※この作品はR-18です。

ドラゴンボール超H   作:ドラゴンボール超記念

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ロビンの女体実験2

 雑用Tことティーチは見た目の割に博識だった。カゲカゲの実の能力者が七武海の1人であるゲッコー・モリアであること。カゲカゲの実の影吸収では悪魔の実の能力は得られないこと。トシトシの実の能力者がジュエリー・ボニーであること。グランドラインのレッドライン付近は天候も磁場も無茶苦茶であること。大気圏突入後の固い雲は空に浮かぶ海であること。空に島があり人も住んでいること。この世界で最強の男は白ひげがカイドウかドラゴンであること。等を教えてくれた。

 俺が注目していた悪魔の実の能力者が分かったのはありがたい。いつか捕まえて実験しようと思う。空島も言われて思い出した。工場を隠すにはちょうどいいから後でアズラエルに言っておこうと思う。

 

 また、俺は女達が弟子の育成に熱心になっているタイミングを見計らい、カッタツの気を頼りに方舟に向かった。カッタツ等技術者は荒地を掘って地層の構成を調べていた。コンピュータを使って周囲の形の予想図も作っている。

 俺は彼等の近くに着地している方舟に入り、その格納庫にあるカッタ3に入った。

 

「よっ。元気だったか」

「女を待たせるのは感心しないわね」

 

 ニコ・ロビンは大量の本に囲まれていた。メガネを掛け、椅子に座ったままチラとこちらを見ると、再び手元の本に視線を戻す。本は英語で書かれているのだが、この短期間で辞書も使わずすらすら読めるようになっている。やっぱり賢い。

 表情は良好。機嫌はかなり良さそうだ。褐色肌の割に、引きこもって本を読むのが好きなのかもしれないな。

 

「あの時に関してはすまない。すまないが気持ちよかったと言っておく。そう言っておいてあれなんだが、もう一回やってくれ」

「嫌よ」

 

 嫌と言われたが無視して続けることにする。

 

「実は、悪魔の実の実験がしたくてな。ハナハナってのは、体の一部もしくは全部をあらゆる場所に咲かせられるんだろう? だからそれで、めしべ、つまりマンコを量産してだな。俺が複数穴同時に突くから、どれくらい気持ちいいか教えてもらいたいんだ」

「嫌よ。酷いこと考えるのね」

「こんなところで性欲は溜まらないのか? どうやって処理してるんだ?」

 

 ロビンはムッと眉を寄せた。

 

「この船はあなた以外にも男性がいるでしょう?」

「なっ! お前まさか!」

 

 あんな情けない男達とやってやがったのか! 俺との性交の気持ち良さを知りながら!

 ロビンは俺の驚愕を侮るようにため息をついた。

 

「あなたのやり方、痛いもの。女性の気持ちも考えてやってほしいわ」

「な、何ぃ!? じゃ、じゃあ痛くなかったらやってもいいのか!?」

 

 ロビンは顎に手を当て、年齢と経歴の割にかわいらしいポーズで思案するような顔をした。

 

「そうねえ。タダでやるのは性に合わないの。ここの技術者達は知恵を持っていたけど、あなたは何をくれるのかしら?」

「じ、自由なら与えてやれるぞ! ……そうだ! 政府を潰してやってもいい! どうせ女サイヤ人共は我慢できんから、いずれ突っかかるだろうしな! そうすればお前は晴れて賞金首からおさらばだ!」

 

 ロビンは大きく目を開いた。

 

「あなた達なら、できるかもしれないわね」

 

 ロビンは指を噛むようなポーズで視線を下げる。かなり激しく思考しているらしく、額に汗が浮き出てきていた。

 

「ふう。いいわよ。やりましょ」

「よっしゃあ!」

 

 ロビンはにこりと笑った。

 

「ふふっ。よければ政府の権力者を殺すのではなくて、捕まえてくれるかしら? ちょっと仕返ししたいの」

「かまわんぞ」

「ふっ、ふふふふっ」

 

 復讐すると言った割に、曇り一つない笑顔。さすが闇で生きていただけあるな。

 ロビンと俺が服を脱ぐ。ロビンはやはり見事なプロポーションだった。ツンと上を向いた形のいい乳房と細腰の対比が光る。肌つやも全体で見ると思ったよりいい。10代は厳しいが20代前半には見える。

