クマ吉君の野望【2次創作短編集】 作:堀 吉之助
死神とは不吉な存在である。問答無用で天から与えられた命を終えた魂を連れていく。
仙人や天人も恐れる彼らに情け容赦なく連れていかれた者たちは、あの世にそれまでの人生を暴かれる裁判を受けさせられる。
どれほどの魂が悲しみに沈んでいっただろうか。その責任は死神にもあるのは間違ない。よってどれだけ小野塚小町をお仕置きしてもこれは正義ということだ。
その死神の少女は一糸もまとわずに立ちすくんでいた。いや、右手は両胸を隠し。左手はその秘所を隠している。もじもじとうごきながら、鋭い眼光で彼女の周りをねちょねちょ動き回る触手たちを睨んでいる。
「あたいをどうするつもりだ。こいつら」
触手たちは彼女の周りをぐるぐるとねちょねちょとはい回るだけで小町から離れていた。しかし、彼女の着ていたサラシや着物は触手たちが弄び、どろどろになっている。彼女の持っていた死神の鎌に至ってはどこに行ったか分からない。
小町はいままでの「淫蕩」を見ていた。どうするつもりかと聞いてはいるが、内心自分の運命はわかっている。
ぬちゃ。
「ひぃいい」
背中にちょっと触手が触れた。それだけで小町は心の底から悲鳴を上げた。それから自分の情けなさを感じて、一歩下がる。いろんな大妖怪が犯しつくされたところをみるに自分が敵わないことはわかっている。なんかよくわからんけれど土下座までしてしまった。
しかし、強がる。
「はっ、やるならさっさとやるんだね」
小町は少し目元に涙をたたえている。その端正な顔立ちに潤んだ瞳が愛らしい。
ぬちゃぬちゃ。触手たちは小町の痴態と情けない姿を楽しむように周りを動き回るだけであった。ただし、すでに小町へのフルコースは決まっているのだ。そうフルコースである。今までの少女たちを快楽に堕としたすべてを小町は味わうことになるのだ。
しゅっと小町の両手に触手が絡みついて、後ろ手にしばった。
「あっ」
両手の胸が震える。はりのある形のよい胸だった。ピンク色の乳首を隠す自由は彼女にはない。それでも必死に太ももで股の間を隠そうとしている。涙ぐましい努力であった。しかし、罪深い死神である彼女には断罪が必要なのである。
触手たちの判決は有罪なのである。
☆☆
嬌声が響き渡る丘だった。
そこには多くの綺麗な花が咲いていた。それは巨大な花だ。そのつぼみの中に少女たちをとらえては犯しつくして、無駄な妖力をどんどん吸い取っていくというものだった。山のモブ鴉天狗などがとらえられて今までの高慢な態度を反省させられていた。
「くっくそ。あたいはこんなの負けないからな」
小町は両手を両手両足に絡みついた触手に吊り上げられていた。彼女の真下には大きく口を開けた花がある。その中で蠢くのは無数の触手。そしてじゅるじゅるとあふれ出る「花の蜜」であった。
おいしそうで、生意気で、吸いがいのある胸をした死神をしゃぶりつくし、嘗め尽くすのをこの花たちは楽しみにしている。
その蜜はとらえた少女の感度を数十倍から数百倍にする優れものである。
どの程度上がるかにはついてはランダムで調合が変わるのだ。小町はおびえた目で自分の下を必死に見ようとしている。ただし拘束されていてなかなか見ることができない。
そんな小さな抵抗にいやらしく体が動く。
そんな小町の眼もとに触手が絡みついてきた。
「ま、まて。なんだこれ」
何も見えない。小町の視界は完全に奪われた。これでいつ彼女が「凌辱」が始まるのかわからない。そして淫液に漬けられてしまうかもわからない。
「……!」
そのことにわかって小町はあわてて顔を振る。しかし、取れかけていた髪留めが外れて、花の中の粘液に落ちて行った。さらりと流れるように髪がほどけ、その豊かな乳房が揺れる。くねるように抵抗する彼女の意志とは反対にM字に足を開かれていく。
「い、いやだ」
視界を閉じられたままで彼女は不安と羞恥が心の底から湧き出てくる。歯の音がかちかちとなりそうにあるのを彼女は意地でねじ伏せる。
