クマ吉君の野望【2次創作短編集】 作:堀 吉之助
四季映姫・ヤマザナドゥ。
人の生の行きつく先で、その魂の罪を裁くことが彼女の仕事だった。彼女は閻魔と言われる地獄の王。どのような現世を空に浮かぶ星の数ほどの魂の群れを、断罪する者。
この世界での役割の重要さとは裏腹に彼女は美しかった。
夜も朝もない。死の世界でのことである。
彼女は階段を降りていく。静かな場所でその緑の髪が緩やかに流れる。手に持った装飾を凝らした笏を口もとにあて、眼下にある人の魂を見下ろす。
その瞳はまるで鏡のよう。一点の曇りもない美しい瞳。長いまつ毛はどことなく艶やかですらあるが、その冷徹な表情はただただ美しい。
「そう、あなたは少し暴力が過ぎる」
透き通るような声だった。
ここは閻魔殿。あたりを照らすのは一定間隔で置かれた燭台。一切の無駄を省いた審判の場所。映姫の見下ろした先にほのかに光る炎が宙に浮かぶ。
それは人の魂。
どんな人生を歩んできたのか、その魂の行き先はどこがいいのか、それは映姫の心にある天秤が計ること。数千年間狂うことのない秤を彼女は持ち続けているのだ。
映姫は魂の行き先を短く告げると、くるりと踵を返した。階段を彼女は上がっていく。その先には彼女の座る席がある。本来ならばそこから告げてもいいのだが、少しでも死者の魂へ近づいて声をかけようとするのは彼女のやさしさだろうか。
少なくとも彼女は語らないからこそわからない。
スカートが揺れる。帽子に結ばれた紅白のリボンが動く。
階段を上がるたびに小さな足音が響く。
そうここは安らかなる死の世界。現世でのすべてはここで終わる安らぎの場所である。
だから、映姫は服の中に現れた無数の触手に反応しない。
触手たちはどこでもドアを使って彼女の服の中に入り込んでいた。しかし裁判中であるからして顔を出すようなことはしない。そこはちゃんとエチケットを知っているのだ。
服の中はどんどん淫液に満たされていく。
「ふう」
映姫は息を吐いた。涼しげな顔をしているが彼女の膝がほんの少し揺れている。映姫の胸を触手たちが味わっている。しかし、そこは職人であるから服の外からはわからないようにしているのだ。ちなみに淫液が外に漏れないように吸い出している。
だから映姫ははたから見れば美しい閻魔であることに変わりはない。
彼女は動揺を全く見せない。ドロワースの中の彼女の鼠径部を触手たちがキスしている。
「……」
裁判は続く。死者は尽きることはないし、触手たちも尽きることもない。映姫は笏を握りしめて耐えている。これから彼女は触手に嬲られながら偉そうに死者を断罪しなければならないのだ。
触手たちが腰にくねりつく。そしておしりを中に入ろうとしている。
「次は、そう」
映姫は手元にあった閻魔帳を手に取り次の死者を確認する。冷や汗一つかかない。見事な態度である。ご褒美に冷たい触手がおしりに入り込もうとする。
「……ぃっ」
太ももを占めて抵抗する映姫だが、すぐに表情を戻す。まさか死者の魂のまえで全裸になって抵抗するわけにもいかないだろう。触手たちはそんな彼女の背中に冷たい淫液を塗りたくる。胸にも首にもお尻にも。そして大切なところにも。
「…………」
目を閉じる映姫。
ただそれだけで絵になる。絵画のような少女。服の中に触手が暴れまわっているなど誰が思うだろう。本人もこんなことになるとは思わなかった。
鼠径部に絡みついた触手が股を開かせようとしているが映姫は表に出さず。太ももに力を入れて抵抗している。表情はもちろん変わらない。
彼女は閻魔帳を見る。今日裁くべき人間の数は約数千人。その間嬲られ続けることになるだろう。閻魔としての仕事をどんな理由であれ休むわけには如何ない。
触手たちはおしりから前の秘部にまでぬるぬると移動している。映姫は手を笏から話すことはできない。新しくやってきた魂に告げる。
「そう、貴方は……」
