※この作品はR-18です。

クマ吉君の野望【2次創作短編集】   作:堀 吉之助

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さクらの部屋 (SAO キリト) 下

 キリトは剣を握った。

 黒い柄をした直刀。彼女が以前使っていたものにそっくりなものだった。ただ今は現実だからかずっしりと重い。

 二、三回彼女は振ってみた。空気を斬る音が耳に響く。十分に使えそうだった。

「よし」

 キリトはそう言って目を閉じる。この空間わけのわからない空間に入って何日が過ぎたのかわからない。その上に性別まで変えられた。しかしここの「主」は戦えば出してくれるという。それならば戦うしかない。

 キリトは足を少し上げて、履いたブーツの履き心地を確認する。それは桜にもらったもの。足を上げた時少しだけワンピースの様になったシャツがめくれて、キリトは裾を掴む。自然な反応で特に意識はしていなかったのだが、それは心が変わってきた証拠。

 彼女は、彼女として変わってきている。

 こつこつと彼女はつま先を床で確認してうんと頷く。

 キリトは静かに息を吐いた。握りしめた剣を心の中でイメージする。そのイメージが戦いにおいて大事なのは彼女の経験則。キリトは目を開いた。準備は万端。何がきても恐れることはない。彼女はその年に合わずとも死線をくぐってきている。

 

キリトが動くと肩までかかった黒髪がさらりと揺れる。彼女はわずらわしげに首を振る。顔にかかった髪を摘まんで整える。それが終わってからキリトは叫んだ。

「準備終わった。いつでもいい」

「はーい」

 どこからか少女の声が響いて、あたりがぱっと明るくなった。キリトの周りが色を帯びていく。ひんやりとした石畳。頑丈そうな壁。そしてそこは戦うには十分な広さ。

 キリトから少し離れたところに少女は居た。黒いドレスを着て、優雅に笑っている。これから始まるものが見たくてしょうがないのだがそれを綺麗に包んだ笑顔。桜だった。

「キリトお姉さん。今から3匹のモンスターと戦ってもらいます。あっ、でも本当に痛いことはしないので安心してくださいね」

 でもと桜は続けて。

「その剣でみなさんを斬っちゃってもいいですよ……できるならですけどね」

 また桜はにっこりと笑う。キリトはその分かりやすい挑発に、めらと闘志を燃やす。仮にも彼女の戦闘経験は常人の比ではない。ゲームの中のこととはいえ命を懸けたことは幾度もある。

 それなのに「できれば」と少女に言われるのは、やはり不愉快だった。キリトは少し強い口調で言う。

「わかった。でも約束は守れよ。俺を男に戻して、解放しろ」

「はい。分かりました。じゃ、さっそくはじめましょうか。勝負の終わりはキリトお姉さんがモンスターを倒すか、それとも『もうさからいません』という言葉をいうかです。勿論後者は降伏ですけどね」

「……倒すだけだ。そんなこと言わない。御託はいいからさっさっとはじめろよ」

 キリトは剣を桜に向ける。じっとにらんだ眼光は鋭い。桜はわざと怯えたように身を縮ませた。ただし心中舌を出す。

(強がってください。もっと、もっと。そこを。折りたいんですよ)

 桜はかわいらしい外見をしているがその実、獣のような目でキリトを見ている。敵意ではなく純粋な捕食者としての目。キリトが目の前にいなければ舌なめずりしたい心境だろう。

 

「じゃあはじめましょう、一回目のモンスターさんはこの子です」

 キリトは剣を斜に構えた。負けるわけにはいかない。それに戦いは先手必勝。剣を握る手に力をこめ。踏み出す側の足のかかとを浮かす。一足飛びに突撃するつもりだった。

 桜はポケットから小瓶を出した。中には青い液体が入っている。彼女は瓶のふたを開けけて床に中身を落とす。青い液体は床で撥ねて丸い形になった。その状態でうねうね動く。

 

スライム LV1が現れた。

 

 キリトはその小さな対戦者をみて目をぱちくりさせた。こんなのが相手なのだろうか。その液体モンスターは手のひらに収まるそうな大きさだった。つまり小さい。戦うには小さすぎる。それに「スライム」はRPGでは雑魚の代名詞だ。

「それが、俺の相手?」

 キリトは思わず構えを解いて歩み寄った。剣先が床を向いている。スライムはよちよち這いずりながら少しずつキリトに近寄る。桜はその姿にかわいさを覚えてガッツポーズをしながら「がんばってください」と声援を送る。

 キリトは拍子抜けだった。こんな相手に負けるはずがない。足で踏みつぶして終わりだろうと思った。彼女はつかつかと歩み寄り、スライムを見下げる。ふるふる震える小さなモンスター。多少かわいそうだがキリトは踏みつぶそうとした。

 

 スライムがはじけ飛んだ。キリトに踏まれたのだ。

 ぴちゃとはじけ飛んだスライムの「かけら」がキリトの顔にかかった。その液体が動きながら服の中に入っていく。彼女は気が付かない。

 

「……かったぞ」

 あまり実感のない勝利宣言をキリトは桜にした。桜はにやにやしながら「そうでしょうか?」と言う。その笑顔にキリトははっとした。まだ何かあると身を下げた。

 床には小さく散ったスライムがもぞもぞと動いている。もう戦えそうにない。キリトはじっと観察した。やはりなにも反撃はない。それでも桜はキリトの勝ちとはいわない。

「これ……倒しただろ」

「いいえ。まだ彼のライフポイントは0じゃないですよ」

「どっちにしても、たたかえないだろ」

「そうですかね? 私はお姉さんが負けそうな気がしますけど」

「!?」

 キリトはまたスライムを見た。やはりなにも――

 

 乳首を吸われる。

「みゃ???」

 キリトは驚いて身を折った。何が起こったかわからずに知らず桜を見る。桜は口角を釣り上げてその赤くなったキリトの顔をみる。楽しそうに。

 さきほどキリトの服の中に侵入したスライムはじりじりと彼女の体を滑り、その胸に食らいついた。思考のない下等生物である、ただ無心にキリトのピンク色のふくらみを先っぽから舐め始めた。

「ひっあっ?」

 キリトは胸を抑えて膝をついた。からんと剣が床に落ちる。キリトは疼くほうの胸を掴んだ。理由は分からないがなにかされているのは間違いない。それに胸を何かに包まれている感触がする。

 それを引きはがそうとキリトは力を込める。だがべったりと少女の胸に食らいついたスライムは離れない。その粘液が彼女のふくらみを刺激する。

「……ぁ…っ…」

 キリトは歯を食いしばって服を強く引く。それは自分の胸部も巻き込みながら。熱い息が口からでる。そうして伸びたところをスライムはきゅっと締め付けた。

「ひっ」

 嬌声を上げて、キリトが手を離す。彼女の体はまだ変えられたばかりで敏感なのだ。キリトは唇を薄く噛んで目をぎゅっとつむる。

(なん……なんだよ)

 思考が回る。いつの間にこんなことになったのか皆目見当もつかない。踏みつぶした時に入ったなどとは思いもよらない。

 スライムは小さい。キリトは大きい。スライムは弱い。キリトは強い。

「ぃや……」

 胸を吸われるキリト。力の差をこれでもかと無視するスライム。キリトは荒い息をつきながら考えをめぐらした。敵は服の中。自分を刺すわけにはいかない。かといって力ずくでは離れないのは今試した通りだった。