「は、さっき見た感じじゃ、よさそうな湯加減だったね。こりゃ楽しみだよ」
震える声で何かを言っている。しかし、彼女の視界が閉じられたことでほかの感覚が敏感になった。おなかに触手が通ると、そのおへそにねっちょりと粘液が付く。小町はそれを嫌がって腰をくねらせる。
そして目が閉じられたことで「音」がよく聞こえるようになってしまった。
『あぁああ、あぁああ』
遠くから嬌声が聞こえる。氷の妖精の声だったが小町にはもちろん姿は見えない。いつも付きで勝気な少女が情けない声をあげているのだ。許しを請うような声だった。
『いやです……だれかぁ……』
別の声は狛犬の少女の声だろう。遠くのお花の中から声が漏れていた。そこでは無数の職種が蠢き。お花の縁に赤い服がかかっている。剝きとった服を丁寧に縁にかけておくところが触手たちが紳士なところである。
『うう』『いやぁあ』『ぁああああ!』『はなしてぇ』
さらに大勢の悲鳴のような嬌声が聞こえてくる。無駄に抵抗した天邪鬼や大きな胸をした赤い髪の付喪神、いたずらの好きなウサギに三妖精。そしてアメリカ国旗のような服装を「していた」少女などがそれぞれのお花の中でしゃぶられ、なめられ、犯されている。
念入りに、念入りに二度と逆らわないように快楽付けにされているのだった。特に天邪鬼は入念に犯されていた。
その仲間に小町は入るのだ。彼女の耳に入ってくるすべての声は「これから自分がそうなるのだ」という暗示でもあるのだ。小町は震えをなんとか止めようとして軽口をたたく。
「はっ、良い趣味しているよ」
じりじりと花の口に入れられていく小町がそんなことをいっているが、彼女には抵抗する方法はない。最後の矜持であろう。彼女の体がぬるぬるの淫液に入っていく。ぬちゃりその豊満な体を粘液が覆っていく。
「いい……ゆ、湯加減じゃないか」
細かい触手が乳首に絡みつく。
「…ぁぁ!」
小町は身をのけぞらせて嬌声をあげた。くにくにと乳首を責められるだけで彼女は耐えきれなかった。体を震わせて、いやいやと顔を振る。ねちょねちょと粘液が動く。その感度をどんどんと上げていくそれが彼女の秘所から入っていく。
「……! ぐ、……や、やめ」
目元を覆っている触手の下から涙が流れていく。彼女の体に絡みついた触手たちは彼女の胸に襲い掛かった。小町の胸は大きな罪をおかした、大きいというそれだけで罪なのである。よって、断罪されなければならない。
「やだ、やめろ。さ、さわるな、いま。やだ」
小町の乳首に吸い付いた触手がいた。そのままちゅうちゅうと吸う。
「あぁ、…っ……ぁあ……」
胸をくるりと触手がまいて、優しく締め上げる。小町は目が見えない分それに集中してしまう。口の端からよだれをだしながら耐える。そこに別の触手がたまった粘液を吸っては小町の胸にかける。
「ィ……」
びくびくと痙攣する小町。その瞬間に胸を吸われ、触手が光る。妖力を少しずつ吸っているのだ。胸を吸われ、粘液をかけられ、優しく愛撫される。小町の両手は抵抗しようにも別の触手にからめとられて何もできない。ただいやらしいダンスをするだけである。
「はあ、はあ。はあぁ。ああぁ、ああっ。あっ」
だんだんと抵抗が弱まってくる、この胸への執拗な攻撃に小町はその精神を削られていく。そしてそこで胸を強く吸われ、乳首を強く刺激される。流れ出る妖力とともに小町の口から、
「あぁっぁあ」
情けない声が漏れる。さっきまでの強気はどこに行ったのか、いやいやと体を揺らすところは変わっていないが。子供の用に泣きじゃくっている。小町もこのほかの花でしゃぶられている少女たちの一人になったのだろう。
☆
「……ひぃ……ひぃ」
小町は30分ほどの愛撫で泣き始めた。目元の触手の間から流れ出る涙が頬をついた、花の蜜の中に落ちていく。彼女の体中には媚薬の混じった蜜が塗り付けられ、彼女の荒い息とともに上気する。