 

「初めはふつうにゆっくりやってもらえるかしら? アソコを咲かせるかどうかはそれで判断するから」

「いいだろう。気持ちよくさせれば実験に付き合ってくれるってことだな」

「実験なんて言い方はやめてほしいけどね」

 

 ロビンは椅子から立ち上がり、ハナハナの能力によって咲かせた手でパサリパサリと服を脱いでいく。

 あっという間に裸になると、ゆっくりこちらに近づいてきた。 

 

「後ろからやってくれるかしら? あまりジロジロ顔を見られるのは好きじゃないの」

「ああ、いいぞ」

 

 ロビンはカッタ3の壁に手を付き、お尻を俺に向ける。プリンとした柔らかそうな尻だ。なめらかな腰の曲線も美しい。

 俺も服を脱ぎ、早速挿入する。

 

「ちょ、ちょっと! 生じゃない!」

「俺はサイヤ人だぞ。妊娠するはずがないだろう」

「……それもそうね」

 

 少し遺伝子を弄っただけのコーディネーターでさえ子供を孕むのは難しい。見た目が似ているとは言え、俺と彼女ではコーディネーターとナチュラルより遥かに遺伝子が違っており、子どもができるはずがない。ドラゴンボールの地球でサイヤ人と地球人の子が作れたのは、あそこの地球人が異常だったか、たぶん誰かがドラゴンボールに願ったのだと思う。「愛する男女が子供を欲したら、どんなペアでも子供が生まれるようにしてくれ」と。犬やブタの面をした人間がいたのはそういうことではないだろうか。

 俺は言われた通りゆっくり突いていく。

 

「うっ、うっ、うんっ。ふう。ふふっ。ちょっと小さいわね」

 

 ロビンがクスリと笑った。少しだけイラッと来た。

 

「大きくすることはできる」

「あらそう? じゃあやってもらおうかしら」

「大きくしてから痛いから辞めるとか言わないでくれよ」

「ふふっ。自信があるようね。まあいいわよ。だけど動きを以前みたいに速くするのは禁止よ」

「分かった」

 

 俺は気を高め、一気に肉棒に込める。

 

「うっ。はっ、あ゛ああっ!」

 

 ロビンの体がビクンと反り返った。肉棒から逃げるように腰を前に突き出したが、俺はその腰の左右に手を添えて逃がさない。むしろ腰を押し付け、肉棒をさっきよりも奥まで入れてやる。

 

「うくっ。ぐううっ。お、大きすぎるっ。き、気を使ったわ、ねっ、ええん!」

 

 言葉を無視し、俺はゆっくり腰を動かし始める。

 

「ふううん! くっ、こ、こんなのは聞いてない! 聞いてないいいん! わ、わよおん゛んん!」

 

 ロビンが俺の手を取り、拘束から逃れようとする。しかし当然彼女の力では外せない。

 ロビンは悶え、体を捩り、快感に耐える。愛液で割れ目がヌルヌルになっていく。ぬっぷんぬっぷんと音が出る。口端からよだれが垂れていく。

 

「ひいっ、ひいっ、ひいっ。はっ、はっ、はっ。は、はあああん!」

 

 とうとう我慢しきれず、ロビンは叫んだ。

 

「はあん! はあん! はあん! あっ、はあん! はあん! はああああん! くひいいいいっ!」

 

 ロビンは再び壁に両手を着く。しかし今度は快感に耐えるように爪を立てている。歯も食いしばっているが、喘ぎ声は漏れる。

 

「ふ、ふうううっ! くっ。くふうっ。は、はあん! はあん! ぐがっ。くふうっ、はあん! はあん!」

 

 とそこで、ロビンは片足を俺の足に引っかけ、逆により深くささるようガッシリ固定してきた。壁を引っ掻いていた手も胸へと動き、手をクロスさせながら自身の左右の乳房をギュッと握る。この反応は知っている。もうすぐイキそうなのだろう。

 しかし、俺はそこで動くのを止める。イってしまったら寝てしまうかもしれないし、満足して実験には付き合わないと言い始めるかもしれないからだ。それだったら、イク寸前で腰を止めて、男を求める状態で生殺しにし、要求を呑ませた方が賢いやり方だろう。

 

