ドラゴンボール超H 作:ドラゴンボール超記念
転生時の記憶の欠陥と20年の歳月で記憶は薄い。しかしあの麦わらとピエロは覚えているぞ。名前は思い出せないが、麦わらは海賊マンガの主人公でゴム人間だったはずだ。ピエロはバラバラになる。
物語は、海賊王を目指すとかなんとか。アニメで何度も言っていたからそれは覚えている。敵が海軍ということも分かる。けど、あんまり細かいところは無理だなあ。仲間を増やしながら何かを目指していたんだよなあ。何だっけ? ああ、財宝だ。海賊王の財宝。あれ? 違ったっけ?
それと、何かをすれば、魔法みたいな能力が使えるようになるんだよなあ。ゴム、バラバラ以外にも、雷とか炎とかがあった。これは使えるよなあ。あいつらが俺達サイヤ人と対等に戦えるとは思わないが、能力は補助として使える。毒とかがあったら俺達死ぬしな。精神操り系も恐い。だが、それらへ耐性はつけておくべきだと思っていた。特にバビディに操られないようにするために、精神操り系の訓練は重要。そんな能力があるかは分からないが。あとは訓練効率を高めるために重力操作とかあればいいかな。それと、正の動機づけ、というかエロ目的として、時間操作系、感度増幅系、分身系の能力が欲しい。時間操作は自分と女の子の永遠の若さのため。感度増幅はエッチを気持ち良くするため。分身は肉棒を増やすためだ。
などなど考えながら、近くの港から少し離れたところに船を降ろした。近すぎると嵐の影響で船が港にぶつかるかもしれないのでね。
嵐は思ったより早く止んだ。そこで方舟を港に近づけ、早速降りていく。ナタル、オンオン等は船番で残ってもらった。
「ふーっ。俺の船は問題ないみたいだ」
「あーっ! 俺達の船がひっくり返ってらー!」
現地人が港に集まってきていた。というか言葉が日本語だった。時々英語が混じるが基本は日本語。
「驚きました。日本語ですね」
「助かったぜ。俺は覚える必要がない」
「では、私とハラベコさんが中心になって交渉しましょう。他に日本語が分かる方はいらっしゃいますか?」
アズラエルが尋ねると、アズラエルの秘書5人のうち3人とデュランダル、それと数名の技術者が手を挙げた。意外なことにキャッシュマンも。まあこの星について知ってたようだからな。
けっこう多い。俺の交渉の出番はないかもしれないな。方舟の代表としては、だが。サイヤ人や個人としては勝手に交渉させてもらおう。そうしないと必要な能力は手に入らないだろうからな。
「兄さんたち、妙な船に乗ってんな? どっから来たんだい?」
と、気の良さそうな現地のおっさんが話しかけて来た。
「ええ、実はとても遠い場所から来たのです。ですからここの常識もよく分からなくって」
アズラエルはいつも以上に低姿勢だった。情報を得る手段としては悪くないと思う。おっさんは面喰っていたが。
「へ、へー、そうなのか。もしかして、グランドラインのお偉いさんかい?」
「グランドライン? いいえ、そんなことも分からないド田舎からです」
「ド田舎!? はーっ、おっでれえた。妙に丁寧な話し方をする田舎があるんだな。服もなんか、兄ちゃんのは御立派だし。そっちの兄ちゃん達は田舎っぽいがなあ。がはははは」
おっさんはアズラエルの言葉を信じたようだった。人が良すぎる。しかし俺達、特にキャベスに向かって笑ったのはまずかったな。
「あいつ何笑ってやがるんだ?」
あ、いや、大丈夫だった。言葉が分からないんだった。
「おいおい嬢ちゃん。元気なのはいいがケンカはよくないぜえ」
「私達の田舎ではふつうの光景なのです」
「そうか。やっぱり田舎もんだな」
「それよりもここの常識などを教えていただけるとありがたいのですが」