秘所を優しくなでられながら淫液をつけられる、それで映姫は口ごもったのだが、その沈黙する姿を人の魂は沈思しているように思うだろう。そのスカートから伸びる細い足が細かく震えていることに気が付くことはない。
「少し、色欲が過ぎる」
魂のことを言っているのか触手のことを言っているのか、それとも両方にいっているのか、少なくとも触手たちは激怒した。映姫の胸を巻いてその乳首にちくちくと針を刺す。無論痛くはしない。そこにエッチな液体を流し込むのだ。
動くときに乳首がこすれると映姫は一瞬頭が真っ白になりそうになるのを我慢する。
「ふ、ふぅぐぅ」
笏で口元を隠す。よだれがたれそうになるのを頑張って耐える。死者の前で快楽に表情をとろけさせることはできない。ご褒美に触手たちは股間をこする。触手の中にはいぼのついたそれがあり、股間を擦る。
映姫は表情を全く崩すことなく。魂を見下ろす。その冷たい瞳は自らが負った責任のみを考えているのだろう。触手たちは容赦しない。彼女の服の中はもはや淫液の海である。外に出そうな液体はとある大妖怪から没収した「スキマ」の力で回収する。
だからこそ傍目から見れば強靭な精神力で耐える映姫は美しい。その体が性欲にまみれた触手に覆われているとは誰も疑わないだろう。
あと数千人。彼女は裁かなければならない。
★
映姫は耐えた。頑張った。
触手たちはそれに感動した。
「……!……!!」
映姫は自室で四つん這いになっていた。服は着たままである。スカートの中にはいたドロワースが蠢いている。お尻と秘所を同時に責め立てられているのだ。映姫の顔は上気し、口元からよだれが漏れる。
しかし、虚空を睨む強い瞳に固く結ばれた桃色の唇。そこに強い意志を感じさせる。映姫の帽子は床に落ち、笏は部屋の隅に飛ばされている。服を脱ごうとして、逆襲されたこうなったのだ。
映姫の両手両足の関節、いや体中に触手がまとわりついてすでに体を動かせる状況ではない。彼女は床を這いずり回って抵抗しようとするがどうしようもない。お尻にも秘所にも触手が入り込んで彼女を愉しんでいる。
「……こ、これは」
荒い息で何かを言おうとする映姫。彼女の形の良い胸は搾乳されている。そのたびにびくっと彼女の体がはねる。映姫は抵抗するすべを考え続けている。すでに幻想郷がとんでもないことになっているのは知っていた。
そしてこの触手たちが凄まじい戦闘力を持っていることも知っている。映姫は正攻法では敵わないことも知っていた。
「こ、小町」
味方を呼びたいという一心でそう言った。映姫はまだ小町が全裸で土下座したうえでおっぱいが大きい罪で断罪されたことを知らない。それはそうと、ずりずりと映姫のドロワースが引きずりおろされそうになる。
「!」
映姫は両手でドロワースを抑えた。この時だけ両手を動かせるのは触手たちとしても抵抗するすべを提供したのだろう。映姫は必死になって脱がされないに抵抗した。細い足を動かして、脱げないようにする。
凛々しい顔つきが赤く染まる。途端に幼い少女のようになった。力を込めて歯を食いしばる彼女は誇り高いその性格からそうなるのだろう。しかし、
「あっ」
両手を使えるボーナスタイムは終わった。服の中で間接に絡みついた触手により映姫は万歳させられる。そしてドロワースはするすると脱がされてしまう。部屋の床にぬちゃりとゆっくり広がる淫液と彼女の股間から漏れた愛液。
映姫は顔を赤くして一瞬、ほんの一瞬だけ泣きそうな顔をしたが。すぐに顔を振って凛々しい顔つきにもどる。理性の塊と言っていいだろう。少なくともまともに悲鳴は上げていない。
脱がされたドロワースはゴミのように捨てられた。部屋の隅でどろっとした粘液とともに落ちる。映姫はそれを流し目で見ながら、また自由に「させられた」両手でスカートを抑える。中を見せないようにと言うことだろうが、そもそも服の中は触手だらけである。意味はない、矜持の問題だろう。
映姫もそのむなしさは知っている。彼女は机に手をかけて立ち上がった。
「あ、あぁあ」
