから、その動きは突起を引き抜こうとしているのと同じだった。事実、はたてはその気だった。
突起を抜くことは難しいことではない。はたてにしろ、同じ状況の文にしろ手足を拘束されているわけでは決してないのだ。しかし、ここではたては思うべきだった。そもそも同じ状況の文は何故逃げようとしないのかと。
「ダメです、やめてはたて、やめて」
文はむきになっていう。そうは言いながら文のその表情は、言っても無駄だろうとい冷たい絶望ともしかしたらやめてくれるかもしれないという淡い希望やらが綯交ぜになっている。はたてはその文を憐みの目で見ながら、自らから突起を抜いた。最後に中を擦られた快感があったが口を閉じて耐える。
とたんにはたての両手に片方ずつ触手が絡みついた。はたてが驚いてみると、このタンポポの花の花弁の役をしている無数の触手がはたてを囲むように、ざわついている。はたてを捕えたのも、その触手の一部だった。
逃げられないのではないかと多少予想はしていた。はたてはふんと鼻をならして、強がる。肩が震えているのは、わずかにでも逃げることができると思っていたからだろう。これで逃げることはできないようになっていると明確にわかってしまった。
このタンポポは文やはたてをそうしたように、生殖器を真ん中に置いていた。その周りの触手は逃げようとする、獲物を捕らえて端的に言えばおしおきすることが仕事だった。そう、今からはたては逃げようとしたことへ代償を払うことになるのだ。
黄色い触手がはたてのまえに来る。そして彼女のシャツの上に、その口から液体を垂らした。その液体ははたての服に当たったところから、溶けはじめていく。服だけを溶かす、例の液体だった
はたてはもう一度、鼻を鳴らした。強がる余裕はまだある。例え、裸にひん剥かれようとこれ以上は天狗として無様な格好も態度もする気はなかった。根本的に憶病なはたてだが、自意識が多少強いのだろう、だから彼女はそう思う。
「いやああ、はなしてくだいい」
はっとはたては文の声に振り向いた。なぜか文もはたてと同じように両手を捕えられて、立たされていた。その下半身はすでに突起から抜かれている。文自身の意思ではなかった。
このタンポポの花は、全ての個体が高度なネットワークを形成していた。だから、どれかの個体で起こった異常が、他の個体に伝わることもあるのだ。そのせいで文は反抗したわけでもないのにはたてと同じ状況に陥っていた。連帯責任である。
「わ、わたしは逃げてないです。にげてない」
抗弁する文にはたては言う。
「文。こ、こんなやつらにそんなこといっても、無駄よ。それに私たちは天狗として……こんな、やつらに」
溶けていく服が焦げ付いて、そのにおいが鼻を突つく。はたてはそれでも文を見ていた。文ははたてには全く関心を示さず、なんとかして逃げようと暴れていた。だが両手を一本ずつ触手に絡め取られて、彼女の腿にも触手が巻き付いてしまい、逃げることはできない。
文の両胸に触手がくるりとまきついた。一つの乳房に一本ずつ触手がついて、締め上げる。
「ひぐっ」
文は震えるが、次の瞬間には辛うじてブラウスの残骸に隠れていた二つの胸が、触手に引きずりだされてしまう。はたてと同じように溶かされたのだろう、どろりとブラウスが地面に落ちて、彼女の女性としての曲線がありありと見えた。
文の形の良い胸は他の触手の前に引き出された、先っぽがピンク色で小刻みに震えているのは、文の体自体が震えているからだ。それは紛れもなく恐怖からであった。
はたては目を背ける。今から自分も体を弄ばされるのだろうが、かといって知り合いの痴態など見たくはない。それも射命丸文のだらしなく怯える姿など見ているだけで心が苦しくなってくる。
そんなはたての心など文にはわからないし、頓着している余裕など微塵もない、彼女は歯をカチカチと鳴らしながら、むき出しにされてしまった両胸をみていた。その豊かな乳房がこれからどうなるのか、文は十分すぎるほど知っていた。
そう、文は知っていたのだ。逃げるとどういう目にあうのかを。彼女ははたての来る前から、そのブラウスを溶かされていた。それはつまるところ文も逃げようとしたということにほかならない。そしてそれは失敗しているから、ここに居るのだ。
そして、これから文はその身を持って思い出すことになる。逃げようとしたものがどういう目にあうのかを。それははたてに見せつけることにもなるのだ。むろんはたても同じ目にあわざるをえない。
文の両胸の前に二本の触手が来た。彼女を締め上げているそれとは違うものだ。その触手の先っぽがかぱりと開いていて、とめどなく粘液を出している。それは二本だから、文の胸を片方ずつ分担しているのだろう。