「ああいいぞ。特別に街を案内してやらあ。ただ、あいつの船を戻してからな」
おっさんはひっくり返っている船を指差した。
「ええ、私達も手伝いますよ」
「そいつはありがてえ」
「お金は出ますか?」
突然割り込んできたのはキャッシュマンだった。しかも雰囲気をぶち壊すようなとんでもないことを言った。
「へ?」
日本語を理解できる者達が唖然とする。キャッシュマンは突然ハッとしたようになった。
「お、おっと失礼。どうも昔のクセが抜けず、ついこのようなことを」
「は、ははは」
クセらしい。キャッシュマン自身も顔を赤くして申し訳なさそうだったから、本当なのだろう。ひどい借金でもしているのだろうか。
ひっくり返った船はロープでくくって皆でひっくり返すらしかった。大きさは長さ10m幅5mくらい。重さは中の水を考えるとトラックくらいだろうか。
無暗に目立つのは避けたいところだが、船をひっくり返すくらいの怪力ならこの世界でも珍しくない、ような気がする。ということで、「せーの!」に合わせてポーンとひっくり返した。
「ひ、ひっくり返った!」
「すげえ勢いだったぞ! どうなってんだ!」
「あ、あんた! もしかしてあんたがやったのか!」
「まあ、力には自信がありますから」
俺はそう言って二の腕を曲げた。背は低いが筋肉はモリモリなのでけっこう格好はつく。
「おおっ、すごい筋肉だ!」
「兄ちゃんいい漁師になれるぜ! それとも海兵志望かい?」
「いやあ、ははは」
ハーレム王に、俺はなる。とは言わないぜ。
その後、漁師のおっさんに街を案内してもらった。案内してもらいながら、この世界について話してもらった。まず星を一周する巨大な大陸が”レッドライン”。同じく星を一周し、レッドラインと垂直に交わる海が”グランドライン”。その両側の無風地帯”カームベルト”。その2つのラインによって別けられる東西南北4つの海。この星の世界はそれらからなる。ここは東の海で、強い海賊が少ないことから最も平和な海とされる。強い海賊には懸賞金がかかっており、グランドラインには1億ベリーを超える凶悪な海賊もザラにいる。1億ベリーというのは金遣いが荒いので無ければ一生暮らせる額らしい。俺達サイヤ人が目指すべきはこれだろう。キャッシュマンも「なんて素晴らしい星だ」と感動していた。懸賞金で生活する連中は賞金稼ぎと呼ばれているらしい。
国などの形態について。自治体は、基本的にそれぞれの島ごとにある。王国だったり貴族制だったり民主制だったりする。自治体のほとんどは世界政府に属している。税金は取られるが、強い海軍に守ってもらえる。
大海賊時代が始まってからは、増えすぎた海賊に海軍も対応しきれなくなってきているが。ここローグタウンは海賊王ゴールド・ロジャーが産まれ、死んだ土地。地元の英雄を称える者の中には、そんな状況を楽しんでいる者もいる。特に子供に多いとか。また、ゴールド・ロジャーが残した秘宝はワンピースと呼ばれており、俺はそれが原作のタイトルだったことを思い出せた。
俺が魔法のような能力と覚えていたものは、悪魔の実の力と言うらしい。それについても教えてもらった。実を食べれば火を噴いたり地震を起こしたりと悪魔のような力を手に入れられるが、海に嫌われる。具体的には塩や水に触れると力が抜けてしまう。ローグタウンの海軍を仕切っている大佐も、煙になれる悪魔の実の能力者。しかしそれ以外についてあまり詳しくはないようだ。
話が終わった頃、船に残したナタルから連絡が入った。
「海軍の方が来ています。船長を出せとおっしゃられていますが」
「いいでしょう。今向かいます」