そのたびに股間に張り付いた触手にすりするされる。映姫はなんとか立ち上がった。触手たちからすれば閻魔である彼女が界王神とかに助けを求めない限りは大丈夫である。それはそれとして触手たちはそろそろ映姫を剥くことにした。
部屋の真ん中にスキマが現れる。そこから伸びてきた触手が映姫の体中に絡みつく。太い、強靭な触手だった。映姫は何か叫びながら抵抗したが、無駄である。スキマに飲み込まれていく。
★
幻想郷に引きずりこまれた映姫は即座にひん剥かれた。
スカートを脱がされ、下から入り込まれてこっそり着ていた可愛らしいキャミソールを引きちぎられた。むろん後で領収書が出る。触手たちは紳士であるから弁償はちゃんとするのだ。
映姫は触手のベッドの上で寝転がされていた。小さなおしりを手で隠すように縮こまり。上着は前が開いている。少し動くと形のいい胸がちらりと見える。
「……ぁ」
映姫は手で体を支えながら起き上がった。体をボロボロの上着で隠しながら、あたりを見回す。ぬちゃぬちゃと蠢く触手たちがあたりを囲んでいる。この状況ではどうあがいても逃げることはできないだろう。
その触手たちが映姫をクルリと巻いて、縛り上げた。両手を巻き込むように腰のあたりで二重に巻き込まれたのである。映姫は無駄な抵抗はしない。上着の胸元が開いている。そこから白い肌とささやかなふくらみが見える。
「……」
映姫は何も言わないが無様な真似はしない。目を閉じて、運命に立ち向かおうとしている。人間の哲学者の中にも絶望の中で義務を果たすことこそが美しいものであるといったものがいる。映姫は自らの立場を重んじ、背筋を伸ばす。
そんな光り輝くような彼女の覚悟を触手たちは汚すことにためらった。ただ、まあ汚そう、そう覚悟するまであまり時間をかけなかった。
映姫の前に男性器のような形をした触手がやってきた。太く力強いそれが脈打つのを映姫は睨むでもなくただ見ている。どうとも反応を示さない。
その触手の先から粘液が飛んだ。それが映姫の顔にかかる。
「……ん」
映姫は反射的に顔を反らす、その顔に白い液体がかかった。その冷たさすら感じさせる美しい表情にとろりと白い液体が流れていく。
その間に同じような触手たちが集まってきた。彼らは直接映姫を愛撫するのではなく、ただぴくぴくと動き、その先にため込んだ精液を映姫の顔に胸にかける。
映姫は体をよじってその感触から逃れようとするが、そのせいで胸元がはだけて桃色の乳首が見えてしまう。彼女は腰をひねって上着を着なおそうとするが、その前に触手たちはその胸に精液を発射する。
顔に、胸に。おしりに流れる精液に映姫はけがされた。ただ、その瞳に映る光はいささかも衰えていない。ただ、そのはだけた胸の先から糸を引いて落ちていく粘液に彼女は小さく体をよじる。
「んん」
映姫の口に触手が入り込む。
「んん。ん」
何かを飲まされている。映姫は膝立ちにさせられる。閉じたまたの間に閉じた秘所が見える。そこに触手がすりついては、精液を外から塗る。ぬるぬるした感触と、何かを飲まされている訳の分からなさに映姫は身もだえする。
お尻をぱんと叩かれたかと思うと、胸を吸われ始める。映姫を嬲ったいぼつきの触手がまたの間に入り込んで摺り始める。
「……」
映姫はそれでも屈することはない。だから触手たちは思った。
――秘密道具を使おう。
ひみつどうぐ「ショージキデンパ」。
この小さなアンテナから発する電波を受けた相手は正直にしゃべってしまうものである。ちなみに「しゃべってしまう」のである。隠し事はできない。未来デパートは何を考えてこれを売っているのだろうか、触手たちは考えたがすぐにやめた。
★
「……」
彼女は触手のベットの上で大きく股を開かされていた。
体中を精液にまみれさせ、口からは飲まされた粘液が筋を作って落ちていく。彼女は正直に言葉を発することになる。だいたいお高くとまった閻魔が悪いということもある。こういう目にあうこともあるのだ。