「ひ、ひいいい。や……やめ、やめ」
恐怖に身を震わせる文。そんなことにはお構いなしに、文の胸にその粘液を出している触手が食らいついた。乳首をその粘液を垂らし続けている口に咥えて、どばっと文の胸全体に粘液をかける。
「――っっ!!!」
文の体が跳ねた。舌を出して、はじけるように天を仰ぐ。文は声を出すことができない。すさまじいほどの快楽が自らの胸から湧き上がっている。
乳首に粘液が染み込んでいく。文はそれを感じてしまう。しかも、乳首を咥えた二本の触手がその文の突起をちゅううと吸うのだからたまったものではない。文は今度こそ声を上げた。
「ひゃ、ああああああああああああああああ!」
遠慮も何もなかった。声を上げないと狂ってしまいそうなほど気持ちがいい。文はへえへえと情けなく口を開けて、息を吐く。目からは大粒の涙が流れ、口からは涎を垂らす。それだけではなく、ぼろぼろのスカートに隠された文の秘部から、とめどなく愛液が漏れだして、腿を伝う。下半身には触手は触っていないのに、そうなってしまう。
文の受けた粘液はただのそれではない。強力な媚薬だった。それも肌についただけで、感じさせることのできるほどのものである。文の乳首は哀れにも、その媚薬に漬けられているのだ。逃げないように両手両足は拘束されている。
文は意識が飛びそうになるのを押さえている。それでも触手の調教はつづく。二度と逃げるような気を射命丸文に起こさせないようにしなければいけないのだ。彼女の両胸はこれからたっぷりと調教される。二度目の調教なので、執拗に行わなければならない。
乳首がしまる。ぐちゅうと粘液が文の胸を覆う。文は泣き叫ぶ。
「こ、こんひゃ……も、だ」
この烏天狗が何を言っているのかは誰にもわからない。ただ、信じられないような目ではたては文を見ている。彼女の心は文を心配していることもあるのだが、今文のされていることはいずれ自分のされることであるという自覚もある。だから、はたてはだんだんと胸の奥で恐怖が醸成されていくのを感じざるを得なかった。
文の両胸をたわませるように触手が締め上げつつ、粘液を出している別の触手が彼女から嬌声をあげさせる。それが延々と続いく。これは文がしっかりと反省するまで続くのだ。むろん、この天狗が反省したかどうかを決めるのも、触手である。
その上、天狗として可憐ではあるが強靭な肉体をもつ文にはそれを物理的には耐えることができてしまう。それが彼女の不幸。
しかし、これから文はいままで感じたことのない快楽を与えられることになる。それは二度目の逃亡を図った彼女(実際にはその意思がなくとも) へ与えられる特別なものだった。
文の乳首には一つずつ触手が吸いついている。それは粘液を乳首に浸透させて、文の「性」を否応なく刺激させているのだ。ただ、その触手の役割はもう一つあった。
人間には舌がある。それは口の中に入ってきた物を味わい、巻き取り、擦る役割があるのだ。触手にもそれがあったとしても別段おかしくはないだろう。文の両胸を先っぽからとらえている触手にはあるのだから。
それは人間の舌とは少し違った。触手の中に、無数の細い「糸」があってその一つ一つが「舌」の役割をする器官であった。それでも糸のやることは「舌」と変わらなかった。口に入ってきた物を弄ぶのだ。勿論この場合は哀れな射命丸文の乳首である。
「!?」
文は感じた、自らの乳首が触手の中で何かに絡め取られたことを。小さなそれが、細い糸のような物が絡みついてくることを鮮明に感じてしまう。文は涎のたまった口を開けて、なにか抗議のようなものをしようとした。
「……て……」
ひくついて声が出ない。文はまた声をあげようとしたが、もうそのチャンスはなかった。彼女の乳首が糸で締め上げられしまう。それも大量の媚薬の海で。
「!!!!……!!」
体を痙攣させる文。気持ち良すぎて何を言っているのか自分でもさっぱりわからない。唯々、触手に逆らってはダメだと、身を持って感じてしまう。
「やめてええ」
はたてが喚いた。いつの間にか彼女のブラウスはその胸元が開けられて、その開いた場所から触手が入り込み、彼女の胸を引きずり出していた。形はいいが、文と比べると多少小ぶりである。唯、それでも今から調教されることには変わりない。
「やめて、やめてくだいいごめんなさい。ごめんなさい。も、もうにげません」
はたては情けなくそういう。文の犯されるのをじっと見ていたのだから、自分がそうなるかもと考えるだけで、もはや強がってなどいられなくなったのだ。はたては触手に謝罪の言葉を言うが、はたての胸を捕えている触手とは別に「乳首を苛めるため」の触手が二本彼女の前に現れた。