「うっ。……ちょっ、ちょっと! やめないでよ!」

「気持ちよかったか?」

「き、気持ちよかったわ! だから早く続きを! 今いいところなのよ!」

「だったら実験させてくれ。ハナハナで割れ目を増やすんだ。お尻から足まで作ってくれればいい」

「そ、それはこの後に! やるかどうかを決めるから!」

「イッた後ってのは性欲が薄れるもんだ。だったら今やってもらった方が気持ちは乗るだろう」

「ひ、卑怯よ! だったら契約は破棄! 今回の性交もなかったことにだってできるのよ!」

 

 ロビンはそう言いながら、ひっそりと自分で腰を前後し始める。しかし俺は肉棒を完全に入れ込み、且つ俺の下腹部を彼女のお尻に強く押し当て、固定する。彼女がどれだけ動いても肉棒が膣の中を動かないように。

 

「ふっふっふ。性交を続けたいのはお前の方じゃないのか?」

「くっ、くうっ」

「腰を振って欲しければ言え。イキたいと」

「そ、そんなこと! 言えるはずが!」

 

 俺はさらに気を解放し、肉棒を巨大化させる。

 

「ひぎいいいいっ!? き、気持ちいい。うううっ」

 

 ロビンは再び大きく体を反る。目をつぶり、歯を食いしばる。目の端からは涙が零れる。

 

「さあ言え。イキたいと」

「い、イキ。イキ、そう」

「違うだろう? 大きい声ではっきり言ってみろ」

「い、い、い……。イギたいっ!」

 

 ロビンはとうとう叫んだ。叫んだ時に涙やら唾やら鼻水やら出て少し汚かった。

 

「よし。ではお尻を増やすんだ。壁からお尻が飛び出たようにしてくれたらいいぞ。数は俺の左右に2つ。いや、両手両足でやるから4つだな」

「はあ、はあ、はあ。ちょっと待って。はあ、はあ、はあ。むむっ」

 

 不意に俺の周囲に不思議な気が集まり、ポンポンと地面に2つと壁に2つの下半身が咲いた。

 

「よ、よし! いいぞ!」

 

 俺は4つのお尻に手足を伸ばし、押して場所を調節する。それぞれの指が割れ目に入るように。

 

「んっ、んんっ」

 

 指が一本ずつ入っていく。手は人差し指。足は親指だ。その度にロビンはもぞもぞ動く。お尻はフリフリする。分身の膣は、本体と同じようにぬめっていた。指にべっとりと愛液がつく。

 

「く、くううっ。早く突いて! も、もういいでしょ!」

「お、おう!」

 

 俺は意識を集中し、手足の指4本、そして肉棒を同時に動かす。

 

「はひいいいいいいっ!?」

 

 ロビンが凄い声を出した。これが5倍セックスか。いや、手足の指は肉棒ほど気持ちよくないだろうから、相手がいればもっと気持ちよくなれるはずだ。俺はゆっくり指と腰を動かしていく。くちゅくちゅ、ぬっぷりぬっぷりと音が出る。

 

「うひひひひいいいっ! は、はひゃああああ! ひいいいいい! ひいいいい! うっ。はっ、はっ、はっ、はっ、はひいいいいいいいっ!」

 

 ロビンはすごい奇声を上げて、早くも行ってしまった。本体併せて5つの膣から同時にドビュッと体液が飛び出た。しかし4つの分身体は程なく消えてしまった。

 

「はあ、はあ、はあ、はあ、はあ。すう、ふう。すう、ふう」

 

 ロビンは早くも眠っている。これが分身セックスか。すさまじい。やはりハナハナを食べるべきかもしれないな。

 

 ――その頃、王宮――

 

 エースとシルクハットの青年サボは、コソコソと王宮の外壁を登っていた。指で壁に穴を開けながらである。

 

「なあ、感じるか?」

「ああ、やばいな。肌を刺すような攻撃的で濃密な覇気。この距離でもはっきりと分かる。正直ここまでとは思わなかった」

「ははっ。おらァ親父が最強だと確信してたんだが、こりゃあ違ったみたいだな」

 

 2人は苦い笑みを浮かべながら外壁の上部に到達する。そこでほふく前進し、壁の端から中を見下ろすと、中庭で多くの兵たちが訓練していた。

 指導しているのは妙な服を着た2人の女。もう1人同じ服を着た少女がいるが、彼女は鍛えられる側に回っている。この3人の覇気が、とてつもない。特に背が高くてショートカットの女の覇気が。