「ほらほら。そこだけ見てていいんですか」

「えっう?」

 桜の声にキリトは反応する。彼女は先ほど膝をついた。登り易いように。

 キリトが見ると彼女の太ももを何匹かのスライムが登ってきていた。踏みつぶしたスライムのかけらが生きて、彼女の食らいついたのならば、他のかけらもキリトに食らいつこうとするのが当然だろう。

「ひ……」

 キリトは悲鳴を上げて、尻餅をついた。だがスライム達は離れない。太ももを登っていく。その先はキリトの大切なところ。

「は、はなれ、ひゃ??」

 胸を吸われる。キリトは身を縮こまらせる。それでも彼女は抵抗した。登ってくるスライムを指でつまんだ。離そうとしたのだ。だがつまんだ瞬間小さな音とともにスライムは砕け散った。そしてさらに小さく、数を増やして登ってくる。

「い、いやだ。はなれ……!」

 キリトは必死にスライム達に抵抗する。胸を吸われても、締められても涙を流しながら手を動かす。そうして彼女は汗をかく。

 足についたスライムが少しずつ大きなっていった。キリトの汗を舐めたのだろう。もともと水分で大きくなる生物だ。微量な汗も重要な栄養だった。

 キリトは見落としていた。確かに腿を登ってくるスライム達は脅威だろう、だが彼女は今「尻餅をついている」。そこはキリトには陰になっていて見えない。だから簡単に侵入できた。

 下半身に違和感があった。キリトはびくっと怯える。シャツの上から自分の下腹部を見た。何かがパンツの中に入ってきた。それがわかる。

「あれ、おねえさん。どうしたんですか。もう抵抗は終わりですか」

 桜は無様なキリトの抵抗に舌なめずりする。今度は遠慮がなかった。

「……だ、だれが、するか」

 弱々しいキリトの返答は桜には素晴らしく聞こえた。そう。もっと抵抗してくれないと面白くない。

「そうですよね。まさかスライムさんなんかに『もう逆らいません』なーんて言うわけないですよね」

 降参の言葉をわざとらしくキリトの耳元で言う桜。キリトは涙目で彼女を睨んだ。じっと桜は彼女を見つめる。しばらくして顎を上げて笑う。

「私を見てて……いいんですか?」

 はっとキリトが現実に引き戻された時にはもう遅かった。

 彼女の秘所は胸を吸われて少々濡れている。侵入したスライムは微量だが、そこは餌の宝庫だった。

 ビー玉程度の大きさスライムがキリトの「中に」入った。

「いっ」

 キリトは腿を締めるが遅い。もう遅い。

 スライムは彼女の膣にへばりついた愛液を舐め始めた。丹念になめとる。勿論そのたびに中の壁に当たる。

「!!!!」

 キリトはなにか叫んで膝立ちになった。反射的にパンツを脱ごうとする。中にあるものを出さなければならない。太ももを青いパンツが通る。だがその時、膣の中でスライムが動く。

「……あ!?……」

 びくっとキリトは身を反らす。パンツが膝に引っかかって落ちる。その布に何匹かのスライムが食らいついた。なんといって湿った布だから栄養の宝庫だった。しかし何匹化はさらに登っていく。キリトは彼らに道を開いてやっただけだった。

 どんどんキリトの中にスライムが入っていく。彼女の割れ目を大きく開いて入っていくスライムもいた。そして中ではお食事会が始まる。出てきた愛液はみんなで吸い尽くす。

「だ、だめぇ」

 キリトは何とか膣の中から出そうと指を伸ばした。先ほどまでは自分のものとはいえ女性器に抵抗を示していた彼女が自分から割れ目を開いて中に指を入れる。

 自慰ではなくただスライムに出て行ってほしいのだ。つまみだすこと以外キリトの頭にはない。

 だがキリトの予想以上にスライムは大きくなっていた。勿論人間に比べれば大したことはないが、それでも米粒サイズだった彼らはキリトの愛液で良く育っていた。そんな中にキリトは指を突っ込んだのだ。

 指が柔らかいものに包まれる。指先についた微量の汗をスライムが舐め始めたのだ。

「えっちょっ。いや。やめ」

 キリトの指が舐められるたびに中で指が動く。そのたびに自分で自分を愛撫させられた。キリトの奥からねっとりした愛液が流れてくる。そしてキリトは自分の膣から指を抜くことができなくなり強制的に自慰させられる。それも下等生物に。

 くちゅくちゅと音が鳴るたびにキリトは悲鳴を上げた。自分で膣を掻きまわされる。なんとかスライムから指を離そうとしても粘性の強いそれから離れられない。

「こ、こんなやつに……」

 キリトは胸を吸われ、下半身を犯されながら悔しさを口にした。その目からは涙がとめどなくあふれてくる。桜はその姿に背筋がしびれた。手のひら程度しかない下等なモンスターに犯されるキリト。それも自分の油断から。

 桜は笑をかみ殺すのに必死だった。無様なキリトは自分の目の前に、そして目の下であえいでいる。どこかの英雄の痴態は心をくすぐる。

「さあ、一戦目の勝敗は決っしましたね。キリトお姉さん。さあ、降伏してください。まだ二戦ありませスしね」

 少しイントネーションがおかしくなったが桜は噛んで含めるようにキリトに言う。気づかないでほしい。さあ、降伏しようと優しく語りかける。

「いや、ぃやだぁ」

 キリトは首を振る。桜はもう一度進める。その間にもスライム達はキリトの中で食事をしている。

「キリトお姉さん? 男の子に戻りたいんですよね? こんなところで体力をぜーんぶとられていいんですか? 一時の恥を忍んでさあ、さあ」

「ひっあ」

 キリトの体が跳ねる。スライムは徐々に大きくなり、それに比例して彼女の指を激しく動かす。

「さあ、キリトお姉さん」

 桜は優しい声を出す。キリトはその顔に救いを見た。何度も、何度もひどい目にあわされても極限の状況ならば何かに縋りたくなるのは仕方ないだろう。唯の痛みならばよかったが、快楽を伴った責めはキリトの心を鈍らせてしまった。だから桜が天使にも見える。実際には小悪魔だが。

「わっかった。だから、たたひゅけて」

 助けて。その言葉にびくびくと桜は体が震える。誰に頼んでいるのだろう。何を勘違いしているのだろう。この状況になったのは誰がしたのだろう。そんなことも忘れてこの目の前の彼女は桜に助けを求める。桜にはたまらなかった。

「さあ、お姉さん続けてください、わたしはもう」

「わ、わたひはもう」

「さからい」

「さからい」

「ま、せ、ん」

「まへんん」

 桜は哂った。忘れている。完全に忘れている。

 

――「大丈夫ですよ。痛くありませんから。負けたらエッチなお仕置きが待っているだけです」

 

 一番初めに説明した大切なことをキリトは忘れていた。桜はこれを望んでいたのだ。彼女は心底嬉しそうに頷いて。口を開く。

「じゃあ、おしおきですね」

「へ?」

 キリトは目を見開いて桜を見る。何を言っているのだという顔だった。助けてくれるのだと信じていた。そんなことを桜は一言も言っていないのに。キリトは騙されたともいえない。

