ドラゴンボール超H 作:ドラゴンボール超記念
アズラエルから、ドラゴンボールで願いを叶え、SEEDの地球がワンピースの星の近くにやってきたと連絡があった。しかし悪い予想通り、星はフリーザ軍の実力者に攻められ無茶苦茶になっていた。よって2つ目の願いとして、フリーザの関係者が壊した物を直し、殺した人を生き返らせてもらおうとしたが、神龍は「人は1人までしか生き返らせることができない」と言って不可能だった。代わりに建物だけ元通りにし、人については生きている人の心身を回復させた。
ナメック星のドラゴンボールでは1人しか生き返られない、というのは薄ら記憶にあった。これは仕方のないことだ。最長老なら設定を変えられるだろうが、変えろと強制していいことではないと思う。かと言って、俺は俺が戦争を終わらせるために殺したコーディネーターのために地獄に落ちたくないし、フリーザ軍が殺したかわいい少女を復活させたいとも思う。ので、地球のドラゴンボールでSEEDの人間を一気に蘇らせることにする。悪人は除いてね。
1人で動ける時間がけっこうあったので、亀ハウスへ行き、一瞬でドラゴンボールを奪い、ブリーフ博士にボールを持って行った。そして「このボールの探知機を作ってくれ」と言った。博士には面倒そうに渋られたが、エロ本をあげると「いいのかい!? 有名になってからはエロ本の立ち読みもできんかったからなあ」と喜んで請け負ってくれた。
1週間でドラゴンレーダーが完成した。原作でブルマが作ったもののように、小型でとても高性能だった。それを使ってあっと言う間にドラゴンボールを集め、神龍を呼び出した。大きくて神聖な感じがして格好良かった。
「さあ、願いを言え」
しかしこの声が則巻千兵衛だと思うとね。
「ガンダムSEEDの星でナチュラルとコーディネーターの戦争があった。その戦争が始まってから今までで死んだ人間を生き返らせてくれ。悪人を除いて」
「その星の人間だけでいいのか?」
「厳密にはあの太陽系で。火星にもいるかもしれないからな」
「いいだろう」
神龍の瞳が赤く光る。すぐに元に戻る。
「願いは叶えてやった」
相変わらずめちゃくちゃ速い。
「SEEDの星で死んだ人間を生き返らせた。本来死んだ場所で蘇るが、今回は特別サービスで彼等の母星まで移動させておいた。ただし1年以上前に死亡した人間は生き返っていない」
「え?」
サービスいいなあと思ったところで、1年以内ってどういうこと? そんな設定あったか? だとしたらなぜフリーザは生き返った? 神かデンデが後で設定を変えていた?
「では、さらばだ」
戸惑いながらも、ドラゴンボールが飛び出る瞬間は見逃さない。武空術によって一気に全て手に取って行く。左右の手に3つずつと口に1つの石の球が納まる。
俺は、ある程度原作で遊ぶつもりだ。真面目な意味で再現しなくてはならない場面というのもある。よってドラゴンボールは元の場所に返すつもりだ。亀仙人、牛魔王、孫悟飯、ブルマの分はな。後は俺が持っていても問題ないだろう。
神に1年以内の復活設定について尋ねてみた。曰く、あまり無茶苦茶をすると世界が混乱するので、1年にしておいたらしい。理由があれば設定を変えてくれるそうだが、今回の俺の理由では認めてくれなかった。戦争で勝った者が罪をぬぐうために人を生き返らせてはならない。『人類の平和のためと思いながら戦って死んだ人間がかわいそうだから復活させる』のならギリギリセーフらしいが、俺がそれを望んでいないのは丸分かりなのでやはり認めてくれなかった。
「地獄に落ちたくないのなら犯した罪の数だけ人を救うことだ。幸いお前の力なら、いくつもの星を理不尽な暴力から救うことができるだろう」
神の得意げな顔に少しイラッときたが、頷くしかなかった。
アズラエルは突然人が蘇ったことにかなり驚いていた。俺は地球のドラゴンボールについては隠すつもりだったので、ひたすらとぼけた。が、アズラエルは俺が原因だと確信している感じだった。
