クマ吉君の野望【2次創作短編集】 作:堀 吉之助
ロリを楽しみにしている方はもう少しお待ちを。
最終的にバットエンドにならないから、安心してみてね!
幻想郷には一つの寺がある。その名を命蓮寺という。
それができたのは昔話ではない。最近のことである。とはっても、その短い歴史の開闢の話には、人の心をひきつける魅力があった。
空を飛ぶ宝船から生まれた寺。そう、少し前に起きた輝く船が空を飛ぶ異変の終着こそがこの命蓮寺だったのだ。今では、人間だけでなく修行を志す妖怪たちもこの寺の門を叩き、神社などよりはよっぽど多くの者たちを引きつけている。
しかし、人は建物などに惹かれてやってくるのではない。ここにはいわゆる聖者がいた。
その聖者は数百年前に生まれた。それは紛れもなく人間の女性としてである。ただ、一人弟がいた。
法力を手に入れたのは弟の方が早い。いや、命蓮寺の聖人が修行を経て法力を得たのは、歳をとってからだった。それでもこの姉弟はそろって力を得ることができた。その上、仲睦まじく双方ともに幸福だった。
そして年老いた弟が先に逝く。いかに力を身に付けようとも人間の命には限りがあるのだろう。そんなことは姉もわかっていたに違いない。分かっていても彼女は弟の死を嘆き悲しみ、自らの「死」を極端に恐れるようになった。
残された姉の行ったことは、迫害される妖怪の救済である。理由は妖怪を助けることで妖力を得、その力で若返りを果たすことであった。とかく死ぬことが怖かったのであろう。救済と言えば聞こえはいいのだが、実際には利己的な動機である。
ただ、彼女は根が優しすぎたのだろう。自分の為に救っているはずの妖怪達を、人間に迫害される妖怪達を、憐れんでしまった。
ここにいたって彼女が志したのは人間と妖怪の共存である。暴論であるといってよい。それでなければまさに理想である。そもそも人間は弱く、妖怪は強い。だから人間は妖怪を迫害する。矛盾しているようでその実、強者とは恐れられた時からそんな運命にあるのかもしれない。
彼女はその理想を追った。そして最後には、妖怪と共謀している悪魔と罵られて封印されてしまう。自らの危難を顧みず、他人を慈しもうとするのは生物として破綻しているのだろう。だからこそ、彼女はのちに、そう数百年の後だが彼女を慕うものたちに聖人だと言われたのだ。そして今は妙蓮寺の住職に修まっている。
その名を聖白蓮。それがおもちゃの名前である。
その女性は両手を触手に束ねられて万歳をするように、両手を吊りあげられていた。目元にも触手が巻き付いて、目隠しのようになっている。
そしてその豊満な体を隠すものはほとんどない。元々服を着ていたのだろうか、首から肩にかけて黒い布のようなものを「かかっている」だけだ。それは触手に溶かされたのか脱がされたのかは分からないが原型を全くとどめてはいない。
彼女こそが聖白蓮だった。
それでもその姿は美しかった。頬は薄く紅潮しているがその肌は白い。髪は金髪を基調として、頭頂の辺りだけ紫がかっている腰まで伸びたロングウェーブ。
上気する胸は大きく膨らみ、それでいながらその体のラインは起伏がはっきりしている。つまり無駄なものがほとんどついていないのだ。そしてその肢体、その両腿にはぬちゃりと粘液をまとわりつかせた触手が絡みついて、ぐぐぐとむりやり股を開かされている。だからその秘部を白蓮は隠すことができない。仏門に入っていたからだろう、ほとんど少女のようなわれめから、いやらしく愛液を漏らす姿は聖人として、情けない。
「…………」
白蓮は赤い顔ではあるが、全く動じていないように身じろぎしない。だが、どっかのメガネ小僧が「胸が大きい人は羞恥心がない」などと言ったせいであろう、白蓮の心は恥ずかしさではちきれそうだった。そんな状況でも、弱みを見せないのは修行のおかげなのだろうか。
「聖さまあ」
そんな白蓮を呼ぶ声がする。白蓮には見ることはできない。目隠しされているからだ。それでも声だけで誰に呼ばれているのかはわかる。
唐突だが、イソギンチャクという生物を知っているだろうか。勿論それは海の生物の名前である。そして幻想郷には海は存在しない。だからここに居るイソギンチャクは海の生物としてのそれではない。触手の集合体である。