 桜は腰のベルトからなにかを取った。500mlのペットボトルだ。中には何の変哲もない水が入っている。本当にただの水だ。桜はペットボトルのキャップを開けてから傾ける。キリトの体に向けて。

「どぼどぼー」

 可愛い声で擬音を口にする桜。キリトの体が水にぬれていく。服に染み込んでいく。その下のスライムが反応する。

 

「!」

 

 キリトが気が付いた。

「や、や、めろ! やめて、やめてえぇ」

 キリトを無視して桜は全部キリトにかける。唯の水を。だがそれは効果絶大だった。キリトの胸に吸いついたスライムはほんのひとかけら。乳首を舐める程度しかできない大きさだった。それが500mlの水を得た。

 キリトの胸元がむくっと膨れた。彼女の体が成長したのではない。他のものが成長したのだ。

 

 胸を「揉まれる」

 

「がっう」

 キリトは胸から衝撃に驚く。それだけではない吸う力も強くなった。はあはあと息を吐きながら彼女は腰をひねる。無駄だった。胸に吸いついたスライムはもう彼女の手には負えない。早く服を脱いで引きはがしていれば別だったろうが、彼女にはその考えは浮かばなかった。

 容赦なく揉まれる。キリトのふくらみを同じ程度の大きさのジェルがつつんで揉みしだく。キリトは頭がしびれる感覚を覚えた。だんだん視界がぼやけてくる。思考がどんどん離れていく。

 だめだ。とキリトは首を小さく振る。この快感に身を任せればどうなるかわからない。しかし体は正直に反応してしまう。キリトが体を嬲られるたびに彼女の下半身が濡れる。腿が動くので膝に引っかかったパンツが伸びて、白い太ももが自由にならない。

 彼女の中でスライム達が大きくなった。

 ある程度大きくなったスライムはくっつこうとする。キリトの指を含んだスライムがぬるぬると外に出てきた。キリトは指を引き抜こうとしても無駄だった。スライムはめくれたシャツの上をずりずりとキリトの指を含んだまま這っていく。キリトは抵抗すると言うよりもかまう余裕がなかった。

 そのスライムがキリトの胸に来た。服の下のスライムと一つになろうとしているのか必死に入り込もうとするがそこはスライム、どうしようもない。

「おねえさん」

 桜がいつの間にかまたたっぷりと水が入ったペットボトルを持っていた。キリトはそれをみてふるふると首を振る。桜も茶目っ気たっぷりに首を振る。方や涙目、方や笑顔。どうしようもない差。

 どもどもと桜がキリトの服の上にへばりついたスライムに水を流すとどんどん大きくなってキリトの指どころか手の平を包んでしまった。だが所詮はスライム。やることは変わらずやれることも変わらない。しかし今度は動くたびにキリトの手まで動いてしまう。

 

 キリトは自分の胸を揉まされている。

 

「や、やだあ。はんせぇ」

 あまりの惨めさにキリトは暴れた。だが何も変わらない。彼女の胸は自分でほぐされていく。揉むたびに気持ちがいいのが返って情けなくなる。

「はいはーい」

「な、なにを」

 桜はキリトの開いた手を握ってその下半身に持って行った。そうして指を伸ばさせると膣に入れる。中にはまだ別のスライムがいる。それがその指に食らいついた。離れなくなる。

 スライムはさっきと同じように指についた汗を舐めるたびの壁がこすれる。そして愛液が出てくる。キリトは腰をひねって、体を揺らして、悲鳴を上げてなんとか逃げようとするが無駄だった。

 両手が淫靡に拘束される。片手は自分の胸を揉む。片手は自分の秘所をかきまぜる。その両足は自分のパンツのゴムで動けない。

「たすけっ。もうやだ。おねがい。はやく。こ、こんあ」

 自分を犯しながらキリトは桜に懇願する。桜はたのしげにその声を聞く。いい声だった。

 スライムは容赦しない。しばらく彼女は下等生物のおもちゃになった。

 

 

 

 

 

 

 

「はい二戦目を開始します」

 キリトは絶望的な目で桜を見た。彼女の体にはもうスライムはついていない。一時間もかけて嬲られた後、桜が離したのだ。彼らは何故か桜の言うことは良く聞いた。つまりいつでも離せるのにそれをしなかったともいえる。

「ま、まってくれ。や、休ませてくれ」

「へーー。最初はあーんなに勇ましいこと言っていたお姉さんもその程度なんですか?」

「う、うぐ」

「ふーん。あんなに弱々しいスライムさんよりも。弱い。お姉さんですもんね。休むのも仕方ないですよね」

「ちがう…………油断した……だけだ」

 そう言ってキリトは悲しくなった。油断したとはいえ。あんな生物に自慰を強制された事実は変わらない。桜は彼の心境は手に取るようにわかったから何も言わない。

 言った言葉を誰にも返答されないと自問自答するのが人間だ。キリトは自分の言葉を反芻してしまう。惨めさが正確に頭に伝わってくる。

 たいてい人間がみじめさを感じた時の行動は二つ。ひねくれるか、強がるか。キリトは目を上げた。

「わかった。やってやる。もう油断なんてしない。私は、ここをでる」

 燃えるような闘志を宿した目が桜にはご馳走に見えた。そもそも桜は途中から何も言っていない。キリトは勝手に思い煩い、悔しみ。そして己を奮い立たせた。キリトは気が付かない、手のひらで踊っているだけなどとは。

「それでこそキリトお姉さん」

 桜の言葉は本心だった。そして笑う。キリトは自分を、なんていったか。

 

 キリトは剣を掴んだ。二度と離さないようにしっかりと握りしめる。桜はその前に立ってニコニコしている。

「いいぞ」

 キリトは真剣なまなざしで桜を見た。さっきの痴態を話せばそのまなざしは苦も無く崩れるだろうなと桜は思うが何も言わなかった。そんなことで崩すには惜しかったからだ。

「じゃあ、今回の相手はこの子です、どうぞー」

 キリトは何も言わずに剣を構えた。油断はない。

 

 ぼこっと地面が盛り上がって、どろどろとした泥が出てきた。それが手の形になって現れる。

 

マドハンド LV25 が現れた。

 

「手?」

 石畳の上に生えた大きな手。それが相手だった。どろどろとしている体がキリトには気持ち悪い。しかしここで負けるわけにはいかない。マドハンドはキリトの膝程度の大きさしかない。さっきのスライム同様に剣での攻撃はしにくい。

 かといって、さっきのように不用意な攻撃をする気はキリトにはない。

「……」

 じりとわずかにキリトの足が動く。ほんのわずか、数ミリ程度。剣士の間合いはそれだけで大きい。体勢の小さな違いが、刹那の勝利を呼び込む。それが彼女の闘いで得た経験。

 マドハンドが動く。どろどろと動く。

 キリトは動かない。間合いに入るまでは構えを解く気はない。目だけでマドハンドを見る。

 マドハンドは動きが鈍い。キリトにゆっくりと近づいてくる。 

 キリトは息を吐く。小さな息を。それだけで体に闘志が溜まる。剣を持つ手が小さく動く。それでも体中の力を抜いている。一瞬で敵を斬り飛ばす。

 

 マドハンドは仲間を呼んだ。

 