「ひぃい」
悲鳴を上げるはたて。どう考えても今から自分が文と同じことをされて、耐えられるとは考えることができない。それどころか、もっと無様な格好になるのではと純粋に臆した。
それでもそんなことは触手には関係がない。無慈悲にはたての小ぶりな胸に食らいついた。そして媚薬を情け容赦なく、擦りつける。
「あ、ぃひい!」
はたては一秒もたなかった。快楽で脳が真っ白になり、恥も外聞も頭の中からは消え失せてしまったのだ。それでも触手はちゅうとはたての胸を吸う。全てを吸い尽くそうとするように、吸うのだ。
隣では文が犯されている。はたてはそれすらも認識の外になってしまう。二人の天狗はなすすべもなく、触手のような下等生物に教育されるのだ。
三〇分もすれば大人しくなった。それは二人の天狗の話である。
タンポポの上では文とはたてへの緩やかな交尾が再開されていた。二人の体には一本の触手も絡みついてはいない。その体にはどろどろの粘液がまとわりついているだけである。
文はもはやぼろぼろのスカートだけを着ていた。着ているとは言っても、なんらかの役にたっているわけではない。そこにはタンポポの真ん中にある、男根のような触手が入り込んで、文の局部を貫いた状態でぶるぶると振動するのだ。
「ぃ、ぁあ」
口を開けて感じてしまう文。手を恥ずかしそうに顔に押し付けて、身をくねらせる。それでも触手に抵抗することなどできない。それをすれば今度こそ、気が狂ってしまいそうだった。
びくびくと触手が震えて、文の中に白い液体を放つ。文はそれを余すところなく、体に受け入れる。
「ごめんんさい。ごめんさなさい」
はたても同等だった。彼女は反省したらしく、触手に謝り続けている。それでいながら、彼女の股の真ん中には触手が入り込んで、ぐいぐいと上下に動きながら、はたてに精液を放つ。そのたびにはたてのむき出しになった胸がゆれる。揺れても、たいした大きさではない。
この花園で抵抗した女の子は、ことごとく文とはたてのようになる運命だった。花の真ん中で飼われている彼女たちは逃げることもできず、助ける者もおらずに延々と犯される。逃げようとすれば、調教される。
「はたてえ」
「あやぁ」
それでも文もはたても目の前に知り合いがいることが、心のよりどころだった。二人は意味なく名前を呼び合う。種付されながら。
文とはたてはいい子になった。それでも触手たちは考える、この二人の天狗が逃げ出さないようにするにはもっと確かな教育が必要だと――。
しかし、やりかたが触手達にはわからない。今までやってきたこともなかなかのものだったのではないかと想像できる。それでも文もはたても理性を保っていて、仮に逃げるチャンスがあるのなら逃げ出しかねない。
文とはたての下半身を犯す二本の触手が少しだけ早さを増す。それで二人の少女は素直に声を上げて、どろどろの愛液を流す。涎をたたえた口を開けて、涙を流す。
二人の性交は何度も、何度も行われた。
「いやあああああああああああああああああああ、やだああああああ、はなせええええ、はずかしい、はずあああ」
触手の花園に嬌声が響き渡った。それははたてのものでも文の者でもなかった。新たな苗床がこの花園にやってきたのだ。
その苗床は赤い髪をしていた。黒いシャツにはチェックが入っているが、胸元が破けていて、その豊満な胸部が肌色を見せている。先っぽはシャツで見えてはいない。ただ、首につけたピンクのネクタイが、胸の谷間に修まっている。
彼女、堀川雷鼓は真っ赤な顔で胸を隠そうとしていた。しかし、いかんせん両腕が触手に縛られている。それも一本の触手にだ。
「やだ、やだ、やだあ、やだあああ」
この幻想郷では胸が大きいものほど、羞恥心が強められているはどこかのあほのせい。それでもこの雷鼓には十分なほどに強烈な状況だった。雷鼓とて、かつては知略を駆使して力を手に入れ、巫女や魔法使いなどと渡り合った強者なのだが、その顔には怯えと恥ずかしさしかない。
風見幽香などの雷鼓よりもさらに強力な者たちも「胸が大きい」だけで、堕ちたのだから、雷鼓が耐えれるはずがなかったのだ。だから今彼女は、むき出しになった胸部を腰をひねり、体を揺らして必死に隠そうとしている。
顔は涙に濡れて、真っ赤である。勿論彼女は胸を隠すようなことを触手は許さないし、今から彼女は文やはたてと並べられることになるのだ。それは文たちの横に、無人のタンポポが一輪あることからもわかるだろう。