空を飛べば速いが、目立つのは避けたいので走って向かう。アズラエルもトレーニングの効果でなかなか速く走れている。100m10秒くらいだろうか。呼吸の余裕さを見るにこのペースなら10キロくらいは走れると思われる。
方舟の後方には50m近い軍艦が行く手を阻むように立ち塞がっていた。前方の港には海兵が集まっており、日本語を話せるアズラエルの秘書を囲んでいた。話しかけているのはタバコをこれでもかと口に突っ込んでいるおっさん。服装も他と異なり、気もそれなりに強いので、彼が責任者なのだと思う。たぶん原作キャラだ。見たことがあるような気がする。
「お待たせしました。私が船長のムルタ・アズラエルです」
アズラエルがそう言うと海兵達がいそいそと退いていき、タバコのおっさんへの道が出来る。おっさんはスモーカー大佐と呼ばれていた。
「お前が船長か?」
「ええ、そうです」
スモーカーは3秒くらいアズラエルを見ると、次いで俺達に視線を移す。
キャッシュマンを見て一瞬驚き、眉間を寄せるが、それだけ。あの見た目に動じないのはすごいな。
「お前、能力者か?」
「いや、私はもともとこういうなりだ」
「そうか。魚人か」
そうだ。魚人ってのもいたなあ。だから驚かなかったのか。
「魚人?」
キャッシュマンはぼそりとつぶやいた。しかし空気を読んでか会話に入ってはいかなかった。
ふと、スモーカーの視線が止まる。見ているのはキャベス。スモーカーの気が乱れ、眉間が寄っていく。焦っているようだ。多少気を感じられるのかもしれないな。ちなみに今のキャベスの戦闘力は4000くらい。全力の7分の1くらいだ。
「何じろじろ見てやがる」
キャベスが忌々しげに言うが、宇宙共通語なのでもちろん伝わらない。
「なんだ? なんと言った?」
「えーっと、あまり見られたら恥ずかしいようです」
アズラエルが機転を利かせた。
「そ、そうか」
スモーカーの視線が再び動き始める。俺で少し止まるが、それだけだった。奥底の気までは読めないようだな。今の俺の気は200くらい。このスモーカーの倍くらいだ。
「まあいいだろう。何とも無かったが、少し間違えれば街が壊滅する危機だったからな。話くらいは聞いておこうと思っただけだ。邪魔して悪かったな」
「いえいえ、そんなことは」
スモーカーはチラとアズラエルを見るが、背を向けて歩き出す。
「おめぇら出航だァ! 麦わらを追うぞォ!」
「は、はい」
そうして海兵達は急いで軍艦に乗って行き、どこかへと旅立った。
――軍艦――
スモーカーは船首に1人立ち、考え事をするように前方の水平線をジッと見ていた。
「スモーカー大佐! 船がカームベルトに入りました!」
「そうか」
報告してきた海兵がスモーカーに近づいていく。スモーカーが振り返る。
「しかしスモーカー大佐は、ああいうガッチリした女性が好きだったんですね」
「……何の話だ?」
「ローグタウンを出る前に謎の船の連中と話されたでしょう? その時にある女性に目が釘付けになってらっしゃいませんでしたか?」
「バカ野郎! ンなわけねえだろうが!」
スモーカーはとぼけた顔の海兵に怒鳴り散らす。
「ひええっ!」
海兵は驚いて腰を抜かし、尻餅をついてしまう。
スモーカーは「チッ」と舌打ちしてから再び海兵に背中を向け、何も無い前方を見据える。
しばらくジッとしていたが、不意に口を開いた。
「あいつはな、化物だ」
「え?」
「この俺が全く勝てる気がしなかった。全身に針を突き刺してくるような暴力的な覇気。正直震えたぜ」
「覇気? 心意気でしょうか?」
「チッ。己の部下の軟弱さに嫌気がさすぜ」
スモーカーは部下に背を向けたままそれ以上は何も言わなかった。
――ハラベコ視点――