 がしっとキリトの足がマドハンドBに掴まれる。

「えっ? は?」

 キリトは驚愕の目で自分の足元を見た。敵は一体のはずだ。彼女は桜を見る。

「お、おい! これは? なんだ」

「『なかまをよんだ』だけですよ。本家の「どらくえ」でも闘技場で普通に呼んできます。というよりもそれを言うならスライムさんも分裂してましたよ?」

「そ、それでいいのか。い、意味が分からない!」

「ほらほらいいんですかー。こっち見てて」

 いきなり近寄ってきたマドハンドAにキリトは両足を掴まれた。そのまま引き倒される。

――受け身が取れない。地面にぶつかる。

 キリトの視界が反転して、そう思った瞬間だった。

 

 マドハンドは仲間を呼んだ。

 マドハンドは仲間を呼んだ。

 

 キリトの背中をCとDが掴む。ふんわりした受け取り方。キリトは仰向けに寝かされてマドハンド達に捕まる。

 

 マドハンドは仲間を呼んだ。

 マドハンドは仲間を呼んだ。

 マドハンドは仲間を呼んだ。

 マドハンドは仲間を呼んだ。

 マドハンドは仲間を呼んだ。

 マドハンドは仲間を呼んだ。

 

 

 

 EとFとGとHとJとKとLがキリトの両腕をがっしりとつかんだ。足も掴まれているのでこれで勝敗は決したと言ってよい。だがキリトは腕を動かし、足を動かして何とか逃れようとしている。

「ひっ、卑怯だぞ」

 キリトは絶叫した。剣をしっかり握っているが一切抵抗できない。桜に抗議するしかできないのだ。桜はかわいらしく答える。

「この子は、それが特技なんですよ。それを卑怯だなんて、おかしいです」

「で、でもこんなの」

「でもキリトさんの言い分もわかります……」

 急にしょげた声で桜は俯く。下を向いたのは、笑いを見せたくなかったからだ。

「説得するしか……ないですよね」

「は? 説得ってどういうこ――」

 マドハンドの2匹がキリトのシャツの中にもぐりこんだ。下からだ。

「!!」

 キリトは目を見開いて体を起こそうとした。だがもちろん掴まれた状態では無駄だった。パンツを両側から掴まれる。不穏な感触がキリトの脳に警鐘を鳴らす。

「や、やめろ」

 ずると下半身に布が降りていく感覚があった。キリトは叫んだ。

「やめてっ! そ、それはもうやだあああ」

ずるずるとパンツが脱がされていく。ゆっくりとゆっくりとキリトの脳に刻み込むように。ねっとりとした動きで布が下されていく。キリトは見えない。見えないから想像してしまう。脱がされることは嫌だが、それ以上にその先がどうなるのか彼女には想像できる。

 だがもうどうしようもない。嬲られてからお仕置きされるくらいなら。嬲られるのはごめんだった。

 ここ数日のことでキリトは情緒が不安定になっていた。それにさっきのやる気も「強がり」でしかない。だからキリトにはもう無理だった。

「……こうさんする。もうやだ。これむりぃ……早く終わらせてくれぇ」

 搾りだすような声でキリトは観念した。全く動かない手も足もどうしようないことは良くわかった。しかし桜は返す。

「ダメですよお、お姉さん。まだ審議中です」

「えっ?」

「さっき言っていたじゃないですか。お姉さん。あなたは卑怯だと。それの審議が続いているので降参は認められません」

 悲しいですけどと桜は前置いて。

「公正なジャッジのためですから」

「そ、そんな」

 キリトは何か言おうとした時。彼女のシャツが下からまくりあげられた。パンツを掴んでいたのとは違うマドハンドの仕業だった。

「きゃああああああ」

 彼女の細い下半身が露わになった。しっとりとしめりながらも、やわらかそうな割れ目は彼女が動くたびに震える。さっきまでのスライムとは違う。今度はしっかりと服をまくり上げられてから嬲られるのだ。

「やめて、いやああぁ」

 羞恥に顔を赤らめてキリトは暴れる。唯でさえ恥ずかしいのに加えて「たくましい手に拘束されている」ことが彼女の本能を刺激する。少女としての本能を。

同時にマドハンドが彼女足からゴムを伸ばしてパンツを剥ぎ取る。これで彼女を守る者はブーツと靴下しかない。それもキリトの暴れることを助長した。

「はなせっ。やめて」

 マドハンド達が説得にかかった。これは説得である。キリトに卑怯だと言ったことを訂正してもらわなければならない。パンツを脱がしたマドハンドの一匹がキリトの秘所を指で開く。中を良く見えるように。

「いやだ……いやだ……」

 呻くようにキリトは言う。しかし桜はそれが不満だった。もっと強がってほしいのだ。心に残った反抗心を全て出してほしい。それを砕いて粉々にすることが望みなのだから。

 急にマドハンド達が動きを止めた。キリトは今から何が起こるのかと身構える。彼女は今自分が無事に帰ることは考えていない。マドハンドが止まったのならなにか悪いことをたくらんでいるのだとしか考えらない。だが、彼らは動かず紫の髪の少女がキリトに語りかけた。

「お姉さん。もしも、もしも10分間一言もしゃべらなければ、離してあげてもいいですよ」

 突然の提案にキリトは戸惑った。鈍った思考が彼女の理解力を著しく低下させているため、キリトは頭に残った言葉をそのまま口に出した。

「……10分……?」

「そうです、たったの十分です。それで今までのことは全部水に流して、その上男の子に戻してあげます。どうです? 悪い話じゃないでしょう?」

「嘘だ……だます気だろぉ……」

 キリトは疑いの言葉を悲痛な面持ちで言った。その言葉を聞いて桜は驚いて見せる。見せただけで、実質驚いてはいない。キリトの反応は当たり前のものだからだ。桜は不安げな表情を作りキリトに言う。

「そんな……だますなんて。私はただ、勝ち目のない、よわっちい、お姉さんに『ハンデを』あげようとしているだけですよ」

 桜の声は小さく、ともすれば怯えているように聞こえるが辛辣だった。キリトの心を的確にえぐる言葉をゆっくりと話す。例えキリトがその言葉を聞いて悔しがっても、敵愾心を燃やしても最終的には桜としては提案を受け入れてくれればよいのだ。

「…………」

 キリトは口をへの字に結んで何も言わない。桜の言葉が心胆をえぐる。だが否定もできないし肯定もしたくない。否定ができないのは弱気になっている証し。肯定できないのは自尊心が生きている証し。キリトはぐらぐらと揺れる己の心に捕まって一言も発することができない。

 それは思考停止と同じ。停止した脳は反撃をしない。だから簡単に相手の言葉に騙される。

 桜はとどめをさした。

「お姉さんは10分間も耐られない臆病者ですか?」

「……違う。ちがう。やってやる、それがおわったらわたしをかいほうしてくれ。おねがいだからあぁ」

 反抗なのか懇願なのかわからないキリトの言葉が桜には心地いい。主導権が自分にあるのだと明確に分からせてくれる。キリトは涙のたまった眼で桜を見た。弱々し眼光の奥に小さく固まった意地が見える。

 それはもろそうで、砕けたときにいい音がしそうだ。

 