文は目を見開いた。今はもう、快楽がどうのとは考えることができないほどに頭が急速に冷えていく。聡明な彼女はそれで自分の運命の片鱗が見えてしまったのだ。
「はなせええ、やめてよお」
雷鼓は暴れながらも触手に運ばれてくる。その姿が正気を保っているとは思えない。
そんな雷鼓が文やはたての横で「ゆるい拘束のまま」突起に貫かれたとしよう。その後に雷鼓がどんな行動をするのか、彼女とそれほど親しくもない文にも、大体分かった。いや、先ほどの激しい愛撫を経験した物ならばどうなるのかくらいはその身に刻まれている。
「ひいぃい」
文は悲鳴を上げた。雷鼓は近づいてくる。はたても雷鼓に気が付いたらしく、青ざめている。
「こっ、こちにくる」
はたてはあわあわと指をくわえて、雷鼓を凝視した。文は冷めた頭を動かして、必死に声を出した。余裕などない彼女は、死力を振る絞っていると言った方がいいのかもしれない。それは、あの赤髪の女性が全ての運命を握っているのだと理解しているからの行動だった。
「しっ、しっかりしてくださいい。ほ、ほんんとうに、気を強くもって」
励ましではない。雷鼓への懇願である。しかし、その返答は文の心を挫くには十分だった。
「はずかしいよぉ。やだああ。私をみないでぇ」
全く雷鼓は文の言葉に反応しなかった。唯々心の底から湧き上がってくる羞恥心に彼女の心は支配されてしまっていた。宙吊りの状態であられもない姿をさらしていて、腰をひねり体をくねらせる淫らなダンスを踊っているようにしか見えない。
雷鼓は切れこみの入ったタイトスカートを穿いているから、そのたびに豊かな太ももがちらり、ちらりと見えてしまう。自分でやったことなのに、それで彼女は恥ずかしさを倍増させてしまう。
「う、うえええん」
子供のように泣く雷鼓。顔をくしゃくしゃにして、幼い泣き方をしてしまう。しかし、それも仕方ないのかもしれない。彼女は元々、危険な妖怪なわけでもなく、それどころか動物ですらなかった。
異変があった。それは打ち出の小槌がもたらした魔力が彼女を強力な妖怪の一人に変化させたのである。彼女の正体は和太鼓であった。そう、道具が変化した妖怪である「付喪神」なのだ。ゆえに、彼女はそういう羞恥心の面で言えばその艶やかな体とは裏腹に少女のような純粋さしかない。
「こ、こないで、くださいいい」
文はがたがたと震えながら雷鼓に言う。そもそも雷鼓にはなんら決定権などないし、言われたところでどうしようもないのだが、それでも文は彼女にお願いした。気持ちとしてははたても同じなのだが、彼女は恐怖で声も出ない。
雷鼓がタンポポの上に持ってこられた。そしてその両足を触手に絡め取られて、ぐいと股を開かされる。黒のレースが入ったパンツが見えた。幻想郷ではドロワースが多いのだが、雷鼓はそうではないらしい。
そのパンツをむき出しにされたまま、股を開かされる雷鼓。彼女の心はもう限界だった。
「ゆるしゅて、も、もうわることしせん。もうしません……」
滂沱の涙を流す、和太鼓の妖怪。大人の体を持っていても、少女のようなその言葉。それでも許されることはない。未来を予測している文とはたての目の前で彼女の体はタンポポの真ん中に近づいていく。
一本の触手が雷鼓のパンツに絡みついた。少しずらす。それは今から挿入するのに邪魔だからだった。彼女はそれでもう一度悲鳴を上げた。
タンポポの真ん中には一本の突起があった。それが雷鼓専用の生殖器である。ここに捕まれば、少なくとも数か月は離れることはできないだろう。まさに堀川雷鼓、専用である。
文とはたては何かを叫んだ。その瞬間に雷鼓の下半身がずらされたパンツの隙間から突起に貫かれた。その瞬間雷鼓の体が跳ねあがる。
「ぎいい」
雷鼓は叫ぶ。それでもまだ、手足には触手が絡みついているから逃げることができない。そしてこのタンポポは高度なネットワークを持っているのだ。文の突起は振動、はたては上下運動。それを雷鼓の突起は学習した。
雷鼓の中で震えながら、上下運動を始める男性器型の突起。一突きごとに、彼女は叫び愛液を漏らしながら、胸を揺らす。そしてどばあと彼女の股から白い液体が漏れた。それは突起から放出された、精液である。捉えられた雷鼓は数秒で種付されてしまったのだ。
「い、いやぁ」
ぬるぬるとしたものが腿を流れ、雷鼓は口を開ける。その両手両足からは触手が離れて、このタンポポの上で堀川雷鼓は据え置かれたのだ。勿論拘束から外れた彼女が何をするのかは、文とはたてにはわかった。
「まっ」
文が待てと言おうとした時。雷鼓は泣きながら、自らの膣から突起を抜いた。抜いてしまったのだ。すぐさま雷鼓の手足が触手に絡め取られた。それははたても同じで、彼女も無理やり突起から抜かれるように立たされて嬌声を上げる。