SEEDの星は蘇ったが、互いに憎み合うナチュラルとコーディネーターも蘇ってしまった。このままでは下手をするとまた戦争になる。そこでアズラエルは急いで凱旋することに決めたのだが、そこに戦力としてナタル、サボ、くいなも呼ばれた。俺はザーボンによって憎しみの象徴とされており、地球人に悪い刺激を与えるかもしれないので呼ばれなかった。女サイヤ人やハンコックは性格がアレなので当然呼ばれない。
それから再び神の下で修業した。途中で女サイヤ人達とハンコックもやってきた。ハンコックとレタツは神の相手にはまだ早かったが、ちょうどいい相手がいないのでついでだ。ビビとフレイとボニーはカリン塔に挑戦し、ボニーだけ成功した。ビビとフレイは3分の1くらいで力尽き、落っこちたところを俺が拾った。コニスは毎日笑顔で掃除洗濯と料理をやってくれた。特に料理の腕前は日々伸びて行った。彼女が嫁として最も魅力的と言ってよかった。俺は当然のように愛してしまったので、甘い言葉で詰め寄り、ハメさせてもらった。フレイとやるようならぶらぶエッチだった。
1年くらいで、俺は大猿化すれば神に勝てるようになった。人型でも、防御に徹すれば簡単には倒れない。それとうれしいのは、身長が一気に伸びて182センチになったことだ。オンオンやハンコックに比べれば小さいが、概ね満足だ。体が大きくなった分、気が充実し、力がみなぎる感じがあった。
キャベスとオンオンも見違えるように強くなった。また、キャベスは神の精神修行で若干大人しくなった。
ハンコックとフレイとコニスは、妊娠した。俺は聞いた途端に仰天し、浮気がチラついた。が、神曰く「この星では愛し合った男女は子を産むことが出来る。ふつうのことだと思っていたが、他の星では違うようだな」らしい。ドラゴンボールを使ったわけでは無く、元々この星の特性だったのようだ。魔術か何かが働いているのだろう。そのドラゴンボールは、予定通り光が戻り次第、カプセルコーポレーションの倉庫と亀仙人と孫悟飯と牛魔王に返した。
先に妊娠されたと知ったオンオンとキャベスは怒り、以前より激しく俺を求めた。「正妻は私、王になるのは我が子ですわよ!」「私の子が王だぞ!」と何度も詰め寄られた。彼女達は毎日気で性器を掃除し、精子と卵子を殺していたらしいが、それもやめたようだ。
夜中の嬌声やスパンキングの音を、神は忌々しげに聞いていた。だからなのかは分からないが、少しだけ怒った風に「お前達に教えるべきことは全て教えた。今後は宇宙を飛び回り、世界の広さを知るとよい。それがお前達の血となり肉となる」と言われ、天界を追い出された。
女サイヤ人達は修行によって自信を深めており「早速フリーザを討つ!」と意気込んだ。しかし俺は認めなかった。
「夢を見た。サイヤ人は黄金の髪を持つ超戦士に変身し、大猿のさらに何倍もの力を得る。それでなければフリーザには太刀打ちできない」
と説明し、多少強引だが納得してもらった。出発前に、異星で金になりそうな物と食料を集めた。その間に、神に『クシャミで髪の色と性格が入れ替わる女の子』を探してもらった。ランチである。
神は「何をする気か分からんが」と言いつつ探してくれた。無事ランチは見つかった。しかし彼女を見つけた神は、途端に神妙そうな表情になった。
「どうやら、髪の色が入れ替わることを親に気味悪がられておるようじゃな。祖父母に預けられておる。現在はマスクをして、公園のベンチでポツンと座っておる」
思わぬところでランチの悲しい過去が明らかになった。
「じゃあ拾ってもいいですか?」
俺が言うと神はギョッとした。
「まさかお主……。まだ10にも満たない娘じゃぞ?」
神は『ロリコンは勘弁してくれ』と言いたいようだった。だが、俺は小さい女の子も好きだがどちらかと言うとナイスバディが好きだし、物事の分別は弁えているつもりだ。ランチを拾おうと思ったのは彼女のためと、別の目的のため。