「しかたないですね」

 もったいぶって桜はキリトに言う。やれやれといった感じで桜は肩をすくめる。そしてもう一つ付け加えた。

「じゃあ今から勝負は仕切り直しなので今から『なかまをよぶこと』は反則でないでいいですか? そしてこれからはお姉さんとこの子たちを『公平』に扱いましょうね」

 これは説明ではない。桜はキリトの目を見て言う。キリトからは一言以外いらない。だからこう結ぶ。

「いいですね?」

「……はい」

 まるで子供ようにキリトは答えた。もはやこの場の力関係はどうしようもないほど桜に傾いている。だからキリトは気が付かない。桜は『今から』仲間を呼ぶことを合法にした、そしてお互いを公平にするということはどういうことかキリトは知らない。

 マドハンド達は数匹いる。だがそれは反則ではない。キリトは『武器を持っている』それは公平だろうか。この場合公平にするのなら合わせるのはキリトではなくマドハンド達だ。

 言葉の糸がキリトを絡めていく。その体をくるくると縛っていく。

 

「じゃあ。お姉さんの同意も得られたことですし。今から十分間計りますね?」

「わかった」

「悲鳴を上げてもだめですよ。あっもちろん息はしてください」

 息をするかどうかも桜が決める。

「わかった……早くしてくれ」

 キリトはそれに疑問も持たない。

 

「はじめ」

 桜が手を天に伸ばして言った。マドハンド達が動き始める。キリトは奥歯を噛み締めて目をつむる、何が起きても絶対に声を上げないと思った。

 

 何も起きない。キリトの前には暗闇が広がっている。

 

 訝しんだキリトが恐る恐る目を開けてみるとマドハンド達はピクリとも動いていなかった。だが完全に状況は変わっていた。

「……!!?????」

 キリトは声を押し殺すのに必死だった。周りはすでに数十のマドハンド達に囲まれている。それだけではないその手には浣腸器、ローター、ローションのボトル。ありとあらゆる淫具、もとい「武器」が握られている。

 

 これは全く公平かつルールにのっとったことだ。ちなみに乗っ取るともいう。どちらにせうよ先ほどキリトはこれを承諾した。

 キリトはがたがたと震えながら、目だけを動かした。マドハンド達が持っているものの意味は良くわからないが少なくとも自分を堕とすものであることだけは確かだ。スライムなど比ではないだろう。

 キリトの腕の拘束が外された。彼女は床にそっと置かれてから股を広げられる。膝を立ててM字になりマドハンド達にその恥部をさらけ出した。キリトは声を上げない、頬をとめどなく涙が流れていく。

 浣腸器が刺された。

「!……」

 冷たい液体が肛門に流されてくる。たっぷりと媚薬につけられていくキリトの運命は決まった。

 浣腸器を刺したマドハンドに抵抗しようと、キリトは腰を振るが両足首を拘束されていてびくともしない。それどころか動かした分だけ自分で肛門を刺激してしまった。

 声を出せないから、キリトはびくびくと痙攣するしかない。むき出しになった下半身に汗と淫液が流れていく。

 ぎゅっと浣腸器が奥へ進む。キリトの体が跳ねる。冷たい液体が、粘性を持って彼女の奥に絡みつく。ぐちゅぐちゅと音を立てながらマドハンドが浣腸器を動かすのだからキリトにはたまったものではない。

 一体のマドハンドがローションのボトルの口にキリトの前の「穴」に合わせた。どくどくと粘液が流れてキリトの下の口がおいしく食べる。

 下半身が準備されていく。間に仰向けに寝っころがっている彼女の両胸を二体のマドハンドが掴んだ。そして揉む。強く。

「……!……」

 キリトは身をくねらせて快感を逃がす。頭が何かに支配されてしまいそうだった。しかしそれではいけないことはわかる。大多数のマドハンドは動いてすらいない。準備が終わったらどうなるのか、キリトには想像もつかない。

「一分でーす」

 桜の声が聞こえた。無情にもまだ60秒しかたっていない。あと10倍耐える必要がある。キリトはだんだんと火照っていくからだと芽生えていく何かに必死に抗うしかない。

 キリトの下半身から浣腸器とローションが同時に抜かれた。その綺麗な肢体はどろどろの粘液に包まれてしまう。

 マドハンド達が指を立てた。穴に入れて広げるのだ。

 キリトには見えないところで、下の二つの穴に大きくて太い指が入ってくる。

「…ぁ……!」

 息が出た。頭に電流が奔ったように一瞬視界がぼやけた。それでもマドハンドはキリトの開いた股の中で指を動かす。

 お尻の穴が大きく開かれた。指にぐりぐりとされてキリトは腰を動かす。その顔は真っ赤で、唇を噛んでいる。キラキラと目元の涙が光る。

 ぐちゅぐちゅと指が動くたびにキリトは声にできない悲鳴を心に中に叫ぶ。指が、彼女の穴をほじくるのは彼女の理性を掬って奪っていくように、脳がしびれていく。

 それでもキリトは声を出さなかった。胸を揉まれても、どうされようともここで負けるわけにはいかなかったからだ。桜はその必死な姿を見ながら言う。

「3分たちましたー」

 まだカップ麺を一つ作る程度の時間しか過ぎていなかった。世界がキリトをあざ笑うかのようにゆっくりと動いている。キリトは不安という重圧が重く体にのしかかってくることを如実に感じた。

 

 桜は目の前で行われるそれを見ながらほくそえむ。

(マドハンドさんたち……やさしくおねがいしますね…まちがっても処女膜を破るようなことをしてはいけませんよ。それは最後に、犯すのですからね)

 桜はそう思いながら楽しげだ。

 

 キリトがひっくり返された。今度はうつぶせのままお尻を突き出さされる。もちろん後ろからその小さなおしりに大きな指をいれられるのだ。

 ずぶりと奥に入る。指が。

 キリトは口を開きそうになって、ぐっと耐える。顔を地面につけて感覚をなんとか手放さないようにする。汗が石畳を流れていく。

 そのキリトの耳に機械音が響いた。驚いて彼女はその音の方向を向く。

 

 マドハンドがバイブを握っていた。そのバイブが細かく振動した音がさっきの正体だった。マドハンドがそれを掴んでキリトの後ろにまわる。

 キリトは首を振って拒絶した。何をするつもりでも嫌だった。

「ぃ……」

 キリトの前の穴からゆびが抜かれた。その時中の壁がこすれてキリトに快感が走る。キリトの口から涎が垂れた。気にする余裕はない。

 機械音が響く。キリトのお尻のあたりで。

 キリトには見えない。だから想像が膨らむ。

(あ、あのふるえてるやつが、あ、あてられたら。い、いやだ)

 キリトはお尻を振って反抗を示す。だがキリトのお尻の穴には依然指が入っている。だからその行動は彼女が快感を得ただけで終わった。

 

 バイブが触った。

「~!」

 口を開けてキリトは叫びそうになる。そこから水滴が糸を引いて落ちる。

 ただ触っただけで、振動が伝わっただけでこれだ。もしもずっと当てられればどうなるかはわからない。しかし――

「キリトお姉さん頑張っていますね。ほらもう5分ですよ。しゃべらないでくださいね」

 キリトには抗議できない。

 

 振動が近付く。機械音がクリアに耳に響く。キリトは抵抗も抗議も対抗策もない。涙を流しながら首を振るだけだ。それも胸を揉まれ、尻を犯されながらだから限界だった。

 