文の前には壁ができた。それはタンポポ全ての触手が逆立ち、まるで壁のように見えたのだ。文が現実を多少逃避した頭で、頭上を見ると丸い月が浮かんでいた。そして次の瞬間には、その空から二人の女性が降ってきた。
はたてと雷鼓である。文はそれを見ながら下半身に快感を覚えた。文が見ると、突起がタンポポの中に引っ込んでいた。間髪入れずに文の周りに二人が落ちてくる。触手の花は柔らかく、二人とも大したけがはない。それどこから、痛みもないのだろう、がたがたと震えている。
「あ、あやぁ。どどどうなっているの?」
「わ、わかりませんよぉ」
はたてと文が抱き合うようにして、不安におびえる。先ほどまでなら、その場で「調教」されたはずなのだが、今度は三人が集められてしまった。雷鼓ものそりと体を起こして、両手で体を抱く。恐ろしさに震えているのは天狗と変わらない。
三人は拘束されていない。ただ、この夜の天井だけがある触手の鍋に入れられてしまった。それはタンポポの毛が逆立っていることでそう見える。勿論この鍋の具材は二匹の天狗と一つの和太鼓である。
触手が一本降りてきた。先っぽの口を開けて、どろどろの粘液を床にこぼし始めた。それから何本も、触手が降りてきて液体を床にこぼしていく。三人の女の子には直にかけるようなことはしない。
「ひっ」
はたての膝に粘液がふれた。それだけではたては飛び上ってしまう。そこで文ははっとした。この液体は自分たちには危険なものだと理解したのだ。
「み、みんな立って」
はたてと雷鼓を立たせる文。床には粘液が溜まっていって、三人の足元まで溜まっていた。
ぞくぞくする。三人はそう感じた。足に触られているだけなのに、体中がそそられるような感覚になってしまう。そこで三人は一斉にわかった。この液体はこの空間を埋めるのだと。それはまるで淫らなお風呂だ。
「いやあああああああああ、だしてええ」
雷鼓が逃げようとして、触手の壁に縋りついた。しかしびくともしない。そんな中でも足元の粘液は水位を上げていく。文とはたても壁に縋りついた。
「も、もうにげたりしませんん。お願いです、だして!
「だ、だしてええ」
三人はそれぞれ片足をまるで「けんけん」をするように上げていた。別に相談したわけでも合図を送ったわけでもない。ただ両足を付けているとおかしくなりそうで、片足だけ上げていたのだ。
水位が上がっていく。文のくるぶしまで、粘液が満たす。それは他の二人も変わりはしない。だが、それに気が付いたのははたてだった。
「あ、あやあ。上。開いてる! 飛んで、にげれる!」
上を見れば月があるのだ。その後がどうなろうとも飛び上れば逃げることができるはずである。物理的には。
「はたて、ま、まって」
文の静止も聞かず、はたては体を飛び上らせた。その時にぴちょっ粘液が跳ねて、雷鼓の首筋に着く。
「ひぃいい」
雷鼓は体を反らせて、何かを叫ぶ。それに気を取られて文は、はたてを止めることができなかった。はたては全力でとびあがり、花から飛び出そうとした。しかし、その願いは儚いものに消えてしまう。
はたての足に一本の触手がまとわりついた。それは壁を作っている触手の一本だった。はたては振り切ろうとするが、壁の触手が次々にはたてにまとわりついていく。
それらは胸に粘液を付ける。
「きゃあああ!」
はたては女の子らしい悲鳴を上げて、しまう。だけれど逃げ出そうとしたはたてのお仕置きはまだ始まったばかりだった。彼女を縛り上げている触手達は一斉に彼女の体をさかのぼり始めた。
「な。なんなの。や、やめえ」
穴という穴に入り込んでいく触手達。お尻も秘所もおへそも、口も触手が入って行って、粘液を天狗の体に流し込む。余った触手ははたての小さな胸をリズムカルに締めて、ゆるめてと愛撫する。乳首に食らいついたものもいる。
それでいながら下半身の「穴」に入り込んだ触手は激しく、そう激しくピストン運動を行った。お尻も関係なく、差別なく犯される。
「む、むぐうう」
射精とは人間の男性ならば、絶頂時にしか行うことはできないだろう。だが、はたては宙吊りの状態で白い液体を体中にかけられてしまう。それはピストン運動ごとに、乳首を舐められるごとに、ことあるごとに。はたては両手すら固く拘束されてしまう。
愛液が落ちていく。文と雷鼓は呆然と天井で犯されるはたてを見ている。これで逃げることができないのだと、理解できた。それは雷鼓に羞恥心を忘れさせることができるほど衝撃を与える。
「だしててえええええええ」