 

「チャカさん! もう3日経ちましたが、ほんの僅かしか強くなってませんわよ! 本当に全力でやってますの!」

「く、くうっ! 言葉は分からんが、怒っているようだ! ふぬうっ!」

 

 背が高く、お嬢様っぽい縦ロールの髪の女が、犬の姿をした男の頭を踏んづけていた。男は両腕で体を起こし、再び地面に伏せ、と腕立て伏せを繰り返す。

 

「オラオラァ! 腰がキレがワリィんだよ! デブが!」

「くうっ! 腹ばかり執拗に殴りやがっ、てえっ! クソッ、当たらん!」

 

 ショートカットの女はデカい覆面男と戦っていた。戦いというより、一方的に痛めつけているだけだが。

 エースは女の動きのすさまじさに目を奪われていた。全く本気を出している感じはしないのに、自分なら1秒も持つ気がしない。となると男の方もすごい。

 

「もう終わりか! 立ちやがれクズ!」

「はあ、はあ、はあ」

 

 地べたに大の字で倒れる男。頭からはドクドク血が流れる。しかし息も絶え絶えに、地面に手を着き、ふらつく足取りで立ち上がる。

 

「う、うおおおおおお!」

 

 そして叫び、女に襲い掛かる。

 

「ふんっ。まだ元気じゃねえか」

 

 男は再び女になぶられていく。しかし強烈な一撃を受けても、倒れることはなかなかしなかった。女は一撃加える度に少し時間を空け、覆面男の根性を試して楽しんでいるようだった。

 

「あの声……?」

 

 エースは覆面男の雄叫びに聞き覚えがあった。そしてハッとして気付く。

 

「あいつ! 黒ヒゲ!」

 

 カッとなって飛び出そうとするが、サボに止められる。

 

「待て! 今出て行ったら!」

「くっ、だが!」

「黒ヒゲという名は聞いた。だがあの女だけは敵に回しちゃいけねえ」

「クソッ!」

 

 エースはフッと力を抜いた。これが義兄弟の誓いを交わしたルフィの頼みでも呑まなかっただろうが、サボは義兄弟であることに加えて、死んだと思っていたところを再会できた喜びがあったので怒りが静まったのだった。

 

「だが、黒ヒゲの野郎あの女と訓練やってるぜ。もしかして仲間だったんじゃないか?」

「それはないはずだ。聞くところによると、やつらがこの世界に来たのは約1週間前」

「この世界に来た? どういうことだ?」

「実はかくかくじかじか」

「ぐかあ」

「寝やがった。バカは直ってねえようだな」

 

 エースが寝たので、サボはエースを背負い、中庭に背を向ける。一旦街に戻るつもりだった。しかし、不意に後方にとてつもない覇気を感じた。

 ギクリとして振り返る。広場にいたはずのお嬢様っぽい女が、壁の少し上に浮いていた。

 

「あなた、何をコソコソしてらっしゃったの?」

 

 サボは言葉を理解できなかった。

 

「い、いやあ。ちょっと所用で」

「怪しい方ですわね。コブラ王に献上しますからついて来なさい」

 

 お嬢様っぽい女は不意にサボの頭を叩いた。サボはその一撃で意識が飛んでしまった。

 

 オンオンはサボとエースを担いで王の間へ飛んでいた。しかし途中で、若者2人がこの星の人間にしてはなかなか鍛えられていることに気付いた。エースは野蛮だが、サボの見た目は紳士的で彼女の好みにも合致した。

 チャカではあの芋男に勝てそうにない。見た目も隙ではない。どうせ鍛えるのだったら、こっちの紳士風の男性の方がいいのでは?