 彼女の秘所にバイブが押し付けられる。キリトは叫んだ。

「ぁあああああああ! やめああああああああああああああああああ」

 ぶーぶーという音とともにキリトの愛液が掻き混ぜられる。

「はなひて、はなひてええええええ。あああああああああああああ!」

 ぐちゅぐちゅと音を鳴らしつつ、バイブはキリトを可愛がる。マドハンドはその間にも体中を愛撫する。

 

「あれー。おかしいですね。この勝負キリトお姉さんの負けになってしまいました」

「たすけてへ、たえうけ」

「助ける? 何故ですか? そうですね、噛まずに言えれば助けてあげますよ」

「たひったすけ」

「だめですね。カミカミじゃないですか。まったく」

 桜はキリトに近付いた半狂乱になって暴れる彼女を冷たく見下ろす。桜の足元でキリトは粘液と体液に塗れ、必死に助けを求めている。

「キリトお姉さん」

 ひいひい言いながらキリトは桜を見る。それはなんとかと言った感じで、見様によっては目が躍っているだけのようにも見える。

 それよりもこの極限の状態で「桜の声に反応」するようになっているほうがおかしいだろう。そう調教されたのはさすがにキリトは気が付かない。主導権が握られ続けるとその声が神の声の様になってしまう。

「にどとさからいませんよね?」

「はい! さからいまへん 、だ、だから。たすけ――」

「みなさん、二度と逆らわないそうです。やっちゃってください」

 にっこりと桜は言う。それに反応したのはキリトではなく、何もしていなかったマドハンド達だった。

「な、なんでぇ…わた、もう」

 マドハンドに降参したのだから、エッチなお仕置きがあるのは最初から言っていた。桜は何も言葉を変えていない。勝手に抱いたキリトの願望は関係がない。

 

 すべてのマドハンドがキリトに襲い掛かった。

「ひああああああああああああああああああああ」

 キリトは力いっぱい叫びながら逃げ出そうとする。だがその細い腰を掴まれて、バイブを強くあてられる。

「―――――――――――あぁあああああああ!」

 愛液が流れる。浣腸器で流されたローションが彼女の体を淫乱にしている。さらに彼女は体を引っ張られた。それだけではなく、びりと言う音がして服が破られた。

 キリトの白い胸がむき出しになる。そこをマドハンドに掴まれた。

 直に揉まれる。指を駆使して、やわらく強く。もともと大きくはないキリトの胸は大きなマドハンドの手にすっぽりと覆われてしまう。

「やだ、やだあ」

 女のように。いや女の子らしくキリトは泣きわめく。彼女はもう男には精神的に戻れまい。しかしその程度でお仕置きは終わらない。

 お尻の指が抜かれる。

「ひっい」

 びくんとキリトが跳ねる。そうしてマドハンド達が彼女の体を思い思いにマッサージする。体中を揉みこまれる。小さなお尻が揉まれて中のローションが音をたてる。

 アナルビーズを持ったマドハンドがキリトのアナルにそれを突っ込んだ。

「なっなに?」

 大きな球体がぐっぐっとキリトに入れられる。

「あつ」

 ボールが一つ。

「ぃい!」

 ボールが二つ。

 キリトはアナルビーズが中に入れられるたびに悲鳴を上げる。

 

 

「ぬいて、ぬいてぇえええ」

 キリトは性的欲求を言ったのではない。単にお尻の中の異物を抜いてほしかったのだ。だがそれは本来の使い方だった。

 ボールが一つ抜かれた。マドハンドが引いたのだ。

「きゃあぁあぁああ?」

 キリトはわけのわからない快感に叫ぶ。そして、

「ぬかないでええええええええええ」

 逆のことを言った。勿論、キリトに決定権などない。ボールが抜かれていく、ゆっくりとアナルを広げながら、ぐぐぐと出されていく。キリトは面白いように泣きわめき、何かを口にする。

 マドハンド達は容赦しない。

 

 もう一度。キリトは仰向けにされた。こんどはびりびりにされた服が悲壮感をさらに上げていた。それでも彼女は胸を揉まれれつつ足を開かされる。そしてその開いた股にあのバイブを持ったマドハンドが「三体」ほど入ってきた。

「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 キリトはもう限界である。そこ目の前の淫具に責められれば、どうなるだろう。

「ひるひてください。ゆるひください。なんでもしますかあら」

 マドハンドに懇願するキリト、もう完全に心が折れている。でも、マドハンドには見た目どおりに聞く耳がない。

 三本のバイブが彼女の秘所に当てられた。

「ひああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 キリトはしばらくして気絶した。

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ三戦目行きましょうか」

 桜はマドハンド達を下がらせてから言った。まだキリトが目覚めてから数分しかたっていない。

 びくっとキリトは跳ねた。哀れなほど怯えている。彼女の服はもうボロボロでもう戦う意思もない、だから彼は自分よりも遥かに年下の少女に下がりついて懇願する。

「も、もう無理です。おねがいです。どうか、どうかおねがいです」

「男の子に戻らなくてもいいんですか?」

「…………」

 キリトは桜に縋りついて涙を流した。戻りたいと口から出てこない。出すのが怖い。桜は追い打ちをかけた。

「戻らないんですか?」

「………は……い」

 桜は口角を釣り上げた。目の前の少女はもうだれも「少年」とは呼べなくなった。本人が認めたのだから。

 これほどの屈辱を与えられてもキリトは桜にお願いした。

「もう、許してください」

「ええ、許しますよ。もうお姉さんはお姉さんなんですから。後で名前も変えましょうね」

 桜は冷たく言う。

「返事は?」

「はぃ……」

 名前を変える。というパーソナリティの否定もすんなりキリトは受け入れた。抵抗の意思は全くない。

 

「じゃあ3戦目、はじめましょうか?」

「えっ、えっ。はっ??」

「だって、そういう約束じゃないですか」

「ゆ、ゆるすって」

「許しますよ。というか私はいつお姉さんのこと怒りましたか? 許してと言われれば『なんのことかわかりませんけど』許しますよ」

 キリトは後ろに飛びのいた。ただ足腰が言うことを聞かず尻餅をつく。白いお尻が石畳の冷たさを伝える。それは桜の目の冷たさの様だった。

「あ、悪魔」

「小、悪魔。のほうが好きです」

 にっこりと桜は哂う。約束は約束なのだからキリトは三戦戦ってもらわないといけない。

「じゃあ今回の相手はこの子です」

 

 

 桜の後ろに空から何かが降ってきた。どんと轟音を立て、砂埃を巻き上げてその強大な体躯をキリトに見せつける。着地した時に桜が少し浮いたのがこのモンスターの質量を物語っている。

 植物型のモンスターだった。

 それは巨大な花をつけてその周りをツタが伸びている。ツタの先には花がついていてとろとろと粘液が漏れ出ている。

「この子はすごいですよ。あのツタで相手を捉えてからあの粘液を飲ませたり体にかけたりするんです。服とか溶けちゃうんです……お姉さん」

 桜がキリトを見る。キリトはがたがた震えて、目線が合わない。あきらかに恐怖していた。桜は説明を続ける。

「その上散々いたぶった相手をあの花弁の中引き込んで中で、その可愛がるんですよ。たっぷりですね」

 桜は一人でしゃべる。キリトはきいているのかいないのかわからない。どちらにしろ戦うのは無理だろう。桜は笑った。

「じゃあ、はじめまーす」

「まってまってえええ!」

「すたーと」

 かわいらしく言う桜。その瞬間悲鳴を上げてキリトは逃げ出した。背中を見せて逃げる。だが植物型のモンスターはそのつたを伸ばして訳もなく彼女を捉えた。

「はなしてぇええ……もうやだよぉ」

 口調まで女の子になったキリトは胸を振って暴れる。それはまるで「妹のように」あの時捕まった妹のように。

 桜はキリトに言う。

「あははは、楽しんでくださいね」

 忘れていないだろうか。

「お姉さんの処女。この子に食べてもらいます」

 この物語の主人公はだれなのか。

 