かといって雷鼓が正気に戻ったのではない。彼女は触手の壁をがんがんと手でたたく。しかしびくともしない。それでも叩いた。ここから逃げないと本当に身も心の貪られることは分かる。
そんな雷鼓の目の前がふっと暗くなった。彼女が上を向くと、はたてを掴んでいる触手達が花の内側に閉じはじめていた。それは花がつぼみになるようなものを想像すればわかりやすいかもしれない。普通は開花するが、この触手は「閉花」する。
まるで食虫植物のようなものだ。むろん虫は三人だ。
「あっ、あああ」
文は絶望的な声を上げた、空が暗くなって。触手の大軍が降りてくる。それどこから地面には粘液が満ちはじめて、文の膝下まで溜まっている。その膝に一本の触手が絡みついた。
「ひっ。は、離してください」
文は暴れるが両腿に触手はついてくる。そして無理やりボロボロのスカートを引きずり下ろされる。むき出しになった下半身の股まで触手達は絡んでくる。
それは雷鼓も同じだった。彼女は、両足に絡んできた触手達がパンツの中にまで入ってきた違いはあるが、ほとんど一緒だった。
「は、なしなさい」
雷鼓も文も同じように離れるように言う。二人が同じように行動したわけであるのだが、彼女たちにまとわりついた触手も同じよう行動した。つまり、文と雷鼓を下へ引っ張ったのだ。つまり、「座るように」強制した。下は粘液の海である。天井は触手に埋め尽くされてしまったが、触手はうっすら光っているので真っ暗になるほどではない
「ちょ、ちょっとやだ、いやだ。そ、そんなところ座っらわ、わたし、むりよっ」
「や、やめてください。わ、私はに、逃げようなんて元々してなかったんですよ!」
文も雷鼓も膝が揺れる。それでもぐぐっと引かれて腰が下がっていく。それは彼女達を淫楽へと落とし込むためだった。ここに座ってゆっくりと犯されることになるだろう。絶望的な快楽とともに。
先にはたてが床に漬けられる。彼女は体を赤ちゃんみたいな恰好をさせられて、その開かれた股にとろとろと触手から粘液を掛けられる。つまり、女性器ができる限り敏感になるようにされたのだ。
「うぐううぐうぐう」
口に触手が入った状態では悲鳴すらもままならない。それでいながら彼女の股の間に今までにないほど、大きな男性器を模した触手が現れた。何をするのかはわかりやすい。
はたては縛られたまま、突き上げられた。
「むぐっ、あひうい」
口から触手が抜かれる。それで嬌声を上げることができるようになった。
触手がはたての子宮を貫いて、ぐっぐっとローション替わりの粘液を出す。それで元々敏感にされていたはたての下半身がダメ押しされる。それははたての心を砕くには十分だった。もう限界だったのだ。
「きもひいぃ、きもちじい」
はたては嬉しげに声を上げ始める。逃げ出そうとしてから体中を犯されてしまったのだから、そうなることも必然なのかもしれない。だが、その姿を見て文と雷鼓は自分の運命をまざまざと見せつけられた気がした。
雷鼓の足を触手が引く。
「し、しまっ、ひあああああ」
雷鼓が粘液の中に尻餅をつく。下半身が粘液に包まれてしまうが、間髪入れずに彼女を両手は一本づつ触手に絡め取られてしまった。その上で両足も開かれる。そして、もう一本触手が伸びてきて、パンツを擦り始めた。
ぐちゅぐちゅと音をたてる、雷鼓の下半身。雷鼓は舌を出して、何か言葉にならないことを叫んでいる。時折抵抗のようなことをしようとするが無駄だった。それどころか、彼女の両胸にも別の触手が巻き付いて、その手つかずの乳首を引きずり出すことになる。
二つのピンク色の乳頭を二つの触手がぱくりと咥える。くちゅくちゅと粘液を混ぜながら、そのやわらかくて敏感な、突起を愛撫する。
「――――!!」
雷鼓は頭の中のことが全て吸い出されるような錯覚に陥った。目の前がぐるぐるとまわって、気持ち良すぎてわけがわからない。はたてと同じ状況だが、そんなこともわかる判断力など堀川雷鼓には残っていない。
それは射命丸文も同じだった。
「ひい」
文は不幸だった。雷鼓のように、尻餅をつけば簡単にイくことができたのだが、彼女は手をついて四つん這いになってしまったのだ。それもすぐに文は両手を後ろで縛られてしまい、首にも触手が絡みつく。それは犬のような格好だった。
その上で、背中から触手に押された。体勢の地家具彼女は雷鼓と同じようにはいかないのだ。だから、文はこの状況で背中を押されてしまい、胸がゆっくりと粘液の海に漬けられていく。
「ふああああぁあ」
文は胸が快感に包まれていくことをこれ以上ないほどに実感した。しかも粘液の中で触手が彼女の胸にまとわりついて愛撫するのだから、たまらない。文は口から涎を出して、雷鼓とはたてのように艶やかな声を出す。