だがその姿は全く、イソギンチャクであった。丸い体に上部の無数の触手がゆらゆらと揺れる。その透明な体の中から大勢の声が聞こえた。そのどれもが白蓮の名前を呼んでいる。幼い声も、成熟した女性の声も全てがなまめかしい。
繰り返すがこれはイソギンチャクではない。触手の集合体である。ゆえにその体は完全に密閉されているわけではない、ところどころに穴があり、そこから外を見ることができるようになっている。
だが、中の女性たちが出ることはできないように、その穴一つ一つに触手が張り付いている。まるで牢屋の格子である。中の女性が一人その触手を持って、顔をのぞかせている。
髪は青い。目は大きい。頬は赤い。
「ひいりさまあ」
外で犯されている白蓮を彼女は呼ぶ。その彼女は雲居一輪、白蓮に忠実な命蓮寺の一員である。そこからわかるようにこのイソギンチャクの中に捕えられているのは、命蓮寺の者たちだった。彼女たちはこの異変を解決しようと立ち上がり、全員捕り、このイソギンチャクのおやつになってしまったのだ。
「ひぎい」
一輪が叫ぶ。彼女は中に引きづり込まれるように、ずずずと触手の穴から顔をひっこめる。勝手に顔を出した一輪の教育が中で始まったのだろう。彼女の叫ぶ声が、イソギンチャクの穴から漏れ出る。
「いやぁあああ」
中で一輪の嬌声が聞こえる。それどころか、他の何人もの声が聞こえてくる。
そうこれはまさに淫獄である。イソギンチャクのような珍奇な形をしてはいても、これは命蓮寺の全員の力を足しても敵わないほど圧倒的な力を持っているのだ。そしてこれから、全員その力はデザートにされるのだ。それはますます、逃げる手段がなくなることを意味していた。
イソギンチャクが青白く光る。中から絶望的な声が聞こえてくる。何を感じているのだろうか、その声は悲痛であった。もちろん全て白蓮の耳に入っている。彼女は自らの無力に唇を噛み、仲間たちのことを思う。それでもどうしようもない。
この青い光は、命蓮寺の者たちの力の光。それを吸い取っている合図。
「だひてええぇ、ここからだしてえ」
「いやあああ、もうこんなのいやあ」
「ひ、ひじりさまあ」
叫んでいるのは誰の声か、嬌声はイソギンチャクの中で響く。
呼ばれている白蓮もおもちゃとしての仕事がある。
両腿の触手が白蓮の肢体を開かせる。ぽちょりと一粒の愛液が地面に落ちて、白蓮は務めて顔色を変えないようにする。屈辱を表に出すのは、この状況では悔しすぎるのだ。
そんな白蓮のお尻を一本の触手が撫でた。それがもう一本増え、それからもう一つ増える。三本とも粘液をたっぷりとつけているので触れるたびに白蓮は叫んでしまいそうになる。それでも耐えてもじもじと腿を震わせる。
この三本の触手はそれぞれ先端の形が違った。一つは男性器をそのままつけたような形、一つはいぼのようなものを大量につけた形。そして最後は、先端のその先が小さく穴が開いて、その中でうにゅうにゅと糸のようなものがうごめいている。
「……!!……」
白蓮は理解した。またあの時間がやってきたのだと、自分がただの玩具にされる時間である。何度も何度もこの触手達が自分を弄んできたことを白蓮は知っている。それがまた来たのだ。白蓮が体にほとんど何もつけていないのは、つまるところもう彼女も愛撫が終わっている。そして、これからまた始まる。
男性器のような触手が、白蓮の秘部に挿入された。
「……ぃ」
小さく声を漏らす白蓮。お構いなしに上下運動を始める触手。ぐちゅぐちゅと聖の中を容赦なく、かきまぜる。それは白蓮の中で大きくなっていき、快楽を強めている。白蓮は上腕で拘束されているからそれを止めることはおろか、抵抗すら許されていない。
胸がゆれる。体全体がはげしく躍動する。あまりの激しい動きに白蓮は唇を噛んで、声を押し殺す。気持ちいいなどとは絶対に自覚できない。それだけは心の奥で押しとどめる。
腿を閉じようとする白蓮。それも無駄なことだと、それどころか触手に少し大きく開かされる白蓮。勝手に股を閉じようとしたことを追及するかのように、男性器は白蓮を貫く。だらしなく愛液を漏らすのは、意思とは関係がない生理的なもの。勿論意思は摩耗して行っている。