 桜の足をツタが絡める。

「は?」 

 次の瞬間にはその小さな体は持ち上げられていた。桜は何が起こったかわからずにさらにツタに体を縛り上げられた。その先についた花が彼女を取り囲む。

「へ?」

 桜はまた声を上げた。なんで自分が襲われているのだろうか。桜は呆然として巨大な花の中心を見た。

 

「ぐふふふふふふふふふふふ」

 

 奴がいた。あの中心に、花に顔を取り込まれているようにして。

 つぶらな瞳にふさふさな毛。そしてその口からたれている涎。

 

 クマ吉である。そうこのモンスターはクマ吉と植物型モンスターが融合した存在なのだ。以前彼があるVRMMOに侵入した時に植物モンスターに喰われ、その自我をのっとったことがあった。ちなみにその時犠牲になったのが桐ケ谷直葉というキリトの妹である。

 そして今日ここにふたたび植物生命体KUMAKITI(便宜上以下クマ吉)はよみがえったのだ。良くわかない方はエロモンスターで大体あっている。そしてこの物語りの名は――。

 

 クマ吉君の野望だ。

 

「な、なんで、クマさんが。出てこないって言ったのに」

 桜がツタに抗いながら言う。そんな約束を守るクマ吉と思うてか。

「ち、ちがうんだよ。ただ僕は純粋に二人に仲良くなってもらいたかっただけで、いやらしい気持ちなんて全くないよっ」

 キリトと桜を拘束しながらクマ吉は言う。言動と行動が一致していないのは彼のスキルだ。桜は焦って力を入れるが全く勝負にならない。ゴスロリの服がめくれて、パンツが見えそうになる。

「あっ」

 桜は赤面して腿を閉じた。キリトはすでにだらんとしてなすがままになっていた。二人は仲よく四肢を縛れて宙吊りにされた。下にはクマ吉が居て二人のスカートの中を頭の中でスケッチする。二度と忘れない。

「はっ離してください」

「だ、だめだよっ。離したら喧嘩しちゃうじゃないか」

「してませんよ、ひっ」

 桜が抗議するのを無視してツタについた花が桜の体に蜜をかけた。

「ちょっや、め」

 音を立てて桜の服が溶けていく。だんだんと肩が出てきて白い肌が見える。彼女はさっきのキリトのように腰をくねらせるが全く効果はない。それどころか蜜がしみだしていく。

「わ、わざとじゃないおっほお」

 クマ吉が何か言った。

 ツタはさらに桜を締め上げて、からその体に蜜を流す。ジュージュー音がなって服が溶けていく。中のキャミソールが見えてすぐ溶けた。

 ぷっくりと「はれた」むねが二つむき出しにされる。まだ服は溶けているがそこ重点的に責めたところこうなった。桜は真っ赤になって身を捻るが、ツタが彼女の両腕を後ろ手に拘束する。そうすることで彼女の幼い胸が張りだされることになった。

「……へ、変態さん!」

「ち、ちがうよ、仮に変態だったとしても変態と言う名の紳士だよっ」

クマ吉は言った。 

 桜はもがいたがなすすべがない。その両胸に花が伸びてきた。花は小さくても桜の胸を包むには十分な大きさだ。その花の間から甘い蜜をしたたらせている。

「や、やめてくださ」

 花がその両胸食らいつく。そして蜜をその可愛い乳首に流し込む。

 桜は魔術師に家系に生まれたこどもだ。だから花は蜜を流し込むのと同時にそのふくらみからたっぷりと魔力を吸い取っていく。

「あ、ああ。ああああ」

 脱力感が桜を襲う。解けた布が落ちておなかが見えた。スカートがすでに穴あきで、中の白のパンツが見えた。やわらかい布でできたものだ。ただそれも溶けはじめている。

 くんと花が桜を吸う。びくっと桜が弓なりに体をそらす。蜜がどばどばとあふれて、魔力がどんどん吸われる。それは花がおいしそうに桜を味わっているということだ。

 

 キリトはその両胸がむき出しで花に吸いつかれていた。

「きゃうう」

 胸は下半身に比べて無事だったが蜜がとろとろと乳房を覆っていく。あまり大きくはないが栄養(夢)がたっぷりつまったそれを花はじゅるじゅると吸う。かといって夢はとりつくせるものではない。

「ひっひっぱらないでぇ」

 キリトの口から言葉が漏れる。その言葉に反応した花がその乳首を引っ張り上げて蜜漬にする。あひいと望まぬ声をキリトは出さされた。

 もはや服はぼろぼろでパンツも履いていない彼女だが蜜は容赦なくその体を洗い流していく。生まれままの姿と言うのは少し違うだろうが、キリトはその体をあらわにされた。

 

 桜のパンツが溶けて落ちる。彼女ははあはあと荒い息を吐きつつ、胸が締めつけられるたびに快楽によって身を躍らされる。その時蜜が体について敏感にされ、魔力を吸い取られる。

 彼女の股の間に小さなわれめがあった。本当に地位なもので凹みとすら見える。だがそこからわずかにしずくが落ちていた。

 キリトが桜と並べてツタにつるされた。勿論胸の愛撫は終わらない。二人の少女があえぐ声とそれを味付けする蜜の音だけが響く。もちろんこの蜜は服などは溶かすが靴下は溶かさない。

 靴下だけをはいた全裸の少女二人がツタに股を開かされた。そこ別のツタが入ってくる。

 まずは桜だった。

「い、いやです!」

 拒絶の言葉もむなしく。お花が彼女の秘所に入る。そして中で花を咲かせた。こうすることで花弁が弁になってとれない。そしてなかで蜜を流し込まれる。

「……っ! ヴぃあ?」

 桜は何か言った。クマ吉は考える人のポーズで観察している。脳内には「REG」の文字。

 桜が身をくねらせるとぽとぽとと蜜が股の間から流れ出てくる。別に花は彼女を愛撫しているわけではないがそれでも幼い体は敏感だった。

 桜は涙目で舌を出す。少しでも花が動くと気持ちが良くて声を出しそうになる。

 そして次はキリトの番だった。彼女も開かれた股に花をいれられた、桜よりも少し大きい花が彼女の秘部を広げてから中で咲く。蜜がたんまりとキリトに与えられた。

「あっく……ぬるぬるする……」

 

二人は踊った胸を吸われれば蜜が与えられ。動けば下の花が蜜を染み込ませる。甘く

、甘くなっていく。

 

「そろそろかな」

 クマ吉は指を口に入れてから天にかざす。風向きを調べているのだ。特に意味などない。しかしその植物型の体が動き、大きな花弁が開いた。花の中心に蜜のたっぷり詰まった場所がありその上にキリトと桜を持ってくる。

 

 そしてツタが二人から離れて、落下した。

 

 