雷鼓と文の下半身に一本づつ触手が近付いてきた。それがはたてを堕とした巨大な男性器を模した触手だと二人には判断することはできなかった。ただ、完全にとろとろになってしまった彼女達の秘所を勢いよく貫いたことだけは、二人にもわかった。
「あぁあああああ」
「ひゃあああああ」
声が交じり合って雷鼓の声も文の声もわからない。それでも巨大な男性器に下半身を犯されるたび、二人、いや三人は嬉しげに声を上げる。もう抵抗など頭の片隅にもない、逃げることなど物理的にも不可能。
白い液を雷鼓の子宮が受け止める。それでも愛撫は終わらない。
文はお尻にも触手が入り込んで、開発されてしまう。その間胸は、何度も揉み続けられた。はたてに至っては、もう体中を犯されているのだ。
この場で三人は触手の奴隷になってしまった。それもこのタンポポは高度なネットワークを持っているから、彼女達のやられたことは全て他で捕まっている女の子達にも行われるのだ。触手達は獲物を逃がさない、いい方法を編み出したのだ。
「きもちいいです、も、もっひょ」と文。
「ち、乳首が、ひぁあ、あっああ」と雷鼓。
「ひいい、はげしいよおおおおお」とはたて。
彼女達にはもう外の様子など、どうでもいい。
森の中を帽子を押さえながら走る少女。彼女の名前を霧雨魔理沙と言った。
ウェーブのかかった金髪に、黒い服と長い帽子はまさに「魔女」そのものだ。彼女は普段箒に乗って移動しているが、今日はそんなことをできる余裕はなかった。
それでもこの状況で触手に捕まることもなく、それでいながら逃げ続けているのには理由があった。
触手が魔理沙に襲いかかってくる。それは彼女を捕まえて、花園に送ろうとしている物だった。魔理沙は驚いたが、自分のスピードでは逃げることもできないと立ちすくむ。
――時が止まる。
魔理沙が気が付いた時。立っている場所が変わり、触手がはるか後ろに見えた。そして自分の腰をだれかが抱えていることを感じる。
魔理沙が見上げると、短い銀髪の女性が其処にいた。その表情は涼やかではあるが、憔悴の色が出ている。それでも透けるような肌が美しい。横髪を左右三つ編みにしていることも印象的だった。
彼女の名を十六夜 咲夜という。彼女は魔理沙から手を離すと、口を開くのさえ億劫なのか、くいと首を動かして魔理沙へ指示を送る。
「助かったよ」
ぱんぱんと魔理沙がスカートについた砂を払いながら、咲夜の後をついていく。そう、彼女が言った通り、あの強力な触手から逃げ切ることができたのは、咲夜の力だった。
時間を操る程度の能力。それが十六夜 咲夜の能力だった。彼女は時間を加速させることも停止させることも容易にできる能力を持っていた。その力で時を止め、魔理沙を救いだしたのだ。
魔理沙がまだ捕まっていない理由も、運よく咲夜と同行できたからだ。それでなければ、今ごとはどこかで慰み者になっていただろう。
しかし、時を止めようが加速しようが、十六夜 咲夜は触手よりもはるかに弱い。蟻と戦車の戦力比程度が妥当なほど、実力に差があった。だから時を止めて、咲夜が攻撃しようとも無駄なので、あくまで彼女は人を助ける程度のことしかできない。襲ってきた触手から逃げることしかできないのだ。
咲夜はそれでも完遂しなければならない目的があった。自らの主人が行方不明なのである。
咲夜はメイド服を着ている。そこからわかるように、彼女はメイドであった。それも西洋の怪物である、吸血鬼レミリア・スカーレットの従者である。その彼女の主人はこの異変中に居なくなってしまった。
あまり咲夜は主人がどうなっているのかを考えないようにしていた。今まで、「触手に捕まったもの」を大量に見ているのだから、あたり前の感覚だと言ってよいだろう。それに彼女の住んでいる屋敷も今はどうしようもない状況に陥っている。咲夜はたまたま人里にいたから、まだ無事だった。むろん能力のおかげでもある。
「お嬢様……」
咲夜はそうつぶやく、魔理沙はその後ろをついていく。もう少しで妖精が多く住む、森に着くだろう。
――のぴ太の部屋。
のぴ太は寝ていた。いつまで寝ているのかはわからないが、ケツを掻きながら、幸せそうにこの嘘800を飲んだ幸せを過ごしている。甚だもったいない話である。
「ダメだよ、く、クマ吉衛門。触手が、ひみつ道具なんて、つかうわけないじゃないか。特にタイム風呂敷なんて絶対に使わないよ……」
タイム風呂敷とは、それに包んだものの時間を進めたり、逆に戻したりすることのできるすぐれたひみつ道具である。もちろん人間を包めば、どうなるのかはわかりきっている。