映姫は自分が正直にさせられていることを感じたが、それにぺらぺらとしゃべるともう心の堰が崩れていくような感覚に陥る。必死に唇をかみしめている。未来の道具にすら対抗できる精神力は凄まじい。
映姫の前には先ほど彼女に精液をかけ続けた触手たちがいる。彼らは先端を力強く勃起させている。映姫はわかっている。
「ひっ」
心底おびえた顔をする映姫。
性的な快楽が怖いのではない。おそらく犯されると同時に、自らのすべてをさらけ出してしまうだろう。それが怖い。彼女は涙を流しながら首を振る。桃色の唇をぎゅっとしめて、端正なに流れる涙は美しい。
映姫の周りにはさらに多くの触手が集まった。それらは別々の目的がある。映姫の体を今縛っている触手はしゅるしゅると離れて、逆に両手両足に絡みついた。そのまま「X」字になるように体をひっぱる。
映姫の体、白い肌。整った肢体。かわいいおへそ。それを隠すことができない。映姫は言葉を発する自分が怖くて、ショージキになれない。
触手たちは男性器の形をしたものを除いておそいかかった。
あるものは胸に吸い付き。あるものはお尻を入り込もうとする。映姫はまだ黙り込んだまま体をひねる。閻魔としての矜持がそこまでさせるのだろう。だが、鼠径部を擦りつけられると感触にびくっとおびえる。
太い男性器型の触手は映姫の開かれた秘所に入り込んだ。
映姫の体がはねたと同時に体中にまとわりついた触手たちが思い思いに彼女の体を愛撫する。
映姫は悲鳴を上げた。
自分でも何がなんだかわからない。
映姫の子宮を突く触手はごしゅごしゅと粘液で犯しやすくなった場所を犯す。映姫は「ぬいてぐだざいぃ」と泣きながら訴える。男性器は映姫にとって理想的な大きさだった。そういう風に触手たちは用意したのだ。
「こ、これきもちぃ」
気持ちいいと言いかけて映姫は噛み殺した。だが、すぐに胸を吸われて無様な声をあげる。逃れようとしても両手は動かせない。むしろその腋に触手がからみついてぬちゃぬちゃと愛撫する。
「ぁ、ぁあん。わ、腋はだ、だめ」
あられもない嬌声をあげる映姫。ショージキに駄目と言われた腋を集中的に触手たちは攻める。そのたびに映姫はショージキに感想を言った。彼女はもうなにも隠し事はできないのだ。
ずん。
ひときわ強く突かれる。
「ああぁ。だ、出さないでひい」
激しいピストン運動が始まる。少し浮かされた映姫の腰。触手は出しては引く。映姫の快楽を最大限に引き出すように、映姫はたまに気を失いそうになるが声をあげて、体をよじって快楽を逃がそうとしている。
それでも激しさは増していく。映姫はよだれでいっぱいになった口になかで何かを言うが言葉にならない。次の瞬間にはその子宮に温かい何かを大量に流し込まれる。
「――あぁ」
びくびくと動く映姫の体から触手が引き抜かれる。その時彼女を刺激したらしく、びくんと映姫が動く。無様な閻魔の姿がそこにあった。
映姫は残ったボロボロの上着もはぎ取られて一糸まとわぬ姿にされた。精液を体中に塗りたくられ、おびえた目で自分のこれ以上の痴態を怖がっている。
彼女は部下の大きなおっぱいをちゃんと注意しなかったため、こんな目にあったともいえる連帯責任である。生まれたままの姿の映姫ははいずりながら逃げようとするが、触手にまた囲まれてしまう。
「ひっ」
映姫の膣にまた触手が侵入しようとするのを彼女は手で押さえた。だが、無駄である。子宮までするりと入り込んだそれは、すぐに美しく光り始める。
「あ、わ、私のち、ちからを」
映姫の両手がまた万歳させられる。腋を責められながら、淫乱なダンスをさせられながら、自分の力を吸い上げられるところ見せられる。もちろんその後には無限に犯されるだろう。映姫は「ゆるして」と正直に、そして泣きべそをかきながら言った。
月や地底にも隠れてるし。主人公がまだいるわのう
感想と言うよりは映姫様で思ったことをもらえればうれしがります。
リクエスト板を作りました
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