「彼女はたぶんサイヤ人の末裔か、それ以前に進化の過程で分岐した先祖の血が薄ら入っています。髪の色が黒から金になり、凶暴化し、力が増すのは才能あるサイヤ人の特技です」
「何? そのような話は聞いたことがないが」
神は疑ったが、何とか納得してもらった。『祖父母が認めること』『1月に1回は地球に戻り、祖父母に会わせること』を条件に彼女を連れていくことを許可された。
俺が近づくと怖がられるかもしれないので、勧誘はビビに任せた。そのビビをさらに、ボニーの能力で少女に化けさせた。
ランチは7歳くらいの女の子だった。ボロボロの古い服を着て、1人ベンチの上に座り、花壇の花を見つめたり、男子がサッカーに興じるのを眺めたりしていた。
「ねえきみ、1人でつまらなくない?」
ビビが話しかけると、ランチはポケッとした顔でビビを見つめた。
「私と遊ばない?」
ランチは一瞬喜んだが、すぐに悲しげな表情に変わった。
「ダメなの。私は体が弱いから」
ランチはそう言うが、体はいたって健康で、肉付きも良かった。親に言わされているのは明らかだった。
ビビが趣向を変えていろいろ言ってみたが、全てランチは受け入れなかった。ビビは怒り「保護者に話をつけてくる!」と言った。実家の場所を知るために俺だけ神の下に戻った。
「私は便利屋ではないぞ」
神は眉を寄せながら、家を教えてくれた。祖父母の家と母親と父親の家の3つ。全員別々に暮らしていたのだった。しかも父親も母親も新しい恋人がいて、同居中。相手にはランチの存在を教えていないという嫌いぶりで、もはや親とは呼べなかった。
祖父母もランチに衣食住を与えているだけで、勉強させたり遊んだりしていなかった。ビビが怒って理由を尋ねると「なぜ妖怪の子なぞに!」と逆ギレされた。この星には妖怪がいるので、祖父母がそう推測するのは自然だった。妖怪は悪さをするやつが多いので、偏見を持つ人間がいても仕方がないのかもしれない。しかし、実の両親や祖父母が娘であり孫である彼女の個人を見ようとせず、偏見で嫌うのは気分の悪い話だった。祖父は「欲しいなら拾ってくれ。あんな一族の恥はいらん」とまで言った。ビビは祖父の面を殴り、そのままの勢いで公園に戻った。
ビビは強引にランチを連れ回し、一緒に遊具で遊んだ。その後食事に誘ったが、ランチは泣きそうな顔で「私は、ダメなの。あなた達とは違うから」と言って逃げ出した。わざとクシャミをして金髪になり、大人並の速さで逃げる徹底ぶりだった。しかしビビは人の限界を超えているので、すぐに追いつく。金髪のランチを捕まえると、ボニーを呼び、彼女の能力で大人の姿に戻った。
「ほら、世の中にはこんな不思議な人間もいるのよ。あなたなんて、ただちょっと髪が変わるだけじゃない」
ランチは茫然とした様子でビビを見ていた。ビビは目に涙を浮かべ、ランチに抱きついた。
「安心して。あなたは化け物じゃない。あなたは1人じゃない。もし嫌じゃ無ければだけど、私があなたのお母さんになってあげるわ」
「えっ」
ランチの「えっ」と俺とボニーの「えっ」が重なったのは言うまでもない。
「ビビ、それじゃあ俺がお父さんということに」
「えっ」
「あっ」
しかし今度はビビが驚いた。
俺はすっかりその気になっていたが、まだビビとは肉体関係を持っていなかったのだ。一緒にいる女は皆家族であり妃であると思っていたが、向こうはそうではなかったらしい。
「つーかお前等、そんなデカい娘の両親って歳じゃないだろう。姉と兄でいいじゃねえか」
ボニーが呆れたように言った。その言葉通り、結局姉と兄で行くことになったのだった。
その後ランチを食事に誘い、温泉で汚れを落とし、宇宙船に連れて行った。女達には「とうとうロリコンに」と呆れられた。が、ランチのかわいさが母性本能に目覚め始めた彼女達の心を打ったので、船に乗ること自体は賛成してもらえた。
「それと、彼女はおそらくサイヤ人の血か、かなり近い種族の血を引いているんだ。前に言っただろう? 黄金化しなければフリーザには勝てないと。それを彼女はできるんだ」