――幻想郷
三人の裸の少女が絡み合っている。一人は縦ロール金髪、一人は長い黒髪。一人は二つ結びの栗色の髪。その体系は大差なく、少女というよりは幼女と言った方が良い。それでも背中から透明な羽の生えていることから妖精だと分かった。
最初からルナチャイルド、スターサファイア、サニーミルク(以降ルナ、スター、サニー)という妖精だった。三人はその一糸も纏わない、姿で体を絡ませ合いながら森の中で涎を垂らしていた。
三人の局所には触手が入り込んでいる。それを何を思ったか、三妖精は自らの手でその触手を持って、自分の体の中にいれたり抜いたりして幼い体から愛液を漏らしている。
「ふぁあぁ」
サニーはなにかよくわからないことを言いながら、動き。それに合わせてルナもスターも声を上げる。体が震えてもその平坦な胸はピクリとも動かない。
魔理沙は茂みに隠れて、その様子を見ていた。彼女はこの三妖精とは知り合いであるから、多少考えることもあるが、この異常事態に感覚がマヒしているのか取り乱すこともなく、くいっと帽子を目じりまで下げただけであった。
横には咲夜がいる。二人はこの森の中で休憩を取っていた。しかし、今では逆に動くことができなくなっているのだ。それはこの森にいる触手が原因だった。
ここの触手は動かないが花粉を出した。それを吸うとあの三妖精のように自らで自らを犯すことをするようになるのだ。それに動かないとは言っても触手は触手である。あれは魔理沙と咲夜が二人がかりでも勝てない敵である。
だから魔理沙は三妖精を憐みつつも、どうしようもないと諦めるしかなかったのだ。
魔理沙も咲夜も茂みの中で身じろぎせずに、この森の様子を観察するしかなかった。
三妖精だけでなく、大勢の妖精が同じように服を抜いで、自らの恥部に触手を出し入れしている淫獄。それが魔理沙たちの目の前にあった。まさか、この数分後に魔理沙たちも仲間入りするとは、彼女達も予想していない。
ふと、魔理沙は奥に言う妖精の姿が気になった。
その妖精は緑の髪をして、他の妖精よりは一回りは大きい。年齢でいえば13,4歳程度だろうか。細い体をくねらせながら、他の妖精とは違い、四つん這いにされた状態でいる。
なんとなく魔理沙にはそれが気になった。
そして次の瞬間、魔理沙と咲夜は両手を触手に拘束されていた。後ろから、触手に捕まっていたのだ。
「は?」
「へ?」
魔理沙と咲夜はともに変な声を上げる。今現在の状況が全く飲み込めないのだ。
しかしそれもそうだろう。いかに触手が強かろうと、今まで逃げ続けてきた彼女達がそう簡単に捕まるわけはないのだ。それでもこれには絡繰りがあった。
とある触手が一つ、タイマーのようなものを持っていた。それは「タンマウォッチ」と言われるひみつ道具だ。これは持ち主と持ち主以外の時間を止めるという恐ろしい道具である。触手がどこからひみつ道具を出したのかはわからないが「嘘800」は未来の法律すらも捻じ曲げたこと(原作) があるので、そんなことは些細なものである。
咲夜ははっと気が付いて、時を止めようとした。その瞬間である。ばさっと彼女に布がかぶせられた。それはぼけっとしていた魔理沙も同じだった、その布には「時計」をかたどったマークがついている。かぶせたのはもちろん触手だ。
「くっ、なに、これは」
「くそ、まえがあ」
もがく咲夜。悪態をつく魔理沙。しかし、布は布である。手が拘束されていようと簡単にはがれた。そして彼女たちは見慣れぬものをみることになる。
魔理沙は目をぱちくりさせた。そこには「銀髪の少女」がいたのだ。おろした髪に、赤い眼はどことなく咲夜に似ている。しかし、明らかに幼いので、十六夜 咲夜のはずはないのだ。
「あ、あなた誰」
銀髪の少女は言う。
「お、おまえこそ」
魔理沙は驚いた。自分と同じことを言っている少女がいる。自分の声ではない、誰かの声を聞いたのだ。しかし、何のことはない。それは魔理沙自身の声だった。
銀髪の少女の前に金髪の少女がいた。くりりとした大きな目に、艶やかな金髪。幼いほっぺたが丸く膨らんでいる。それは魔理沙そっくりだった。しかし、咲夜は気が付いてしまった。
「あ、あなた。魔理沙?」
「じゃ、じゃあ、さ、さくや?」
少女たちはお互いに確認する。その幼い声と体で。
そう先ほどの布は「タイム風呂敷」だった。それはかぶせるだけで、物の年月を進めたり戻したりできるのだ。それで魔理沙と咲夜は「なんの力も持っていない少女」にされてしまった。そのかわり、その服の下の体はまだ、「性」について何も知らないだろう。
3も増量するよっ。聖さんと神子さんと命蓮寺は許さないよっ。