小町の胸に吸い付いた触手がまるで赤ちゃんがミルクをねだるように、乳首をいじめる。吸い付いたそれに、小町は嬌声をあげさせられる。
「ぁああ!」
悲鳴の後によだれを流して、息を吐く。さっきまで軽口を言っていた死神にはその余力もない。ただ、小さく「ゆ……るして……」と呟くだけである。あれだけの啖呵を切った手前大声で言えないこともあるだろう。
だが許されないのである。そもそも、罪深いはずのその胸は、乳首も固くなり反省の色がない。小町の体にさらに細い触手が絡みついた、両手首、両足首に一本ずつである。透明な触手にエスコートされ、小町は花の蜜の中で四つん這いにされた。
「こ、こんな格好。あ、あたいは、も、もう」
健康的な乳房を蜜の中に沈められる。四つん這いで胸だけが蜜に漬けられるように姿勢を強制される。そのまま、触手に前後に動かされる。
(な、なんだいこれ……あ、あたいの胸が。胸がぁ)
小町はまるで蜜をすりつけるように胸を上下させられる。彼女はなんとかしようとしてなにもできず、ただ喘ぐばかりである。
「やめて……、あっぁ、あたい、ゆるひて」
後ろから見ればおしりを振っているような動きである。まさに敗北者であった。すでにその力のほとんどを吸い上げられている。しかし、胸の大きな少女は四つん這いでの搾乳をされなければならない。
触手が二本降りてきた。小町の両胸をそれぞれきゅっと締めた。
「あっ」
小町は震えた。乳首をつんつんとされる。何をするのか言葉にせずとも伝えている。小町の胸を徹底的に吸い上げてしまう。それを小町は理解した。
ぴくぴくと胸が動く。体が震えているのである。今の胸を吸われたらきっと耐えられぬだろう。小町は今までに感じたことのない気持ちになった。不安と焦燥と後悔とそして否定しきれぬ期待があった。
小町は今胸を吸われたら自分が自分でなくなることを感じた。何か言わなければと頭の中がぐちゃぐちゃになっている。
「……なさい」
小町は自分でも何を言っているのかわからないまま、口走った。
「ごめんなざい。ゆるじてください」
凛々さはもはや欠片もないが、ようやく彼女は反省したようであった。全国の青少年をその豊満な肉体を見せつけて誘惑したことの罪は月よりも重い。そして、書籍とかが真実を知ってそうなのにすっと言わないあたりの罪も深い。
よって搾乳自体はする。
触手たちは小町の両胸に吸い付いた。
「やめ、あぁああああああああぁ。……ああっぁああ」
吸われた。
小町は四つん這いのまま暴れたがほかの触手たちに姿勢を正されてしまう。つまりは淫靡で哀れなダンスを踊らされて、そして可愛らしい声で悲鳴を上げる。
両胸に巻き付いた触手が締められると先っぽで乳首を吸われる。そのたびに青い光が触手を伝い吸い上げられていく。小町は言葉にならぬ嬌声をあげつづける。
花々から上がる悲鳴の一つに小町も堕ちたのだった。しかし彼女はまだ許されることはない。いや、妖怪として強力な力を不当に持っていた幻想郷中の少女たちは許されることはない。
「あぁあ……。あ、あたいは、ひん」
荒い息を吐きながら小町は考える力をどんどん失くしていった。吸い上げられているのではない。胸を吸われる快感が頭の中をどんどん塗りつくしていくのだ。その顔は涙とよだれを湛えながら、ほのかに笑っていた。
両胸を吸われる。小町はびくびくと体を痙攣させて抵抗する。もはや本能で抵抗しているのだろう。シュルシュルと目元を覆っていた触手が取れる、その目の光はにはハートが浮かびそうなほど媚びたものに堕していた。
吸い上げられた胸から触手が取れる。その自由になった乳首からぬめりけのある液体がとろりと糸を引いて落ちる。
ばしゃん、と小町は蜜の中に倒れた。
「はあ、はあ」
と小町すぐに両手を細い触手に縛られて起き上がらせられた。正座のまま、その股の間に蜜をこぼされる。秘部の間にたまった蜜はなまめかしい。
「ん、ん」