食事は例によって俺が気を探って魚を捕まえ、オンオン達は森に入って山菜や海辺の海藻を取った。この世界の魚にはとてつもなく大きいものがいて、俺達サイヤ人ですら食べきれなかった。余った分は売ってお金に替えた。
腹ごしらえが済んだところで、早速キャベスが「よーし、海賊を狩るぞー!」と意気込んだ。あまり派手にやり過ぎると現地人を怖がらせてしまうので計画的に狩ってほしいのだが、それを説明しても聞かないだろうから、俺が監視することにした。
「サイヤ人はチームで行動! 単独行動禁止!」
「あん? 私がこんな星の雑魚達に手こずると思ってんのか?」
「そうではないが、あまり暴れられたら同盟に支障が出るかもしれないからな。海賊のフリをして囮捜査をしている海兵や人質ごと攻撃されたら困るし」
「チッ。また面倒なことを。まあ気を探るのはてめえの方がうめえから、アンテナ役に徹して戦闘の邪魔をしないのなら許してやる」
よし。まあこんな感じでいいだろう。
「ふむ、行けそうだな。私は特別な場合を除き、悪人を退治してもそれでお金を得ることは許されていないからな。地球人の下で船の製作を手伝おう。銀河パトロールの仕事が入るかもしれんから、いつでも出動できるようにしておかねばならんしな。せいぜいガッポガッポ稼いでくれよ」
キャッシュマンは残るようだ。そして休暇中ではなかったようだ。
「言っとくが、私はお前等に金を渡すつもりはないぞ」
「何?」
と、キャベスがまた面倒なことを言い出した。
「当たり前だろうが。私の力で得た金は私のもんだ。これは譲れねえぞ。ここの自称王がそう言ったら付いて来たんだしな」
確かに言った。しかしなあ。
「あなた、船を借りた恩とかは感じませんの? ナメック星でもずいぶんお世話になりましたのに」
「あん? てめぇこそサイヤ人の誇りを失くしっ、むぐっ。もごっ」
またケンカになりそうなのでキャベスの口を塞いだ。しかしこれは身から出た錆。キャベスの言い分も汲んでやらないとな。
「分かった。キャベスが倒した分の金はキャベスのものだ。しかし俺は、全額とは言わないが地球人に送ろう。協力するって契約だったからな。それに、投資でもある。船が完成すれば莫大な資金を動かせるようになる。資金提供したのならば、それの一部を享受する権利も得られるはずだ。そうだろう?」
俺はアズラエルに尋ねる。
「ええ、まあ。そうですね。そういう契約を結んでもいいですよ」
アズラエルが頷いたのを確認し、女サイヤ人達の方を見る。
「キャベスも、オンオンも、レタツも、投資したければすればいい」
キャベスは苦虫を噛んだような顔になる。レタツはポカーンと口を開けるだけ。オンオンは余裕そうな表情だった。
「私は投資しますわよ。もちろん全額ではありませんが」
「私は、ちょっと難しいことは分からないから、オンオンさんの真似をしようかな」
「チッ。私だけ除け者にしやがって。嫌らしい野郎だぜ」
「まあそう言うな。お前達は俺のかぞ……。妃だから、投資せずとも部外者扱いにはならんだろう」
「チッ。恥ずかしそうに言い直してんじゃねえ!」
「全く。王を自称するならシャキッとして欲しいですわ」
怒られたが、否定はされなかったから喜んでいいと思う。
早速俺は近場の悪そうな気を探す。
「発見! あっちの方角だ」
すぐに見つかった。
「へっへっへ。楽しみだぜ」
「ウォーミングアップになればいいのですが」
「は、初めての実戦だ。緊張する。……う、うおおおおお! 私はやれるはず! つ、強くなったんだあ!」
それぞれの想いを胸に、4人のサイヤ人は飛び立った。
レタツの速さに合わせてゆっくり飛んだが、10秒くらいで目標の船を見つけた。帆に大きくドクロマークがあるので、海賊で間違いないだろう。船は2つ並んでいる。1つはピンクでハートマークがついた女の子っぽい感じ。もう1つはサーカスっぽい装飾でドクロマークに赤い鼻が付いている。