「――」
びくっと白蓮が動く。口を少し開けてしまう。それから、下半身から男性器が抜かれた。男性器は先端に白い液を大量につけている。それは白蓮の子宮に流し込んだものの残りだった。
無様な声を出さずに耐えきった白蓮は肩で息をする。しかし、まだ彼女のおもちゃとしての仕事は始まったばかりだ。今度はイボ付の触手が彼女の中に入った。
また身もだえする白蓮。こんどの触手は白蓮の膣を揺らすというよりは、その柔らかなイボを擦り付けるように中で動いた。それは執拗であり、白蓮の心を摩擦するには十分すぎた。
白蓮の下腹部が動く。それはそこで、暴れているからだ。何が、とは必要があるまい。
「……っ……ひ」
声を出してしまいそうになる。それは何とか止めたが、目隠しされている触手から涙のような粒が漏れる。それでもイボ付の愛撫はやまない。
ずり、ずり、ずり。白蓮の膣をかき回し、擦り、愛液を出させる。さっきほどの激しさがないが、いぼひとつひとつに白蓮は快楽を与えられてしまう。
それでも声をあげない。白蓮はこの状況でも健気に抵抗した。力では敵わない、だからせめて精神だけはと思っているのだろう。しかし、彼女は知っていた。どうせ声はあげてしまうことは。
イボ付の触手が抜かれる。白蓮は体を震わせた。ぼたぼたと白い液体が漏れる。それは先ほどと同じように白蓮の中に注ぎ込まれたのだろう。
「…………」
ぎゅうと唇を噛む白蓮。彼女はこれから来るものに耐えるために体に力を込める。それも無駄であることは彼女も知っていた。だからと言ってそれを唯々受け入れることは彼女にはできなかった。
最後の触手は小さな口が開いているだけだ。それでなければイボもないし男性器のようないかついものはない。しかし、残りの触手は「白蓮が大好き」だった。それもある一点だけが好きなのだ。
ぬるりとお尻を撫でながら、白蓮の体を沿いつつ残りの触手がゆっくりと彼女の割れ目へ侵入する。
白蓮は悲鳴をあげそうになった。歯の根がカチカチとなる。修行は永い時を経てきたが、これだけには絶対に逆らうことができないとわかっている。
何故この触手には穴があるのか、それは他の二つのように挿入して精を放つためだけではない。この触手は逆の意味があった。
白蓮の局部の中で最も敏感な場所。クリトリスを触手が包み込む。豆のような大きさしかない性感帯の塊を白蓮は捕えられてしまった。そしてこれから、その教育が始まるのだ。
触手の中にはさらに繊毛が無数にあり、ゆらゆらと揺れている。それが全てクリトリスに絡みついて、きゅっと締める。
「ゃあああああっ!!」
聖人の声が上がる。恥も外聞もなく、彼女は体を揺らして暴れる。今までの責めが全て合わさって二倍になったような快感が体を駆けめぐる。それに耐えきれなくなったのだ。
「……ひい、ひい、ひい」
堰が切れたように白蓮は舌を出して、情けない声を出す。それでも捕えられたクリトリスの教育は終わらない。繊毛が強く、弱く締めては離す。それだけではない、この触手は穴が開いている。それはまるで口のような器官だ。
その穴がちゅぱちゅぱとクリトリスをしゃぶる。繊毛で引っ張りながらなので、たまらない。
「ひぎう、やめぇ、こ、こんなこと」
胸を張りだした格好で白蓮はやめてくれるように懇願する。口から涎を垂らして、気持ち良さげな顔には説得力はない。それでもその声は、イソギンチャクの中に聞こえた。
「ひじりさまぁ」
イソギンチャクの穴から顔を出した一輪がとろけた顔で悲しげな声を出す。そう、白蓮が声を出さないのは自らの仲間たちに心配を掛けまいとしたからだった。それももう意味はない。いや、この数分前にも嬲られたから最初から意味はない。
白蓮は悲しげに唇を噛み、それから荒い息をつく。また耐えることができなかった。それだけが彼女の心の中でぐるぐるとまわる。だが、彼女は忘れていた。まだ終わってはいないのだ。
ちゅぱちゅぱとクリトリスが舐められる。
「ぃ、ああっ」