小町の口に触手が入ってピストン運動を行う。小町はなされるがままに手を縛られたまま口で奉仕をさせられる。軽口ひとつ叩く自由は彼女にはない。ただなされるがままに媚びた目つきでそれをするのだ。
「んっ」
小町の口の中に何かが出された、彼女はねっとりしたそれを出すこともできずにごくりと飲む。頭がぼんやりする。魔力を込めた粘液である。小町の体の中に消すことのできない紋章を創る下地だった。
小町はそれが終わると仰向けに寝かされた。両手を縛られたまま頭上に引き上げられる。そのいやらしい粘液にまみれた体を隠すことはできない、両腿に絡みついた触手が彼女の股を開かせる。
その時小町は最後の抵抗をした。股を開かせないように逆に閉じる動きをしたのだった。口では「やだ、やだ」と幼い少女のような言葉を使いながら。何をされるかはわかり切っているのだろう。
広げられた秘所。ピンク色そのそこは彼女自身の愛液で満ちている。小町は顔を真っ赤にして恥ずかしがった。彼女は空を見る、そこから降りてくる太い、触手が目に入った。
男性の性器のような形のそれがびくびくと脈打ちながら小町に近づいてくる。
「ひっ」
全身で恐怖を表す小町。ゆっくりおりてくるそれを彼女は見ながら、蜜の中で動く。それは小さな波紋として波を作り、消える。
「え、映姫様ぁ」
ここにいない上司に助けを求める。小町が動くたびに乳房が揺れる。
空から降りてきた触手は小町の目の前にやってくる。
大きかった。小町は「ごめなさい」となぜか謝る。すでにプライドは擦り切れてしまっていた。ゆっくりと触手はさきっぽを彼女の体に当てながら下に、下に動く。
広げられた小町の秘所をその触手がついた。小町の体全体が震えた。
その時、小町は子宮のあたりに温かいものを感じた。ぱっとピンク色の光が浮かび、淫紋が浮かび上がる。先ほど飲まされた粘液が子宮に消せない紋章を刻んだのだろう。小町はなぜそうなったのかは理解できなかったが、これだけはわかった。
「あ、あたいい、今いれられた。お、おかしくなる」
いやいやと首を振る小町。淫紋はきっと彼女の快楽を数倍にするだろう。それこそ理性を飛ばすくらいには。小町は叫んだ。
「い、いやだぁ。え、えいきさまぁ、た、たすけてくださぃ」
ずん。と生意気な死神の可愛らしい秘所を触手が突いた。太いそれが彼女の中に挿った。
その瞬間淫紋がほのかに光、小町への快感を脳に直接送る。
「……!!!……!!」
びくっと跳ねる。
ずんずんと突かれるたびに小町は悲鳴を上げた。気持ちよすぎて何が何だか彼女にはわからない。ちなみに淫紋のランニングコストは彼女のなけなしの妖力である。これから彼女は自分の力を性的快感を増幅することのみにしか使えなくなった。
「こ、これ、これが」
小町は奥まで激しく突かれてる。股を閉じようともしても許されることはなく。胸をいやらしく揺らしながら、女性としての快楽を愉しまされている。その顔には抵抗の色はなく、快感に屈服した愉悦が浮かんだ。
「す、すきっあぁあ」
びくっと跳ねたその体に大量の精液が流し込まれる。淫紋はさらに強化される。死神の少女に逃れるすべはなく、妖力の使い方も快楽に限定されてしまった。
小町の周りに先ほど彼女を犯したような触手が集まりだした。小町は四つん這いになって、ほとんど本能で逃げ出そうとしてる。意識の底ではまだ折れてないのだろう。しかし、彼女は後ろから犯しやすい格好になった。
小町の秘所に触手が入り込んだ。まるで犬のように犯し始める。小町は体を起こそうとしたが逆に両胸に吸い付かれる。
胸を吸われながら、彼女は犯されるのである。快楽を残った自分の力で数倍にしながら。
★
どこでもドアが大量に並べられている。
細い触手たちはそれをくぐる、目的地は一つではないが、月や地底そしてあれから小町にしゃべるだけしゃべらせた小生意気な「閻魔」の服の中である。
小町ちゃんの感想もらえたらもだえます