もしかしなくてもあのピエロだろう。さっきまでこの島にいたしな。捕まったら原作が変わってしまうだろうが、もはやそういう段階ではない、俺達に見つかったのが運の尽きというやつだ。
「おい、やっていいのか?」
キャベスが聞いてきた。俺はゆっくりとうなずく。
「ああ、あいつらは悪人だ。善人は1人もいない」
まあ平均で言えばサイヤ人の気の方が濁ってるけどね。
「へっ。てめえら邪魔すんなよ!」
キャベスが早速突っ込んでいく。
「独り占めはズルいですわ! 早い者勝ちですわよ! そうしないとあなたがお金を独占することになってしまうではないですか!」
「そうかよ! だったらお前が何もできないうちに終わらせてやる!」
「芋娘程度に遅れを取るはずがありませんわ!」
2人はしゃべりながら船を破壊し、人を蹴散らしていく。ぎゃあぎゃあと海賊たちの叫び声が聞こえる。
俺は出遅れてしまったが、気を探るに強いやつはまだ残っている。そいつらだけを狙って倒せば、賞金は全て俺のものだ。
気を解放し、最も高い気を感じる場所に突っ込む。船を破壊しながら進み、ある部屋でピタッと止まる。
「な、なんだてめええええ!」
予想通り赤鼻のピエロがいた。
「賞金稼ぎだ。捕まってもらうぜ」
「ハ、ハデな登場しやがって! うらやま死ねえええええ!」
ピエロは全身バラバラになって突っ込んでくる。手の五本指には4本の短刀を握っている。遊んでやってもいいが、時間をかけると女達が来る。速攻で終わらせるべきだろう。
俺は一瞬でピエロの顔の後方に移動し、頭頂部を強くしばく。
「ぶふぅっ!」
ピエロは目ん玉が半分飛び出るような激しい衝撃を受け、潰れて顎で舌を噛みつつ、真下に吹っ飛ぶ。顔だけで船を破壊しながら進み、ついには船の外側を破って海に飛び出る。俺はそれを拾いに行く。当然のように気絶していた。後で部品も拾っておかないとな。
気がそれなりで残っているのは、あと1人か。レタツが相対しているようだし、今回は任せてあげよう。
ピエロの顔を掴んだままレタツの下へ急ぐ。彼女はピンクの船の甲板にいた。戦闘は既に始まっている。相手はなんと女だった。しかも見惚れてしまうくらい肌がすべすべな美女。少しケバくてタバコ臭いが。
「くっ。銃が効かないとは。化物め」
「へ、へへっ。そんな遅い攻撃が効くもんか! 攻撃ってのは、こうやるんだよ!」
かっこつけて女に殴りかかるレタツ。加減を知らないのか威力が強すぎる。下手したら即死だ。
美女だから助けるかどうか迷った。しかしレタツの初の実戦だから放っておくことにした。タバコ臭いしな。
「えっ」
しかし、予想外なことが起きた。美女に当たったはずのレタツの拳が滑った。しかも、摩擦がなかったとしても面に対して垂直な成分の衝撃があるはずなのに、それも伝わっておらず、美女は立ったまま。空間を歪める能力か?
「き、消え。うわああっ!」
レタツの動きを追えなかった美女は唖然としていた。しかし程なく吹っ飛んだ。拳の衝撃は免れたが、後から来る拳圧と移動による突風は避けられなかったらしい。
美女は海に落ち、そのまま沈んでいく。悪魔の実の能力者だったのだろう。
「レタツ、拾いに行け! お前の手柄だ!」
「は、はい!」
レタツはちょっとうれしそうに美女の下へ飛ぶ。ここでもつるつるして持つのに手こずったようだが、手に気を纏わせるとある程度緩和できるようだった。気は悪魔の実の力にも有効。実にドラゴンボールらしい。
キャベスとオンオンの戦いは早くから終わっていた。今はどっちがどいつを倒したかで揉めている。こうして初めての賞金稼ぎは終わった。