白蓮はもはや抵抗することなく声を上げる。それからまた繊毛が強く彼女のクリトリスに絡みついて、すりすりと万遍なく擦る。それにも白蓮は声を上げてしまう。
そして白蓮はこれらからが本番である。彼女は触手にとってはおもちゃでしかない。三本の触手は遊んでいたのだ。誰が白蓮の声をあげさせることができるのかという、遊びである。その勝者は穴あきの触手だった。
もちろん、この勝負には勝者の褒賞がある。それは白蓮からもらうものなのだ。
「あっア――」
白蓮がいきなりへなと体を折った。彼女のクリトリスに食らいついた触手が光りを帯び始めた。それは白蓮から触手へ流れ込んでいく。彼女の魔力を触手が飲んでいるのだ。これこそが、この遊びの褒賞である。
白蓮は触手に吊り上げられているから、倒れることはできない。それでも体が脱力するのは耐えきれなかった。白蓮は口をだらしなく空けて、空気を求めるように喉を動かす。
「ひ、ぐ」
言葉にならない声を出す白蓮。彼女はクリトリスからエネルギーを奪われているのだ。脱力しながらも感じてしまう。暴れないのは単にそんな元気が吸い取られてしまうからだ。
全部の魔力を吸い尽くす気は触手にはない。何度も遊ぶためには、適度に残しておかなければならない。この遊びは白蓮が力尽きるまで何度も行われるのだ。唯の小娘になり下がるまで弄ばれ、そうなってからも遊ばれるのだ。
しかし、今回は違った。男性器のような触手とイボ付の触手が怒っているのだ。何故自分たちの時には声をあげないのか、穴あきの時だけ魔力を吸わせているのは許せなかった。
白蓮の両胸が二本の触手に巻き付かれる。そしてそのまま、両胸をたわませるようにぐにぐにと締め上げられる。
「い、やぁ」
口から涎を垂らしながら、白蓮は抗議の声を上げる。それを聞くものは誰もいない。強いて言うならばイソギンチャクの淫獄で犯されている仲間達だけだろう。
遊びが終わった。それは白蓮がただの女の子になったということだ。
ばたりと白蓮は地面に投げ出された。その目は虚ろで体には力は感じられない。唯、ほんの少しだけ魔力を残しておかれてはいる。ここから彼女にはやってもらうことがあるのだ。
白蓮の前にはイソギンチャクがいた。いたというよりはその巨大さから、あったという方がいいのかもしれない。これから白蓮はその中に食べられてしまうのだ。
イソギンチャクの頭のほうから触手が白蓮に伸びる。彼女の両手に絡みついて、また白蓮は吊り上げられる。それに対する抵抗は全くない。唯、白蓮は自分がイソギンチャクの口に持って行かれるのをだけを見えていた。しかし、白蓮は多少救われた気になっていた。これでみんなの場所に行けるのだ。守れなかったからには、同じ苦しみを同じ場所で味わいたい。
もちろんただで行けるわけではない。イソギンチャクの口はうねうねと触手が動いている。それが白蓮の体に巻き付いて、全身を愛撫する。そして彼女を口の中に入れてじゅるじゅると少しずつ食べていく。
「あっ、ひ、あっ」
乳首に絡みつき、股を開かされながら白蓮の体がイソギンチャクに沈んでいく。手にも足にも力が入らず、白蓮はなされるがままに犯されている。時折、秘部を触手に貫かれて白い液を出される。
「あ、ああ」
嬌声をあげさせられる白蓮の体は、じわじわとイソギンチャクの中に沈んでいく。彼女の目には空の暗闇が見えている。もう自分は触手に対抗することもできないのだとわかっている。
ずぶずぶと沈んでいく体を感じながら白蓮は思う。このイソギンチャクの中にいれられてしまえば、二度と出ることはできないだろう。それは出る方法がないのと、出たとしても逃げる方法がないことでわかる。
「神子……」
白蓮はある者の名を口にした。彼女の記憶の中で凛々しげな顔に、余裕のある微笑をたたえたその少女は豊聡耳神子。かつて、宗教の信仰を集めるために戦ったこともある、その好敵手を白蓮は思い浮かべた。
(神子なら……どこかで)
いつか助けにきてくれるのではないかと淡い期待を絶望の中で想い。白蓮は淫獄へと収容された。もう逃げることはできない。
ところでその豊聡耳神子は豚小屋にいた。
魔理沙、咲夜、神子。聖の末路を……次にかければ……