 オンオンはそう思い、エースだけを城壁の外へ放った。自身はサボを連れてハラベコの下へ飛んだ。

 

 方舟の近くで、地球人達が集まっていた。和の中心には血まみれのナタルと彼女に寄り添うカッタツがいた。

 

「ううっ」

「よかった。意識が戻られたみたいだ」

「本っ当にごめんなさい! 私が油断したばっかりに!」

「いえ、ビビ様が謝られる必要はありません。本来ならば親衛隊である私が身を挺して凶弾からお守りするべきだった」

「クソッ。銀河パトロールの私が付いていながら」

 

 どうやらビビを狙った銃弾へナタルが割り込み、負傷したらしかった。カッタツの能力で回復したので命に別状はないだろうが。

 

「あの、この方も治して下さらないでしょうか?」

「あっ、オンオンさん!」

 

 オンオンはカッタツの傍におり、サボを手渡した。カッタツはすぐさまサボを回復させる。

 

「ううっ。ここは……?」

「ごきげんよう」

「うわああああ! お、お前は!」

 

 少し荒れたが、アズラエルの通訳でオンオンは事情を説明する。

 

「なるほど。それで俺をここに連れて来たのか」

「次はあなたですわよ。なぜ王宮のあんなところにいらしたのか教えていただけるかしら?」

「ああ、いいぜ。……いいんだが、アラバスタの連中には聞かれたくないんだ」

「ちょっとあなた! うちの城に忍び込んでおきながら、それは都合が良すぎるでしょ!」

「私もそう思いますわ。大人しく観念なさったら? あたなが何者でも私の弟子になるのなら命の保障はしますわよ」

「チッ。しゃあねえなあ」

 

 サボの元々の目的は彼等を調査すること。彼等の圧倒的強さを前に、王族程度ではどうすることもできないと思い、自身の立場、目的を語っていった。

 

「革命軍!? あなたまさか今回の革命も!」

 

 しかし革命軍と言ったところでビビがかみついた。

 

「いや、俺達は関わってねえ。クロコダイルが何やらやっていたようだがな」

「そんな言葉信じられると思ってるの!?」

「待ってください。気を調べた感じでは、ウソはついてませんよ」

「気?」

 

 2人の間にカッタツが割って入った。ナタルの件で彼に反論しづらいビビは黙り、再びサボが話を続ける。

 

「うちのボスはあんた達の目的を知りたがってるんだ。何せそれだけの力だ。その気になればこの世界を滅ぼすことだって簡単にできるだろう」

「私は銀河パトロールだぞ! そのようなことをするものか!」

「あんた達もそうなのかい?」

「ええ。我々は銀河パトロールではなく、地球人とサイヤ人ですけどね。この星に来た目的は船を造ることと、資源をいただくことと、対フリーザ軍を想定した同盟を結ぶことです」

「フリーザ軍? なんだそれは。銀河パトロールというのも教えてもらいたいんだが」

「それはだな」

 

 キャッシュマンがそれぞれについて説明した。サボは、つい最近まで考えもしなかった星の外の世界で壮大な戦いが繰り広げられていると知り、ゾッとした。ゾッとすると同時に、興味が湧いた。

 久しく忘れていた感覚だった。子ども時、記憶を失う寸前までそればっかり考えていた。自由で壮大な旅。海賊への憧れ。

 

「やべえなあ。まだこの世界にやり残したことがあるのに」

 

 サボは独り言をつぶやいた。ふと、彼の体に影が差した。上方から巨大な覇気も。

 

「ならば俺が破壊してやろう。この腐った世界をな」

「えっ」

 

 ハラベコだった。彼はこの直後、「破壊なんてダメです! どれだけの民が犠牲になるか!」「もう少し考えて発言してください!」「正体を現したなサイヤ人! 銀河パトロールとして逮捕したいところだが、お腹が痛いので今回は見逃してやる!」と一斉に非難を受けた。

 

「分かった。じゃあ俺が直接壊しはしない。代わりに有望そうな若者を鍛えて、そいつが勝手に世界を壊すのを見ることにする」

「それって結局!」

 

 ビビが噛みつくが、ハラベコは笑う。

 

「ふっふっふ。じゃあビビ! お前が俺の弟子になれ!」

「えっ!」

 

 ハラベコはしてやったりという風だった。ペル、アズラエル、オンオン等からさらなる非難の嵐を受けたが、当のビビはかなり心を揺さぶられていた。無力な部外者として世界の行く末を眺めるだけよりは、多少の危険を冒しても当事者になった方がいい。なりたい。そう思えた。そういう性格で無ければ王女自らバロックワークスに潜入したりはしなかった。

 

「皆さん待ってください! 私、受けようと思います!」

 

 そしてハラベコの弟子が誕生した。ハラベコはにやりと口端をつりあげた。

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