女達は不審げだった。俺は証拠を見せることにした。
黒髪のランチにクシャミをしてもらい、金髪のランチとの戦闘力の差を見る。しかし元が低いので分かり辛い。ならばどうするか。
「カゲカゲの実で、ランチの影を俺に入れる」
カゲカゲの実の能力で影を入れられた人間はその影の能力を得る。スーパーサイヤ人化もまた能力ではないかと思ったのだ。
ビビは渋ったが、なんとか説得し、実戦する。
ランチの影が入る。肉体の変化は感じない。精神は若干気楽になっただろうか。
ここで胡椒を振り、クシャミをしてみる。
「ぶあっくしょい!」
き、来た。髪の色が変わり、すさまじいパワーがあふれる。体がめちゃくちゃ軽い。自分の物ではないみたいだ。
そして、大猿の時のように闘争本能が出てくる。暴れたい。
試しに気を全力で開放してみることにする。
「かああああああああっ、あ?」
あれ? 力が抜けちゃった。というか影が抜けたんだな。俺の体から出た影がランチに戻って行くのが見える。
カゲカゲの実で能力を得たとしても、強すぎる力はコントロールできず影が抜け出てしまう。この能力でスーパーサイヤ人になったとしても戦闘に使えるのは一瞬だけだな。だが、スーパーサイヤ人の感覚をつかむ訓練にはいいかもしれない。
女達は一瞬出た凄まじい気に押され、尻餅をついた状態で茫然としていた。
その後、キャベス、オンオン、レタツにランチの影を入れ、クシャミしてもらった。予想通り、皆が金髪になった。しかし気を高めようとすると影が抜け出て、元の姿に戻ってしまうのだった。ハンコック、ビビ、ボニーはクシャミをしても金髪にならなかった。やはりランチのアレはサイヤ人の黄金化なのだろう。
フレイ、レタツ、キャベス、オンオン、ビビ、コニス、ハンコック、ボニー。8人の美女、美少女のハーレムに加えて、俺、カッタツ、ランチ。総勢11名で宇宙に飛び出す。すばらしいことだ。だが、これだけ女を集めておきながら一番初めに目をつけたナタルがいないのは、なんだかなあと思った。
アズラエルを通して銀河パトロールと連絡を取り、フリーザ軍や他の悪党に襲われている星の座標を聞いた。俺達がサイヤ人だとバレるとフリーザ自身が襲い掛かってくるかもしれないので、サイヤ人はマスクを被って偽名を使うことにした。俺はいつものストロングHマン、女サイヤ人達は、俺が見た目から適当に名付けた。キャベスはミネバ(Zガンダムの目つきの鋭いミネバを黒髪にして肉付きのいい190センチにした感じ)、オンオンはトモヨ(CCさくらの知世を肉付きのいい190センチにして表情をキツメに)、レタツはエウレカ(エウレカの初めのショートヘアーを黒髪にし、筋肉を増やす)。俺とオンオンは尻尾を隠す特殊なスーツ(お尻から出てお腹に巻くのを隠す)を着た。
近くの星からポンポンと悪党を蹴散らしていった。当然のように俺達の相手になる連中はおらず、女サイヤ人達は敵が弱すぎて逆にストレスを溜めている感じだった。戦闘は基本的にキャベスとオンオンとレタツがこなし、俺は船番をすることが多かった。と言っても滅多に襲われることはないので、筋トレと女の訓練と夜の相手をするという今まで通りの生活がほとんどだったが。しかし大きく変わったこともある。ランチの遊び相手をしたり、勉強を教えたりすることだ。お風呂も一緒に入った。彼女は7歳だからセーフなのだ。実際俺の裸を見ても「にしし、おチンチンびろーん」と小学生並みの反応だった。ビビは教育熱心で、早くも「西の都の大学に入れたい」なんて言い始めている。彼女は帝王学を修めており、見た目の呆けた感じの割に物事を知っていた。と言ってもカッタツには全く及ばないが。
悪人退治だけでなく、美しい星では外で遊んでみたり、ドラゴンと戦ったり、評判の料理を食べてみたりした。毒とウィルスが恐かったので、注意しながらだったが。そういう意味では、サイヤ人がマスクをするのは助かっただろう。