「こ、ここは」

 先に気が付いたのは桜だった。彼女は粘液に塗れた裸体を動かしてあたりを伺う。赤い壁の部屋だった。

「ま、まさか」

 取り込まれたのではないだろうか。桜は冷や汗をかいた。それならばこれから何をされるかは明確だ。彼女はぬるぬるする床を慎重に歩いて、あたりを探索した。

 人が倒れている。長い髪に引き締まった体が桜のように粘液に塗れた少女。キリトだ。彼女も桜同様に気が付いたらしくぼんやりと桜のことを見てきた。そしてはっとしてから身を下げる。

「こ、こないで」

 腕で体を包みキリトは叫んだ。この状況では桜の方が不利だが先ほどまでの「教育」が聞いたのだろう。全く反抗しようとしない。もしかしたら先ほどのクマ吉の淫らな攻撃も桜の差し金と思っているのかもしれない。

 桜はほっとした。今は争うのは良くないことははっきりしている。キリトには精神的な支配下にいてもらった方がいい。桜は口を開いた。

「じゃあ――」

 

 ――喧嘩はだめだよっ――

 

 どこからともなくクマ吉の声が響いた。そもそも喧嘩する以前にまともに二人は会話していない。介入が速すぎる。

「ど、どこですか」

 桜は叫んだ。それに呼応して天井がぐにゃりと曲がった。そこの肉の一部が落ちてきてクマ吉の形になる。

 

 その体は普通にシャツをきて、普通にズボンをはいているという異常なものだった。クマ吉はむっくりと起き上ってキリトと桜に向かい合う。キリトが頭を抱えて悲鳴を上げた。

 桜はクマ吉を冷たい目で見る。

「なんの様ですか変態さん」

「違うんだ。僕はただ迷っただけなんだ」

 クマ吉は桜の言葉に首を振る。会話しているように見えてその実別に会話していない。桜はいぶかしげに彼を見る。クマ吉はぐふふとわらってから言った。

「僕はただ迷っただけなんだ。獣姦という迷路に。意外に深い話だったんだ」

「なにを……言っているんですか?」

 桜は何となく下がったなにかとてつもないことが起きる気がするのだ。クマ吉は両手を広げた。その瞬間閃光が走り彼の体を包んだ。

 桜は腕で目をガードする。それほどにまばゆい光だった。そして光とともに強烈な蒸気が流れて桜とキリトの体を生暖かい風が撫でる。

 ガスが晴れてきた。

 桜はクマ吉が居たところをみて驚く。

 

 そこにはすさまじい生物が居た。上半身はトカゲの様に鱗に覆われた筋肉隆々に体、そしてその顔はクマ吉。その姿はまるでリザードマンである。その股間には二つに分かれた巨大なペニスがそそり立っている。そのバベルの塔は爬虫類の特徴を持っていた。

「ア……あ?」

 桜が驚きのあまり声を出す。クマ吉はその顔をみて言った。

「本当に獣姦とは僕自身が『獣姦』になることだったんだ」

 

 

「い、意味わかりません」

 桜は身の危険を感じた。このままではまず間違いなくやられる。桜は指をあらぬ方向にさして言う。

「あっ。綺麗なお姉さん」

「えっどこ」

 桜の言葉にくるりとターンを決めて探すクマ吉。その間に桜は駆け出していく。

 ちなみにこの言葉嘘ではない。桜の声の先にはキリトが居た。クマ吉をみてキリトは悲鳴を上げたと同時に桜とキリトはクマ吉の腕の中にいた。

「あ、あれぇ?えっ?」

 桜は何が起こったか理解できなかった。たしか逃げていたはずだが気がついたら捕まっていた。キリトも視界がいきなり変わって戸惑っている。このクマ吉のスピードを捉えられるものなどいない。これがあたらしい力だ。

「ぐふふふ、さあ。仲直りするんだ」

「だ、だから私はお姉さんと喧嘩してません」

「な、かなおり? 」

 クマ吉の言葉にキリトと桜は二人は違う反応を示した。そもそも喧嘩しているわけではない。だがクマ吉はこれは重傷だとおもった。

「しかないねっ。さあ、向き合って話すんだ」

 ぐわっとそのたくましい鱗の手でキリトと桜を向かい合わせて持つ。二人は肌を擦り合い顔を合わせた。

「……」

「……」

二人はなにも言えない。わけがわからない。クマ吉はそうして二人を抱いていると、あることに気が付いた。目の前には二人の美少女。そして股間には二つのペニス。

「なんときぐうな!」

 クマ吉は喜んだ。

 

 とりあえず二人に挿入する。

 

「「きゃあ」」

 二人は仲よく悲鳴を上げて、同じように身をそらした。近いので二人が動くとおたがいに胸をなすり合うことになる。クマ吉のペニスのおかげだった。

 二人の中はしっとりと濡れている。なんといっても蜜を塗りたくられて、注入されまくったのだからそうなるだろう。そして敏感になっている。

 クマ吉が動く。

「ちょっ動かないで、くだ」

「やめ、うごかないで」

 桜とキリトはお互いに身を擦り合わせながら抗議する。だんだんと仲が良くなってきたようだ。クマ吉はうんとうなずくともうひとつ突きした。すると二人は手の中で仲よく声を上げる。

 やはりこれが一番だ。クマ吉は確信した。体的な意味で戻り方がよくわからないけれど、まあよし。

 クマ吉は腰を動かした。

「ひい」

 桜が悲鳴を上げる。少女の中に入った図太い棒が彼女を擦る。蜜のローションで滑るのでそれとともに快感が走る。そしてクマ吉のスピードが上がり始めた。

「ひっひっふう」

 掛け声とともにクマ吉が揺れ、二人の中で棒が暴れる。巨大なペニスは突き入れるたびに愛液を出させ。抜くたびに快感を残していく。

「く、まさひい」

「だめ、ゆっくり」

 クマ吉はきもちい――もとい仲直りに成功したことで嬉しかった。そこでもう少しと思って彼女たちに言う。

「さあ、キスで仲直りだ!」

「なっ?」

 桜が上げた疑問の声はクマ吉の腰の動きに消えた。二人は嬌声を上げながらお互いに身を擦り合い、なすり合う。胸を、お腹を、顔を。さっきまでの雰囲気がどこかに行っていた。

 頭がしびれる。誰がとは言えない。三人と一匹みんなだ。

 桜は後ろから突かれるたびに声が出た。もちろんそれは大きくなっていく。キリトも同様だった。だから目の前の者がなにか良くわからな無くなってしまう。

 唇を合わせる。桜とキリトが。暖かい吐息がここと良い。知らずに相手を抱きしめている。クマ吉はその様子を見ながらもピストン運動を緩めない。

「僕が、わるいんじゃないんだ。体が勝手に動くんだ」

 言い訳しつつ。クマ吉の棒が二人を突く。膣に締められて、気持ちがよかった。桜とキリトは仲睦まじく唇を舐めあう。

「でるっ」

 クマ吉がそう言った瞬間に精が流れ出した。大量の精液が三人に結合部から零れ落ちていく。嬌声があがった。どちらの者かは分からない。

 そしてクマ吉はさらに腰を動かし始めた。この体まだ満足していないらしい。

 だが桜とキリトは幸せそうだった。

 

 




お疲れ様でした。ありがとうございます。

獣姦は今度改めてやろうと思います
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